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2018年6月25日 (月)

大ドッケ バラモ尾根から峠ノ尾根

 6月23日、大ドッケに登ってきた。

午後から雨の予報だったので、半日だけ山歩き。
以前から気になっていたバラモ尾根から大ドッケに登り、峠ノ尾根を下る安楽コース。
これならゆっくり歩いても午前中に下山できるだろう。
余裕があれば、途中から細久保集落跡に降りる支尾根を下って見ようと思う。

ルート図

朝6時半に浦山大日堂に到着。
ここに車を置いて、自転車で旧浦山中学校跡まで戻る。
Rimg4191

6時50分スタート、校舎の裏から尾根に取りつく。
 
薄い踏み後を拾いながら斜面を登ってゆく。
Rimg4193
湿った森の匂いが充満していて、吸い込む空気も重く感じられる。
 
すぐに植林帯に入るがふたたび雑木林になる。
この辺り、踏み跡は見当たらず、広い斜面を適当に登ってゆく。
Rimg4196
鹿の踏んだ跡を追ってゆくと多少は楽だ。
 
息が上がったところで主尾根に乗ると鹿よけフェンスが現れた。
Rimg4198

これに沿って登ってゆく。すぐに林道に出た。
Rimg4200
対岸の斜面、登れないこともなさそうだったが、すぐ上に立つ鉄塔に向かう巡視路があるはず、と思って林道を左に進んでみた。
 
これが失敗だった。
取りつける場所が見つからないまま進んでゆくと、鉄塔を過ぎたところで上に鹿避けフェンスが現れた。
この時点で引き返せばいいものを、何を考えたかそのまま進んでしまう。
 
と、ようやく登れそうな場所があった。
Rimg4203
しかもいい具合にその上のネットに穴が開いていた。

ご丁寧に穴の周りにテープで目印がしてあり、「ここから入れます」と誘っているよう。
Rimg4204
作業用の入り口にしてはお粗末だ、まさか私のように尾根に戻れずに窮した登山者の仕業だろうか?
 
少々後ろめたい気もしたがここから入らせてもらう。
気になったので穴をふさげないものかとネットを寄せてみたが、穴が大きすぎて無理だった。
 
穴をくぐったところにキノコが出ていた。
Rimg4205
ヤマドリタケモドキかと思ったが、柄がヤマイグチっぽい。
良くわからなかったので採らなかった。
 
尾根に復帰するべく斜面を登ってゆくと、尾根筋にもフェンスが張られていた。
Rimg4207
考えてみれば当然で、囲いの中に入れば今度は出るのに苦労するに決まっている。
何も考えずにネットをくぐってしまった自分の浅慮に腹が立つ。
 
戻るのも面倒なのでそのまま出口を探しながらネット沿いに歩いてゆくと、再び穴が開いているのを発見。
Rimg4208
ここから外に出る事ができた。
 
ただ、あまりにも都合よく出口があるのが気になる。
やはりこれは意図的に開けられたものではないだろうか。
開いていたものを利用しただけとはいえ、なんだか申し訳ない気がしてきた。
 
せめてもの罪滅ぼしにこの穴はふさいでおこう、とネットを縛ろうとしたら指に何かが刺さった。
よく見るとこのネット、ただのナイロンではなくステンレスのワイヤーが縒り込んであるのだった。
ナイフとかで簡単に切断できるものではないので、どうやって開けたのだろうか。
 
ともあれ、なんとか尾根に戻ることができた。
ここからフェンス沿いの踏み跡を登ってゆく。
Rimg4209
左に逸れていった林道の方から重機の音が聞こえてくる。
あの林道はどこまで続いているのだろう?もしかして尾根をくぐるトンネルとかで大久保谷側の林道に繋がっているのだろうか。
 
植林帯に入り、傾斜が緩んだ小平地につぶれた小屋の跡があった。
Rimg4210
 
植林帯の上はまた雑木林、うっすらとガスが出てきた。
Rimg4214
 
登るにつれガスが濃くなってゆく。
Rimg4218
晴天で木漏れ日の森もいいが、こういう山も悪くない。
 
登るにつれ空気がヒンヤリとしてきた。
結構な急登で息が上がってきたが、気が付けばやはりキツい登りを楽しんでいる自分がいた。
下山後のアルコールも当然楽しみだが、純粋に坂を上ることが心地よく感じられる。
 
もちろん、まだ体力に余裕があるからの事で、これがあと何時間も続いたらそれどころではなくなるのだが。。

この尾根は踏み跡も薄くて目印の類も見当たらない。
ほとんど歩く人もいないのだろう、静かで気持ちのいい尾根だ。
 
そのせいか所々で熊の糞を見かけた。比較的新しいものが多く、小さな種が多く混じっていた。
今の時期はヤマザクラの実を食べているのだろうか。 

傾斜が緩み、気が付いたら踏み跡が濃くなって、古いマーキングが散見されるようになった。
Rimg4219
地図を見ると、いつの間にか栗山尾根に合流していたようだ。
 
尾根型を判別できないほど見通しがきかないわけではない。
漫然と歩いていて分岐に気が付かなかったのだろう。
登りはどうしても注意が散漫になる。
 
そして、小ピークを乗り越して下り始めたところでハっと気が付いた。
あれ?今のピークが大ドッケだったのでは?
 
戻ってみるとやはりここが大ドッケだった。
Rimg4220
うっかり目的地を素通りしてしまうところだった。
相変わらず名前に似合わない地味なピークである。
 
時間は9時40分、ほぼ予定通り。

まだ時間も早いので大平山まで行く事も出来るが、雨が降るのがわかっていて寄り道をするのも気が乗らない。
おそらく帰路の支尾根で道を失うだろうし、余裕をもって下山したほうが良さそうだ。 

静かな山頂で一服していたら寒くなってきた。
膝サポーターとストックを装備して下りにかかる。
Rimg4221
峠ノ尾根は踏み跡も明瞭、マーキングは以前よりおとなしくなっていた。
誰かが間引いてくれたのだろう。
 
倒木にはキノコが出始めていた。
ホウキタケ系の不明菌。
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そろそろヒラタケなど出ていないか?と探しながら歩いたが、こちらの方は見当たらなかった。
 
1000mを切るとガスが晴れてきた。
Rimg4229

まだ余裕があるので、予定通り900m圏から南東に伸びる広い尾根を下ってみる。
ネットでは歩いた記録が見つからなかったが、地形図を見た限りでは問題なく下れるはずだ。
 
高度計が950を指した辺りで尾根を外れ、右の植林帯へ降りてゆく。
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下り始めてすぐ右手に目的の尾根が伸びているのに気が付いた。
ちょっと下りすぎてしまったようだ、山頂で高度計を補正したのに50mくらい狂っていた。
天気が安定していればほとんど誤差がでないが、こういう日は全然頼りにならない。

ちょうどいい具合の作業道が斜面を横切っており、登り返す事も無く、すんなり尾根に乗れた。
 
尾根上の踏み跡は明確で、これは思ったより簡単かも?と思ったが。。

800m付近から尾根が広がると右側にまたネットが現れ、何故か急に藪っぽくなった。
Rimg4233  
藪を漕いだり避けたりしながらフェンス沿いに下る。
 
標高にして50mくらい下った所でフェンスは右に逸れて行き、同時に藪から解放されて雑木林の静かな尾根になった。
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広い尾根をコンパスを見ながら下ってゆくと
 
再び植林帯になり、下に廃屋が見えてきた。
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予定通り、地形図の破線の末端にある家屋記号に降りられたようだ。
 
ここが旧細久保集落の最奥の家だろう。 
比較的新しい廃屋の前に面白い形のケヤキの大木が残っていた。
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枝が変形したのだろうか、幹に穴が開いているように見える。
 
ここからはいい道で川俣を目指す。
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まだ新しい電柱が残っていた。
この道、今は通る人もほとんどいないはずだが、ずいぶんしっかりしている。
細久保集落に一人だけ暮らす老人がいると聞いた事があるが、今でも住んでいるのだろうか?
 
