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沢登り

2022年5月30日 (月)

新緑のイワナの渓へ

今シーズン初めてのイワナ釣りに行ってきた。

4時半に車止めを出発し、2時間少々の山道歩き。

川への下降点に立つ道標が新しくなっていたが、早くも傷だらけでボロボロ。。
これクマの仕業だな。なんでこんな事をするのだろう。
オレの縄張りに勝手にこんなもの立てやがって!と怒ったのだろうか?

剥がされた標識の跡に黒い毛、まだ獣臭が残って生々しい。
Img_6683

川へ下る踏み跡はずいぶん乱れて分かりにくくなってしまった。
適当に下るのは勝手だが、いい加減なマーキングを残すのは止めてほしい。

おかげで途中ちょっと迷ったが、無事に川に降り立つ。 
この河原は一時期、大量の土砂に埋もれてしまったのだが、台風19号の大雨で流されたようで復活していた。
Img_6685

逆に対岸から入る沢の出合は、無残に埋まってしまった。 
Img_6686

靴を履き替え、釣りの準備を済ませて遡行開始。

すぐ先のこのポイント。
手前右寄りの丸い石の先で出たのだが、ピックアップとほぼ同時だったのでアワセが効かず、一瞬手ごたえを感じただけでバレてしまった。
Img_6687
掛けそこなったが、この辺から出てくれると今日は期待が持てる。

最初の高巻き。落石で2段目の滝が見えなくなってしまった。
Img_6690  

ヤマツツジが満開。今年は当たり年のようで、あちこちで見事に花を付けていた。
Img_6692

当初の期待に反して、イワナの機嫌は今一つ。
そこここで走るのだが、毛鉤には出てくれない。

この小さなポイント。流心脇のタルミでやっと出た。
Img_6697
 
6寸ちょっとのチビが今年の初イワナ。ボウズを食らわなくて良かった。
Img_6694
 
イワナは釣れないが、眩しい新緑の渓を歩くのは気持ちがいい。
Img_6701
遠くでハルゼミが鳴き始めて、一番いい季節が来たことを知らせてくれる。
今、この瞬間に、この沢を歩いているという幸福。
幸せとは何か?と聞かれたら、迷わず初夏の沢歩きと答えるだろう。

正直、釣りはどうでも良くなりそうだったが、曲がりなりにも竿を出しているのに、魚が釣れないのは悔しい。
尺とは言わないが、せめて8寸くらいのイワナには会って、さらに幸福度を高めたい。
 
日が高く昇っても、まだ水温が低いのか、瀬では反応が無い。
定位している魚も、底に張り付いていて、毛鉤には全く反応してくれない。
飛んでいる虫がユスリカや小さなカゲロウばかりなので、イワナも水面に興味が無いのだろう。

普段はポンポンと叩いて釣りあがるのだけど、上を見ていない魚を引き出すために、この日は結構粘った。
落ち込みの巻き返しとか、岩の脇のタルミを狙って丁寧に毛鉤を置いて行く。

その甲斐あってか、なんとか8寸クラスが出てくれた。
この沢のイワナは朱点が美しい。
Img_6714c

その後、同クラスをもう一匹釣ったが、かなり時間をかけて釣りあがったので、途中でタイムオーバー。

最後のポイント、白泡の脇に毛鉤を打つと、派手な飛沫を上げて良型が飛び出してきた。
Img_6732
 
久しぶりに竿を絞り込む引きを堪能して、姿を見せてくれたのは今日最大の9寸。
Img_6730
これでもう満足。この日はここで納竿とした。

帰路で見つけたキブシの実。 
Img_6737
ついこの間、黄色い花を見たと思っていたら、あっという間に季節が進んでいた。

2019年8月 6日 (火)

八百谷からミョウキ尾根

 8月3日~4日、一泊で奥秩父の沢を歩いてきた。
滝川支流の槇ノ沢から八百谷を遡行し、ミョウキ尾根で西仙波に登った。下山は曲沢を下降し、滝川右岸道で高平に戻る周回ルート

ルート図
 
朝6時過ぎに出会いの丘に着くと、どこかで見た車が停めてあった。
荒川水系渓流保存会のAさんの車だ、すでに出発した後のよう。
きっとどこかの沢に入っているのだろう。

準備をして出発。
Dscf4055
 
林道を歩き、 黒岩尾根登山道に入る。
Dscf4056
 
少し行った分岐から釣橋小屋への道に入る。
Dscf4059_20190805220101
この道、所々倒木や崩落があり、年々歩きにくくなって行く。
一般登山道ではないため、整備する人もいないので、このまま荒れるに任せていくのだろう。
 
火打ち石で休憩。
湿度の高い森の中は風も通らず蒸し暑い、汗びっしょり。
 
川への下降点で踏み跡を失って少し迷った。
何度となく歩いている道だが、スズタケが枯れた後、ショートカットルートが出来たりして、わかりにくくなった。
 
急坂を下り、無事に滝川本流へ降り立つ。
心配していた水量も遡行に支障が出るほどではなく一安心。
沢装備に履き替えて本流を下る。
 
すぐに槇ノ沢出合い。
Dscf4061
 
下降路にスリップ痕があったので予想はしていたが、河原には真新しい足跡がつけられていた。
おそらく釣り人だろう、面倒な事にならなければ良いが。

ゆっくりと遡行していったつもりがすぐに追いついてしまう。
 
年配の2人組の釣り人。
挨拶して話を聞くと、日帰りで大樋の滝まで釣るそうだ。
「八百谷まで行きてえけど、あそこまでいったんじゃ帰ってくんのが容易じゃねえかんな。」
 
沢登りと知ると、快く先行を許してくれた。
「出来るだけ荒らさないように歩きますので。」と言うと「気にする事ねえから好きな所歩いて行きない。」と言ってくれた。
良い人たちで良かった。

一応竿も持ってきたのだけど、今回はもともと真面目に釣りをする気はなくて、余裕があれば上の方でちょっとだけ竿を出してイワナの顔を見れればくらいに考えていた。

しばらくは広い河原が続くので、出来るだけ川から離れて歩いてゆく。
Dscf4062

ゴーロの河原が尽きると川幅が狭まって、川が右に直角に折れる。
ゴルジュの奥に大樋の滝。
Dscf4063_20190805212201
水量が多くて迫力がある、やっぱりあの倒木は邪魔だなあ。
 
右から大巻き。
その先の狭間もまとめて巻く。
 
少し渓相が落ち着いてきたところで、竿を出してみた。
Dscf4070 
すぐに7寸が出て、その先のトロ場でも反応があった。
アワセが早すぎて掛け損なったが、ちょっと間をおいて毛鉤を流すと、今度はずっしりとした手ごたえ。
根がかりかな?と思ったらゆっくりと底へ潜って行く。デカイ!
岩の下に入ろうとするのを堪えて、引っ張り出してはまた潜られというやり取りの後、ようやく水面に顔を出したのは余裕の尺上。
 
足元の瀬に寄せて、写真を撮ろうとラインに手をかけた途端にプツンとハリスが切れた。。
ずっと交換していなかったので、結び目が出来て強度が落ちていたのだろう。
逃がしてしまったのも残念だが、それ以上に鉤付きのイワナを作ってしまったのが心苦しい。
 
新しいハリスに替えて再開。
ほぼポイント毎に出て、8寸。
Dscf4073
  
9寸と立て続けに釣れた。
Dscf4076
ここで釣りは終了、もう十分に満足した。
釣れるのが分かっている釣りは面白くない。
もしかしたらもう一回尺がでるかも知れないが、ここまで来て尺上釣ってもなあ・・という気になった。
自分でも驚くほど、イワナ釣りに関しては淡泊になってしまった。
 
竿を畳んで遡行再開。
 
八百谷出合。
Dscf4081

本流に掛かる木橋はだいぶ朽ちていたが、まだ辛うじて残っていた。
Dscf4082

八百谷に入るとすぐに滝。
Dscf4085
右から巻くが降り口が分からず迷う。
滝上の連瀑帯の先にもうひとつ滝が見えるが、地形的にまとめて巻くのは無理。
なので一度沢床に降りなければならないのだが、どこから降りたものやら?
 
