JICKY のブログ

フォト
2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
無料ブログはココログ

釣り

2023年8月 1日 (火)

槙ノ沢 古い記憶を追う沢旅

滝川支流の槙ノ沢に行って来た。
今回は釣りというより沢歩きが目的。
20年くらい前に見たローソク岩という奇岩を見に行こうと思ったのだ。

ルート図

前夜に出会いの丘に到着して仮眠をとり、明るくなった5時ころにゆっくり起き出すと、昨晩酒盛りをしていた2人組が出発の準備をしていた。
自転車を用意しているところを見ると釣り人に間違いない。

今回は先行者がいても行き先を変えるつもりは無かったが、一応確認しておこうと声をかけたら、なんと保存会のTさんであった。
聞くと同じ槙ノ沢に入ると言う。
同行の友人は腰が痛くて行けなくなったそうで、せっかくだからご一緒しましょうという事になった。

自転車で林道を進み、登山道へ入る。
若くて体力もあるTさんは歩くのが早い。泊り装備の私は付いて行くのがやっとである。
火打石で休憩した時には汗びっしょりになってしまった。

川へ降りる踏み跡は、降り口で新しいピンクテープに騙されて変な尾根を下りそうになった。
間違って下ると末端で往生するはずである。

川に降りたところで荷物を下ろし、軽装になって遡行開始。
予想通り水が少ない。
Dscf7127
 
最初は荒れた河原が続くので飛ばし気味に釣って、雰囲気が良くなってから本格的に釣り始める。
Dscf7134
 
快調に釣るTさん。フライなのだが大場所で粘ったりしないので良いペースで釣りあがる。
Dscf7136
 
私も何匹か綺麗なイワナをゲット。
Dscf7138

大樋の滝。
あの倒木大水で流されないかな、と思っているのだが、台風19号の大雨でも残ったので、もう自然に朽ちるのを待つしかなさそう。
Dscf7135
この滝の巻道は取り付きの斜面が崩落しており、下流側からいやらしいトラバースを強いられた。
 
逆くの字の滝。
Dscf7142
 
川沿いは花盛り。
ホトトギスの花を久しぶりに見た。
Dscf7140
 
イワタバコ
Dscf7130
 
タマアジサイ
Dscf7143
 
良いペースで八百谷出合へ。
Dscf7147
 
せっかくなので、かつて釣橋小屋へ続いていたという道を覗いてみたが。。
Dscf7148
 
かろうじて道跡は確認できたが、すぐ先で不明瞭になっていた。私レベルが辿れる道ではなさそう。
Dscf7149

化け物滝で日帰りのTさんと別れ、ここからは一人で先へ進む。上も荒れた河原。
Dscf7150
 
ここでも斜面が崩落していた。
Dscf7161
 
日当たりの良い谷は明るくていいのだが、暑い。
Dscf7162
 
荒れた河原をひたすら歩き。
Dscf7163
 
振り返ってローソク岩(ミョウキ岩)。これで今回の目的は達成。
Dscf7169
 
まだ時間があるので、魚止めを確認しておこうとさらに進むが、この1匹を最後に反応が無くなった。
Dscf7171
 
この1370m圏の二股(萩止ノ沢出合?)が魚止めと思われる。
Dscf7174
実は、前回来た時に、この辺りの左岸に少し高くなった平地があり、古い鍋など人の生活の痕跡を見た記憶があるのだ。
ただ、その時同行した友人はそんなものは無かったと言うし、普通に考えれば増水で洗われそうな場所に小屋など建てるはずがない。
もともと記憶力には自信が無いので、翌日に遡行した八百谷の造林小屋跡の記憶と混同していたのかも知れない。

その事の確認も今回の目的であったのだが、これだけ崩落で荒れてしまっていてはどうにもならなかった。
件の平地の前にちょっとしたプールがあって、尺上のイワナを釣ったのだが、跡形もなくなっていた。
 
