蕎麦粒山
年末恒例となった蕎麦粒山へ。
川乗橋から鳥屋戸尾根を登り、仙元峠から浦山大日堂に下った。
ルート図
今年最後の山行はいつも通り蕎麦粒山へ。
年越しそばにかけての洒落のつもりだったのが、いつの間にか年末の恒例行事になってしまった。
奥多摩駅のバス乗り場は工事のために場所が変わっていた。
年の瀬だというのにそこそこの人出で、東日原行きのバス停には10人以上が乗り込んだ。
川乗橋でほとんどの人が降りた。
林道を進むと、私の前で物好きな人が一人、鳥屋戸尾根に取りついた。
後を追うように登り始める。
いつもの事だが、この尾根は笙ノ岩山までの登りがとにかくキツい。
修行のように登って行く。
大ブナ。私は勝手にこの尾根の主と呼んでいる。
足が攣りそうになりながら笙ノ岩山へ。
休憩中の先行の人としばしお話。
これから川苔山経由で鳩ノ巣まで歩くとか、すごい体力だ。
それでも、この人も「こんなに長かったっけ?」と思ったと言っていた。
やっぱりここはキツかったんだな。
石尾根の山々、鷹ノ巣山から雲取山。
都県境尾根の山も。三ツドッケ。
先ほどからヘリの音が聞こえていたが、川苔山の手前で防災ヘリがホバリングしていた。
何か事故でもあったのだろうか?
塩地ノ頭、この山名版去年もあったっけ?
これも
登山道に出た、もう山頂パスして仙元峠に向かいたいところだが、一杯水への巻道は相変わらず通行止め。
最後の急登をヒイヒイ言いながら登って山頂へ。
時間は11時20分。ゆっくりしたいけど、2時のぬくもり号に乗りたいのでそのまま尾根を西へ。
都県境尾根から富士山、この日は冬型が緩んだせいか少し霞んで見える。
11時半、無事に仙元峠に到着。
ここから川俣まで2時間弱なので、若干余裕ができた。
風も無くて穏やかな陽気の下、ゆっくりおにぎりを食べて休憩。
仙元尾根の下りタイムは昭文社マップで2時間40分となっているが、これは少し余裕を見すぎている気がする。
さほど足が速くない私でも1時間近く早く下ることができる。
1時40分、無事に大日堂に下山。
大日如来に山行の無事を感謝してお参り。
ぬくもり号の運転手さんに、「一人で山に登って怖くないの?」と言われた。
どうもクマとかの動物に遭うのが心配らしい。
聞けば、10月頃に川俣の民家にクマが入り込んで冷蔵庫を荒らされる被害があったらしい。
この辺でも里に下りてくるようになったという事は、やはり生息数が増えているのだろうか。
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