支点に手ごろな木もあるし、懸垂で降りちゃおうか?とザックを降ろしかけてふと不安になる。
懸垂下降して、万一この先の滝が登れなかったりしたら進退窮まってしまう。
過去に一度遡行しているので絶対にルートはあるはずだが、状況が変わっていないとも限らない。
 
再度、ルートを探してみると、一段下にトラロープが渡してあった。
少し戻ってここをヘツる。
しかし、このロープかなり古い、中間支点の木が腐り落ちてぶら下がっている。。
出来るだけ体重をかけないよう、慎重に降りた。

ここを降りているときに、次の滝にもロープが下がっているのが見えた。
これも古いが、ここはさほど頼らずに登ることができた。
 
その先でまた登れない滝。
Dscf4089
どちらから巻こうか?滝上で沢が右に曲がっているので、定石は右巻きだが、そちらはガレたルンゼで沢側は岩壁。かなり上まで追い上げられそう。
左は草付きの泥壁で、なんとなく登った痕跡があるのでこちらを選択。
できるだけ低く巻こうと思ったが登り過ぎ、下のバンドから二段目の上に降りた。
Dscf4090
上段は左側の水流を登る。水流は強いがグリップは良い。平水ならなんてことないと思われる。
 
その上は登れる小滝やナメで結構気持ちよく遡行。
Dscf4094  

尾根まで届く山抜け。
Dscf4095

右岸に造林小屋跡の台地が見えてきた。
Dscf4098
ここで泊まる予定だったが、まだ2時すぎ、もう少し上まで行っておけば明日が楽だ。
と、歩き出したところで雨が降り出した。
 
一度小屋跡まで戻って雨宿り。
 
一旦上がったと思ったらまた降り出した、今度は雷を伴っての土砂降り。
1時間ほどでおさまったが、もうこれ以上遡行する気になれなかった。
今日はここで泊まることにする。
古い一斗缶とか一升瓶の破片が散乱しているが、広くてそこそこ快適なテン場である。
 
タープを張って準備完了。
今回の荷物の中で一番重くて嵩張る8㎜30mが初めて役に立った。
Dscf4104_20190805213501  
濡れた木を集めて火を起こす気にもなれず、焚き火は断念。
服を乾かすことが出来ないが仕方ない。
 
着替えてビールを飲みながら、対岸の尾根を眺めていたら、急にあそこを登ってみたくなった。
Dscf4102_20190805213501
八百谷と槇ノ沢を分けるミョウキ尾根の支尾根で、これを登れば西仙波に上がれるはず。
見た感じ末端はさほど急ではないし、地形図を見ても難所は無さそう。

ただ、登った記録を見たことが無いので、上まで登れる確証は無い。
まあ、今夜一晩ゆっくり考えてみよう。
 
夕食は米を炊いてレトルトカレー。
Dscf4101
子供が小さいころに食べていた妖怪ウォッチカレーの残り物。
賞味期限は2年前に切れているが、「こんな物腐るわけないから山で消費して来い」と家内に言われて持ってきた。
 
辛くない以外は普通に美味しかった。ま、山で食べれば大概のものは美味しく感じるのだけど。
Dscf4107
夕食を済ませて酒を飲んでいたら急速に眠くなって、6時過ぎにシュラフに入ったらそのまま眠ってしまった。
 
夜中にトイレに起きると、木々の合間から満点の星空が見えた。
明日は良い天気になりそうだ。
どこかで鵺が鳴いているのを聞きながら再び眠りについた。
 
 
二日目。
 
目が覚めるとすっかり明るくなっていた、時計を見ると5時半。
夜中に一度目が覚めたと言え、たっぷり10時間も寝てしまった。

 
インスタントラーメンに昨日の残り飯をぶっこんだ炭水化物だけの朝食を摂り、タープを撤収して出発。
 
やはり、今日は尾根を登ることにした。
沢を詰めた方が時間的にも体力的にも楽だと思われたが、この沢の源頭はかなり荒れていて、最後はザレの詰め上がりになると聞いていた。
ならば回り道になっても尾根から登りたかった。
ミョウキ尾根なんて沢がらみじゃなければまず登れないので、いい機会だと思ったのである。
 
沢を渡って対岸の斜面に取りつくと、上手い具合に踏み跡が残っており、これを使って簡単に取りつくことができた。
Dscf4109

過去の作業道と思われるが、意外としっかりしており、尾根筋にも道が付けられていた。
Dscf4112
よしよし、これは思ったより楽ができそうだ。と揚々と登って行く。
 
途中から枯れスズタケの中の道になる。
Dscf4117  
ここは大洞川の栂ノ沢出会いから仙波尾根に登る支尾根に雰囲気がよく似ていた。
 
下の方は明確な道があって楽だったが、1656の小ピークを過ぎると急に藪っぽくなってきた。
アセビの藪を漕いだり避けたりしながら進む。

1700M圏で北からの支尾根を合わせた辺りで、藪の向こうに開けた場所があった。
Dscf4118  

小径を分け入ってみるとちょっとした岩場になっており、素晴らしい展望が広がっていた。
Dscf4119  
樵路巡遊というサイトに記述のあった、ミョウキ尾根の岩場というのがここのようだ。
自分レベルの登山者が辿りつける所ではないと思っていたので、感慨深かった。
 
展望を堪能した後、再び藪尾根を登って行く。
ここから先はアセビに加えてシャクナゲまで加勢してきて、とてもじゃないが太刀打ちできない藪になってきた。
尾根筋を左に見ながら、藪を避けて登って行く。
Dscf4131  
この辺りから足がキツくなってきた。
やはり沢を詰めた方が良かった、と後悔しながら歩く。

尾根の右側がミヤコザサの気持ちのいい斜面になり、ここに鹿道と思われる踏み跡が通っていた。
だが、これを辿ると尾根を外れてしまうので、所々で交錯する鹿道を乗り換えながら尾根筋を追って登って行く。
Dscf4138  
稜線が近づいて、藪の向こうに西仙波のピークが確認できたが、藪を突っ切って直登は出来そうもないので、南方向に斜面をトラバース気味に進む。
 
仙波のタルと思われる鞍部が見えてくると、いつの間にか下に良い道が現れた。どうやらこれが槇ノ沢林道の跡らしい。
稜線に近づくにつれ道はさらにしっかりしてきて、ほぼ登山道と変わらなくなった。
おそらく間違って入り込んでしまう登山者がいるのだろう。
 