さらに少し遡行してみたが、荒れて水も少なく魚が居そうな感じがしない。
Dscf7175
 
ほとんど伏流。もしかしてこの上で水が復活してイワナがいるかもしれないが、釣りの対象にはならないかな。
ここで引き返す。
Dscf7176
 
帰路でみたローソク岩。自然の造形って素晴らしい。
Dscf7178

帰りの下降がとにかくキツかった。さほど悪い所はないのだけど、炎天下のゴーロ歩きが堪えた。

2時間以上かかってなんとかテン場に戻る。
もう疲労困憊である。

しばらく休んでからタープを張り
Dscf7188

焚火はどうしようか迷ったのだが、河原に乾いた流木が大量に打ち上げられており、これを利用しない手は無いと小さな火を起こした。 
Dscf7185
 
沢で冷やしておいた酒を飲みながら、久しぶりにビリー缶で飯炊き。
Dscf7199
焚火を見ながら酒を飲む。これ以上の幸福が世の中に存在するだろうか。

満足感に包まれながら飲んでいたら、異様に酒が回ってしまい、早々に寝てしまった。


翌日は釣橋小屋まで行って、本流を釣りあがる予定でいたのだけど、昨日の遡行で予想以上に消耗してしまってそんな気になれなかった。
朝、テン場の前でちょっとだけ竿を振ってイワナの顔を見て、そのまま踏み跡を登って帰路についた。

20年前は翌日に八百谷を遡行したのだけど、もうそんな体力も気力も無くなってしまった。

 

2023年7月 7日 (金)

今年初のイワナ釣り

今年初めてイワナの溪へ行って来た。

毎年、五月の声を聞いたら行っていたのだが、今年はタイミングが合わず、気が付いたら梅雨に入ってしまった。
雨の釣りはさほど苦にしないのだが、水量が多いと釣りにならないし、なにより遡行が大変なのだ。

下流の水位計の数値とにらめっこしながら、どうにか落ち着いてきたところを狙って出撃した。

2時間半の歩きで川に降りる。
多少増水気味だが、なんとか釣りになりそう。
Dscf7076_20230707213901
入渓してすぐの瀬でいきなり8寸クラスが出た。
これは期待できるかも?と思ったが、入渓点で釣れると後が続かないというジンクスは健在だった。
そのあとはしばらく沈黙の時間が続く。

やっぱり水量が多くて、ポイントが少ない。
Dscf7081_20230707213901
遡行はなんとか水線で突破できる程度で助かった。
去年は何度も高巻きを強いられてクタクタになったのだ。

何匹か定位している魚を見たが、水面には興味がないようでガン無視される。
やっぱり水が多いと毛鉤はキツいなあ。

1時間ほど遡行して日が高くなり、時折生暖かい風が抜けるようになってきた。
そろそろ良い時間だろう、と思ってきたところでやっと出た。
右の反転流から白泡の脇に吸い込まれた所で反応。 
Dscf7087
 
思ったよりもいい引きで9寸。久しぶりにこのクラス釣ったな。
Dscf7085
 
そこから先はほぼポイント毎に7~8寸が出始めた。
Dscf7089
 
Dscf7091

調子よく釣りあがってこのポイント。
大岩の下、やはり白泡の脇で出た。
Dscf7117
 
掛けた瞬間に糸鳴りがして、一気に底まで持っていかれる。
1分ほどやり取りして上がってきたのは久しぶりの尺イワナ。
Dscf7107
イワナの尺は何度も釣っているけど、やはり嬉しい。
これでもう満足。

その先は瀬が続いて反応が無くなった。
瀬の釣りが好きな私には少々物足りなさが残ったが、とりあえず尺を頭にツが抜けたので贅沢は言えないか。
Dscf7118
 
帰りの山道でかすかにハルゼミの声を聞いた。
夏は嫌いではないが、一番良い季節に釣りに行けなかったのは悔いが残る。




2023年4月30日 (日)

新緑のヤマメ釣り

今季2回目の釣りに行って来た。
記事にしなかったが、2週間前にも同じ溪に入った。
数は釣れたものの型が出なかったので、そのリベンジをしに行ったのだ。

前回はまだ芽吹き始めだったが、溪はすっかり新緑に覆われていた。
この時期の沢歩きは本当に気持ちが良い。
Dscf7051
 
釣り始めてすぐに反応はあるものの、前回と同じくチビばかり。
最初の1匹は4寸くらいで、合わせた途端にすっ飛んできた。

その先のこのポイント。真ん中の浮石の手前で派手な水飛沫が上がる。
Dscf7043
 
小気味よい引きで上がってきたのは6寸ほどのヤマメ。前回もこのサイズのオンパレードだった。
Dscf7037
 
少しサイズアップ。7寸にちょっと足りないかな。
Dscf7060
 
この狭いポイント、白泡の消えるあたりで出た。
下から浮かび上がって反転するところまで見えて、気持ちのいい一匹。
Dscf7062
 
その後も反応は良かったが、全部6寸クラス。
釣れないよりはいいが、釣れたら釣れたで欲が出てくる。
Dscf7063

遡行するにつれ、何故か反応が悪くなってきた。
ここまでほぼポイント毎に出ていたのに、打ち込んだ途端に走られたり、出ても手前でUターンされたりするようになった。

こういう時は毛鉤を小さくするのが定石だが、ここまで使っていたのが#14でこれ以上小さいのは持ち合わせていない。
他に打つ手もないのでそのまま釣りあがる。

相変わらず状況は渋いままだったが、ちょっと大きな淵の巻き返しで反応があった。
合わせた瞬間にグッと重量感が伝わり、「これはデカい!」と思ったとたんにバレた。。
ちょっと合わせが早かったかな?今のは8寸はあったのでは。勿体ない事をした。

