早春の溪でヤマメと遊ぶ
今年の初釣行に行って来た。
釣り場に行く前に釣り券を購入。
今年から遊漁料が値上がりして、渓流の年券は9000円になっていた。
日釣り券は2500円、現場売りに至っては5000円というふざけた価格設定である。
秩父漁協は燃料代などの経費の高騰と説明していたが、この値上げははっきり言って愚策である。
値段が高くなれば券を買わずに釣りをする人が増えるだけだ。
その対策で現場売りを高くしたのだろうが、2500円をケチる人がいきなり釣り場で5000円払え、と言われて素直に払うとは思えない。
去年までの3000円だって文句言う人がいたのに、トラブルになる事間違いなしである。
監視員もたかが数千円の手数料のために、そんな面倒な事をしたくないはずだ。
私が行く沢などは漁協の放流がされてないし、監視員なんか20年近く会ったことが無い。
正直買うかどうか少し迷ったが、私は基本的に「悪法と言えども法なり」というスタンスである。
遊びに行くのにコソコソするのは嫌だ、釣りくらい大手を振って楽しみたいと思う。
朝から少々嫌な気分になってしまったが、気を取り直して釣り場へ。
今回はヤマメの沢に入る。
30分ほどの歩きで入渓点へ。
沢装備に履き替えて釣り開始。
芽吹き始めた山にミソサザイの囀りが響く。
今年もやっとこの季節がやってきた。
久しぶりの竿の感触を確かめながら沢を歩くと、最初のトロ場で5センチくらいのチビヤマメがワラワラと散ってゆく。
今年は魚影が濃くなったかも?
今年最初の1匹は5寸くらいのチビ。とりあえずボウズは回避。
その後も反応は良く、6~7寸が飽きない程度に釣れる。
これは結構良い型。
奥の白泡の下から毛鉤を追ってきて、咥えて反転するまでしっかり見えた。
こういう一匹は価値が違う。
このポイントでここでは珍しいイワナが出た。
岩の上から竿を出していたので、下に降りて取り込もうとモタモタしていたらバレてしまった。
まだ足が沢に慣れていなくて、動作がぎこちない。
今日は型は出ないけど、数はそこそこ釣れた。
これが一番大きかったかな?それでも7寸ちょっと。
最後は流れが細くなって、チビばかりになる。
脱溪点まで沢筋の花を愛でながら歩く。
チャルメルソウ
ニッコウネコノメかな?
ヒトリシズカ
キブシ
春の沢歩きを満喫した一日だった。
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