合流点は入らないよう通せんぼされていた。
Dscf4143  
無事に登山道に乗れて一安心、ここから和名倉山方面に進む。

西仙波を過ぎると、大展望の稜線。じつに爽快な道が続く。やはりこのルートをとって正解だった。
Dscf4147  
 
東仙波、山名版が無くなっていた。
Dscf4148   
ここで一瞬電波が入ったので家内にLINEを入れる。
 
ちょっと予定より遅れ気味なので、先を急ぎたいところだが、足がキツくてペースが上がらない。
 
和名倉山に近づくにつれ、広い尾根上の道は倒木に塞がれて所々分かりにくくなっていた。
私も何度か道を失いかけた。
 
道の脇でのんびり休憩中のキツネを発見。
Dscf41521  
こちらに気付くと飛び上がるように逃げていった。
 
こんなに遠かったっけ?と思いながら川又分岐へ。
Dscf4154  
川又道は以前歩いた時より荒れていて、いずれ消えてしまいそうな感じだった。
 
かなり消耗して曲沢下降点。
Dscf4155   
ここで軽く昼食をとり、沢を下って行く。
Dscf4157  
 
脚に力が入らないので、一歩一歩慎重に下って行くが、何度も滑って尻もちをついた。
Dscf4159  
この下りはもう全然余裕がなくなっていた。
これから右岸道を歩いて、さらに国道までの急坂を登って、またさらに出会いの丘までの車道歩きが待っている事を考えると気が遠くなりそうだ。
 
ヘロヘロになって右岸道渡渉点へ。
Dscf4160  
沢タビからトレランシューズに履き替える、荷物がさらに重くなってキツさが増す。
 
この滝川右岸道も崩れたり埋まったりで、所々危険な場所があった。
この辺りは東大演習林だが、ここまで管理しきれないのだろう。
 
途中、何を血迷ったか沢小屋沢へ下る道へ引き込まれて、余計な体力を消費してしまった。
疲れてくると判断力まで低下してしまう。 

滝川にかかる吊橋に着いた時には心底ほっとした。
Dscf4161  
ここから国道までの登りが鬼キツかった。
いつもなら一気に登る道を、10回以上足を止めて休み休み登った。
国道に出たら出会いの丘までタクシー呼んじゃおうかと真面目に考えたくらい。
 
残り体力数ポイントでどうにか高平へ。  
Dscf4162
すでにザックを背負って歩く体力は残っていない。帰りに回収しようと、道路わきの広場にデポして歩き出す。
思考が停止していて、危うく車のキーを置いてきてしまうところだった。
 
誰か親切な人が、出会いの丘まで乗せて行ってくれないかな?などと妄想しながら国道を歩き、当然そんな奇跡に恵まれる事も無く、30分歩いて出会いの丘に帰り着いた。
 
汗でドロドロの服を着替えていたら、ちょうど保存会のAさんとSさんが車に戻ってきた。
話を聞くと、ブドウ沢に入っていたらしい。
こんな増水している日に、よくもまああんな恐ろしい所へ入ったものである。
あの人たちは絶対どこか壊れている。

 

もう家まで運転するのも面倒だったが、帰って汗を流してビールを飲みたい、という一心でなんとか運転して帰宅した。
翌日が仕事じゃなければ、大滝の道の駅で温泉に入って泊まっていたと思う。

 


2018年11月 5日 (月)

清掃山行2018

 11月4日、この時期恒例の清掃山行に行ってきた。

今年は浦山川支流の細久保谷の中流部を遡行してゴミを拾った。
参加者は安谷さん、なんさん、私の3人。

ルート図


9時20分ゲートを越えてスタート、最初は林道を歩く。

Dscf3851

仙元谷を分けた先の堰堤の上から入渓、しばらくは平坦な渓相。
Dscf3856
ゴミはほとんど見当たらず。

次の堰堤を越えると落差が出て渓相が良くなる。
この辺がこの渓の核心部。
久しぶりの沢歩きで、ようやく感覚が戻ってきた。
 
横向きの美瀑があった。
Dscf3858
登れないので高巻き。

斜面につけられた目印を追って右から巻く、かなり上まで追い上げられた。
Dscf3859
下降点にトラロープがあったのでこれに掴まって降りる。

滝を越えて少し歩いたところで小休止。
倒木にムキタケが出ていた。
Dscf3862

休憩後、再び遡行開始。
ゴミも少なくて気持ちよく遡行する。
Dscf3864

そこここで瀬尻から魚が走るが、かなり抜かれているようで小型ばかり。
Dscf3865

渓畔林も色づき始めており、グラデーションが美しい。
Dscf3866

Dscf3867

気持よく遡行していたらまた堰堤、左から巻く。
Dscf3869

トラロープにつかまって斜面をヘツる、ちょっといやらしい。
Dscf3872
ここは堰堤さえなければいい渓なんだけど。。

この辺までくるとほとんどゴミも無くなった。
Dscf3874

チガオの沢出合。
Dscf3876

巨岩があったり、登れる滝があったりで、思ったより遡りごたえがある。
Dscf3879

左手の斜面に林道が近づいてきた、そろそろ終了点が近い。
 
林道が左岸に渡る橋に到着。今日はここで遡行終了。
Dscf3881

あとは林道を歩いて下山。
Dscf3885

落葉の絨毯。
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色づいた大ネド尾根。
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この時期に歩いたら気持ちいいだろうなあ、熊が怖いけど。。

きょうの収穫。
Dscf3891
釣り人のゴミはほとんど無くて、山仕事の廃棄物がいくつかあっただけ。
以前は必ず落ちていたブドウ虫の容器やりんたろうの箱なんかはめっきり見かけなくなった。
最近の釣り人は本当にゴミを捨てなくなったのだなあ。
 
 
心配された天気も持ってくれて、いい秋の一日になった。

参加された安谷さん、なんさん、どうもありがとうございました。







 

2018年7月16日 (月)

鉄砲沢から新山沢

 7月14日大血川の沢を歩いてきた。

 
西谷の支流鉄砲沢(桶木沢)を詰めて東谷支流の新山沢を下降するルート。
 
ルート図
  
早々に梅雨が明けて連日の猛暑。
この暑さの中、低山の尾根歩きは熱中症が怖い。
やはり夏は沢だろう。
 
本当は釣りがてら奥秩父の沢を歩こうと思っていたのだけど、好天の連休はどこの沢も人が入っているはず。先行者を気にしながら窮屈な沢歩きはしたくない。
ならば、釣り人の入らないマイナーな沢を歩こうと考えたのである。

朝7時に林道の駐車スペースを出発。
 
車道を少し歩いてから西谷に降りる。
取水施設の橋を渡ると対岸に滝が落ちているのが見える。
Dscf3688
一見、沢に見えるが、これは東谷で取水した水の放水口。
 
そこから少し上流に歩いた所が鉄砲沢の出合い。
ここから沢を遡行する。
Dscf3690
すぐにでも流れに浸かりたくなるが、左岸の作業道を辿ってもう少し上流へ。
 
支沢に拓かれたワサビ田跡がある。
Dscf3693
ここから沢に降りる。
冷たい水が気持ちいい。
 
最初の小滝は右から越える。
Dscf3698_2
 
この辺は植栽地、昭和20年に広葉樹を植えるというのは実験的な意味合いがあったのだろうか。
Dscf3701
 
日が差してきた。
Dscf3704
まだ気温も低くて快適。
 
ゴルジュの入り口。
Dscf3708
倒木を使って登れそうだが、右から巻く。
 
次の滝。
Dscf3710
釜をヘツって突っ張りで登れるようだが、ここも左から巻く。
 
ゴルジュ出口のスダレ状滝。
Dscf3712
ここは巻くと大変そうなので右から登る。
簡単だが、上が滑りやすいナメになっていて緊張した。
 
その先は平坦な渓相。
Dscf3715
上流からヒンヤリとした風が流れてきて涼しい。
休憩していると汗が冷えて寒さを感じるほど。やっぱり夏は沢に限る。
 
Dscf3717
 
滝も簡単に越せるので超安楽。
Dscf3718
 
Dscf3720
気持ちよく遡行していると、かすかに生臭い匂いが流れてきたような?
念のためホイッスルを・・・・
 
あぁっ、いけね~!ホイッスル忘れた!
・・というか、先日大ドッケに行った時に紛失してそのまま忘れてた。。

仕方なく手を叩きながら遡行する。
なんかあまり効果なさそう。。
 
少し行ったところで上から落石の音。
慌てて木の陰に身を隠すと、10mくらい先をガラガラと石が飛んで行った。
大きいものは漬物石くらいあった、あんなのが直撃したらタダでは済まなかった。
 