ここで毛鉤を#12に変える。
小さな鉤はフトコロも小さいので、掛かりが浅くなってバレやすい。
大きくすると見切られる確率も増えるが、大物掛けてバラすよりはいい。

その先の大場所でもミスをした。
出たのに気付かず、ラインが引っ張られたのを見て慌てて合わせたが、一瞬重みを感じただけで掛け損なった。。
ちょっと集中力が切れてきたかな。

なんとなく悪い流れになっているような感じがしたので、一度竿を置いて早めの昼食を取ることにした。
日当たりのいい河原で大休止して気分転換。沢音を聞きながら食べる弁当は実に美味しい。

この日は気温が高く、朝はユスリカばかりだったのが、カゲロウやガガンボなども飛び始めた。
毛鉤で釣るには絶好の日和だが、早くも目つぶしが纏わりついて鬱陶しい。

そろそろ終了点が近くなったこのポイント。
目つぶしを払い除けながら振り込むと、左の岩壁沿いでスッと魚が浮かんできて毛鉤を咥えた。
Dscf7073

 合わせた途端に潜り、底の方でグリグリを頭を振るのでイワナかと思ったが、上がってきたのはこの日最大のヤマメ。
8寸にはちょっと届かなかったが、この溪にしては良いサイズである。
Dscf7066
この1匹で満足して納竿。
まあまあ良い釣りが出来た。

脱溪点に咲いていたニリンソウ。
Dscf7075

2022年9月18日 (日)

ラスト釣行

おそらく今シーズンの最後となる釣りに行って来た。

夏の間、天気が悪かったり、家の事でバタバタしたりして、なかなか釣りに行く機会がなかった。
もう9月も半ばを過ぎて、台風も来ているので、このチャンスを逃すともう次は無いと思い、無理やり出かけたのである。

今年は何度か釣りに行ったのだが、増水していたり、先行者がいたりして満足な釣りが出来なかった。
さらに、7月に槙ノ沢に行った時に、何でもない河原で転んで左手を突き指してしまった。
骨に異常は無かったが、しばらくは中指と薬指が動かせなくて、ヘツリや高巻きを伴う沢には行けない状況だったのだ。

ようやく痛みは消えたのだけど、まだ完全ではない。
最後だし、安楽な渓でのんびりと釣りを楽しみたい、と考え、2年前に尺ヤマメを釣った川に行くことにした。
柳の下にドジョウはいないはずだが、最後は小さくてもヤマメの顔を見たかった。

朝一から行くつもりが少し遅れてしまい、6時半に車止めに着いた時にはすでに5台の車が停まっていた。
なんかもう絶望的に釣れる気がしなかったが、他の川に転戦しても状況は変わらないだろう。
予定している区間に先行者が入っていない事を祈りながら自転車を走らせる。

30分ほど林道を走って入渓点へ。
Dscf6001
河原を注意深く観察しながら釣り上がる。
とりあえず足跡は見当たらない、すぐに最初の瀬でチビが走った。
どうやら先行者はいないようで一安心。

とはいえ、激戦区なので反応は無し。

30分ほど行った辺りで何故か足跡を発見!?
おかしいな、ここまで釣り人が歩きそうな所は注意して見ていたのに。。 
Dscf6002
頭はねられた?いや、途中から入るには結構無理をしなければならないからそれはない。
おそらく気が付かなかっただけだろう。

どうしたものか。ここはただでさえ魚影薄いのに、先行されてたら釣りにならない。
もっと奥まで歩くか?日帰りだと時間的にキツいな。
ヘツりや高巻きをこなすにも左手が心許ないし、人が入ってたら終わる。

考えた末、一度戻ってさらに下流に入ることにする。

林道を戻って、適当なところから川に降りる。
あまり下りすぎると堰堤の乗り越しに苦労するので、ほんの短い区間だけの釣り。

ここは幸い先行者は無し。準備して釣り再開。 
Dscf6003
 
少し行ったこのポイント。対岸のタルミに置いた毛鉤の下で魚影が動いた。
Dscf6004
アワセを入れるとズッシリとした手ごたえ。
あっ!これは結構デカいぞ!

