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トレッキング

2018年1月 8日 (月)

釜ノ沢五峰

 7日、小鹿野の釜ノ沢五峰を歩いてきた。

ルート図

今回は先日の山行で置き忘れてきたストックの回収が主目的。
ただ、それだけのために秩父まで行くのは勿体無い。
どうせ車で行かなければならないので、久しぶりに家内を連れて半日コースのハイキングをしようと思ったのである。

まずはストックの回収。
数年前に秀山荘のワゴンセールで買った安物で、わざわざ取りに行かなくても良いのだけど、まだまだ使えるし、放置してゴミにしてしまうのは心苦しい。

大指集落から荒れた林道を進んで先日の下降点に。
私の車でも亀にならず、なんとか入ってゆく事が出来た。

尾根に乗るとやはりここに置き忘れていた。
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無事に回収完了。

車で山の反対側に向かい、札所32番法性寺へ。
駐車場に車を置いて歩き出す。
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花浄土協力金とやらを払って奥に。

岩を削って作られた足場を頼りに急斜面を登って行くと、奇岩がある。
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中はこんな感じ。
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さらに登って行くと奥の院。
お船岩という巨岩があって、鎖場を登った上に観音像があるらしい。
家内がこんな所登りたくない、というのでパスして先に。
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月光坂を登ると

再び岩窟があった。
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この辺は近年パワースポットとして人気があるらしいのだが、私はその手のモノに少々胡散臭さを感じてしまう。

樹林帯から岩尾根に乗る、結構な高度感。
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黒部幹線の鉄塔に到着。
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ハイキングコースはここから釜の沢へ下ってゆくが、そのまま尾根を登って行く。
道は多少悪くなるが、問題なく歩ける。

478の三角点から両神山と二子山が見えた。
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先日は雪化粧していたけど、もう普段の姿に戻っていた。
ここから見る二子山は、とても人が登れるような山に見えない。

565のピークでハイキングコースと合流。
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釜ノ沢五峰へ下ってゆく。

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五ノ峰
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四ノ峰
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鎖場を登って
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三ノ峰。
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ここは好展望。
長尾根の向こうに武甲山と横瀬の二子山。
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長尾根はここから見ると平らな土手のように見える。
 
さらに鎖場を登って。
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ニノ峰へ
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三ノ峰に読めるが二である。
 
ここは家内は登れないというので巻き道でパス、私一人で登った。
 
最後の一ノ峰。
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この下りは雪があったら怖そう。
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ここからは植林帯の急下降。
どういう訳か途中で道を外してしまった。
明確な踏み跡とマーキングがあったので、ずいぶん荒れているな?と思いつつも下って行ったら、右から正規の道が降りてきた。
落ち葉が積もって分かりにくいとはいえ、ハイキングコースで道を失うとは情けない話だ。
 
ともあれ、無事に登山口に下降。
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ここは逆ルート(本来の順路)で歩いた方が良いかも知れない。
二、三峰の下りが鎖場になるが、どちらにも巻き道があるので戻って巻けば良い。
 
あとは車道を歩いて法性寺に。
家内と一緒なのでずいぶんゆっくり歩いても3時間のコースだった。
低山のわりに展望も良くてなかなか面白いコースだと思う。
 
品刕と絡めて横断ルートをいずれ歩いて見よう。
 
 
 

 

2018年1月 4日 (木)

品刕

 3日、品刕(しなしゅう?ひんしゅう?)という山に登ってきた。
 
ルート図

朝5時に家を出て6時48分西武秩父駅に到着。
7時発の小鹿野車庫行きのバスを待つ。
 
・・・・あれ?バス来ないけど。。

停留所の時刻表をよく見ると、今日までは特別ダイヤで小鹿野行の始発は8時25分なのだった。。
そういえばネットで乗り継ぎを確認した時に「年末年始の時刻表は運行会社に確認してください」って書いてあったっけ。
うっかりしていた、なんでこんな大事なことを確認しなかったのだろう。
 
後悔しても仕方がない。駅の待合室で時間をつぶして8時25分のバスに乗る。
 
9時に原町バス停着、ここから歩き出す。
 
風殿(ふっと)大橋で赤平川を渡る。
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目指す伊豆沢左岸尾根が見えてきた。
 
「続・秩父藪尾根単独行」の記述を頼りに突き当りを右に行くと、すぐに擁壁に付けられた階段があった。
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ここから尾根に取り付く。
 
藪っぽい踏み跡を登るとすぐに墓地があり、ここで道が消える。
右手のけもの道のようなうすい踏み跡を辿るが、すぐにこれも消えた。
大した傾斜でもないので、無理やり斜面を直登して尾根に乗る。
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尾根上には明確な道があり、一登りで立派な祠の立つピークに着いた。
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多分、もう少し尾根を回り込んだ所に正規の入り口があったのだろう。
ただ、この手の無駄足は嫌いではない。
 
その先も明確な道が続き、快適に歩ける。
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スタートで出遅れたので少しペースを上げて歩く。
日が短い時期なので、下山が遅くなってヘッデンで下降するような事だけは避けたい。
 
安谷さんはこの対岸のルートを半日コースだと言っていたが、鬼のような健脚を持つ人の話なのであまり信用しないほうが良い。
 
黒部幹線の鉄塔に到着。
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10時に安曇幹線の鉄塔跡地に到着。
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ここは大平戸山と言うらしい。
 
白く化粧した両神山が見えた。
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展望は良いのだけど、北西の季節風が強くて寒い。
休憩する気にもなれず先を急ぐ。
 
この尾根は里が近いので、かつてはかなりの往来があったのだろう。
小ピークや、かつての峠道だったらしい鞍部にはそこここに山の神が祀られていた。
これもその一つ。雨避けの波板で覆ってあって、今も大事にされている事が分かる。
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壊れたアンテナ。
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これは麓の集落の共同アンテナだったのだろうか。
 
矢印の刻まれた石標。
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屋根が無くなった石祠。
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山日神と読むのだろうか?
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道は明瞭だが、支尾根にも同レベルの道が付けられているので間違えないように慎重にルートを取る必要がある。
特に東方向に延びる尾根には何度か騙されそうになった。
今回は道に迷っている時間は無いので、怪しそうな分岐では必ず地図とコンパスで方向を確認したが、場所によっては5分おきに地図を見るようで忙しい。
その都度、強い風に地図を飛ばされそうになる。
 
11時半、空腹に耐えられず、天狗堂山と呼ばれるらしい616ピークの手前で小休止。
風裏になる斜面に寄り掛かるようにしておにぎりだけの昼食。
お湯を沸かして暖かいものを口にしたかったが、ストーブを置ける平地がない。

ここまで、急がなくてはという気が先に立って、一度給水しただけでほぼ歩き通しだったが、あらためて地図を眺めると品刕までもういくらもない。
気持に余裕が出て、今日初めてのタバコを1本。
 
昼過ぎに品刕に到着。
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風はさらに強くなって、冷たい風がこれでもかと吹き付けてくる。
 