11時過ぎに大日堂に帰着。
 
車で着替えていると、ポツポツと雨が落ちてきた。
ちょうどいいタイミングで下山出来たようだ。
山歩きとしてはちょっと物足りないが、雨に降られずに済んだのはよかった。

 
新ぬくもり号はポテくま君。
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2018年5月28日 (月)

酉谷山 檜尾根から立橋尾根

 5月26日、長沢背稜の酉谷山に登ってきた。
 
川浦谷左岸の檜尾根から登り、右岸の立橋尾根を下るというルート。
ちょうど川浦谷の源流部をぐるっと周回する形になる。

ルート図

先週末に父親が倒れて入院してしまい、何かとバタバタして週末の予定も立たなかったのだが、1週間経ってようやく少し落ち着いてきた。
とりあえず容態も安定しているし、家にいても気が滅入るだけなので1日だけ山に行くことにした。
 
金曜の夜に思いたって急きょ決めたので、事前の情報収集がほとんどできず、行き当たりばったりの山行。
いつもは取りつきと下降路だけはしっかり下調べをしていくので不安もあったが、多少迷走するのもまた楽しかろうと楽観的に考えて車を走らせる。

林道のゲート前スペースはいつの間にか駐車禁止になっていた。
釣り人と思われる車が1台停まっていたけど、便乗して停めるのも気が引けたので少し戻った路肩に停めて歩き出す。

最初はひたすら林道歩き、自転車を持ってくるのだった、と後悔する。
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営林署小屋を過ぎて
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少し行った沢沿いの踏み跡を登る。
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明確な道を辿り。
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植林帯に入る。
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すぐに明確な道が斜面を横切るようにつけられていた。
これが川浦谷林道だろう。
この看板の地図には秩父林道と書かれているが、現在地の位置が全然違うような?
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この道を辿って檜尾根を目指すが・・・
Rimg4199

道は小尾根を回り込んで沢に降りたところで消えた。
Rimg4200
ここまで点々とつけられていたテープもぱったりと途切れる。
水平方向は崖で進めない、沢沿いに登るか下るかの選択を迫られる。
 
地形図の破線はもう少し下を通っているようだが、これはあまりアテにならない。
地図的にはこの沢を登って、適当な所から左の斜面に取りつけば尾根に乗れそうである。
廃道化した川浦谷林道を探すのはまたの機会にして、今回は行けそうなルートで登ってみることにする。

沢沿いに登ってゆくと、マーキングが現れて右岸の薄い道型に誘導してゆく。Rimg4201

途切れ途切れの道をどうにか拾いながら登ってゆくが、あまりにもいいかげんなマーキングに嫌気がさしてきた。

ここまでくれば、左側の斜面を強引に登って尾根を目指した方が早いだろう、と斜面に取りつくと、ふたたびマーキングの道型が現れる。
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道なのか今ひとつ確信が持てないまま進んで、どうにか檜尾根に乗ることができた。
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予想以上に手間取ってしまった。
やはり取りつきくらいは事前に調べておいた方が良かった。

尾根を登ってゆくと、古ぼけた財布が落ちていた。
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失礼ながら中を覗かせていただくと、ボロボロに破れた一万円札が入っていた。
おそらくこれまでにも何人かの人が目にしているはずだが、だれも中身には手を出さなかったという事になる。少し安心した。
(持ち帰って警察に届けろよ、という話なのだろうが、状況的にその必要も無いと思われた。) 

檜尾根の名前の通り、檜の植林帯を登って行く。
放置されて荒れ放題の森であまり気持ちが良くない。
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10時15分、檜岳に到着。
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ここで小休止。
出だしで手間取ったが、この分ならなんとか昼までに酉谷山に着けそうだ。
少し余裕ができたのでタバコを1本。
 
ここからは一般登山道で快適な道が続く。

広葉樹林帯ではハルゼミの合唱。
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ずっとこのまま歩いていたいような気持ちいい道を進む。

大血川分岐。
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東谷への降り口が厳重に塞がれていた。

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ここはもう本当に歩けないようだ。

以前下りで歩いた時はあっという間に感じられたが、ここから小黒までが意外と長かった。
こんなに登りがキツかったんだ。。
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かなりバテ気味で小黒に到着。
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一度下ってから酉谷山への登り、ここもキツかった。そろそろ足がヤバい。
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11時40分、山頂に到着。
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トレランの人が休んでいた。
短パンTシャツにペラペラのリュック、この山域にしてはあまりの軽装備で、見ているこちらが不安になってしまう。
  
曇っていて展望は今ひとつだったけど、ミツバツツジが満開だった。
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ここで昼食休憩。
静かな山頂でなかなか気持が良い。
安谷さんの話では以前は木に囲まれて展望もないピークだったらしい。
 
休憩後、さらに歩きやすくなった道を東に進む。
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酉谷避難小屋。
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ちょっと覗いてみようかと思ったが、2人組が小屋の前にいるのが見えたのでやめた。
何でここまで人を避けてしまうのだか自分でもよく分からない。
  
ここから登山道は稜線の南側を巻いて続いている。
北の矢岳方面へ行くには尾根を乗り越さなければならないので、行き過ぎないように注意して進んで行くと、明確な道が稜線へ向かっていた。
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標識の類は無いが、これなら間違いようもない。
  
ちょうど矢岳尾根との分岐点に出た。ここから北へ下る。
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踏み跡は思ったより明瞭。
 
急斜面を下った所が
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牛首と呼ばれる鞍部。
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川浦谷林道はここまで通じていたらしく、それと思しき道型も確認できたが、私の技量では到底辿れそうもない。
いつかビバーク覚悟で歩いてみたい気もするが、まず無理だろうなあ。。
 
岩がちの尾根道を登り下りしながら進んで行く。
私は尾根の起点となる1500m圏峰が立橋山だと思っていのだが、どうもその手前の1568峰が立橋山だったようだ。
  
立橋尾根の入り口。
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目印というより、「ここを下るな!」という事なのだろう。
 
ここを下る。 
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薄い踏み跡がある、マーキングも要所に付けられているが、ほぼ1本尾根で1400付近の分岐さえ注意すればまったく問題無い。
  
傘の忘れ物、山に持っていく傘ではないような?
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1200m圏からは地図通りの急坂。
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前向きに下れるギリギリの斜面、所々で木や根っこに掴まりながら降りる。
幸いあまり痩せていないのでさほど怖くは無い。
 
急斜面を降りると枯れスズタケの平坦な道になる。
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あまりに歩きやすいので、うっかり1183点まで行ってしまった。
地図を見る限り、その先はどうやっても降りられない感じなので引き返す。
明確な踏み跡が続いていたが、下手に下って行き詰ると取り返しがつかなくなる恐れがある。(川浦谷方面には降りられるらしい)
 
 
少し戻った東側にブル道が見えたのでこれを下る。
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藪に埋もれた道を下ると沢音が聞こえてきて
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ほどなく矢岳登山道と合流し、登山口に下降。
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あとは林道を下ってゆくだけ。
  
ガクウツギが満開で、むせ返るような香りが漂っていた。
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林道から見た烏帽子岩と立橋尾根末端。
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あそこを下るとかありえない気がするが、植林帯に逃げれば道があるのかも知れない。
 
嫌というほど林道を歩かされて15時25分車に帰着。
 
最初と最後がぱっとしなかったが、良い気分転換になった。
川浦谷林道の奥もいずれ探索してみたい。
 

 
 



 
 

2018年5月 7日 (月)

人見尾根から大遠見山、西平山

 5月5日、奥武蔵の低山を歩いてきた。

先週の山行からちょっと風邪気味で体調が今ひとつ。
山歩きを始めてから体質が変わったのか、ほとんど風邪をひかなくなったのだが、今回は久しぶりに微熱と鼻水、のどの痛みに咳という典型的な風邪の症状が出た。

連休の後半も家で静養していたのだけど、残り二日になってだいぶ回復してきた。
なんとなく体が浮ついているような感じが残るものの、ほかの症状は治まってきたので、ここは一気に山に行って治してしまえと、リハビリを兼ねて半日コースの軽い山歩きに出かけた。

宿題として残っていた人見から蕨山に登る尾根を歩き、下りは以前登った西平山の尾根を下ろうと思う。

ルート図

ここは登山口も下山口もバスでアクセスできるのだが、名郷行きのバスは大混雑が予想されたので車を使った。
 
下山口の林道わきに車を停めて小殿バス停まで歩き、人見までバスに乗る。
5分遅れで来たバスは予想外にガラガラで5人くらいしか乗っていなかった、みんなさわらびの湯で降りたのだろうか?