久しぶりの魚の感触、グリングリンと首を振るような抵抗はイワナかな。

慎重に寄せてきて、もう少しでラインを掴める、というところで岩に引っかかった。
竿を倒して交わそうとした瞬間、首を振られてバレてしまった。。

一瞬見えたオレンジの魚体はやはりイワナだったか。
惜しかったな、逃がした魚係数を割引いても9寸はあった。
勿体ないことをした。

とはいえ、魚の反応があっただけでも良かった。
今日はあわやの完全ボウズも覚悟していたので、少し救われた。

この区間、確か渓流釣りを始めたばかりの頃に釣ったことがあるが、その時もいいイワナが出た記憶がある。
意外と穴場的に人が入らないのかも知れない。

今日唯一の小ゴルジュ。昔は大巻きで越えた気がするが、埋まっていて水線で通過できた。
Dscf6008

ゴルジュを抜けた先のこのポイント。大岩の横の白泡の脇で出た。
底から浮かび上がって毛鉤を咥え、反転するところまではっきり見えた。
Dscf6020

小気味よい引きで上がってきたのは7寸のヤマメ。 
Dscf6010c
ボウズ回避の嬉しい一匹。
大したことない型だけど、理想的な出方で掛けることができたので満足感が大きい。

さらにその先、ここでも出た。残念ながら一瞬毛鉤を触っただけで掛けられなかった。 
Dscf6021
 
なんか意外と良い釣りが出来てるじゃないか、と思ったがその先は沈黙。

魚は出ないが、開けた川で伸びのびと竿を振れるのは気持ちがいい。
Dscf6022
いつも井戸の底みたいな溪で窮屈な釣りをしているけど、本来テンカラってこういう川の釣りなのだと思う。
 
釣果の無いまま、あっという間に終了点が見えてきた。

ここがほぼ最後のポイント。瀬尻に近いところで出た。
反転するのを見て合わせたがスッポ抜けた。咥え損なったか?
Dscf6032
もう最後なのでなんとかアイツは釣りたい。

一度離れてタバコに火をつける。
どうしようか?もう一度出てくれるかな、毛鉤替えた方がいいかな?
あれこれ思案をめぐらせる。

私は普段、あまり考えずに釣りをして「出なければ次」というスタンスなのだが、本当はこういう魚を釣れるようにならないと腕は上がらないのだと思う。

5分ほど休ませてから、再びポイントに近づく。
毛鉤はそのまま、これで出なければカディスに替えてみよう。

ラインで水面を叩かないよう、慎重に振り込む。
息を殺して毛鉤の行方を追っていたら・・・出た!

予想より良い型、掛けた瞬間に猛烈に奥に走る。
最初のダッシュを矯めて、遊ばせないようにちょっと強引に寄せる。

顔を見せてくれたのは8寸ほどのヤマメ。パーマークが薄れて秋の色に染まっていた。 
Dscf6029
この一匹で十分満足。もうこれ以上は望むべくもない。

まだ昼前だが、良い感触が残っているうちに竿を畳み、川を後にした。


2022年5月30日 (月)

新緑のイワナの渓へ

今シーズン初めてのイワナ釣りに行ってきた。

4時半に車止めを出発し、2時間少々の山道歩き。

川への下降点に立つ道標が新しくなっていたが、早くも傷だらけでボロボロ。。
これクマの仕業だな。なんでこんな事をするのだろう。
オレの縄張りに勝手にこんなもの立てやがって!と怒ったのだろうか?

剥がされた標識の跡に黒い毛、まだ獣臭が残って生々しい。
Img_6683

川へ下る踏み跡はずいぶん乱れて分かりにくくなってしまった。
適当に下るのは勝手だが、いい加減なマーキングを残すのは止めてほしい。

おかげで途中ちょっと迷ったが、無事に川に降り立つ。 
この河原は一時期、大量の土砂に埋もれてしまったのだが、台風19号の大雨で流されたようで復活していた。
Img_6685

逆に対岸から入る沢の出合は、無残に埋まってしまった。 
Img_6686

靴を履き替え、釣りの準備を済ませて遡行開始。

すぐ先のこのポイント。
手前右寄りの丸い石の先で出たのだが、ピックアップとほぼ同時だったのでアワセが効かず、一瞬手ごたえを感じただけでバレてしまった。
Img_6687
掛けそこなったが、この辺から出てくれると今日は期待が持てる。