ひょっとして、さっきの匂いはカモシカだったのだろうか?過去にも何度か石を落とされた事があるが、沢ではクマより性質が悪いかもしれない。

炭焼き小屋の跡。
Dscf3727

徐々に水が細くなってゆく。 
Dscf3729
 
日が高くなるとハルゼミが鳴きだした、そろそろ終わりが近いようで今一つ元気がない。
Dscf3731
 
二股を右へ。
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この辺で水が枯れる。
 
次の二股、水は無いが沢型は右。
Dscf3737
 
また分岐、左の沢床が低いが地形図を見てこれも右。
Dscf3738
 
すぐに枯れ滝。
Dscf3742_2
楽勝で登れる、と思ったら最後の1mでホールドがグラついた。
ビビってしまい、戻って右から巻く。
 
その上で一瞬水が復活、この先取れるかわからなかったので一応汲んでいく。
Dscf3744
 
この日はあちこちでウスヒラタケが腐っており、これは唯一マトモな個体。
Dscf3750
量が少ないので採らなかった。
 
こういう感じのガレた登りが延々と続く。
Dscf3753

退屈な上に、水が枯れてからは暑さがこたえる。
Dscf3754
直接日が当たらない分多少はマシだが、風も通らず湿度も高くてツラい。
 
本筋は右だが、ガレを歩くのに疲れたので左の窪から尾根に逃げる。
Dscf3755  
 
ひと登りで長沢山の北東尾根に乗った。
Dscf3756
予定通り、1590を過ぎて最後の登りにかかる手前の平坦地に乗ることができたようだ。
我ながら上出来。(笑)
 
時間は11時、長沢背稜に登るつもりはないのでここで早めの昼食。
 
・・しかし、ここはハエが凄い!
羽音がうるさく感じるくらいの数がいる。顔の前で手を振ると簡単に2~3匹のハエが捕まる。
去年和名倉山に行った時もすごかったがここも負けていない。
どうやらこの時期の秩父の尾根はハエが大発生するらしい。

あわただしくおにぎりを食べて、タバコに火をつけたら3分の1ほどに減った。
タバコの毒性って相当なものなんだろうな、と改めて思う。
 
休憩の後、尾根の反対側を下ってゆく。
Dscf3758
いい具合に斜面を斜めに下って行く踏み跡があった。
これを拾って電光形に斜面を降りてゆく。
 
広い斜面を下ってゆくと
Dscf3759
 
緩い窪状に導かれ
Dscf3760
 
そのまま沢になった。
Dscf3762
 
こちらもガレ気味だが、すぐにしっかりと水が流れ出した。
Dscf3765
水が出てくると急に涼しくなる。
 
傾斜も緩くて快適に下れるが、浮石が多いので足を捻らないよう慎重に下った。
 
支流を合わせると水量が増えて
Dscf3767
 
最初の滝。
Dscf3771
 
特に危険なところも無く、簡単に下って本流との出合いに到着。
Dscf3773
 
この下からは演習林の作業道が拾えるのでこれを辿る。
Dscf3777
 
堰堤で沢を渡るとすぐに林道に出て
Dscf3780
 
あとは林道を下ってゆくだけ。
Dscf3781
この道で今年初めてヒグラシの声を聴いた。
 
林道入り口のゲートに「立ち入り禁止」の札がこれでもか、と貼られていた。
これは通行禁止になった酉谷山への登山道に入らないように、との事だと聞いたが、釣りなどで通る際も注意した方が良いかもしれない。あくまでも自己責任で。
 
14時すぎに車に帰着。
思ったより簡単なルートで、沢登りとしてはちょっと物足りないかな。
保険で持っていったザイルもハーネスも全く出番がなかった。

それでも、この時期に低山で涼をとれるのは沢ならでは。
この夏は安楽な沢をいくつか歩いてみようと思う。
 
 


 

2018年7月 3日 (火)

栗原川 ツバメ沢からケヤキ沢へ

 フライング気味に梅雨明け宣言が出された6月30日~7月1日、一泊で足尾の沢を歩いてきた。

栗原川を遡行し、支流のツバメ沢を詰めてケヤキ沢を下降する周回コース。

ルート図

今回はなんさん、Sさんと3人での山行、Sさんとは以前井戸沢でご一緒させていただいた事がある。お二人ともベテランの沢屋で、私は2人に連れて行ってもらう形。
 
金曜の夜に東京を立ち、白沢の道の駅で入山祝いをしてから仮眠して早朝に出発。
栗原川林道を走って入渓点へ。

ちょうど下降点にある駐車スペースから沢への踏み跡を下って行く。
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この道、尾根伝いに下ってしまうと末端が崖になっているらしい。なんさんは昨年来た時に3ピッチの懸垂を強いられたそうである。
今回は尾根の左側の広い斜面につけられた踏み跡を辿って問題なく沢へ降り立った。

急斜面を下った先は意外に広い河原。
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毛鉤を振ったら気持ちよさそうなゴーロと、白い岩盤のきれいなナメが続いていた。
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明るいナメ床の沢を気持ちよく遡って行く。
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天気も良くて実に気持が良い。

いつも秩父の井戸の底のような沢ばかり歩いているので、こんなに明るく開放的な沢は異次元の世界である。

美しいナメを堪能しながら歩いてゆくと右岸の台地に石垣が見えた。源公という集落の跡だそうだ。
 
源公の滝。
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遡るにつれ、川幅が狭くなって落差が出てくる。
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不動沢出会いが近くなるといよいよゴルジュ帯の入り口。
ここは手前から大高巻きになるのだが、せっかくなので大膳の滝を見にゆく。
 
大膳の滝。
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胸まで浸かって左から取りつけば登れるそうだが、その先にも難しい滝があるらしい。
我々はゴルジュ突破が目的ではないので、大人しく戻って右岸の斜面に取りつく。
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結構な急斜面をヒイコラ登ってゆくと古い道が現れて集落跡へ導かれた。
ここが円覚集落の跡。かなり大きな集落であった事がしのばれる。
 
そこから尾根を少し登ると右手に大きな滝が見えてくる。
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これが円覚の滝。地形図では不動滝と記されているが円覚滝が正しいようだ。
 
滝の上が円覚停車場跡の平地。
ここに索道の基地があったとの事、なんでも水車の動力で索道を動かしていたのだとか。
作られたのは明治の頃だそうだが、よくそんな技術があったものだと思う。
昔の人はすごい。

滝上、ここに水車があったのだろうか。
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この不動沢から尾根越えで本流を目指す。
対岸に古いロープが下がっているが、ここから上ると1105のピークに登らなければならないので、不動沢を少し遡行し、1105峰の南東のコルを乗り越して本流に降りる事にする。
 