人見でバスを降り、橋を渡って人見入り沿いの林道に入る。
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すぐに東電のポールがあり、鉄塔巡視路で尾根に取り付いた。
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明確な道を登って稜線に乗るとブル道が通っていた。
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植林の中1本だけ残っていた大きなコナラ。
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すこし行ったところでブル道は尾根を越えて下って行った。
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ここからは植林帯の急登が続く。
ここまで体調に不安があったのでゆっくりと歩いていたのだけど、どうやら問題なさそう。
今日は距離も短いのでここからペースを上げて登って行く。
 
尾根の左側は比較的手入れされたスギ林。
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右側は放置されて荒れ気味のヒノキ林。
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やがて両側ともスギ林になる、ずっと1本調子の急登で少々キツい。
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左に雑木林が見えてきたと思ったら再び植林になり、代わって右側が雑木林になった。
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アカドウダン。
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ヤマツツジが開き始め。
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ペースを上げているせいかやたらと喉が渇く。
思ったよりこの尾根の登りはキツい。
 
750m付近で右からの尾根を合わせるとようやく斜度が緩んで一息つける。
下山後にヤマレコを見たらこの支尾根も登れるらしい。
 
その先はまた急登、しかも尾根が広がって踏み跡が乱れるので余計に体力を使う。
 
木々の合間に名郷からの登山道の尾根が見えてきた。
もうひと踏ん張りで登山道に出るはず、と登って行くと・・・

白い花?あれはもしや?
 
シロヤシオだった。
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まさかこんな所で見られると思わなかったので嬉しい誤算。
 
さらに登ると
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ちょっとした群落があってなかなか見ごたえがあった。
登山道から外れた所でこういう出会いがあると得をした気分になる。
 
ただ、花はもう盛りを過ぎて散り始め。
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タイミング的にはギリギリだった、本当に運が良かった。
 
ここから一登りで登山道に出る。
蕨山の展望台から下って最初の小さな登り返しが尾根の起点だった。
 
展望台まではすぐだが、人に会いたくなかったのでそのまま登山道を下る。
頂上に未練はないのだけど、こういう歩き方をしていると記事のタイトルに山名を載せられなくなってしまうのが困るといえば困る。
 
登山道を下って西平山への分岐へ。
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入り口が通せんぼされていた。
 
植林と自然林の境目を行く、以前より踏み跡が明確になっていた。
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大遠見山を過ぎて
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林道をかすめる所で今日初めての展望が開ける。
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武川岳から伊豆ヶ岳。
伊豆ヶ岳はここから見るとなかなか格好良い山だ。
 
西平山への登りで今日初めて人と会った。
ここは結構歩かれているので不思議はないが、私と同じライペンのザックを背負っていたのでちょっと嬉しくなった。(この日は私は違うザックだったが)
山でこのザック見たのは初めてかもしれない。
 
西平山から林道を越えて下ると右側が一瞬開ける。
金毘羅尾根と鳥居観音が見えた。
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植林帯を下ってゆくと、いつのまにか尾根に沿ってブル道が出来ていた。
かつての道も一応残ってはいるが、刈り捨てられた丸太や枝に塞がれて歩けなくなっており、仕方なくブル道を歩いて下る。

結局そのまま林道に降りた。
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残念な終わり方だが、他人様の山を勝手に歩かせてもらっている身分では文句も言えない。
各地で人工林が放置されている中、ここでは林業がちゃんと成り立っているのだ。
 
時間は1時、ちょうど半日の山行で良いリハビリになった。
まだちょっと喉がいがらっぽいが、これは帰ってアルコール消毒すれば問題ないだろう。
 


※今回のシロヤシオ、良い見つけものをしたと喜んでいたら、しっかりヤマレコに載っていた。行く前に目にしなくて本当に良かったと思う。
 

 

2018年5月 3日 (木)

三ツ山から和名倉山

 4月28~29日、一泊2日で奥秩父の山を歩いてきた。

大洞林道の荒沢橋からバラクチ尾根を登って三ツ山へ、主脈縦走路を西に進んでその日は将監小屋で一泊。
2日目は山ノ神土から東仙波を越えて和名倉山へ、下山は昨年も歩いた仁田小屋尾根を使って林道に降りるというコース。

ルート図
 
朝6時にサメ沢ゲートに着くと、駐車スペースは釣り人と思われる車で一杯だった。
林道を少し戻った路肩も満車。。さすが連休。
やむを得ずその先の山側の路肩に停める。山側は落石が心配だが、他に選択肢もないので仕方ない。
 
今日は荒沢橋まで自転車を使う。
歩くと1時間かかるところを20分ほどに短縮できた。
同じことを考える人がいたようで、重機小屋の裏には先客の自転車が2台置かれていた。
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6時半、小屋の裏手の踏み跡を辿って尾根に取りつく。
 
最初はやせた尾根の急登、目にまぶしい新緑にミツバツツジが彩りを添える。
今日は先が長いので無理せず、意識してゆっくり登ってゆく。
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一登りでバラクチ山の神に到着。
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ここで小休止、すでにザックを背負う背中は汗でびっしょり。
今日は水の消費量が増えそうだが、3L背負っているので足りなくなる心配は無い。

イヌブナの花が一杯落ちていた、今年はブナの当たり年かな?
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1000m付近まで登ると少し傾斜が緩み、尾根が広がってきた。
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さらに登るとまた尾根が狭くなり、アセビが現れる。
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伐採後の2次林の中でちょっと目立つ大ミズナラ。
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刈り残されたわけではなく、索道のアンカーとして利用されていたようだ。
巻きついたワイヤーが痛々しい。
 
木々の緑が薄くなり、陽当たりが良くなるとかなり暑く感じるが、時折尾根を抜ける風が涼しくて気持ち良い。
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傾斜はキツくなったり緩くなったりするがほぼ一定のペースで歩ける。
踏み跡もおおむね明瞭で、これなら下降に使っても問題なさそうだ。
 
1600m辺りから尾根が広がって傾斜が緩くなってくる。
足元にミヤコザサが現れる。
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登るにつれササが深くなり、膝くらいになったと思ったらすぐに腰までの高さになった。
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広い尾根は一面の笹原になり、踏み跡を頼りに登ってゆく。
 
1700m辺りで尾根は地形図通り2重山稜のようになる。
右手に見える尾根の方が明瞭で歩きやすそうだが、藪を漕いでまで移る気にもなれない。
幸い今進んでいるルートにも踏み跡がしっかりとつけられているので、このまま進んでみる。

笹はさらに背丈を増し、顔くらいまで来て視界が悪くなる。 
所々で鹿道が交錯するが、おおむね明瞭が道が続く。
 
これはかつての作業道だったようで一升瓶が落ちていた。
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いつの間にか右手の尾根型が近づいて、自然に合流したところの広い平地で一服。
ネットではこの笹薮に迷い込んで苦労した記録があったので不安だったが、予想外に簡単にここまで来れた。
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とにかく踏み跡を外さないように気を付ければ特に問題はないようだ。
この区間は無理に笹薮を突破しようとすると倍くらい時間がかかってしまうだろう。

笹が勢いを弱め、三ツ山が見えてきた。
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ここまで導いてくれた踏み跡はこの辺で鹿道になってしまった。

三ツ山直下は倒木が邪魔で歩きにくい。
歩けるところを選んで登ってゆく。
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ようやく稜線に出た。
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予定通り三ツ山の東側の鞍部に乗ることができた。
 
ここで昼食休憩の予定だったがまだ11時前、たっぷり4時間はかかると踏んでいたが、思ったより早く着いてしまった。
笹薮地帯をスムーズに通過できたのが大きかったようだ。
 
さて、ここから主脈縦走路に降りるのにちょっと悩む。
この稜線の南側をトラバースしているはずだが、斜面を覗き込んでみても道らしきものは確認できない。
降りられない傾斜ではないが、無理に下って最後が崖状だと困る。
地形図では三ツ山を越えた西側で道が近くなるようなので、乗り越してそちらから降りることにする。
 
ちょっと嫌になるくらいの急登で三ツ山の山頂へ。
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普通の人はまず来ない場所にあるので、この三角点を見た人はそんなに多くないはず。
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ピークを越えて下ったところで下に道が見えた。
一番傾斜が緩そうな斜面から、滑り落ちるようにして道に降り立った。
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あとはこの道を辿って行くだけ。
整備された道を快調に歩いてゆく。
 
奥秩父主脈縦走路は雲取山から将監峠まで、ずっと稜線の南側をトラバースして続いている。
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日当たりが良くて明るい道で、今日の天気だともう暑くてたまらない。
オマケに休憩できるような広い場所も無いので、仕方なく小さなヤセ尾根に登って昼飯を食った。
 
飛龍山と前飛龍が見えてきた、もう少し。
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12時20分飛龍権現に到着。
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トレランの人が休んでいた、今日初めて人に会った。
 