最初の高巻き。落石で2段目の滝が見えなくなってしまった。
Img_6690  

ヤマツツジが満開。今年は当たり年のようで、あちこちで見事に花を付けていた。
Img_6692

当初の期待に反して、イワナの機嫌は今一つ。
そこここで走るのだが、毛鉤には出てくれない。

この小さなポイント。流心脇のタルミでやっと出た。
Img_6697
 
6寸ちょっとのチビが今年の初イワナ。ボウズを食らわなくて良かった。
Img_6694
 
イワナは釣れないが、眩しい新緑の渓を歩くのは気持ちがいい。
Img_6701
遠くでハルゼミが鳴き始めて、一番いい季節が来たことを知らせてくれる。
今、この瞬間に、この沢を歩いているという幸福。
幸せとは何か?と聞かれたら、迷わず初夏の沢歩きと答えるだろう。

正直、釣りはどうでも良くなりそうだったが、曲がりなりにも竿を出しているのに、魚が釣れないのは悔しい。
尺とは言わないが、せめて8寸くらいのイワナには会って、さらに幸福度を高めたい。
 
日が高く昇っても、まだ水温が低いのか、瀬では反応が無い。
定位している魚も、底に張り付いていて、毛鉤には全く反応してくれない。
飛んでいる虫がユスリカや小さなカゲロウばかりなので、イワナも水面に興味が無いのだろう。

普段はポンポンと叩いて釣りあがるのだけど、上を見ていない魚を引き出すために、この日は結構粘った。
落ち込みの巻き返しとか、岩の脇のタルミを狙って丁寧に毛鉤を置いて行く。

その甲斐あってか、なんとか8寸クラスが出てくれた。
この沢のイワナは朱点が美しい。
Img_6714c

その後、同クラスをもう一匹釣ったが、かなり時間をかけて釣りあがったので、途中でタイムオーバー。

最後のポイント、白泡の脇に毛鉤を打つと、派手な飛沫を上げて良型が飛び出してきた。
Img_6732
 
久しぶりに竿を絞り込む引きを堪能して、姿を見せてくれたのは今日最大の9寸。
Img_6730
これでもう満足。この日はここで納竿とした。

帰路で見つけたキブシの実。 
Img_6737
ついこの間、黄色い花を見たと思っていたら、あっという間に季節が進んでいた。

2022年5月12日 (木)

チビヤマメ爆釣記

今年の初釣行に行ってきた。

例年、4月の声を聞いたらすぐに釣りに行っていたのだが、今年はなんやかんやで機会を逃しているうちに連休に入ってしまった。
今までの釣り歴で、5月に初釣行というのは初めてかもしれない。

今日は安楽なヤマメの沢。
30分ほど林道を歩いて入渓点へ。

最近の足回りはこれ。トレランシューズと沢タビ。
履き替える手間はかかるが、タビのグリップを知ってしまうと沢靴には戻れない。
Dsc_1385

最初は肩慣らしで、練習がてら振っていたらいきなり釣れた。
Dsc_1393  
5寸ほどのチビヤマメ、合わせたとたんにすっ飛んできた。

その後もこのクラスが連発。
この日は活性が高くて、バシバシ出るのだが、みんなヤマベサイズ。

このポイント、瀬の開きでちょっとマシなサイズが出た。
Dsc_1390
 
と言っても6寸。(笑) 幅広でサイズの割に良い手ごたえだった。
Dsc_1386

その後はまた5寸祭り。小さくて咥え損なっているみたいで、出た魚の3割くらいしか掛けられない。
それでも、ほぼポイントごとにバシャバシャと派手に出てくれるので面白い。 

小さなポイント、手前の枯れ枝の先の沈み石から出た。
Dsc_1392
 
今日初めて竿を絞ってくれた7寸。
Dsc_1388
ようやくこれからサイズアップか?と期待が膨らんだが、結果的にはこれが今日の最大だった。

予報が良い方に外れてくれて、まぶしい新緑のなかの釣り。
最高にに気持ちがいい。沢を歩いているだけでも幸せになれる。
Dsc_1397

体が緑に染まってしまいそう。
Dsc_1400

ヤマメの機嫌は上々で、核心部では一つのポイントから2匹3匹と続けて釣れたりした。
Dsc_1407
 
Dsc_1411

でも、最後までこのサイズ。(笑)
Dsc_1413
一級のポイントの一番いい場所でチビが釣れるのだから、もう他に大きな魚がいないという事なんだろう。
連休中に抜かれてしまったのだろうか。
この沢は来年に期待かな。