寒いので地図で方向を確認しただけで出発。
あとは地図上の破線路を辿って白久まで降りるだけだ。
道を間違えなければ2時過ぎには駅に着けるだろう。
 
ところが、気が緩んだのかこの先でルートミス。
 
644ピークからの下りで東電ポールを見つけて、あとはこれを追っていけば良いと勘違いしてしまった。
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鉄塔に着いて地図を見ると方向が全然違う。
南に下っているはずが西に向かって歩いている。
軽く混乱して現在地が分からなくなった。
仕方なくスマホのGPSを見る。
やはり全然違う尾根に乗ってしまっていた。
 
ここまでしつこいくらい地図を見て方向を確認していたのに、なんでここで間違えてしまうかなあ・・
 
さて、どうしたものか。
時間はあるので引き返しても問題ないが、地図を見るとすぐ下に林道が通っている。
このまま下って林道に降りられれば、そのまま贄川に下山出来そうだ。
毒を食らわば皿まで、とそのまま進んでみる。
 
尾根の末端で真下に林道が見えた。
だがそこはザレた斜面でコンクリの擁壁もある。
落ちて死ぬような高さではないのでそのまま降りてしまおうかと思ったが、念のためにロープを使った方が良さそうだ。
 
ところが、ザックに入っているはずのロープが無い!
この所毎週のように山に行っていたので、中身を入れっぱなしで確認していなかった。
今日はうっかりが重なるなあ。。
 
無理して怪我をしては元も子もないので、登り返す。
と、右側の斜面の先、林道が右にカープする所は擁壁も切れて傾斜も緩そう。
そこまでは急斜面のトラバースになるが、幸い樹林帯なので立ち木に掴まりながら行けばさほど危険は無さそうだ。
 
慎重に斜面をヘツって進んでみると、藪に埋もれかけた踏み跡が下っており、難なく林道に降りることが出来た。
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ホッと一息。
林道を南に歩いてゆく。
地形図通り、その先少し行った尾根で林道は途切れていた。
 
地図には破線の表記があるがこれは使えるのだろうか?
とりあえず左手の尾根に乗ってみると、尾根には明確な道が付いていて、緩い傾斜で下に続いている。
破線は沢を上流から回り込むように斜面をトラバースしているが、ここは尾根道を下った方が早そうだ。
はたして少し下った先に沢を渡る橋が見えてきて、遊歩道のような道に降りることが出来た。
 
こんな標識があった。
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江戸巡礼古道?こんな道があったのか。
御岳山に続く道だろうか?
辿ってみたい気もしたが、これはまたの機会にとっておこう。
 
沢を橋で渡って舗装路に出ると、入り口にも同じ標識が立っていた。
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やはり一度歩いて見たい道だ。
 
時間も無いので今日のところはこのまま下山する。
 
道を下り始めてふと気が付いた。
「ストックが無い!」
どこで落としたのだろうか?記憶をたどってみる。
どうもロープを探してザックをおろした時にそのまま忘れてきたようだ。
つくづく今日はうっかりが続く。
 
戻って取りに行く気にもなれず、あきらめる事にした。
あの林道に車で入ることが出来れば近いうちに回収に行こう。
 
車道を歩いて三峰口駅に着くと、入れ替わりで電車が行ってしまった。
 
ここまで上手くいかないと、今日はそういう日なのだ、と開き直る余裕も出てくる。
駅前のベンチでシャツを着替え、のんびりタバコを吸いながら40分後の電車を待った。

 
散々な一日だったけど、久しぶりに地図を読みながらの面白い山歩きが出来た。
ここはいつかまた歩いてみたいと思う。
 
 
 







 

2017年12月31日 (日)

山納め

 12月30日、蕎麦粒山に登ってきた。

例年、この時期は大掃除などの雑事に追われて山歩きどころではないのだが、今年は12月に入ってから前倒しで少しづつ片付けていたおかげで、なんとか山に行く時間を作ることが出来た。

ルート図

このコースは昨年も歩いたことがある。
今日は夕方から友人と飲む約束をしているので、あまり下山が遅くならず確実に歩けるルートを選んだのである。
年末だし、年越し蕎麦にかけて蕎麦粒山なんて面白いかな?という、いつもながらのいいかげんな理由もあった。
 
朝5時に家を出て7時18分に奥多摩駅に到着。
シーズン中は行列が出来る日原行きのバス停には私を入れて5人しかいなかった。
さすがに暮れも押し詰まったこんな日に山に登る物好きは少ないようだ。
 
前回歩いた時はひどい二日酔いで、ここに着くまでに戻したり下したりと大変な目に遭った。
実は昨晩も忘年会があったのだが、その時の反省を踏まえ(大して反省してないけど)飲む量を控えておいたのだ。
生ビール2杯とウーロンハイ2杯だけと、私的には飲んだうちに入らない量で止めておいた。
我ながらよくそんな中途半端な飲み方が出来たものだと感心してしまう。そもそも飲んだ量を憶えている事自体が奇跡に近い。

その甲斐あって今回は体調も万全である。
 
7時45分川乗橋バス停を出発。
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私を含め3人のハイカーが降りた。
 
最初は植林帯の急登。
 
すぐに先に歩き出した単独氏に追いついて道を譲ってもらう。
一杯水からヨコスズ尾根を下ると言っていた。
 
前回は頭がガンガン鳴っていた事しか憶えていないが、この大きなブナは見覚えがある。
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この辺りから症状が治まってきたのだった。
 
木の間から三ツドッケが見えてきた。
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川苔山はすぐ横に。
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天気は良いのだけど、風が冷たい。
時おり、うなりを上げて北西の風が吹きつけてくる。
歩いている時はそれほどでもないが、止まると一気に寒くなる。

休憩を取る気になれず、笙ノ岩山まで一気に歩いてしまった。

ピークから少し下った風裏の陽だまりで最初の休憩。
お茶を一口、タバコを1本。
冬枯れの山はタバコを吸うのも慎重になる。
 
10時50分蕎麦粒山到着。
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気が付けば今年3回目である。何やってんだか・・・
 
ここも寒いので休まずにそのまま稜線の道を西へ向かう。
風はだいぶ治まってきた。
 
鞍部に下ってゆくと南側の斜面に獣の気配。
念のためにホイッスルを吹くと、ザーっという音とともに猿の群れが逃げて行った。
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仙元峠に到着。
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ここで昼食休憩。
お湯を沸かしてカップラーメンとコンビニおにぎりをいただく。
冬はおにぎりが冷えてボソボソになってしまうのが辛い。何か保温策を考えてなくては。
 
11時40分出発。
雪の残る仙元尾根を下る。
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大楢の手前で東側の斜面が崩れていた。
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かなり大規模な崩落である。
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今年の2月に歩いた時は無かったので、夏の大雨で崩れたのだろうか。
 
良いペースで下って、1時過ぎに川俣に降りることができた。
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人気のないバス停でシャツを着替えてバスを待つ。
気温は多分一桁前半だと思うが、ここまで下るとだいぶ暖かく感じられた。
 
2時のぬくもり号に乗ったのは私一人だけ。
運転手さんは現役時代、私の住んでいる地域で路線バスの運転手をしていたそうで、ローカルな話題に花が咲いた。
 

 

2017年12月18日 (月)

忘年会山行 丸山

 土曜日、秩父で源流部会の忘年会があった。

ここ数年恒例となった忘年会前の山行で、芦ヶ久保から丸山を歩いてきた。

ルート図
 
今回は距離も短いのでゆっくり家を出て、9時半に芦ヶ久保駅をスタート。
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最初は車道を歩いて登山口へ。
赤谷の集落から山道へ入る。
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軽く山歩き、と言っても一般登山道で登ったのでは面白くない。
今回は丸山から南に延びる尾根筋を辿って登ってみようと思う。
 