休憩しようかと思ったがせっかくなので禿岩まで行く。
展望の良い岩場はソロの女性ハイカーが休憩中だった。
3泊4日で雲取から甲武信までテン泊縦走するそう、すごい体力だ。
 
今年は花の咲くのがずいぶん早いが、さすがにシャクナゲはまだまだ。
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しばらく行くと道が崩壊していた。
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そのまま行くのはちょっと怖い。
少し戻って巻道が付いていないか探したが見当たらない、どうもみんな強行突破している様子。
仕方なく笹につかまりながら慎重にヘツって通過。
 
あまり変化のない単調な道を歩き、いいかげん飽きてきたところで将監小屋が見えてきた。
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縦走路を離れて小屋への道を下り、無事に到着。
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3時前に着いたがテン場は7割がた埋まっていた。
ここのテン場は人気があって小屋泊よりテン泊の人の方が圧倒的に多いらしい。
 
実は私も最初はテントを担いでくるつもりだったが、それを聞いて小屋泊に変更したのだった。
せっかくテント担いできて、一杯で泊まれないなんて事になったら目も当てられないし、張り綱が交錯するくらい混んでいるテン場ではあまり快適ではないだろうと思ったのだ。
それならまだ混んでいても小屋泊の方が確実だし楽だ。
 
受付を済ませる。1泊2食付で7000円、小屋泊は初めてなので高いのか安いのか良くわからない。
テントや食料を担がなくても良いと考えれば安いものか。

ここはトイレも新しいバイオ式、きれいで匂いもない。
水場も水量豊かに出ている。
冷たい水でとても美味しい。

・・・と感心していたらビール片手に小屋から出てくる人が!

ああっ!しまった!!今日はもう行動しないからビール飲んでも良かったんだ。
うっかり水なんか飲んじゃって、何やってんだ俺・・・ orz

不覚をとったが、遅ればせながら乾杯!
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山で汗をかいたあとの冷たいビールは最高。
水を飲んでしまって、3割ほど感動が薄れてしまったのが返す返すも悔やまれる。

この日小屋に泊まったのは私を入れて7人。
ちょっと寂しいくらいガラガラの大部屋でゆったりと寝ることができた。
夕食を終え、やる事も無く布団に入ったら7時前に眠ってしまった。
 
 
翌朝、ドスドスと床を鳴らして布団を畳む音で起こされた。
うるさいなあ!と軽く殺気を覚えつつ時計を見たらもう5時。
あわてて布団から出ると、もう皆さん起きて準備をしていた。
一度夜中に目を覚ましたが、たっぷり10時間も眠ってしまった。
 
食事を済ませるともうやる事もない。
荷物をまとめ、6時前に歩き出した。
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広い防火帯の坂を登ると将監峠。
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ここも雁峠と同様、山梨側にはちゃんとした道が残っているのに秩父側は道が消えている。
 
防火帯に沿って歩くとすぐに牛王院平。
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ここで休憩中のハイカーと会った。
昨日将監小屋の手前で大きな荷物を背負ってフラフラと歩いていた人だ。
汗のかき方が尋常ではなかったので心配していたのだけど、無事に小屋でテントを張っているのを見かけて安心したのだ。
 
出来れば金峰まで歩きたいので今日は甲武信まで行っておきたいけど、雁坂までですかねえ・・と早くも疲れ気味に話していた。
ここでザックを降ろしているようでは雁坂も怪しいのでは、と心配になる。

それにしてもこの縦走路を歩く人はみんな遠大な計画を立てているのだなあ。
安楽に和名倉から下山する自分が恥ずかしくなってきた。
 
山の神土
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ここから縦走路を外れて和名倉山へ。
高速道路のような道からいきなり町道レベルの道になる。
 
モミやシラビソなどの針葉樹と笹に覆われた林床。いかにも奥秩父、という感じの森を行く。
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針葉樹林特有の匂いが朝の空気に混じって清々しい。
 
リンの峰の手前で視界が開け、振り返ると大菩薩の向こうに富士山が見えた。
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先に進むと道は痩せた尾根の上を辿って行く。
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右側が井戸沢、左側が槇ノ沢の源流部になる。
 
石楠花の藪を抜けると西仙波のピーク。
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ここから東仙波まで大展望の稜線歩きになる。
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安谷さんが勧めるだけあって、思わず歓声を上げたくなるくらい素晴らしい眺めが広がっていた。

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左には滝川の源流域、古礼山あたりから雁坂嶺、奥に甲武信ヶ岳。雁坂峠の下に雁坂小屋がかすかに見える、そこから延びる黒岩尾根、その向こうが突出尾根。 さらにその奥は十文字峠から栃本へと続く稜線、中央辺りのピークが白泰山かな。
 
かつて遡った沢筋や辿った尾根を一つ一つ確認しながら眺めていると時間の経つのを忘れてしまう。
いつまでも眺めていたかったが、後続のパーティが賑やかに歩いてくるのが見える。
騒がしくなりそうだったので後ろ髪をひかれながら先に進む。

東仙波を越えたところからカバヤノ頭が見えた。
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奥に昨日歩いたバラクチ尾根と三ツ山、左奥に雲取山。
 
八百平を過ぎ、樹林帯の切れ目で八ヶ岳が一瞬見えた。
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川又分岐。
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ヒルメシ尾根への道はずいぶん薄くなっていたような気がした。

その先、二瀬分岐手前の幕営適地にはテントが4張りもあってびっくりした。

昨日は一日歩いて3人しか会わなかったのに、今日はここまで4人とすれ違った。
いつから和名倉山はこんなに人気の山になったのだろう?
 
カラマツに埋もれつつある千代蔵の休ン場を越えて、
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山頂に到着。
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やたらと重装備のオジサンが休んでいた、初めてこの山頂で人に会った。
 
請われて記念写真を撮ってあげる、撮りましょうか?と聞かれたが私はそういう趣味は無いので丁重にお断りした。
 
ザックを背負ってすぐにでも出発しそうな感じだったので我慢していたのだけど、いつまでたっても出る気配が無く、ザックも降ろしてしまったので仕方なくタバコに火をつける。
 
それにしても不思議な出で立ちである、バイク用のヘルメットにアクションカメラ、小型カメラのようなものが付いた一脚、何に使うのか古いピッケルまで持っている。
見ているこちらが疲れてしまうような装備だった。
 
オジサンと別れ、仁田小屋尾根を下る。
前回下り始めで北側に尾根を外しかけたのでコンパスをセットして下ったのだが、倒木を避けて歩いているうちにやはり北側にずれてしまった。

こんな所までツリーシェルターが設置されていた。
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ナシ尾根分岐をすぎ。
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広い尾根をコンパスを見ながら下る。この辺の踏み跡は薄い。
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1800m辺りからの枯れスズタケ帯でちょっと道を外しかける。
あれ?ここはたしか入り口付近に標識があったはずだけど?
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1776の基準点にも「松葉沢の頭」という標識があったはずだが見当たらない。
しばらく探し回ったが見つからなかったので誰かが撤去したのかもしれない。
 
ここからは痩せた尾根の明確な道で1555の仁田小屋の頭へ。
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ここにあった標識も無くなっていた。
 
この辺は鹿避けの実験をしているらしい。
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前回迷った1405からの下りでまた道を失った。
去年ちゃんと辿れたはずの踏み跡が見当たらず、広い斜面を右往左往。
 
この先は出鱈目に下ると末端部で往生するので踏み跡を外すわけにはいかない。

仕方なくGPSを見ると、現在地はしっかり去年のルートに乗っている事になっている。
誤差の範囲内を探してみてもそれらしい道は無し。。
むむっ、どうなってるんだ?