ヤマメの顔は十分に拝めたので、次はイワナの顔を見に行こう。
 


2021年9月24日 (金)

シーズン最終戦

 今シーズンの最後の釣りに行ってきた。

禁漁までまだ1週間ほどあるが、私は土曜日に2回目のワクチン接種を受ける事になっている。
話では翌日から副反応で高熱が出るらしいので、今シーズンはもう行けないかな?と思ったのである。

今回はあえて、安楽な国道沿いの川に入った。
ここは超がつくほどの激戦区ではあるが、最後はあえて厳しい川で、それでもなんとかしてヤマメを釣ってやろうと思ったのだ。
 
もう早朝はめっきり涼しくなってしまったので、ゆっくり朝7時にスタート。
幸い先行者はいない。

川への道を降りてゆくと、植林の地面にフクロツチガキが出ていた。
Dscf4753
なかなかいい状態のものは見ないのだが、これは開いたばかりの綺麗な個体。

川に降りると、意外に水量が多い。
おかしいなあ?昨晩の水位計の数値だと平水のはずだったのだが。。
Dscf4754
そのせいか魚の反応も無く、なんでもない渡渉も結構てこずる。

さらに、久しぶりに履いた沢靴が何故か足に合わなくなっていて、ひどくつま先が痛む。
このまま歩いていると爪が死んでしまいそうな気がしたので、仕方なく一度上がって車に戻る。
安楽区間で良かった。

いつもの沢タビに履き替えて再入渓。
やっぱ沢タビの安定感凄いな、あの靴はもう処分してしまおう。
 
最初のポイントでイワナが出た。
Dscf4755
 
7寸のチビ。しかもアメマスっぽい。
Dscf4757
ま、とりあえず最後の釣行でボウズにならなくて良かった。


魚の機嫌は悪くて、沈黙の時間が続く。
砂地には多数の足跡が残っていて、連休中にかなりの釣り人が入ったと思われる。

その上、今日は水量が多くてポイントが少ない。
そして、この状況だと魚が上を見てないので毛鉤釣りには厳しい。
何より、瀬に魚が出ていないので、釣り的に面白くない。

落ち込みの巻き返しとか、瀬脇のタルミを攻めて、なんとか同サイズを2匹追加。 
Dscf4759
サイズも釣れ方も今一つ。
 
この区間は悪場も無くて、釣りをするには良いのだが、釣れないときはひたすら退屈である。
Dscf4760
 
なんとなく諦めモードになり、漫然と遡行していたら、倒木にナラタケが出ていた。
Dscf4762
久しぶりに虫食いも無くて良い状態のナラタケ。
これは沢筋で採れるキノコの中で一番美味しいと思う。

あまりの貧果に見かねた山の神様が「これでも持っていけ」と恵んでくれたような気がした。


しかし、その後もまったく反応なし。。

そろそろ終了点、というこのポイント。
奥の巻き返しにしつこく毛鉤を打ち込んでいたら、落ち込みの白泡に吸い込まれる所で出た。 
Dscf4783 
掛けた瞬間に糸鳴りがして、ズッシリとした重量感が伝わってきた。
すぐに凄いパワーで底に潜って行く。
デカい!

久しぶりの大物とのやり取りにドキドキしながら、必死に竿を矯める。
 
が、しばらく底の方で抵抗していたと思ったら、そのまま動かなくなった・・

やられた・・・
岩に潜り込まれてしまった。。

万事休す。
このまま石化けの術を使われて終わりか。。

一瞬あきらめかけたが、竿を横にして強めに引っ張っていたらまた動き出した。

かなり強引に水面まで浮かせて、一瞬赤っぽい魚体が見えたと思ったら、今度は下流に向かって走り出した。
あの色はイワナか?それにしてはよく走るな。

竿を伸されないように、両手で耐える。 

下の瀬で暴れまわる魚をいなして、なんとか瀬脇の浅瀬に誘導すると、ようやく力尽きたようで抵抗しなくなった。

ゆっくり手元に寄せた魚体は、尺には届かなかったものの、9寸の立派なヤマメ。
Dscf4765
パーマークが消えかけて、サクラマスのような婚姻色が出ていた。
渓魚というより、鮭のよう。

渋い一日だったけど、このヤマメに出会えただけでも来た甲斐があった。

この1匹で満足して納竿。

古い堰堤を見て帰路についた。 
Dscf4784

帰り道で見たキノコ。 
Dscf4786
チャナメかと思ったが、笠の縁に条線がある。
クサハツかな、でもあの嫌な臭いがしなかったから違うキノコかも。







 