一応、事前にネットで検索してみたのだけど、この尾根から登った記録は見つからず、二二九(にふく)沢の右岸尾根を登った記録が一つあっただけだった。
行けるかどうか分からない尾根に取り付くのは不安だったが、地形図を見る限りではなんとかなりそうだ。
もし危険な岩場とかにぶつかったら無理せずに引き返すつもりである。
 
登り始めてすぐに諏訪神社入り口という標識があり、斜面を登る踏み跡があった。
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本当はもう少し登って、地形図で西方向に延びる破線路から取り付こうと思っていたが、何となく面白そうなのでこの踏み跡を辿ってみる。
 
急斜面の道を登るとすぐに小さな社が建っていた。
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これが諏訪神社らしい。
踏み跡はここで終わり。
引き返すのも面倒なのでここから無理やり斜面を登ってみる。
 
作業道の残骸のような薄い道型を追ってゆくと、大きな岩がありその下がちょっとした岩屋になっていた。
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さらに登り、標高600m付近で一瞬傾斜が緩むと、明確な道が尾根を横切る。
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これが破線の道だと思ったが実際にはもう少し上だった。
 
その上は竹林、倒れた竹が重なっていて歩きにくそう。
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右は斜面が急だし藪も濃い、左は岩場になっている。
迷った末、岩場のさらに左から回り込んで登る。
ヒサカキの藪を漕いで乗り越えると、伐採地の明るい斜面に出た。
ここで再び道が横切る。
 
左の奥に建物が見える、地形図にある家記号の建物だろう。
という事はこちらが本来の破線の道という事になる。
先ほどの道はどこに続いていたのだろう?
 
ここからは雑木林の明るい尾根道になった。
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南向きの斜面なので日当たりも良くて気持が良い。
薄いが踏み跡もある、やはり最初の予定通り破線路から取り付いた方が楽だった。
 
樹間に武甲山と二子山。
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踏み跡は途切れ途切れに拾えるものの、あまり歩かれていない様子。 
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所々藪っぽくてあまり快適な尾根ではない。
積もった落ち葉に埋もれた枯れ枝が足に絡まって何度も転びそうになった。
 
とはいえ、好き好んでわざわざこういうルートを辿っている以上文句は言えない。
ほとんど踏まれておらず、マーキングの類も一切見当たらないのは返って気持ちが良い。
 
山頂まであと少し、日当たりの良い斜面に具合の良さそうな倒木が転がっていたので、これに腰かけて早めの昼食。
普通の人は山頂で食べると思うが、どうも人が大勢いる所は落ち着かない。
 
昼食後、一登りで車道に出た。
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地図では車道の北側が崖マークになっていたが、見た感じ普通に登れそう。
迂回するのも面倒なのでそのまま直登する。

ところが、これが失敗だった。
さほど濃くないように見えた灌木の藪は木イチゴ系のトゲ藪でひどい目に遭った。
オマケに藪を漕いで抜けた場所は大勢のハイカーがお弁当を広げている展望広場。
ガサゴソと道の無い藪から這い出てきた私は、あまり良い意味ではなく衆目を集めてしまった。

極力平静を装って服についた枯れ枝を払い、何事もなかったかのように展望台に向かったのだが、冷たい視線が全身に突き刺さってくるようだった。
 
逃げるようにして展望台へ。
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話には聞いていたが、なかなかの展望。
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目の前に武甲山、右に両神山。
北には白く化粧をした上州や日光方面の山々、東には遠く筑波山まで望むことが出来た。
 
隣で山座同定をしていたオッサンが草津方面の山を指して、「あれが八ツだ」などと女性陣に吹聴していて、思わず苦笑してしまう。
八ヶ岳は両神の奥ですよ、と教えてあげたかったが恥をかかせても悪い。
いくつになっても男は、女の前で無駄に恰好付けたがる悲しい生き物である。
 
展望台の裏にちょうどベンチが空いていたのでゆっくりと一服。
あとは普通に登山道で下るだけなので気が楽だ。
時間は昼過ぎ、今から下れば3時前には金昌寺に降りられるはずだ。
近くにある新木鉱泉で汗を流して行く時間は十分にあるだろう。

山頂直下の下りは、踏み固められた雪が凍っており慎重に下りる。
もうザックに軽アイゼンを入れておかなくちゃだな。 

途中から尾根道に乗り、自然林の明るい道をゆっくりと下ってゆく。
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この辺は全部植林かと思ったが、意外と雑木林が残っている。
 
登山地図の破線路の分岐。
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多少険し、の文字につられて破線路に入ってみる。
入り口はテープで通せんぼしてあったが、進入禁止とは書かれていなかったので自己責任という事で通らせてもらう。
 
が、この道ずっと斜面のトラバース道であまり楽しくない。
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右上に続いている自然林の尾根を眺めながら、やはり向こうに行っておくのだった、と後悔しながら歩く。
 
炭焼き窯の跡があった。
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何だろう?
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山の中にバイクが捨てられていた、どうやってここまで来たのだろう?
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このルートはあまり歩く人もいないようで、結局最後まで誰にも会わなかった。
 
丸山から2時間で金昌寺に下山。
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そこから歩いて10分ほどの所にある新木鉱泉へ。
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入浴料が900円と少々高めだが、なかなか良いお湯だった。
 
飲み会の事も考えて山頂から給水を控えていたのだけど、風呂にはサウナもついていたので最後の仕上げと、思い切り汗を絞り出して忘年会に向かう。
これで最高に美味しいビールが飲めそうだ。(キケンなので真似をしない方が良い)

会場は市内の高砂ホルモン。
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新鮮なホルモンと冷たいビール、生きていて良かった。(笑)
 
2次会はいつもの餃子菜園へ。
例によって最後の方は記憶が怪しいが、無事に最終のレッドアローで帰路に着いた。
 
 


 

 

2017年12月 5日 (火)

成木尾根 都県界尾根の端っこへ

 日曜日、先日の続きで成木尾根を末端まで歩いて見た。

ルート図とコースタイム

前回、水口峠(みずもととうげ)まで歩いたので、そこからスタートしても良かったのだが、それではあまりにも距離が短すぎるので大仁田山を経由して成木尾根に乗ることにした。

朝9時に上赤沢バス停をスタート。
今回は事前にルートの情報を調べてこなかったので、登り口がどこなのかも分からない。
一応昭文社マップに載っているルートなので、ちゃんとした登山口があるのだろう、とたかをくくって歩き出した。
 
もし分からなければ尾根の末端から適当に取り付いて登ってしまうつもりだったが、あっけなく登山口が見つかった。
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予想通り植林帯の尾根道。
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小一時間で山頂に到着。
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頂上からはわずかばかりの展望が得られた。
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タバコを1本吸って出発、成木尾根に向かう。

すぐに尾根に合流、見慣れた標識が出迎えてくれた。
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前回水口峠に降りる道を間違えたような気がしたので注意していたのだが、やはり同じ道をだどってしまった。
標識が付けられていたので間違いではないのかも知れないが、正解尾根を左に見ながら下ったのでどこかで道を外れたのだろう。