混乱気味なのが自分でも分かったので、一旦落ち着こうとタバコを1本吸って頭を冷やす。
たしかすぐに植林帯に入ったから、下の植林帯に沿って下れば道に出るはず。
 
1服後、そちらに向かって下って行くと、右手から踏み跡が降りてきていた。

どうやら、うまく道をよけるように探し回っていたらしい。
ここは去年下った道だから、と余裕かましていたが、まだまだ修行が足りなかった。
 

あとは植林帯の中の明確な道で仁田小屋へ。
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ここで遅い昼飯。
 
鹿よけネットを越えながら山道を下って林道へ降り、無事スタート地点に帰着。
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まだ1時過ぎ、早く出たおかげで予定よりずっと早く下山出来た。
これなら東仙波の稜線でもっとゆっくりしてくれば良かったと思ったが、おかげで帰りは渋滞にハマる事も無く家に帰ることができた。


 




 

2018年4月15日 (日)

アカヤシオに会いに小持山

 4月14日、小持山に行ってきた。

ルート図

今回は浦山口から橋立川沿いに歩いてオクスヤマ沢右岸尾根から小持山に登り、大持山から西尾根の南支稜を下るという、「続・秩父藪尾根単独行」に載っていたルートをそのまま辿ってみた。

最寄駅を5時ちょうどの飯能行き始発電車に乗り、6時43分浦山口駅に到着。
もう少し遅い電車でも十分間に合うのだが、天気予報は夕方から雨と言っていた。
山はもっと早く降り出すかも知れないので、早く行って早く下山しようと思ったのである。
 
浦山口駅前の桜はもう葉桜になっていた。
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心配された天気は思ったより良く、この時点では青空が広がっている。
 
最初はひたすら林道歩き。
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退屈な歩きだけど、横に橋立川の流れが見えるのが救いである。
釣り人の姿は見えない、ここは秩父でも5本の指に入る釣れない川だから当然か。

林道脇のタラはもうすっかり伸びてしまっていた。Rimg4196_640x480
 
途中で林道が川から離れて行く、川沿いに踏み跡があったので入ってみた、が。。
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踏み跡はすぐに消えた。ここは素直に林道を歩いた方が早かった。
 
林道終点。
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ここからは登山道。
武甲山に登るルートなので良く整備されている。
 
あちこちでヒトリシズカが賑やかに咲いていた。
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長者屋敷から武甲山に向かう登山道はここから左の斜面を登って行くが、このまま川沿いに進む。
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まだまだ立派な道が続く。
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何だろう?
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崩落地、ロープが張ってあるがちょっと行けそうもない。
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ここは沢に降りて通過。
 
すぐ先の沢も崩れていた。
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この辺から道が頼りなくなるが、なんとか歩ける。
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スゲ沢出合に到着。
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ここから古い道が武甲山に登って行く。
 
日当たりの良い湿地にコゴミが群生していた。
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すでに誰かが摘んだ跡があった、株を傷めないよう私も少しだけ頂いた。
 
その先も沢を渡りながら薄い踏み跡が続く。
ほどなくスヤマ沢出合。
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ここは左へ。
 
意味不明の鹿よけネット。
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まだ新しい、植林した様子もないので何のために張ってあるのかよく分からない。
 
左側が植林になると
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間もなくオクスヤマ沢出合
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水量は1:3くらいでオクスヤマ沢が多い。
ここで水を汲んで中央の尾根に取り付く。
 
最初から予想通りの急登が続く。
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カタクリがちらほら。
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大岩が現れ、左から巻く。
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小持山まで400mほどの標高差を一気に登るのでかなりキツい。
ヒイヒイ言いながら登っていて、ふと妙な事に気が付いた。
 
「もしかすると、自分はこのキツさを求めて山に登っているのかも?」

確かに体はシンドくて、何で休みの日にわざわざこんな辛い思いをしているのだろう?と思うのだけど、頭の中ではどこかこの状況を楽しんでいて、「いいぞいいぞ、もっと登れ!」と喜んでいるようなのだ。

被虐的な快楽を感じているのだろうか。 
坂を登るという行為は脳内麻薬の分泌を促進するのかもしれない。
 
 
登るにつれ季節が巻き戻されてゆき、1000mを越えるとまだ山は芽吹き前。 
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少々アセビが煩くなり
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再び雑木林の広い尾根を登る。
足元にカタクリの葉が顔を出し始めているので、踏みつけないよう気を付けて歩く。
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これが結構疲れた。
 
やっと登山道に乗った。
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ここから小持山までもう一登り。

早速アカヤシオが出迎えてくれた。
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山頂に到着。
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ここはアカヤシオが見事。
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ミツバツツジの少女の様な清楚さに対し、アカヤシオはお姫様のような華やかさがある。
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まだ7~8分咲きといった感じだが、十分に見ごたえがあった。
来てよかった。
 
大持山への稜線にもちらほら。
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雨乞岩から高ワラビ尾根を望む。
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大持山の山頂は素通りして、そのまま西尾根を下る。
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こちらもカタクリが咲き始め。
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踏み跡の上にもかなりの密度で出ていたので、踏まないように歩くのが大変だった。
今週末くらいにはお花畑になっているだろう。
 
1142の小ピークから南の支尾根に入る。
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最初は尾根型がはっきりしないが、少し下ると明確になる。
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この辺からまた季節が進み始め、木々が芽吹き始めた。
 
イヌブナの新芽。
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ミズナラも。
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ミツバツツジが尾根を彩る。
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やはりこちらも美しいねえ。
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安曇幹線325号から下ってきた尾根を振り返る。

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この時期の雑木林は微妙な色の変化に癒される。
 
ワラビが出ていた。(ピンボケ)
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さらに下って奥秩父線17号鉄塔。
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少し雲が厚くなってきた。
 
大持山から鳥首峠へ続く稜線、真ん中の平らな所がウノタワかな?
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大平山から大ドッケ。
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ここからは植林帯の下り。
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650m付近で尾根が分かれ、鉄塔巡視路は西方向に下ってゆく。
そちらの方が傾斜が緩くて楽そうだったが、直進方向にも踏み跡が続いていたのでこれを信じて下ってみる。
 
尾根末端で下に林道が見えてきた所で、踏み跡は尾根を外れて左に下ってゆく。
これを辿って無事に林道に下降した。
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この支尾根は西尾根よりも尾根筋が明確で分かりやすい。
末端で踏み跡を外さなければこちらの方が簡単かも知れない。
 
あとは林道を歩いて川俣へ。
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イタヤカエデ。
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予定通り2時のぬくもり号で帰路についた。
運転手さんの話では、もう市内は芝桜で混雑し始めているらしい。
期間中は時間通りに走れない、とボヤいていた。
 
来週は釣りに来るつもりだが、帰りは大渋滞かなあ。。
 

 

2018年4月 1日 (日)

舘川右岸尾根

 3月31日、小川町の低山を歩いてきた。

桜の便りが聞かれるようになったと思ったら、一気に春本番の陽気となった。
そろそろ渓流釣りにも良い季節だけど、花が咲き始めた春の里山も捨てがたく、迷った末山歩きに出かける事にした。

渓魚は9月まで釣れるけど、山の花は今しか見ることが出来ない。(釣り人失格)
 
小川町駅8時14分発の白石車庫行きバスに乗る。
ハイカーで満員のバスにゆられ、パトリア小川バス停で下車。
 
こんな所で降りたのは当然私一人。
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笠山から堂平山が遠くに望める。
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一応あそこまで歩くつもりで来たが、本当にあんな遠くまで行けるのだろうか?と不安になる。
 
槻川にかかる橋を渡ると目指す尾根が見えてきた。
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雑木林の良さげな山じゃないの。
 
尾根の末端方向に進むと目印が付けられた入り口があったので、ここから取り付く。
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意外としっかりした踏み跡を辿って登る。
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いきなりクモの巣の洗礼を受けた。もうそんな季節になったのだなあと嬉しくなる。
 
藪に埋もれた踏み跡を辿ると
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早速ミツバツツジが出迎えてくれた。
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その先では気の早いヤマツツジも。
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やはり山に来て正解だった。
 
最初の三角点、280のピークには小寺山と刻まれていた。
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ここからの下りは、南方向に下る尾根に入り込まないようにコンパスを見ながら慎重に下る。
 
鞍部に降りると植林帯に明確な踏み跡が続いていた。
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古いマーキングも散見され、迷うことなく歩ける。
 
これは思ったより簡単かも?と思ったが甘かった。。
 
次の三角点、289の小ピークには畠山重忠のお墓が建てられている。
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ここからの下りで南南東に延びる尾根に迷い込んでしまった。
「あれ?これは下り過ぎでは?」とコンパスを見て間違いに気が付き、慌てて登り返す。
ちょっと油断した途端にこのザマである。
 
気を引き締めて先へ進む。
 
315のピークを越えると視界が開け、上武幹線の鉄塔に出た。
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だいぶ笠山が近づいてきた。
 
ここで今日初めて人に会った、オレンジのベストを着ていたのでハンターかと思ったら山菜採りの人だった。「こんな道歩く人がいるんですねえ」と驚かれた。
 
そのすぐ先でまたルートミス。。

広い尾根の下りで南東方向の踏み跡を追ってしまった。
上でコンパスを見たはずなのに、途中の分岐を見逃したらしい。

このルート、予想以上に手強いかも。。
 
再度気を引き締めて先へ進む。
 
正規のルートに戻ると、まもなく破線路と合流して登山道のような道になった。
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近々トレランの大会があるのだろうか。 
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この先でランナーとすれ違った。
トレランのコースになるくらいはっきりした道なので、さすがにもう迷う事はないだろう。
 
328の三角点を過ぎて登って行くと
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岩がちの尾根に乗った所でミツバツツジが見事に咲いていた。
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いいね~、やはり山に来て正解だった。
 
・・・などと浮かれていたらまたまたルートミス。。orz
 
花に惑わされ何故か東に下ってしまった。
「あれ?何で下ってるんだ?」と地図を見るまで気が付かなかった。
どうやら頭の中まで花が咲いてしまったらしい。

今度こそ気を引き締めて先へ・・・と言いたいところだが、歩き始めるとすぐに緊張が緩んでしまうくらいの良い陽気。

雑木林では一斉に木々が芽吹き、淡い色に染まり始めている。
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尾根を渡る風も気持ちよく感じられる。
こんなに浮かれて歩いていたらまた道を間違えるだろうな、と思いつつも高揚する気持ちを抑えられない。
本当に良い季節になった。
 
500m圏の小ピークは八克山と言うらしい。
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ここから一度林道に降りて 
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植林帯の急登で金嶽と呼ばれる539の三角点。 
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ここで丁度昼になったので大休止。
昼飯を食べていたら都幾山方面からトレランの2人組が登ってきた。
 
さて、ここから先はどうしようか?
時間と体力に余裕があれば堂平山、笠山を越えてタカハタ経由で切通しバス停まで歩くつもりだったが、相次ぐルートミスでその気力も無くなってしまった。
なにより、こんなに気持ちいい日にガツガツと先を急いで歩くのは勿体無い。
道々で花など愛でながら、のんびりと下山したい気分である。
 
都幾山から慈光寺に降りてもいいがまだ時間も早い、せめて笠山峠まで行って白石車庫に降りることにしよう。
 
一度車道に下って、破線路で七重峠に登る。
この登りが思ったよりキツかった。
冬の間、軟弱な山しか歩いていなかったので体力が落ちてしまったのかも知れない。
 
年代物の看板。
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マツダランプって何だろう?
 
七重峠。
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ハイカーで賑わっているだろう堂平山には登る気になれなかったので車道で巻く。
 
道沿いにキブシが咲いていた。
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この花を見ると山にも春が来たなあと実感する。

しばらく車道を行ったところから沢沿いの破線路で笠山峠に登る。
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沢筋ではネコノメソウがきれいに咲いていた。
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正確な名前は不明。この花は種類が多くて覚えきれない。
 
笠山峠に着いたのが13時20分。
上手くすれば14時03分白石車庫発のバスに間に合うかも?と考えて、少し速足で下りにかかる。
時間など気にせずに、のんびり歩くつもりでこのルートを選んだはずなのに。。

山道を抜けて車道に降りると、白石の集落はまさに春爛漫と言った感じだった。
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ツツジにハナモモ、レンギョウなどが山里をパステルカラーに染めていた。
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花を愛でたり写真を撮ったりで少々時間がかかったが、無事にバスに間に合った。 
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相変わらず山歩きには課題が残ったが、春の里山を堪能できた一日だった。
次はアカヤシオかな?いや、その前に渓流に行かなければ。(笑)




 

2018年3月19日 (月)

大烏山

日曜日、安谷さんにお声がけ頂き、牧丘町の大烏山を歩いてきた。

ルート図

朝7時に薬師の湯で待ち合わせ、安谷さんの車に同乗して現地へ向かう。
雁坂トンネルを抜けて山梨に入り、琴川沿いの林道を登って小烏山の登山口へ。
 
ゴールの小烏山が目の前に見える。
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8時50分出発、まずは大烏山を目指す。
 
ネットの情報では沢沿いの林道の終点から道があるとの事だったが、地形図で見ると傾斜がキツそうなので尾根の末端から取り付く。
 
最初は植林帯の急登。
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植林を抜けると標識があった。
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こちらが正規の登山道、立派な道が登って来ていた。
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こっちから登った方が楽だったかもしれない。
 
雑木林からカラマツ林に、この山域もスズタケが枯れている。
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ひたすら尾根の直登なので少々辛いが、1700m付近の雛岩と呼ばれる岩場から南アルプスが一望出来た。
 
白峰三山、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。
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甲斐駒ヶ岳、千丈ヶ岳。
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南には雲に浮かぶ富士山も。
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予報より晴れてくれたので展望を堪能できた。
 
小休止の後、山頂に向けてさらに登る。
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いつの間にか林床をミヤコザサが覆い始めた。
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やや?こちらから上がって来る道もあったのか。 
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急な尾根を登って行くと、いきなり大烏山に到着した。 
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実は、大烏山の山頂はここから東の稜線上にある1782ピークだと思っていたので少々戸惑ってしまった。
標識もあるし、地形図には無い三角点もあるのでこちらが山頂という事になっているのだろうが、おそらくこの辺の山をまとめて大烏山と呼んでいるのではないかと思われる。
 
取りあえずここで大休止。
いつも通りカップラーメンとおにぎりの昼食。
安谷さんに鹿肉を分けていただいたので豪華なラーメンになった。
 
ここまで登ると八ヶ岳も少しだけ見えた。
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ここからの下りは少々難しい。
東方向に広い尾根型を下るのだが、踏み跡の類は見当たらない。
枝越しになんとか確認できる1782ピークにコンパスをセットして広い笹原を下る。
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鞍部に下ると薄いながらも踏み跡が拾えるようになった。
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次の1772峰の登りは岩場。
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順調に歩けたが、1705峰の手前から南に下る尾根でルートミス。
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急な岩場を左から巻いて下った所で古いマーキングとプラ杭が現れ、ついこれを追ってしまった。
あまりにも順調に下っているので、ふと嫌な予感がしてコンパスを見たら、案の定西寄りに下っていた。
 
ちょっと登り返す気になれないくらいの急坂だったので、相談の末斜面をトラバースして正解尾根に戻ることにする。
 
小尾根を乗り越したところで、下に小烏山と思しきピークが見えたので、やれやれと下って行ったらいつの間にか小烏はどこかに消えた。
むむっ、どうなってんの?
 
もはや、どこでどう間違ったんだかも分からなくなってきた。
ここで降参してGPSに頼る。
どうやら一つ手前の沢形に降りてしまったようだ。

さらにもうひと尾根乗り越す。ここは藪っぽくて厄介だった。 
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ようやく小烏山が射程距離に入った。
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なんとか下の沢に降り立った時には二人とも戦意喪失。
とても山頂を目指す気にはなれなかった。
100mかそこらの登りだけど、登った後あの急斜面を下らなければならない事を考えたら気力が失せた。そもそも、私はピークを踏む事にあまり意味を感じない。

それよりも、今回の山行のもう一つの目的はこの沢沿いの巨木を見る事である。
 
巨トチ。
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今まで見たこともないような大きさ。
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下に巨大な倒木があると思ったら、幹の途中から折れた枝だった。
この枝が折れる前はとんでもない迫力だっただろうなあ。。

サワラの巨木も多数。
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この木は両手を上げて怒り狂っているようにも見える。
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小烏山のふもとは素晴らしい巨木の森だった。
 
ここからはもう林道が下に見える。
車に戻り、少し林道を走った所にある姥の栃も見に行った。
こちらも見事な木で、先ほどの巨トチに負けず劣らず立派な木だった。
 
 
ルートミスは残念だったが、巨木に出会えて良い山行になった。

今回のルート、難しすぎて一人ではとても歩けなかったと思う。
安谷さん、どうもありがとうございました。
 
 

 

2018年2月25日 (日)

品刕 兎岩から白久へ

 24日の土曜日、秩父で荒川水系渓流保存会の総会があった。
総会は午後からなので、その前に半日だけ山歩き。
先々週も登った品刕に別ルートで歩いて見た。

ルート図
(長若中学校から登山口までの車道歩きは記録ミスにより省略)

朝8時20分西武秩父駅発の小鹿野町営バスで長若中学校へ。
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以前は法性寺まで行くバスもあったみたいだが、今は廃止されてここから歩かなければならない。
この学校も数年前に廃校になったと聞く。

ほとんど車も通らない静かな朝の道を歩いてゆくと、地元のおばあさんがニコニコと話しかけてきた。
「観音様に行くんかい?こっからじゃ結構あらいな。まぁ気ぃつけて。」
心の中がほっこりする小さな邂逅も里山歩きの楽しさだ。        

分岐を長若山荘方面へ。
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釜ノ沢五峰への登山口を過ぎてしばらく行くと、養豚場だろうか異臭が漂う畜舎が見えてくる。
今の時期でこれでは夏に歩いたら窒息してしまうだろうな。
 
布沢峠への分岐を過ぎると小さなキャンプ場があり、ここから山道に入る。
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取り付きは実に頼りない踏み跡だが、少し登ると明確な登山道になった。
雑木の斜面をゆっくりと登って行く。
 
すぐに体が暖まり、アウターを脱いでスキンメッシュのインナーと長袖Tシャツ1枚になる。
今日は暖かく、これでも汗ばむくらい。
 
一登りで兎岩に。
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この山域の岩場はとてもグリップが良いのだが、この手すりが無いとさすがに怖い。
 
釜ノ沢五峰の尾根が真横に望めた。
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あれは三ノ峰かな?

 
登り切った尾根の末端で小休止。タバコを1本。
木々の合間から熊倉山方面が見える。 
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そろそろあちらの方の山にも行かなくては。
 
その先は植林帯の登り。
 
岩窟があった。
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安曇幹線の鉄塔を越えて。 
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竜神山へ。
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一度下ってからまた登りが続く、この辺は少々退屈な歩きになる。
 
中ノ沢分岐。
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ここからは前回歩いたルート。
 
すぐに文殊峠。
前回はパスした天体観測所に上がってみる。
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ここはなかなか良い展望スポットだった。
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両神山を眺めながら早めの昼食休憩を取る。

前回は一度林道を下って尾根に取り付いたのだが、ここからも尾根伝いに踏み跡が続いていたのでこれを辿ってみる。
細かいアップダウンがあってあまり歩きやすい道ではなかった。やはり林道経由が正解かもしれない。
 
100m弱の登りでまたまた品刕へ。
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冷静に考えてみると、このピークを踏むのは今年早くも3度目である。
ピークハントを目的に山を歩いてる人から見たら、信じられない愚挙なのだろうと思う。
実際、自分でも何やってんだか良く分からなくなってきた。
 
ここからはいつも通り南へ、小さなコブを越えて登り返すと644の小ピーク。
 
「続・秩父藪尾根単独行」ではここから東へ市町境の尾根を歩いた記録があった。
時間に余裕があればそのルートを歩いて仏岩経由で柴原に下りたかったが、今日は2時までに影森に行かなければならない。
こうして宿題を残してしまうとまた来なければならないが仕方ない。
 
ここからは鉄塔巡視路で小ピークも全部巻いて歩けるので楽である。
82号から天宮尾根への分岐を過ぎ、そのまま南に進む、ここも巡視路として整備されており良い道が続く。
 
白久の町が見えてきた、ちょうどお昼のチャイムが聞こえてくる。
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ここまででだいぶ時間に余裕が出てきたので、日当たりの良い尾根の台地で小休止。
 
私は人より水分摂取量が少ないみたいで、冬だと500㎜のペットボトルすら半分くらい余してしまうのだけど、今日は汗をかいたせいかすでに2本目も半分空いてしまった。
 
ゆったりとタバコを吸っていると、下の方からガサガサと落ち葉を踏む音が聞こえてきた。
規則的に聞こえるのでケモノの類ではなさそうだな、と思ったら登山者だった。
こんな山域を歩く物好きがいるとは思わなかったが、相手も同じだったらしく驚いた様子だった。
 
その人が上ってきたのは地形図の破線が西に下ってゆくルートで、鉄塔巡視路の明確な道が尾根を下っていたが、今回は尾根をそのまま下る破線を追ってみる。
 
すぐに三峰線の小さな鉄塔があり、その先も薄い踏み跡が尾根筋に続いていた。
でもなんかヤバそうな感じ。
下に見える町の位置からすると斜度が緩すぎる、しかも下るにつれて前方が開けてきた。
嫌な予感通り、やはり尾根が切れ落ちていた。
 
引き返そうか迷ったが、降りられないような傾斜でもない。
イザとなったら登り返せばいいや、とそのまま下る。

左側は崖で、右の斜面寄りに下りたいところだが、意味不明の古い金網が水平に延びてそれを阻んでいる。
仕方なくやせた尾根筋を木に掴まりながら恐る恐る通過。
尾根筋には踏み跡のようなものが見えるが、怖いのでそこからは西側の樹林帯の斜面を下る。
 
落ち葉と藪に埋もれた切れ切れの道型をつなぎ、藪をかき分けながら下ってゆくと民家の裏庭のような所に降りてしまった。
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こういう終わり方は好きではない、自分的には失敗である。

「スミマセンちょっと通らせてください」と心の中で謝りながら民家の横を通って道に出た。
 
国道へ下ってゆくと庭先に植えられたロウバイが満開だった。
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雪シロの影響か、少々増水気味の荒川を渡って
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白久駅へ到着。
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その後、影森に移動して総会に出席した。
ここ数年、会員の減少と高齢化が進み、飼育池の維持管理などの難問が山積で存続も危うい状況になりつつあるのだが、秩父在来種のイワナを守るために私も微力ながら何かお手伝いできればと思っている。

総会終了後は懇親会。
焼肉一番館でホルモン焼きを堪能した。
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山歩きの後のビールと肉は本当に美味い。
 
山の話、渓の話に花が咲き、ついつい飲み過ぎてしまった事は言うまでもない。
 
 



 
 

2018年2月12日 (月)

伊豆沢右岸尾根

 日曜日、またしても品刕の山域を歩いてきた。

前回ルートミスしたリベンジをかねて、十津川村さんオススメの武州日野に下る尾根を歩いて見たかったのだ。
前回は左岸尾根を歩いたので、今回は対岸の右岸尾根で品刕を目指す。
 
ルート図

朝7時西武秩父発のバスで小鹿野へ。
小鹿野警察署でバスを降り、赤平川を渡って小判沢の集落へ向かう。
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この時間でもほとんど寒さは感じない、今日は穏やかに山歩きが出来そうだ。

集落の外れにある神社にお参りして
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その裏の踏み跡で尾根を目指す。
が、踏み跡はしばらく沢沿いを辿った先で消えた。
仕方なく、いつも通り斜面をテキトーに登って尾根を目指す。
たまにはちゃんとしたルートで尾根に乗ってみたいものだ。
 
尾根に乗ってすぐの465ピークに祠があった。
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どこからか踏み跡が上がって来ていたが、この道はどこから来ているのだろう?
集落の中から上がれる道があったのだろうか。
 
この踏み跡を追って尾根を進む。
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登りの北向き斜面には雪が残っていたが、滑り止めを付けるほどではない。
 
この先、450m圏の破線分岐は慎重に。
分岐のピーク手前に巻き道があり、上手い事南に下るルートに乗る事が出来た。
 
小さなアップダウンを繰り返して南に進むと、右手に送電鉄塔が見え、ほどなく西から鉄塔巡視路が上がってきた。
これが地形図上の破線の道だろう。ここからは急に道が良くなる。
東電ポールのおかげで502ピークの分岐も迷わず南西に進み、黒部幹線651号鉄塔に到着。
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ここで小休止。
歩いていると暑いくらいの陽気で、春山の服装でも汗をかいた。
給水して、目の前の両神山を眺めながらタバコを1本。
 
先ほどから秩父市方面でヘリの音が続いている、何かあったのだろうか。
 
その先の小ピークに小鹿野町の図根点があり、伐採されて好展望。
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春霞に浮かぶ武甲山と子持山大持山。
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ここから先、522峰で東に下る巡視路を分けると、今まで残雪に付けられていた足跡が無くなった。
どうやら足跡の主は鉄塔関係の人だったようだ。

521峰への登りは小動物のトレースを追う。 
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こちら側はまだ安曇幹線のバンザイ鉄塔が残っていた。
 
その先は単調な1本尾根。
何故かこの尾根上は所々皆伐されていて、無駄に展望が良い。
 
両神山と二子山。
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布沢峠への分岐。
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ここからはハイキングコースになる。
 
道は良くなるのだが、尾根筋を巻くルートは雪の残った斜面のトラバースで逆に歩きにくい。
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こんな道も動物がしっかり辿っているのが面白い。
 
大きなモミの木があった。
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すぐに神社があり文殊峠に到着。
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ここで一旦林道に出て少し歩いてから再び尾根に乗る。
一登りで日当たりの良い小ピークに上がり、品刕が目の前に見える場所で昼食休憩をとった。
今日は風も無くて本当に暖かい、このままここで昼寝をしたい気分である。

根が張る前に歩き出す。
ヤセ尾根を登って
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品刕に到着。 
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ここから先は慎重に。
 
先日間違って下ったルート。
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正解ルート。
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思い出した、ここでコンパスを見て一度は正しい方向に下ったのだった。
 
その後でこれを見て。
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82号を目指さなければいけないのに83号方面に向かってしまったのだ。
 
あれ?でも降りたの84号じゃなかったかなあ?
 
今回は正しいルートを辿って。
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82号へ。
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そのまま巡視路で81号へ。 
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安楽に行けるかと思いきや、この道は巡視路にしては荒れている。 
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この桟道、腐っていて渡れないし。。
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仕方なく尾根で巻くと祠があった。
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真新しいワンカップがひっくり返っていた、獣に飲まれたかな?
 
ここまでは問題なかったが、この先は本当に難しかった。

まず、すぐ先の小ピークで北東に延びる尾根に引き込まれそうになる。
が、ここは展望が良く、東の方に見えるゴルフ場と南東に下る尾根型が確認できたのですぐに修正。
正解方向のぼんやりした尾根型を下る。
 
こまめに周りの地形と地図を見て現在地を確認しながら進み、小さなピークに登る。
南西に下る明確な道をかろうじて見切り、東へ。
かすかな踏み跡を追って鞍部に下り、軽く登り返す。ここが521のピークのはず。
 
しかし、ここからの下りはほとんど迷路。
 
とりあえず南東方向の尾根にはどうにか乗れたが、そこからさらに南南東に下る所が難しい。
もうホントわかんない・・(泣)
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目的のルートへの下り口が分からずに末端まで行ってしまう。
気が付いて引き返したまでは良かったが、戻ってみてもどこから降りていいのかさっぱり。。
 
もしかして全然違う場所にいるのでは?とGPSを見たくなるがガマン。

下に延びているはずの尾根型を探して、南側の斜面を覗きながらさまよった末、一番はっきりした踏み跡を信じて下ってみる。
結構な斜面、これ登り返すの大変だよ・・
 
もう、間違っててもこのまま行って地形図の破線を辿って下っちゃおう、という覚悟で降りてゆくと、やはり踏み跡は消えてフカフカの斜面になった。しかも沢に向かっている。
うわー、これ無理だ、ここは降りらんねー。
と左手を見ると、いつの間にか尾根型が現れて目的方向に続いているじゃないの!
 
くそー、あっちだったか。。
ちょっとトラバースできそうも無かったので泣く泣く登り返す。
と、10mほど登った所で正解尾根に向かって伸びる踏み跡を発見、これを辿って尾根に乗った。
 
ちょうど尾根の鞍部に乗って、そこから少し登った所がまた分岐。
これはコンパスを見て東へ。
 
その先はもう迷う事は無く、三峰線の41号鉄塔に到着。
ホッとしてへたり込んでしまった。
81号鉄塔からここまでの区間で何十回地図見ただろう?歩いている時間より地図とにらめっこしてる時間の方が長かった。難しすぎる。

このルート、初見で間違えずに歩けたら神だな。

鉄塔からは迷う事もなく、無事に麓の稲荷神社に下山。
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車道を越えて荒川左岸の歩道を東へ歩き、
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日野鷺橋で荒川を渡って武州日野駅に帰着。
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いやはや、予想通り手強いルートだった。
正直言って私の読図力では一杯いっぱいだった。

ただ、難しかったけど本当に面白かった。
何とも言えない充実感に浸りながら駅のベンチに座っていると、いくらも待たずに登り電車がやってきた。
 
 

 

2018年2月 6日 (火)

雪の低山縦走

 4日の日曜日、奥武蔵の低山を歩いてきた。
アップするのが遅れたのは飲んだくれていたからである。

ルート図

今回は直前まで行き先が決められなかった。
雪が残っているだろう中、ルート探しに難儀しそうな尾根歩きは躊躇われる。
あまり標高の高い山に登る装備もない。

なので今回は大人しく奥武蔵のハイキングコースを歩くことにした。
天覚山から飯能アルプスと呼ばれる稜線を歩いてスルギまで行き、ついでに子の権現で足腰の健康を祈願して来ようと思う。

今回は安楽なコースなのでゆっくり出発。
山歩きとしては遅すぎる9時過ぎに東吾野駅に降り立った。

駅前では高齢者の団体が準備運動中。
雪でハイカーも少ないだろうと踏んでいたのだが関係なかったようだ。
 
幸い団体さんは国道の方に歩いて行った、ユガテから北向地蔵の方に行くのだろう。
天覚山方面に行くのは私一人、とりあえずは静かな山歩きが出来そうだ。
 
思ったより雪は少ない。
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5分ほどで尾根ルートと沢沿いルートの分岐、なんとなく沢沿いルートに入ってみたが、どうも両ルートの中間に延びる尾根が気になる。
簡単に取り付けそうな緩い斜面が「こっちにおいで」と誘っているように見える。
すぐ先で尾根に向かう作業道を見つけ、吸い込まれるように入り込んでしまった。
 
今日は大人しく登山道を歩くつもりがいきなりの挫折である。
 
作業道は尾根を回り込んだところで消え、適当な踏み跡を拾いながら尾根に乗った。
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枯れススキが少々うるさいが雪も少なくて問題なく登れる。
 
少し登った所で鉄塔巡視路が右から上がってきた。
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71号鉄塔。
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さらに72号への道が続いており、これを辿るとすぐに尾根ルートの道と合流する。
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1時間で天覚山に到着。
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さほど広くない山頂は5人ほどのパーティに占領されており、写真を撮っただけで出発。
 
再び植林の尾根道を歩き
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大高山に。
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やけに立派な標識の裏で小休止。
タバコを1本吸っている間に少し雲が出てきた。
 
ここから北斜面の下りで雪が現れる。
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ここまでほとんど雪が無かったのでちょっと緊張する。
 
西に向かうにつれて雪が多くなってゆく。
標高は大して変わらないのにどういう訳だろう?
 
前坂に到着。
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ここからスルギ方面は誰も歩いていない様子。
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まっさらな雪の上にザクザクと足跡を残しながら歩くのは気持ちが良い。
 
林道に出る。
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車の轍の横に一人分の足跡が現れ、スルギへの破線路に向かっていた。
いつの間にか雲が厚くなり、チラチラと雪が舞いはじめる。
 
林道を外れて山道に入った所で長靴のオッチャンが下ってきた。
この先の雪の様子を尋ねると結構あるとの事。
まあ、長靴で歩ける程度なら問題ないだろう。
 
オッチャンのスパイク長靴の跡を逆に追いながら進む。
気が付くと林道から続いていた足跡は消えていた、途中で引き返したのかな。
ん?でも入り口には入って行く足跡しかなかったよなあ?

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次第に雪が強くなってきて合羽を着る。
予報では一日晴れのはずだったのに・・
 
あられ状の雪がパラパラと合羽を叩く。
気軽なハイキングのはずが修行のようになってきた。
出来ればどこかでエスケープしたい状況だが、スルギまで行かないとマトモなルートは無い。
途中から中沢の方に下るルートがあるにはあるが、そっちに降りると帰りが面倒だ。
仕方なく修行を続ける。
 
黙々と歩いてスルギに到着。
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時間は1時過ぎ、修行に専念していて昼飯を食っていなかった。
腹は減っているが、腰をおろせる乾いた場所が無い。
仕方なく立ったままエナジーバーを齧って空腹をしのぐ、ますます修行色が濃くなる。
 
ここから吾野の方に下ることも出来るのだが、それだと車道歩きが長くなってしまう。
もう子の権現までいくらも無いのでそのまま進む。
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多少空が明るくなり、雪も小降りになってきた。
 
最後の林道の手前が吹き溜まりになっていた。
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なんとか子の権現に到着。
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いつの間にか仁王像が派手になっているような?
 
無事に足腰の祈願も済ませ、お守りも購入。
これで今年一年無事に山歩きが出来るはず。
 
西吾野への下山路はたいした雪もなく、問題なく下ることが出来た。
 
国道から駅への坂道を歩いている途中で上り電車が出て行ってしまった。
前にも同じような事があった、どうもこの駅とは相性が悪いようだ。



 

 

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