2021年8月29日 (日)

初めての渓

タイトルに「初めて」と書いたが、この川に来るのは初めてではない。
前回来たのもここだし、この下流も上流も何度も釣りに来ている。
ただ、今回入った中流部の一区間、ヤマメ止めの淵から支沢出会いまでだけは一度も釣った事が無かった。

釣り場としては半日分くらいの行程なのだが、入退渓点が限られるため、下流から釣りあがるにも、上流まで行くにしても中途半端で、遡行する機会が無かったのだ。

そんな訳で、今回は未釣区間の探索である。
どんな渓なのか、久しぶりにワクワクしながら歩き出す。

一時間ほどの歩きで下降点へ。この尾根も登りでは何度も歩いたが、下るのは初めて。
登りだと、釣りの帰りという事もあって「勘弁してよ・・」というくらいの急坂なのだが、下ってみると「こんな緩かったっけ?」と感じる。
人間の感覚なんていい加減なものである。

そして、今まで気が付かなかったが、尾根末端で踏み跡が二手に分かれていた。
左はいつも登って来る道。
だが、そちらは降りた所が狭間の入り口で、いきなり高巻きを強いられてしまう。
今回はここはを右へ下ってみる。

これでゴルジュ帯を迂回できるかと思ったら、降りたのは一つ上の淵で、ここも川通しに越えられそうもない。
しかし、薄い踏み跡がそのまま巻き道に続いていて、これでゴルジュの出口に降りることが出来た。

狭い河原に降りたところで靴を履き替え、準備をして遡行開始。

ちょっと増水気味だが、遡行には問題なし。
Dscf4714
 
水が多いせいか、魚の反応は無いけど、渓相は抜群。気持ちよく遡行する。
Dscf4715
イワナ釣りは、渓の美しさと遡行の面白さも重要な要素である。
 
少し行ったこのポイントで最初の1匹。
Dscf4716

7寸くらいのイワナ。やはりここでもこのサイズか。。
Dscf4717
 
そこそこ落差はあるものの、竿を畳むような悪場も無く、快適に釣りあがる。
Dscf4719
 
いい雰囲気、こういう沢の遡行はゾクゾクする。
今まで来なかったのが勿体ないくらいの良い渓だ。
Dscf4720
 
イワナはポツポツ釣れるが、今回も7寸祭り。
Dscf4735


唯一荒れていた区間。 
Dscf4722
ここまで小型ばかりだったのが、この辺から8寸クラスが混じり始めた。

このポイント、白泡の奥の巻き返しで良型が出た。 
Dscf4734
 
今日最大。9寸には届かないかな。重い流れに乗って竿を絞ってくれた。
Dscf4732
 
3時間ちょっとで支沢出合に到着。下から来ると支流の方が本流に見える。 
Dscf4736
 
まだ時間も早いので、沢を覗いてみた。
Dscf4738
 
以前から下流部は荒れていたが、一昨年の台風でさらに酷い事になっていた。
Dscf4739
 
川岸が土砂で埋まって水路のよう。
Dscf4740
数年前に遡行した時、源頭近くに大きな山抜けがあったが、そこがさらに崩れたのかもしれない。
奥の方がどうなっているか気になるが、これでは見に行く気になれないな。

 
ただ、とりあえずイワナは健在だった。
Dscf4741
チビイワナを数匹釣った所で、いたたまれなくなって引き返す。
ここはしばらく来るのを控えよう。

出合まで戻り、前回下った踏み跡を登って帰路へ。 
Dscf4747
この坂はいつ登ってもキツい。

今回は比較的楽な行程だと思ったが、トラックログのデータを見ると、距離や累積標高は大持山あたりに登るのと大して変わらなかった。
渓流釣りって意外にハードだったのだな。
 
帰り道で見つけたヤマイグチ。このキノコが並んで出ているの初めて見た。
Dscf4748







2021年7月26日 (月)

ハゼ釣り開幕

連休中、今年初めてのハゼ釣りに行ってきた。

連日の猛暑続きで、日中の釣りは熱中症が怖い。
なので、この日は午前中に切り上げるつもりで、始発電車で出かけた。

早朝の地下鉄は、オリンピックのユニフォームを着た人たちが大勢。
ボランティアスタッフだろうか、みんな豊洲と辰巳で降りて行った。

朝7時に現地着。
Dscf4701_20210726205402
この時間だと人が少ない。地元の常連釣り師がチラホラいるだけ。

ちょうど大潮の下げ3分くらいの良い時間である。

涼しい時間が勝負と、さっそく釣り開始。
すぐに7センチほどのハゼが釣れた。
Dscf4700_20210726205402
これくらいが平均サイズ。ほぼ入れ食いで釣れる。
型は出ないが数を釣るなら今くらいがいい。