まあ、どちらにしろ大した回り道ではない。
 
前回同様、登って・・
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下る。の繰り返しから始まる。
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もっとも、これは想定内。
今回はまだ体力的に余裕があるのでさほど苦にならない。
 
「堂所」と名前の付いた分岐に着く。
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ここで都県境界線は主尾根を外れて北東の349峰に続く支尾根をなぞっていくのだが、主尾根の方はこの先尾根型が不明瞭でどうなっているのかよく分からない。
Narikione
時間もあるし、とりあえず県境線を辿ってみるか、と歩き出してふと地図を確認する。
むむっ?、349の東の斜面、降りられなくないか?
首尾よく降りられたとしても、沢を越えて尾根に乗ってまた下って登るとか、ありえないルート取りになってしまう。
無駄な労力を使いたくないので、やはり戻って正規のルートを進んでみる。
 
すぐに尾根筋の道はテープが張られ、立ち入り禁止になる。
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やはり一度沢に降りなければならないようだ。左の斜面を下る。
幸い道ははっきりしているので迷う事はなさそう。
 
立ち入り禁止の先は伐採された裸尾根になっていた。
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採石場の敷地らしいから、あの辺りも切り崩してしまうのだろうか?
そんなことしたらこの沢枯れちゃうだろうなあ。
ま、今もほとんど枯れてるけど。
 
涸れ沢沿いの道を下ってゆくと、右から支沢が出合う所に標識があった。
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この支沢沿いの踏み跡で尾根に乗れという事らしい。
ここから登ってもその先尾根筋行けるのか?なんか左に下るとか書いてあるけど・・
 
とりあえず登ってみる。
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途中から沢を外れ、左側の斜面に取り付いて尾根に乗ると急に視界が開ける。
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ススキの原越しに先ほどの伐採地が見える。
 
が、左を見ると・・
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まだ採石場を越えていない。。
そして予想通り、またここから沢に下らなければならなかった。
なんでそういう無駄な事をさせるんだよ!と腹が立ったが、地形がそうなっているのだから仕方がない。
 
とりあえず日当たりも良いしここで早めの昼食としよう。
お湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりを食べる。
風も無くて暖かいのでラーメンなんか食べてると暑いくらい。
 
昼食後、急斜面の道を下って再び沢に降りる。
沢を渡ってまた登り返すのだが、この辺りはちょっと道が荒れて不明瞭だった。
所々、埋もれたり腐ったりで消えかけた木段がつけられているので、かつてはちゃんと整備されていたのだろうけど、今は踏み跡程度の道になっている。
 
登り切った所が採石場の東端で、ここからはまた尾根道の歩きになる。
久しぶりにこの看板を見る。
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この辺まで来るとようやく不毛なアップダウンも無くなり、下り基調の快適な道になった。
 
名残の紅葉も。
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左側が明るくなって、ゴルフ場が見えてきた。
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しばらく行くと境界ギリギリを通っているらしく、左側は鉄条網が続くようになる。
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藪っぽいし窮屈な道。
服を引っ掛けないように注意しながら進んで行くと、すぐ近くでパキーン!と打撃音が聞こえてきた。
どうやらティーグラウンドのすぐ横を通らなければならないようだ。
見つからないようにこっそり通り抜けたかったが、鉄条網の柵1枚隔てているだけなのでそんなことが出来る訳もなく、あっけなく見つかってしまう。
案の定ゴルファーが怪訝そうな顔でこちらを眺めていた。
 
一応ハイキングコースとは言え、ほぼ廃道となった道をガサゴソを歩いている姿は不審者にしか見えなかったのだろう。
しかし、考えてみれば、別に肩身の狭い思いをする必要はないのだよなあ。。
 
安楽時?
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間抜けな標識にちょっと癒される。
 
右側に墓地が見えてきた。
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左右に交互に見え隠れしていた民家や畑が、下るにつれて近づいてくる。
 
気が付けば両側ともすぐ近くに家並みが見えるようになった。
尾根が低く小さくなってゆくのが実感できる。
もう終わりが近い。
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最後は植林帯を緩く下って。
 
終点の安楽寺に到着。
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尾根の末端はお寺の裏庭で終わっていた。
この尾根が長沢背稜と名前を変えて雲取山まで続いていると思うと感慨深い。
長大な都県界尾根の端っこは、ほとんど歩く人もいなくなってさびれた道だった。
 
 
安楽寺の下の神社で大きな銀杏が色づいていた。
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2017年11月26日 (日)

35年ぶりの山

 土曜日、久しぶりに奥多摩の山を歩いてきた。

11月25日、今日は浦和レッズがアジア王者をかけた大一番に挑む日。
本当なら山なんか登っている場合ではないのだが、残念ながら私はチケットを手に入れることが出来なかった。
10年前に体験した、全身が総毛立つようなあのスタジアムの雰囲気をもう一度味わいたかったけど、こればかりは仕方がない。

テレビ観戦なので夜まではやる事もない。
気分転換に秩父以外の山を歩いてみたくなり、一般登山道を使って鷹ノ巣山に登ることにした。

ルート図

実はこの山、高校生の時に一度登った事がある。
といっても当時の私は山登りなんて全く興味が無く、山好きの友人に強く誘われて嫌々登らされたというのが正直なところである。
 
そんな訳なので、どこから登ってどこに降りたのかも全く覚えていない。
とにかく登りが辛かった事と、バスで登山口まで行って、帰りは直接駅に降りた事だけはうっすらと覚えている。
とすると、考えられるのは日原か奥多摩湖から登って、石尾根で奥多摩駅に降りるというルートだが、奥多摩湖を見た記憶は無いので、おそらく日原から登ったのだと思われる。
  
山登りの初心者に、いきなり奥多摩三大急登の一つと言われる稲村岩尾根を登らせる、と言うのもひどい話だが、おそらく私をバテさせて優越感に浸りたかったのだろう。
彼とはよく釣りにも行ったが、釣りでは私にかなわなかったので得意の登山で差をつけたかったのだと思う。
 
という事で、今回は当時の記憶をたどる山歩き。
 
奥多摩駅発7時27分のバスで東日原へ。
ハイカーで満員だったが、川乗橋で半分ほど降りて行った。川苔山への林道は落石で通れないと聞いていたけど、問題ないのだろうか? 
 
8時前に東日原バス停に到着。
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車道を進むと、稲村岩が見えてくる。
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岩まではキツそうだけど、その先の尾根は大した急登じゃなさそう。
 
ここから下って
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巳ノ戸橋で日原川を渡る。
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ここはなんとなく覚えている、確か最初に下って川を渡った気がする。
 
そこからは沢沿いに登ってゆく。
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途中から沢を外れて右岸の尾根に取り付くと、少し前を歩いていた単独の女性ハイカーが対岸の斜面を登って行くのが見えた。
 
地図を出して確認。
巳ノ戸尾根で八丁山に登るのだろうか?
ルート的にはそちらの方が楽しそうだが、今回は我慢して昔歩いた道を辿る。
 
稲村岩の鞍部までは急な登りだったが、いつも歩いている藪尾根の取り付きに比べればまだ常識の範囲内。
 
尾根に乗ると傾斜が緩む。
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明るい尾根道を気持ちよく歩く。
 
途中、南側が植林帯になった所で年配の夫婦が立ち話をしていた。
丁度喉も乾いたので、先に行ってもらおうとその手前で給水がてら小休止。
 
ところがその二人、なかなか出発する気配が無い。
仕方なく歩き出して追い越すと、奥さんの方は電話をしていて、旦那さんは横で終わるのを待っているのだった。
どんな大事な電話か知らないが、山の中で10分以上も話し続けるというのはどうなんだろう?
 
歩いてみると急登というほどではない登りだが、ふと気が付いたら標高が1000mを越えていた。
1時間ほどで500m登ってしまうのだからやはり急なのかもしれない。
 
この辺からブナやミズナラの大木が目立つようになる。
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新緑の頃に歩いたら気持ちいいだろうなあ。
 
1500m付近からモミなどの針葉樹が混じり始める、植生は秩父と変わらない。
 
ヒルメシ食いのタワを過ぎると、
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一登りで山頂に到着。
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富士山が圧倒的な存在感で目の前に立つ。
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この広い山頂で昼飯を食べたのは覚えている。
目の前の大展望を眺めながら「どうだ、山は良いだろう?」なんて言っていたっけ。
私は疲労困憊というほどではなかったと思うが、とにかく、もう登らなくて済むという安堵感だけで、楽しいとか面白いとか前向きな感想は全くなかった。
 
もっとも、今でも何が楽しくて毎週山に登ってるのかよく分かっていないので、当時からあまり進歩していないのかもしれない。

 
山頂には結構な人が休んでいたが、先週の棒ノ折のような殺人的な人出ではない。
タバコに火をつけて展望を眺める。
どれがどの山なんだろう、下に見える集落が小菅村だろうか?
とするとあの平らな尾根がモロクボ平かな、その尾根を右に行った高い山並みが大菩薩連嶺だな。
大菩薩の奥には雪をかぶった南アルプスの山々が白く輝いていた。
 
景色を眺めながら早めに昼飯を食べても良かったのだけど、霜が溶けた地面はグチャグチャにぬかるんで、お店を広げると泥だらけになりそうだったので、一服しただけで出発。
 
やはりぬかるんだ急斜面を慎重に下って、城山の小ピークで昼食休憩。
鷹ノ巣山は冷たい風が吹いていたが、ここは風もなくて穏やかだ。
 
葉を落とした枝越しに都県境の山々が見える。
 
三ツドッケ。
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こちらから見る三ツドッケは今ひとつだねえ。
 
昼食後は快適な尾根道を奥多摩駅方面に進む。
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おおむね緩い下りで、ちょっとしたピークも全部巻いて歩けるので楽チンである。
何より地図を見なくても良いので、のんびり景色を楽しみながら歩けるのが良い。
 
ただ、この辺りを歩いた記憶が蘇ってくることはなかった。
おそらく景色を楽しむ余裕も無かったのだろう。
 
奥多摩側の山。
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御前山と大岳山かな。
 
蕎麦粒山が近くなってきた。
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三ツドッケはさらに恰好悪くなってゆく。
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三ノ木戸山を過ぎると植林帯が出てくるが、その切れ目で見事な紅葉に出会えた。
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新緑と紅葉の時期の山歩きは最高の贅沢だ。
特にこんな好天に恵まれると、今日山に行かない奴はバカだ、とさえ思える。
 
とはいえ、私もチケットが手に入っていれば山には来なかったのだけど。。
 
最後は植林帯を下って奥多摩の町に降りた。
駅に着いたのが14時ちょうど。思ったより早く着いた。
 
さあ、あとは帰って一風呂浴びたらビールを飲みながらレッズの応援だ。
適度に体に負担をかけたので、今日はいくらでも飲めそうだ。
 
ただ、今から帰ると試合開始までだいぶ時間が空いてしまう。
キックオフまでに飲み過ぎないように気を付けなければ。(笑)
 
 
 
 


 

 

2017年11月20日 (月)

棒ノ折山から都県界尾根

 日曜日、奥武蔵の山を歩いてきた。

 東京都と埼玉県の境界には、雲取山から続く長大な尾根が伸びている。
秩父と奥多摩を分けている辺りは長沢背稜などと呼ばれていて、私は小間切れでしか歩いた事が無いのだけど、とても気持ちの良い道が続いているのでいずれ通して歩いて見たいと思っている。
 
今回はその尾根の東の端、飯能市と青梅市の境を棒ノ折山から歩いてみた。

ルート図。
 
夜中にサッカーの試合を見ていたので出発が遅れた。
8時半飯能発の名郷行きバスに乗り、さわらびの湯で下車。
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ヤマノススメのラッピングバスだった、このバスに乗れるとちょっと得した気分になる。(笑)
 
有馬ダムから有馬山方面。
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湖畔ではモミジが鮮やかに色づいていた。
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ハイカーに人気の白谷沢の登山口を過ぎ、5分ほど歩いて尾根をまわると擁壁に階段が付けられている。
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ここから白谷沢左岸の尾根に取り付く。
 
最初は植林帯の急登。
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登山道と変わらないくらいしっかりした道が付けられていた。
 
150mほど登った所で傾斜が緩み小さな鞍部に乗る、ここで給水と小休止。
今日は冬型の気圧配置で北風が強いという予報だったが、ここまではほとんど風も無く、登りではかなり汗をかいた。
 
さらに登ると右側が雑木の林になる。
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すぐに左側も伐採地になり、鹿避けネットに沿って進む。
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伐採後に植林したのかわからないくらい雑木が伸び放題。
これではネットの意味が無いと思うのだが。。
 
その先で若いハンターが待機していた。
狩猟期に入ると藪尾根歩きはハンターと会う事が多くなる。
 
ほどなく林道に出た。
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すぐ対岸に誰かが付けた木のステップで斜面に取り付けた。
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再び雑木林の尾根を登る、葉を落とした広葉樹の林は明るくて気持が良い。
 
11時ちょっと前、稜線までもう少しという日当たりの良い平地で早めの昼食休憩。
山頂で食べても良いのだけど、あそこは人が多くて落ち着かない。
 
11時25分、山頂に到着。
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予想通り、100人くらいの人がいた。
 
早々に立ち去りたかったが、ここからは下りになるので膝サポーターを装着し、ストックを出してセットする。
少しでも膝の負担を減らすように気を付けていないと、いつか山を歩けなくなりそうで不安なのだ。
 
その間、少しトウの立った山ガールと、かなりトウの立った山ガールのパーティがやってきて、私のすぐ横に倒れ込んだかと思うと「あ~疲れたね~!」などとわめきはじめた。
 
本当はタバコの1本も吸ってから出発したかったのだけど、あまりに姦しいのであきらめて腰を上げる。
と、あれ?ストックが無い?
良く見たら、かなりトウの立った方の投げ出したザックの下敷きになっていた。
まったくもう・・・
 
逃げるように山頂を後にして、銀座通りのような登山道を下る。
権次入峠を過ぎるとそれまでの喧騒がウソのように人がいなくなり、ようやく静かな山歩きになった。
 
すぐに黒山に到着。
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だれもいない山頂で一服、と思ったら岩茸石山の方から親子連れが登ってきた。
なんとなく気が引けてそのまま出発。
 
最初は明るい尾根道だったが
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すぐに植林帯の道になる。
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道幅も広く、傾斜も緩くて歩きやすい道。
登りはどんなに急でも全然かまわないけど、下りは緩い方が膝に不安を抱える身としては助かる。
 
ただ、この道、小沢峠までがやたらと長くて少々退屈だった。
 
峠までもう少し、という所で奥多摩側の展望が得られた。
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奥多摩の山はほとんどわからないのだけど、あれは去年家内と登った高水山だろう。
 
最後は急な坂を下って、ようやく小沢峠に到着。
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ここから先は登山地図には道が載っていないが、ちゃんとした道が続いていた。
 
標識も結構丁寧に付けられている。
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山道、ケモノ道?

道は明確で迷いそうもなかったけど、ここからはアップダウンが激しい。
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登って下ってまた登る、という実にいやらしい道。
 
かつてはハイキングコースとして整備されていたらしい。
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ここが成木尾根という名前であることを初めて知った。
道理で都県界尾根で検索しても出てこなかったわけだ。
 
とりあえず末端の安楽寺まで道がある事が分かった。
時間的に今日は厳しいかも知れないけど、行ける所まで行ってみよう。
 
再び急な登りと下り。400mから500mの間を行ったり来たりしているような感じ。
かなり精神的に辛い。
 
途中の小ピーク。
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500m峰にしてはたいそうな名前である。
 
そこからまた下って、

マジか・・
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標高差にして5~60mくらいだが、さすがにこう繰り返されるとキツい。
 
その先で大仁田山方面の分岐を過ぎ、しばらく行くと送電鉄塔に出た。
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ここから巡視路で下に降りてしまおうか、とも思ったが、もう少し歩いてみる。
 
この道、所々に標識はあるのだけど、進むにつれて分かりにくくなってゆく。
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尾根型も地形図で見るより複雑で、しかも分岐にはことごとく明確な踏み跡が付けられているので、何度も地図とコンパスで方向を確認しなければならなかった。
 
水口峠に着いたのが14時半。
間野黒指発のバスが15時20分。
余裕を見てここで下った方が良さそうだな、と尾根を外れて黒指集落に下りた。
 
車道に出ると何故か人が一杯歩いている。
家族連れとか女性のグループとか、ハイカーではなさそうな恰好の人ばかり。
こんな辺鄙な所で何事か?と思ったら細田と黒指の集落で何かのイベントをやっているのだった。
 
集落にも人が大勢集まっており、嫌な予感通りバス停には列ができていた。。
 
幸い、イベントに合わせて臨時バスが運行されるようだったが、並んでいないとどんどん列が伸びてゆく。
バス停で着替えて、下山タバコを吸いながらのんびりバスを待つ、という当初のもくろみが見事に崩れてしまった。
結局、今日は山行中一度もタバコを吸えなかった。
 
予定より少し早く15時丁度発、満員の臨時バスで帰路に着いた。
 
 
この成木尾根はなかなか歩き甲斐がありそうな予感がする。
今回の続きは近いうちに歩いて見ようと思う。

2017年11月12日 (日)

清掃山行2017

 源流部会の恒例行事、清掃山行に行ってきた。

今年は浦山川支流の仙元谷。
細久保谷出合からグミの滝まで遡行しながら渓のゴミを拾った。
 
参加者は安谷さん、なんさん、私の3人。

ルート図 
 
朝9時に細久保橋のゲートに集合。
朝のうちは曇りの予報だったが、青空が見える。
ただ寒冷前線が通過しているせいか、雲がすごい速さで流れてゆく。
ここは北面の沢なので風裏になるためほぼ無風だが、稜線は北風がすごいだろう。
 
出合からしばらくは小滝が連続して落差がある。久しぶりの沢歩きなので少々緊張する。
岩に張り付いた濡れ落ち葉が曲者で、足の置き場に気を遣う。
 
その先は落ち着いた渓相になる。
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思ったよりゴミは少なくて、気持ちよく沢を遡行する。
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紅葉も良い感じ。
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釣り人が付けたと思われる看板。 
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ここは入渓も遡行も楽なので釣り人が多い。
 
この時期としては気温も高いせいか、瀬尻から走る渓魚の姿も確認できた。
竿を持っていると姿を見せないくせに、魚も警戒心が薄れるのだろうか。
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途中の平坦地で小休止。
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ここは小屋が建っていたような感じ。
こういう場所はゴミが多く捨てられているのだが、全く無し。
 
炭焼き窯の跡。
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ベテラン沢屋のなんさんには物足りなかったようで、あえて難しそうなルートを選んで登っていた。 
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ワサビ田跡。
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その上に潰れたワサビ小屋跡。
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ここから一杯水方面に向かう古い登山道が対岸の斜面を登ってゆく。
 
そのまま沢を行くと、ほどなくグミの滝。
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前に来た時より水量が多くて、なかなかの迫力だった。
 
ワサビ小屋跡まで戻って昼食休憩を取り、登山道で下山した。
 
本日の成果。
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釣り人が多い割にゴミは少なかった。
最近の釣り人はゴミを捨てなくなったようだ。喜ばしい事である。
 
 
ご参加いただいた安谷さん、なんさん、どうもありがとうございました。
 

 


 


 

2017年11月 4日 (土)

大久保谷から坊主山

 ようやく晴れてくれた休日、文化の日に秩父の大久保谷を歩いてきた。

長い事秩父に通っているが、何故かこの大久保谷だけは一度も来たことが無かった。
 
今回は沢ではなく、左岸の作業道を辿って奥の三俣まで行くのが第一の目的。
無事にたどり着けたら、そこから坊主山に登り、縦走路で七跳山へ向かい、大平山、大ドッケ、栗山と歩いて湖岸道に下るという、ちょっと長めのルート。

ルート図とコースタイム

朝6時半、大久保橋の脇の駐車スペースに車を置いて歩き出す。
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浦山ダムの湖水が白く濁っていた、台風の影響だろうか。

最初は林道歩き、すぐに車止めのゲートがある。
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その先に萩の久保トンネル。
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照明が無いので中は真っ暗。途中でカーブしているので出口も見えず、踏み入るのに勇気がいるが、進むにつれて目が慣れてくると、かすかに出口の光が見えてヘッデンを点けなくても通過出来る。

林道はほどなく歩道に変わり、緩やかに高度を上げながら奥へと続く。
車は通れない幅だが遊歩道のように整備された良い道。
新しいバイクの轍が所々についていて、現役の作業道として使われていることが分かる。

近場の谷出合の作業小屋。
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あの軽トラック、どうやってここまで来たのだろう?

その先は多少道が荒れるが、まだまだ立派な歩道が続く。
 
廃屋と化した小屋を過ぎて。
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すぐに潰れた小屋跡。
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さらに進み、道が尾根を回り込む所に国有林の古い看板がある。
この先で崩落により道が通行出来なくなっているらしい。
 
一息入れた後、尾根に取り付いて大高巻き。
この高巻きルートは「秩父藪尾根単独行」の山行記と樵路巡遊というサイトの記述を参考にさせて頂いた。
 
まずは植林帯の尾根の直登。
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赤岩の頭と呼ばれるピークに続く尾根で、正規の道ではないが、かなり踏まれている。

100mほど登った辺りで水平に伸びる踏み跡があるとの事だったが、それらしい道は見当たらない。

さらに登ってみる。
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傾斜が緩み尾根型が明確になってきた。
「登り過ぎたかな?」と不安になったところで薄い踏み跡が斜面を横切るように左に伸びているのを発見。
これを辿る。
 
すぐに鹿避けネットにぶつかった。
やはり登り過ぎたようだ、ネットに沿って下り、柵の下端に沿って水平にトラバースする。
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いくらも行かないうちに上に逸れて行く柵を見送ってさらに水平に進むが、その先の小窪がちょっと嫌らしい。
 
さて、どこから越えたものか?と斜面を眺めていると、下の方に青いビニール紐の目印を発見。
やれうれしや、と近寄ってみたが、道らしいものは見当たらなかった。
行けば行けそうだけど、上から越えた方がまだ安全そうだ。
ここは素直に戻って上から乗り越す。
 
その先の檜林を下降するとあったが、檜林と言うには実に貧相な林で、檜混じりの雑木林といった感じ。
おそらく植えてから一度も手入れせずに放置されたのだろう。
 
今ひとつ自信が持てなかったが、その先に植林帯は無さそうだったので、出来るだけ緩そうな斜面を選んでズリ落ちるように下降してみる。
間違ってたら登り返すの大変だなあ。。

いつの間にか沢床が上がって、すぐ下に水流が見えた所で無事歩道に下降できた。
道型が見えた時には心底ホッとした。
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降り立った場所のすぐ横が崩れていた、越えられないような崩落ではないので、大崩落地はもっと下流だろう。
 
この高巻きに小一時間かかってしまった。
 
そこからは沢沿いに続く道を辿る。
ほとんど歩かれていない様子で、所々灌木や高草をかき分けながら進む。
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鎌倉沢を越えると大きな滝が下に見えた、鎌倉ノ滝だろうか。
降りられそうだったが、ここはいつか沢通しに歩いて見よう。
 
沢に沿って斜面を九十九折れに登って尾根を乗り越すと、さらに沢が高度を上げてくる。

沢がすぐ横に沿うようになり
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開けた場所に出た。
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ミカワと呼ばれるらしい三俣。
赤岩沢、中ノ沢、大クビレ沢がここで出合う。
 
明るい河原で小休止、風もなくいい陽気で気持ちが良い。

ここに来るのが今回の目的だったので、この先はオマケみたいなものである。
サクっと坊主山に登って早々に下山しよう。
沢の水を汲んで、赤岩沢と中ノ沢の中間尾根に取り付く。
 
最初はちょっと岩っぽい。
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薄い踏み跡が付けられているが、アセビの藪がちょっと煩い。
 
一登りしたところで視界が開けた。
対岸の紅葉がまぶしい。
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その先にススキの原。
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秋の山は良いねえ。

荒れた植林帯の中、薄い踏み跡を辿って登る。
対岸の山肌に見える天目山林道が近づいてくると、申し訳程度に枝打ちされた枯れ枝が道をふさいで歩きにくくなる。
 
ほどなく林道に出た。
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林道の対岸は急すぎて取りつけそうもない。
左に進みながら登り口を探すと、尾根を回り込んだ所で鹿道のような踏み跡が斜面を斜めに登っているのが見えた。これを使って尾根に取り付く。

尾根に乗ると秩父市街が遠望出来た。
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武甲山と小持山、大持山。
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手前に見えるのが帰路の栗山尾根、ホントにあんな所まで歩けるのだろうか?
 
ここから坊主山までの登りがキツかった。
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植林帯の中、一本調子の単調な登りが続く。
坊主山なんかパスして林道で大クビレまでショートカットすれば良かった、と後悔しながら登る。
 
傾斜が緩んで樺の林になると稜線が近い。
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ようやく坊主山に到着。
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この辺はもう木々が葉を落としていた。
枝越しに富士山も見える。
 
縦走路に下って七跳山へ。
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時間は12時すぎ、ここで昼食休憩。
 
ひと月ぶりの山歩きでかなりバテ気味、この最後の登りでも足が攣りそうになった。
 
地図を確認すると、まだ栗山までは絶望的な距離がある。
かなり本気でエスケープルートを模索する。
 
大ネド尾根を下って川俣に降りようか、ぬくもり号でネイチャーランド入り口で降ろしてもらえば車の回収も楽だ。
ただ、時間が問題だ。2時の便に乗れれば良いが、それは無理そう。次の4時の便では遅すぎる。
大平山から北に伸びる尾根でフキアゲ沢出合へ下るという手もあるが、何となくそれは敗北感が強い。
大ドッケから峠の尾根で川俣に下るのでは全然エスケープにならない。

やはり予定通り歩くしかないか・・・
覚悟を決めて出発。
 
大平山方面になだらかな斜面を下ってゆく。
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ここも登山道ではないが、明確な踏み跡が付けられていた。
 
大クビレに降りる。
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大平山へ緩い傾斜の道が続いているが、疲れているので山頂はパスして林道で巻く。
 
三ツドッケが間近に見えた。
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この角度からみる三ツドッケは恰好いいねえ。
 
カラマツの黄葉。
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林道とは言えなかなか気持ちが良い。
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ただ、この林道は山頂を巻いているのだけど、標高差は50mほどしかない。
素直に山頂を経由しても大して変わらなかったかもしれない。
 
大ネド尾根の分岐から大平山を振り返る。
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この分岐はいきなり来ても絶対に分からない。
 
疲れてはいるがそこそこのペースで歩いて大ドッケへ。
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山名板、新しくなってる?
 
この辺まで下ると紅葉が見ごろ。
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やはり紅葉は晴れた日に限る。
 
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右側は植林なので左側ばかり眺めながら歩く。
 
と、急に岩場が現れた。
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え!?ここ通るの?
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ストックを仕舞って、岩に張り出した根っこに掴まりながら慎重に通過。

何でだろう?沢だったらこの程度のヘツりは造作もないのに、尾根だと異常に恐怖心が高まる。

無事に通過すると、柵に囲まれた真新しい山の神があった。
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よくまあこんな恐ろしい所にこんな物を設置出来たものだ。
 
ここを過ぎるとすぐに栗山。
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ここからの下りはちょっと迷いそう、コンパスをセットして下る。
 
この辺はまだ色づき始めといった感じ。
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ふとコンパスを見たら微妙に方向が違う。
紅葉につられて左の雑木林の尾根に引き込まれてしまった、慌てて右の植林帯に戻る。
まったく、何のためにコンパス持ってるんだか。。
 
正解尾根に戻るとすぐに新秩父線の鉄塔。
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さらに奥秩父線の鉄塔を過ぎ
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急斜面も巡視路で安楽に下って。
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車道に降り立った。
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駐車場所はすぐ先、3時に車に戻ることが出来た。
ほぼ予定通りだけど、もう足は限界に近い。
 
今回は久しぶりの山歩きで、ちょっと欲張りすぎてしまった。
最後の方はあまり余裕が無かったので、次回はもう少し楽なルートにしよう。
 

2017年10月 9日 (月)

大洞林道から白岩山周回

 日曜日、秩父の白岩山に登ってきた。
  
大洞林道の荒沢橋から桂谷の右岸尾根で白岩山に登り、登山道でお清平まで歩いて猿鼻ノ尾根で大洞林道に下るという周回ルート。
 
ルート図

 
今回は続・秩父藪尾根単独行という本に載っていたルートをそのままトレースしてみた。
 
白岩山には全く興味は無かったが、お清平から大洞林道に下る猿鼻ノ尾根を歩いて見たかったのだ。
この尾根を下りで使えれば雲取山方面からの下山がかなり便利になる。

 
朝6時40分、サメ沢のゲートに車を置いて歩き出す。
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この林道を歩くのは今年3回目、さすがに食傷気味だ。
軽いはずの日帰り装備のザックがやけに重く肩に食い込んでくる。
荒沢橋まで車で入れた頃が懐かしい。
 
1時間の歩きで荒沢橋に到着。
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橋の手前から荒沢谷沿いに続く踏み跡を使って尾根に取り付く。
 
最初は釣り人の残した派手な目印が付けられた明確な道だが、これはすぐに沢に沿って斜面を右に逸れてゆく。
ここからは急斜面の直登。
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予想通りの急坂で、立ち木や根っこに掴まりながら這うようにして登る。
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ごく薄い踏み跡が途切れ途切れに拾えるが、ほとんど役に立たない。
 
途中、ちょっとした岩場があり、沢の感覚で取り付いて行き詰ってしまう。
登山靴だと細かいスタンスが拾えないし、沢筋の岩と違ってボロいのでどうにもならなかった。
以降、岩場は全部巻いて登る。
 
上から斜面を振り返ってみる。
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写真だとなんて事なさそうだけど、絶対に下りたくない急坂。
この尾根は下りでは使えない。
 
30分ほど格闘すると多少傾斜が緩んだ。
急斜面は相変わらずだが、とりあえず二足歩行できるレベルになる。
 
緊張感がゆるんだ所でベニテングタケに癒される。
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950m圏で地形図に現れない小ピークに乗った。
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ここで小休止、早くも500mLのペットボトルが空になる。
 
この辺からアセビがちょっと煩くなって、藪尾根らしくなってきた。
 
1119点で地図を確認して高度計を補正。
尾根型は明確で間違いようもないが、まだ白岩山までの行程の4分の1も来ていない上に、これからさらに800mも登らなければならないという事実を突きつけられて気が遠くなりそうになる。
 
キツい登りと緩い下りを繰り返しながら高度を上げてゆく。
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チャナメツムタケがチラホラ出ていた。
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余裕が無くて採る気になれない。
 
標高1500mを越えたあたりで右側の視界が開けて、今日初めての展望が得られた。
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仙波尾根の上にカバヤノ頭、その右に東仙波。
2年前、背丈を超えるスズタケの迷路にハマって四苦八苦しながら下った。
遠景では実に優しそうな尾根に見えるがとんでもなく手強い。
 
色づいたオガラバナの横に、雲に隠れた三ツ山とバラクチ尾根。
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あそこもいつか歩いて見たい。

最後はダケカンバの広い尾根の急斜面。
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地形図どおり、ここを登りきると・・
 
あっけなく縦走路に出た。
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高度計が30mほど誤差っていたので、何だこの道?と思ってしまった。
 
5分も歩かずに白岩山に到着。
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下の方で苦しんだのでどうなる事かと思ったが、登ってみれば思ったより楽だった。
 
時間は昼前、登山道脇のテーブルとベンチで早めの昼食休憩。
 
この辺の樺は黄葉を終えて早くも散り始めているようだ。
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休憩中、雲取山に向かう登山者が続々と通り過ぎてゆく。
女性の歌声が近づいてきたので何事かと思ったら、大音量で音楽を鳴らしながら歩いている奴がいた。
クマ避けのつもりなのだろうけど、こんなに人が多い道にはクマだって近寄らないだろう。
実に迷惑な話である。 
 
休憩を終えて、登山道を一気にお清平まで下る。
今まで歩いてきた道(道は無いが)に比べると高速道路のような道で快調に歩ける。
 
前白岩を過ぎたあたりで東側の展望が開けた、あれは酉谷山と小黒かな?
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樹間から三峰神社も。
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それにしてもこの道、連休中とあってハイカーの数がハンパではない。
お清平までの間に100人くらい(大げさ)とすれ違った。
この分じゃ雲取山の山頂は登山者でごった返しているのではないだろうか。
 
みんな何が楽しくて山になんか登るのだろう?
 
人酔いしそうになりながらお清平に到着。
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やっと人のいない道を歩ける(多分道は無いが・・)。
 
広場のテーブルで中高年のパーティーが食事中。
見つからないようこっそりと道を外れて猿鼻ノ尾根に向かう踏み跡に入る。
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入り口には新しいマーキングが付けられており、広い斜面をトラバースするように続いていたが、途中からそれを無視して薄い踏み跡(多分鹿道)を追って下り気味に歩いて見た。
 
緩い尾根型が現れた所で先ほどのマーキングと埼玉県の石標を発見。
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問題なく猿鼻ノ尾根に乗れたようだ。
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広い尾根だが、新しい赤テープと古いピンクのリボンが点々と付けられており、迷うことなく下れる。
ただ、この手の目印だけに頼って歩くと痛い目に遭う事もあるので、一応コンパスをセットして下る。
 
傾斜も緩く、2次林だが自然林の気持ちの良い尾根。
木の幹にクマが引っ掻いたような傷跡が散見されるのでホイッスルを鳴らしながら歩く。
 
順調に高度を下げてゆくと、1100m付近でマーキングが左の植林帯へ下るように誘導していた。
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どうしようか迷ったが、「藪尾根単独行」によると935m付近で尾根を横切る踏み跡に乗った、と書かれていたので、これも無視してそのまま尾根を下ってみる。
 
そこからは傾斜が急になり、下るのに難儀する。
やはりマーキングに従った方が良かったかな?と思いつつ、植林帯の中の踏み跡の残骸のようなものを拾いながら下ってゆく。

高度計が950mを指した所で、薄い踏み跡が斜面を横切るように南方向に下っていた。
おそらくこれで間違いないはず。
 
辿るうちに道型は明確になり、これで林道に降りられる、と思ったら・・
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すぐ下に真新しいブル道が切られていた。。
 
実を言うと、これはある程度予想していて、往路で下山口を確認した時に、降り口の廃小屋の先に重機が停まっていて、作業道が上に続いているのを見ていたのだ。
ただ、こんなに上まで伸びているとは思わなかった。
 
なんか拍子抜けしてしまったが、踏み跡はほどなくブル道に吸収されてしまったので、これをたどって下るしかない。
すぐにマーキングの踏み跡が左から斜面を下ってくる。
これも分断されてしまっているが、この踏み跡で九十九折れのブル道を横切りながら下って行くと大洞林道が下に見えてきた。
 
最後、廃小屋脇に下る道は伐採された丸太で塞がれており、結局ブル道で林道に降り立った。
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本当はここに降りたかったのだが。。
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まあ、問題なく下山できたのでよしとしよう。
猿鼻ノ尾根が下りでも十分に使える事が分かったのは収穫だった。
 
あとは林道を歩いて2時過ぎにゲートに帰着。
サメ沢の冷たい水で顔を洗い、ついでにぬかるんだブル道で泥だらけになった登山靴も洗って帰路に着いた。
 
140号は秩父市内で大渋滞、龍勢の影響かと思ったら市内でもお祭りがあったらしい。
 

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