その前に、ここまで良いペースで来れているので、不動沢を釣り上がってみた。
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そこそこ反応は良いが、釣れてくるのは7寸平均で少々物足りない。
ここは釣り人が多いのでかなり抜かれているのだろう。
 
適当なところで切り上げて本流へ移動。
 
左岸の斜面を上がって尾根に乗ると、明確な道が通っていた。
道は栗原川本流の右岸沿いに斜面をトラバースしており、これを少し辿った先の広い尾根を下って沢床に降りる。
降りたところが滝の上のテン場適地。

早速ビールを冷やしてタープを設営。
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その後、なんさんと2人で、夕食用のイワナを釣りに行く。
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すぐに7寸クラスが続けて釣れた。
これは楽勝だと余裕ぶっこいてたら、その後はバラしたり掛け損なったりで、結局なんさんが釣った良型1匹だけしかキープできなかった。。

貴重な1匹はSさんが刺身にしてくれた。
 
夜は焚き火を起こして、飯を食い酒を飲む。
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火を囲んで酒を飲むという至福の時間、やっぱり沢は楽しい。
 
日が暮れた頃から雷鳴が聞こえてきて、一雨来るかな?と思ったら猛烈な雷雨に見舞われた。
タープに避難して飲み続けたが、外が白く見えるほどの雨で、帰って聞いたらこの辺りは時間100㎜級の豪雨だったらしい。
 
明らかに大きくなった沢音を聞きながらシュラフに入るとすぐに眠ってしまった。
 
翌朝は5時起床。昨夜の雨もすっかり上がって青空が広がっている。
 
早起きしてSさんが焚いてくれたご飯を食べて7時に出発。

すぐに右から入るツバメ沢を遡行する。
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広い二股を右へ、特に難所も無く順調に遡る。
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上部はV字状の狭い谷。
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地形図を見て現在地を確認しながら歩くが、沢は尾根を歩くのとは勝手が違って難しい。
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稜線が見えてきた辺りから左手の尾根状に逃げ、最後は低い笹の繁る斜面を登ってあっけなく林道に出た。
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ちょうど9時。
予定通り林道ツバメ沢支線の入り口付近に出ることができた、いつもながら沢屋さんの読図力はすごい。
 
小休止の後、林道を少し下ってケヤキ沢へ。
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広い窪を下ってゆくと沢型が現れ
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水が出てきて沢になる。
 
この沢も所々でナメがある、下りは滑りやすいので注意しながら歩く。
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水量が増えてきた沢を下り、視界が開けたところが大滝。
 
ここは一度右に巻いてから懸垂で右岸のガレたルンゼに降りた。
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(なんさん撮影)

30mの大滝、下部がナメになっていてなかなかの美瀑である。
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さらに下ってゆくと水が消える、ゴルジュやナメ床も涸れていて、さっきまでの水はどこを伏流しているのだろう?と不思議に思う。
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しばらく涸れ沢を下ると突然といった感じで水音が聞こえてきて、一気に流れが復活する。
ここから全水量が流れ出ていた。
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ここからは特に悪い所も無く、最後はきれいなナメを下って、
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本流に出合う。
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昨日の下降点まで美しいナメを楽しみながら歩いて
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踏み跡を登って駐車地点に帰りついた。
 
まだ14時半、予定より早く下山できたが、帰りは関越の事故渋滞にハマって、家に着いたのは19時を過ぎてしまった。
 
 
夜に雷雨があったが、行動中ずっと好天に恵まれたのは良かった。
関東髄一と言われるきれいなナメを堪能した2日間、実に楽しい沢旅だった。
 
 
連れて行ってくれたなんさん、Sさん、どうもありがとうございました。



 

2018年5月13日 (日)

新緑の源流へ

 5月12日、今年初めての源流釣りに行ってきた。

朝4時半、車止めを出発。
もうこの時間でもヘッデンが必要無いほど夜明けが早くなった。

ヤマツツジは早くも散りかけ。
アオバトの目の回りそうな鳴き声が夜明けの森に響いている。
 
尾根への急登でコルリの囀りを聞いた。
スズタケが枯れてからあまり耳にしなくなったような気がしていたのだけど、ここ数年は毎年この時期に声を聞けている。
 
2時間少々の歩きで入渓点へ到着。
予想通り水が多い、10センチくらい高いだろうか。
遡行に手こずりそう。
 
最初のゴルジュは竿を出さずに遡行する。
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やっぱり沢歩きは面白い。
ツルツルの岩のわずかな弱点を探し、ギリギリのフリクションでヘツリ、登る。
適度な緊張感がこの沢の醍醐味だ。
 
山道では汗をかくほどだったが沢筋はヒンヤリとして少々寒い。
出来るだけ水に入らないように、と飛び石で渡渉しようとして滑った。
見事に半沈、パンツまで濡れて震えあがる。
 
どうせ濡れるのだから最初から水に入ってしまえばいいのに、毎回同じことを繰り返してしまう、どれだけ学習能力が無いのだか。。
ただ、一度濡れてしまえばもう怖いものは無い、ざぶざぶと沢に浸かり、飛沫を浴びながら小滝を登る。
楽しくなってきた、やっぱり沢はこうでなくっちゃ。
 
なんだか釣りをするのが面倒になってきたが、せっかく竿を持ってきたのでイワナの顔を拝んで行かなければ勿体ない。

渓相が落ち着いてきた所から竿を出す。
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水量が多くて毛鉤で狙えるポイントが少ないが釣りにならないほどではない。

しかし、まったく反応が無い。
しばらくはただ竿を振っているだけの遡行が続く。
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いつもはこの滝までで数匹は出ているのだけど。。
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水量が多いと、普段は水線で歩ける所も巻いたりヘツったりしなければならない。
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こうなると釣り竿が邪魔になってくる。
 
釣り始めて1時間くらいたってようやく最初の1匹。
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6寸のおチビちゃんが今年の初イワナだった。
 
こんなポイントで出た。
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いつもは飛ばしてしまう小場所だけど、今日はポイントが少ない。
 
ようやく谷に日が差し込んで、すこし暖かくなってきた。
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水生昆虫が飛び始め、やっと瀬尻から走るイワナを見るようになってきた。
 
2匹目。
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少しサイズアップしたけど7寸。

上流から生暖かい風が流れてくるようになった、気温が上がって来れば魚の活性も上がるはず。
 
このポイントで左のタルミに毛ばりを漂わせると、岩の下からイワナが浮かび上がって反転するのが見えた。
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8寸、ようやくこの沢らしいサイズが釣れた。
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滝に到着。
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奥秩父でも有数の美瀑、この滝を見るためだけでもこの沢を遡行する価値がある。

水量が多いので迫力満点、振動を感じるほどの瀑音と瀑風を浴びていると鳥肌が立ってくる。
 
滝を堪能し、巻きにかかる。
ここ数年、ここまでで満足して納竿することが多く、この上に行くのは久しぶり。
 
巻き道にひっそりとシャクナゲが花を咲かせていた。
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ここから魚の反応が良くなってきた。
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このサイズを数匹追加。
 
最後の悪場、ゴルジュの奥に2つの滝が懸かる。
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以前、友人と中央突破を試みた事があるが、2つ目がどうしても越えられなかった。
 
左岸から大巻き。
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なんかすごく怖いんだけど・・
巻き道薄くなった?
いや、年を取ったせいか。若い頃はこんな所鼻歌交じりで越えていた。
 
ここからは平坦な渓相になる。
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昔はひどく荒れた印象を受けた区間だったけど、現在は落ち着いていい感じ。
 
ここでまた数匹追加。
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今日最大、9寸にはちょっと足りないか。
この沢らしいきれいなイワナ。
 
支流が滝で出合う。
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今日は支流の方が水量が多そう。
 
この上は流れが細くなってポイントも小さくなる、少し釣り上がって納竿した。
 
最終的には十数匹釣れただろうか、型は8寸止まりで今ひとつ。
まあ贅沢は言えないか、条件を考えれば上々の釣果だと思う。
 
帰路は怪しい踏み跡を使って下山。
ミツバツツジが満開だった。
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最後の林道で今年初めてハルゼミの声を聞いた。
一年で一番いい季節がやってきた。

 
 

2017年11月12日 (日)

清掃山行2017

 源流部会の恒例行事、清掃山行に行ってきた。

今年は浦山川支流の仙元谷。
細久保谷出合からグミの滝まで遡行しながら渓のゴミを拾った。
 
参加者は安谷さん、なんさん、私の3人。

ルート図 
 
朝9時に細久保橋のゲートに集合。
朝のうちは曇りの予報だったが、青空が見える。
ただ寒冷前線が通過しているせいか、雲がすごい速さで流れてゆく。
ここは北面の沢なので風裏になるためほぼ無風だが、稜線は北風がすごいだろう。
 
出合からしばらくは小滝が連続して落差がある。久しぶりの沢歩きなので少々緊張する。
岩に張り付いた濡れ落ち葉が曲者で、足の置き場に気を遣う。
 
その先は落ち着いた渓相になる。
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思ったよりゴミは少なくて、気持ちよく沢を遡行する。
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紅葉も良い感じ。
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釣り人が付けたと思われる看板。 
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ここは入渓も遡行も楽なので釣り人が多い。
 
この時期としては気温も高いせいか、瀬尻から走る渓魚の姿も確認できた。
竿を持っていると姿を見せないくせに、魚も警戒心が薄れるのだろうか。
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途中の平坦地で小休止。
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ここは小屋が建っていたような感じ。
こういう場所はゴミが多く捨てられているのだが、全く無し。
 
炭焼き窯の跡。
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ベテラン沢屋のなんさんには物足りなかったようで、あえて難しそうなルートを選んで登っていた。 
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ワサビ田跡。
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その上に潰れたワサビ小屋跡。
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ここから一杯水方面に向かう古い登山道が対岸の斜面を登ってゆく。
 
そのまま沢を行くと、ほどなくグミの滝。
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前に来た時より水量が多くて、なかなかの迫力だった。
 
ワサビ小屋跡まで戻って昼食休憩を取り、登山道で下山した。
 
本日の成果。
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釣り人が多い割にゴミは少なかった。
最近の釣り人はゴミを捨てなくなったようだ。喜ばしい事である。
 
 
ご参加いただいた安谷さん、なんさん、どうもありがとうございました。
 

 


 


 

2017年9月25日 (月)

一工場谷から蕎麦粒山

 日曜日、秩父の沢を歩いてきた。

ふと気が付けばキンモクセイが香る季節になってしまった。
そろそろ山歩きにも涼しくて良い季節だが、夏の名残を惜しんで今回は沢を辿ってみた。

冬に積雪で断念した広河原沢の一工場谷(たくみばだに)から蕎麦粒山に登り、下山は稜線を有馬山方面に歩き、支流のサゼッコ谷を下降するコース。
 
コース図
 
朝7時半に林道が沢を渡る地点から歩き出す。
一台車が停まっていたので、おそらく釣り人の先行者がいるはず。
秩父はまだ禁漁になっていないので、竿を持って来ても良かったのだけど、竿を出しながらの遡行は面倒だ。
今年は十分良い釣りができたし、正直、もう釣りはいいかな、という気になった。
 
歩き始めてすぐ、最初の堰堤の下のプールで釣り人発見。
しばらくは作業道で沢から離れて歩けるので、この辺で竿を出していてくれれば遠慮なく先に進める。
 
沢沿いにつけられた道を気持ちよく歩く。
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マタタビの実が熟していた。
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所々で桟道が落ちていたけど、今回は沢装備なので沢に降りれば問題なし。
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ワサビ田の跡に着くと、古ぼけたシャツがぶら下がって風に揺れていた。 
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物の怪の類かと思って、かなり驚かされた。
ここを管理していた老人のものだろうか。
 
左から入る窪にもワサビ田があった。
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二工場谷出合 
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立派なワサビ田が続く。
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80歳を過ぎた老人が一人で手入れしていたとは思えない規模だ。
 
ワサビ田はサゼッコ谷出合まで続いていた。
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その先にも荒れてはいるが作業道が沢に沿っている。
 
ジンジソウ、久しぶりに見た。
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最近はこの時期に沢を歩いていなかったからなあ。
 
進むにつれて落差が増してくるが
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上にもまだワサビ田の跡があった。 
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こちらは放棄されてかなりの年月が経っている様子。
 
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ここを過ぎると急に水が細くなり、一気に源頭の雰囲気になる。
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苔むした沢を気持ちよく遡る。
 
ツキヨタケ
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ブナハリタケが甘い香りを放っていた。
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ブナハリはあちらこちらに「これでもか!」というくらい出ていた。
良い状態のものもあったけど、私はこの香りがちょっと苦手。
 
一度茹でこぼせば香りが抜けるらしいけど、そこまでして食べるほど美味しいとは思えないし、なによりこのキノコは水分が多くて重たいのだ。
これからまだ400mくらい登らなければならないのに、こんなものを担いでいくのはバカバカしい。(マツタケやマイタケなら喜んで担ぐけど・・(^^;)
 
最後の滝らしい滝、4m。
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どちらからでも巻けたが、せっかくなので水流脇を直登。
見た目より簡単だった。
 
1100m圏の二股を右に、すぐにまた二股。
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これも右。
幸い地形図に無い分岐は無かったので迷う事なく詰めあがる。
 
スギタケかな?
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稜線が見えてきた、この辺で水が枯れる。
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最後は右の尾根に逃げて、グズグズの急斜面を這いあがる。
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沢タビだと踏み出した歩幅の3分の1くらい滑るのでキツさ倍増。
 
やっと頂上!と思った所は北尾根の稜線で、そこからまだ一登りしなければならなかった。

正直、この登りでかなりヘバった。
尾根から登っても急な山なのに、沢から登るなんて無謀すぎた。
山頂なんか目指さず、下の二股を左に行って、桂谷の峰との間のコルに詰め上がるべきだった。
 
倒れ込むようにして山頂に到着。
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キツかった~。。

しかし、蕎麦粒山何回登ってんだか・・・
 
 
山頂でトレランシューズに履き替えて一服。 
 
これから向かう稜線、川苔山の方はガスってるなあ。。
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汗が引くと急に冷えてきた。
一枚着こんですぐに出発。
 
防火帯の開けた尾根道を東へ進む。
 
道端の倒木にヌメリスギタケ発見。
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結構虫が入っていたが、状態の良いものだけでもそこそこの収穫になった。
 
オハヤシの頭から有馬山方面に向かい、鉄塔巡視路の分岐から左に下る。
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適当な所で巡視路を離れ、広い沢形を下る。
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意外と簡単にサゼッコ谷に降りることが出来た。
ここで再度沢タビに履き替えて下る。
 
と、すぐに右に東電ポールが!?
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なんと51号鉄塔への巡視路がこの沢沿いにつけられていたのだった。

そうと知っていれば沢タビに履き替える必要はなかった。
後悔したが、もう一度履き替えるのも面倒なのでそのまま下る。
 
ただ、この道はかなり荒れていて、水線通しで下った方が楽な場所も多かったので、結果的には沢タビで正解だった。
考えてみれば、51号鉄塔に行くのなら有馬峠から林道と登山道で行った方がずっと早くて楽なわけで、わざわざこんなルートから行く必要は無いのだ。
だから放置されて荒れているのだな。
 
少し下った所に炭焼き窯の跡があった。
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その横に小屋跡らしい平地。
炭焼き小屋があったのだろう。

すぐ下にはやはり放置されて久しいワサビ田跡。
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浦山川源流のワサビ栽培は、全盛期はかなりの生産量があったのだろうなあ。
 
沢と道とを交互に歩いて一工場谷出合に到着。
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道が使えたおかげで思ったより早く下れた。

あとは来た道を下り、昼過ぎには車道に降りた。
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今回のルート、どちらの沢にも奥まで道がつけられていて、登山靴でも歩けそうな感じだった。
危険な所も全くなく、ちょっとしたゴルジュや滝も道で巻けるので沢登り的には物足りないかも知れない。

でも沢を歩くのは藪尾根歩くよりずっと気持ちが良い。
本格的に寒くなる前にもう一度くらい沢ルートを歩いて見ようかな。
 

 
駐車スペースに咲いていたツリフネソウ。
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これも久しぶりに見た気がする。
沢筋で普通に見られる花だと思っていたけど、一部では絶滅危惧種になっていると聞いて驚いた。
 

 

2017年5月29日 (月)

椹谷

 週末、1泊でなんさんと奥秩父の椹谷に行ってきた。
 
コース図はヤマレコで。

今回の山行は秩父から入って丹波に抜けるというルート。
 
アプローチに車は使えないので、当初は電車とタクシーでの入山を考えていたのだが、丁度秩父に用事があるというkurooさんがサメ沢のゲートまで車で送ってくれる事になった。
これは本当に有難かった。
 
朝8時40分、kurooさんに見送られてサメ沢のゲートを出発。

最初はひたすら林道歩き。

歩き始めの30分は重たいザックが肩に食い込んでつらい。
ザックが体に馴染んで、歩くのが苦にならなくなって来ると荒沢橋に到着。
 
小屋が倒れ掛かっていた。
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この小屋裏にバラクチ尾根の取りつきと見られる踏み跡があった。
この尾根もいつか歩いてみようと思う。
 
さらに30分ほど荒れた林道を歩き、松葉沢から川に降りて、大洞川を遡行する。
 
朝方の雨も上がり、陽がさしてきた。
新緑のまぶしい渓を気持ちよく遡行する。
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ゴルジュの通過も楽しい。
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砂地に新しい足跡があった、誰か先行しているようだ。
そのせいか、イワナは全く走らない。
 
いつの間にか曇ってきて、少し寒くなってきた。
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昼を過ぎたあたりで上流から下ってきた釣り人と会う。
キンチヂミの滝まで釣ってきたそうだ。
 
どこかで見た人だな?と思ったら先週も秩父の渓で会った人だった。
好きだねえ・・って人の事は言えないか。(笑)
 
ほどなくキンチヂミの滝。
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水量が多めなので迫力満点。
大水で埋まってしまった釜も少し回復しているように見えた。
 
その先のゴルジュを抜けたところから竿を出して遡行。
 
すぐに9寸クラスが出た。
交代で釣り上がるが、ほとんどポイント毎に反応がある。
 
テン場の前の淵では尺上が出た。
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ピンボケ、せっかくの尺物が・・(笑)

こんな場所で大物が出るという事は、最近はあまり人が入っていないのかもしれない。
滝の巻道も前より薄くなっているような気がした。
 
3時前にテン場の栂沢出合に到着。
 
まだ時間は早いが、体が冷えてしまったのでこれ以上釣りをする気にもなれず、テントを張って焚き木集め。
 
濡れた焚き木に苦労しながら火を起こして、体を温めた。
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たき火にあたってしまったらもう行動する気にならない。
早いうちから酒を飲み始めてしまう。(笑)
 
たき火の横で酒を飲むという至福の時間。
やっぱり沢は楽しい。

途中から霧のような雨が降ったり止んだりとあまり快適なたき火にはならなかったが、とりあえず濡れた服を乾かせたのは良かった。
 
 
翌日は5時過ぎに起床、昨日の残り飯で朝食をとり、テントを撤収して7時に出発。
 
雨は止んだが相変わらず曇り空。
 
いきなり小ゴルジュ。
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椹谷出合。ここから椹谷へ入る。
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20年近く前に遡行した時の記憶とずいぶん違っていて、ちょっと戸惑いながら遡行。
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こんな高巻あったっけ?
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ホラの貝窪とアザミ窪の二股。
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ここから竿を出してホラの貝窪を遡る。
 
魚影は濃いが、水量が減ってポイントが小さくなるので型は小さい。
今日は魚止めの確認が目的なので、大きなポイントだけ狙って竿を出す。
 
数匹釣った所で滝に着いた。
おそらくこの滝がこの沢の魚止めだと思われる。
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ここで竿を仕舞って滝を巻く。
 
その先からは遡行に専念する。
 
40mホラの貝大滝。
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奥秩父有数の美瀑。
これが見れただけでも来て良かった。
 
しかし、この滝の巻きで手こずる。
 
右手の窪を登って最初のルンゼから乗り越せば滝上に降りられそうだったが、偵察に行ったなんさんが「登れそうだけど、ダメだったら降りてこられない」と引き返してきた。
地形図ではこのまま上まで登れば滝上の河原に出られるはずなので、大高巻になってしまうがそのまま真っすぐ登る。
 
沢の音が聞こえなくなるくらいまで登り、尾根までもう少し、という所が切り立っていて悪い。
 
落ちたらどうしよう?などと考えたら怖くて登れない、「大丈夫、行ける!」と自分に言い聞かせて、雨の後でグズグズの泥付きに無理やりつま先を押し込み、腐りかけた倒木を「お願いだから折れないでね」と騙しだまし掴んでなんとか登った。
あ~怖かった・・
 
幸い痩せ尾根を乗り越すとすぐ下が河原になっていて難なく降りることが出来た。
普通、あれだけ登ってしまうと降りるのに苦労するのだが、意外と沢床が上がっていて助かった。
 
その先はゴーロとナメの河原で、快適に遡行。
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この沢は奥秩父には珍しい花崗岩の沢で、ちょっと変わった造形のナメが続いていたりしてなかなか面白かった。
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1600m圏の二股を右へ行くと、ほどなく水が枯れ稜線が見えて来た。
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この沢は倒木も藪もガレも無く、快適に詰めあがれる。
 
あと少し。
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いつもの事ながら、空が見えてからが長く感じる。
 
ようやく主脈縦走路に到達。
予定通り大ダル付近の鞍部に出た、さすが!
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鹿剥ぎだろうか、モミの樹皮が剥がされて痛々しい。
 
稜線に出ると、曇っていたのは秩父側だけで、山梨側は晴れていた・・・
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飛龍山が目の前。
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時間は昼過ぎ。 
ここで靴を履き替えて、登山道で丹波へ下る。
と言っても、ここから飛龍権現まではダラダラとした登り坂で、なんだかんだで200m近く登らされた。
 
よっぽど普段の行いが悪いのか、さっきまで晴れてたはずが、禿岩に着くころにはガスがかかって展望が無くなっていた。
天気が良ければここから大菩薩方面が一望できるはずだったのに。。
 
ただ、この岩尾根ではシャクナゲが見事に咲き誇っていて、ずいぶん癒された。
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ここから「もしかしたら15時45分丹波発のバスに間に合うかも?」と考えて、ペースを上げて下山にかかる。
 
前飛龍、熊倉山、サオラ峠と駆け足で下る。
急いで通過するのがもったいないような気持ちのいい尾根道だが、その次のバスは18時20分まで無い。
 
なんとか間に合いたい。
 
満開のヤマツツジを愛でる間も惜しんで下る。
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かなりいいペースで歩いたはずだったが、山道を抜けて畑に出た所でタイムアウト。
結局20分ほど足りなかった。。
 
まあ、仕方ないか。
せっかくなので温泉に入って行こうと、道の駅の「のめこい湯」に寄り道。
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ゆったりと汗をながし、湯上りに冷たいビールで喉を潤す。 
この時ほど電車山行で良かった!と思った事はない。(笑)
 
結果的には、ここで汗をながして着替えられたのは良かった。
2日分の汗を吸ったシャツは自分でも閉口するくらい臭くて、あのまま電車に乗っていたらかなり迷惑だったと思う。
 
重たいザックを持ち歩きたくなかったので、「まさかこんな泥だらけのザックを持ち去る奴はいないだろう」と道の駅の裏に置いて行ったのだが、帰ってきたらこんな事になっていた。(笑)
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どうやら登山者ご用達の湯らしい。
 
ここからバスと電車を乗り継ぎ、残りHP1桁の疲れ果てた体を引きずってどうにか家に帰り着いた。 
あ~疲れた。。。
 
 
お世話になったなんさん、車で送っていただいたkurooさん、どうもありがとうございました。
 
 
 

 

 

2016年8月 8日 (月)

曲沢から和名倉山へ

久しぶりの沢歩き。

去年、清掃山行で歩いた滝川支流の曲沢を詰めあがって、和名倉山に登ってきた。
 
コースはこんな感じ。
Magarisawa
ログが不自然な軌跡を描いているのは、例によって下山時に道を間違えたため。
 
コースタイム 
高平(5:15)-曲沢(6:25)-二又(7:45)-奥の二又(8:40)-川又道(9:17)-川又分岐(10:00)-二瀬分岐(10:18)-和名倉山(10:30)-左岸尾根入り口(11:45)-曲沢(14:12)-高平(15:15)

 
朝5時過ぎに高平の駐車スペースを出発。 

国道から滝川右岸道を1時間ほど歩き、曲沢へ。
 
沢筋には涼しい風が抜けて、山道の歩きでかいた汗が一気に引く。
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やはり夏は沢が気持ちいい。

ふと気が付くと、ザックに釣り竿が刺さっていた。
トレッキングポールと間違えて持ってきてしまったようだ。

せっかくなので釣査がてら竿を出しながら遡行する。
・・・が全く魚の気配がない。

この二又まで釣って見たが1匹も釣れなかった。
走るイワナも確認できなかったので、この沢には魚はいないのかも知れない。
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竿を畳んで二又を右へ。
 
この辺りで標高1300mくらい。
山頂の標高が2000mちょっとなので、あと700mも登らなければならない計算になる。
  
「多分高度計が間違っているのだ」と思ってみるが、地図を見るとほぼ数字通り。
まだまだ先は長い。
 
少々倒木がうるさいが、悪場もなくて快適に歩ける。
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苔むした良い雰囲気の沢だ。
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コマドリの声を聞きながら、気持ちよく遡行する。
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奥の二又。
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左の方が若干沢床が低いが、水流のある右へ。

すぐにガレ場となり、水が消える。
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しばらく登ると水が復活したが、この辺から傾斜がきつくなる。
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徐々に細くなる水流を辿り、ひたすら登り続けると、標高1800m付近で川又へ下る登山道が横切る。
目印のように、塩ビ管の水場がある。Rimg4263_640x480
 
ここからは登山道で山頂を目指す。
といっても、この道は山腹を巻くように南に下っているので、かなり迂回する形になる。
 
川又分岐、ここで東仙波からの道と合流。
道が良くなる。
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緩やかな登りで二瀬への分岐へ。
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ヤマイグチが出ていた。 
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カラマツ林ではハナイグチがちらほら。 
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遠くから見た形そのままに、なだらかな斜面を歩くうちにあっけなく山頂に到着。
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樹林帯の中の地味なピーク。
 
展望は全くないが、静かで気持ちのいい空間だった。
標高2000mだけあって、涼しくて快適。
  
しばらく休憩してから来た道を戻る。

帰りは曲沢をそのまま下っても良かったのだが、それでは面白くないので、左岸の尾根を下ってみた。
  
アセビの藪の中になんとなくつけられたマーキングを目印に尾根に入る。
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藪を巻くように尾根を辿る。
踏み跡は獣道程度で、目印の類も全くない。
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尾根が狭くなると踏み跡がしっかりとしてくる。
これをたどって下る。
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ベニナギナタタケかな?鮮やかな朱色が美しい。 
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標高1600M圏で尾根が分かれる。
 
地図を見て「ここは間違えないように気を付けなければ」と注意していたのに、見事に間違えてしまった。
 
地図とコンパスで確認しながら歩いて迷ってしまうのだから救いようがない。
 

 
原因はその辺りの地形が地図と違って、ちょっと複雑な形になっていた事と、もう一つはこの石標。
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たぶん東大演習林の境界標か何かだと思うが、これが枯死したスズタケの中の明確な道沿いに点々と続いていたのだ。
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ここまでほとんど人の痕跡が無かったので、これを見た途端に安心して気が緩んでしまい、誘われるように迷い込んでしまった。
 
いいブナの木があった。
この辺で道を間違えたことに気が付く。
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かなり下ってしまったので、戻るためには200mほど登り返さなければならない。
久しぶりの山歩きで足が攣り気味だったので、できれば登りは避けたい。

そのまま踏み跡を辿って下れば、金山沢に向かう右岸道に降りられそうな気もしたが、もしうっかり金山沢側や滝川本流方面に下ってしまうと面倒だ。

あまりリスクを負いたくなかったので、安全策をとって、正解尾根まで斜面をトラバースする事にした。(全然安全策ではない)
 
樹林帯の斜面で危険は無いが、道も無いので結構大変だった。
多分登り返した方が楽だったと思う。
 
途中から謎の踏み跡が現れて、これを使えたのでずいぶん助かった。
けもの道ではなく、明らかに人が踏んだ跡で、ザレた斜面にもしっかりとついていたので定期的に歩かれているような感じだった。
あの道は何だったのだろう?

尾根を回り込むと曲沢がすぐ下に見えた、やれやれ。。
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あとは右岸道まで下って山道で帰るだけ。
 
帰路、吊り橋付近でチチタケがいっぱい出ていた。
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普段は採らないのだが、安谷さんの記事に触発されて、状態の良いものをいくつかいただいて帰った。
 
3時過ぎに車に帰着。
道を失った割には早く帰ってこれた。

ずっと登ってみたかった和名倉山。 
ちょっとした冒険もできて、なかなか有意義な?山行だった。
 
 
追記。
 
チチタケは油で炒めてうどんの汁に。
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久しぶりに食べたが、確かに絶品。
これで食感が良ければ最高のキノコだと思う。
 
 

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