10匹に1~2匹くらい10センチ超えが混じる。これくらいなら天ぷらに出来る。 
Dscf4702_20210726205401

アカメフグの赤ちゃん、結構混じった。
Dscf4704_20210726205402

1番子かな、良いサイズ。これくらいのが掛かると横走りしてくれて面白い。
Dscf4709_20210726205401

ヘチ際で掛かった今日最大、15センチ近くあった。
Dscf4710_20210726205402

10時まで釣って納竿。
大潮なので干潮前に釣り場が干上がってしまった、暑さも限界。
数えてないけど、一束には届かなかったかな。

大きめのものだけ持ち帰って天ぷらに。
Img_5469_20210726205402
ハゼの天ぷら最高!




2021年7月23日 (金)

イワナリベンジ

先週惨敗したイワナ釣りのリベンジに行ってきた。
今回は隣の川へ。

朝5時に駐車地を出発。
約2時間の歩きで入渓点に降り立つ。
Dscf4651
ここは大きな支流の出合いの少し上流。そちらも魅力的な沢だが、今日は本流を釣りあがる。

最初のポイントですぐに7寸が出た。今日はイワナの活性が高そう。 
Dscf4653
 
その後も立て続けに同サイズが2匹釣れた。
この分なら先週のリベンジが果たせそう。

今日唯一の難所、箱淵。
Dscf4655
昔は名前の通りの深い淵で、右手の岩に取りつくのに苦労したものだが、今は埋まって簡単に乗り越せる。
遡行は楽になったけど、ちょっと寂しい。

水量は多少多めかな?という程度。この先は悪いところも無く快適に釣りあがる。 
Dscf4658
 
イワナの反応は相変わらず良好。このサイズがほぼポイント毎に釣れる。
Dscf4668
このイワナはちょっと色がおかしい。この川はこういうのが混じる。

 
朽ちてワイヤーだけになった吊り橋。
Dscf4672

その上で完全に倒壊した小屋。
そこそこ広い小屋だと思っていたけど、潰れてしまうとずいぶん小さく感じる。
Dscf4673
 
ここまでですでにツ抜け。その後も快調に釣れるが、全部7寸どまり。
Dscf4675
もしかして、魚影が濃すぎて大きくなれないのだろうか?
以前、朝日の源流に入った時も、これくらいのイワナが入れ食いだった。

 
このポイントで、底から飛び出して反転するのが見えた。
Dscf4686

やはり同サイズだけど、こういう釣れ方をすると気持ちがいい。
Dscf4681

釣れすぎると釣りが雑になりがちなので、今日は意識して丁寧にポイントを攻める。
適当にやっても釣れるけど、1匹の満足度が違う。

ここも、手前の浅瀬から毛鉤を置いてゆくと、すぐ目の前で派手にヒット。 
Dscf4690

この日初めての8寸が出た。
Dscf4689  
こういうポイントで良型が出てくれると楽しい。

広いポイント。
絶対に出ると思って、動画に収めようとしたが失敗。静止画になってしまった。
Dscf4692
 
アップで。
Dscf4692c
 
8寸弱のきれいなイワナ。動画で撮りたかった。
Dscf4696

あろうことか、釣れすぎて持ってきた黒毛鉤が全部ボロボロになってしまった。
もう十分すぎるほど釣ったけど、最後にドライフライを試してみる事にする。

以前、しげさんにいただいた黄色いカディスに替えて釣りあがる。

いきなり今日最大の9寸が釣れた、しげカディス恐るべし。(笑) 
Dscf4697
体長はあるけど、痩せていて痛々しい。
やはり魚影が濃すぎてエサが足りないのだろうか? 

まだまだ釣れるが、この先で谷は急に幅を狭めて険阻になる。
若い頃は平気で突っ込んだが、今はもう一人で行く勇気が出ない。

時間も良いので、ここで納竿とした。
Dscf4699
 
無事に先週のリベンジを果たしてスッキリした。
イワナは簡単に釣れてつまらない、などと偉そうな事を書いてたけど、綺麗な渓で魚と戯れるのは純粋に楽しかった。
今回、この川に未釣の区間がある事に気が付いたので、次回はそこを釣ってみようと思う。


 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー