大文字山
京都の2日目は大文字山に登ってきた。
ルート図
この日は16時の新幹線まで時間がある。
朝早くに出られれば比良の方まで足を伸ばせたかも知れないが、昨日のスケジュールで早起きは無理だろうと、安楽なルートに逃げてしまった。
当初の予定では家内も一緒に行くはずだったが、昨日の今日で山は無理、と言うので一人で出かけた。
ホテルでエレベーターを待っていると、私の恰好を見た年配の宿泊客が「山登りですか?」と声をかけてきた。
大文字山に行くと言うと「大文字山は二つあって、金閣寺の方は入口にカギが掛かってて登れませんよ」と教えてくれた。
そちらの方は登山道も無いし、まあ行けば行けるのだろうけど、今回は一般道でメジャーな方を登るつもりである。
ホテルのある烏丸御池から丸太町まで歩き、市営バスで銀閣寺へ。
最近は観光客が増えすぎて、地元の人がバスに乗れないなんて話も聞いたが、このバスは割と空いていた。
バスを降りて銀閣寺へ、早速大文字山が見える。
お寺の横から登山道へ。良い道。
道は良いが人が多い。
特に家族連れのハイカーが多かった。
登りはそこそこ急でキツいのだが、小さな子供も元気よく登っていた。
途中、ワイヤーの架線が道に沿って登っていて、何だろう?と思ったら、前を歩くお母さんが「下から焚き木を運ぶリフトだよ」と子供に教えていた。なるほど。
30分ほどの登りで火床に到着。
想像していた以上に展望が良い。
京都市内が一望出来た。
火床、こんな風になっていたのか。
ちなみにここが大の字の中心点。
ここから左右と
下に向かって火床の列が続いている。
しばし展望を楽しんで頂上へ。
ここからの登りは大の字のてっぺんに向かって細い階段の登りになるのだが、下ってくる人が多い。
すれ違えないので脇によけてやり過ごしていたら、年配の人が上で止まって道を譲ってくれた。
礼を言って登らせてもらうと「山の(経験が多い)人はつい譲っちゃうよね、すみませんね」と謝られて恐縮してしまった。
その先で一度傾斜が緩んで
再び登って山頂へ。
凄い人、高尾や陣馬ほどじゃないけど武甲山よりは多い。
人気の山なんだなあ。
山頂からの展望は今一つ。
一息入れた後、蹴上方面に下る。
この道、京都一周トレイルというらしい。ぐるっと市の周りを一周できるのだろうか。
昨日も思ったのだけど、京都の里山は倒木が多い。
松食いやナラ枯れで幹が折れている木もあるが、根返りしてる木が多かった。風の影響だろうか。
昼を回ったせいか、登ってくる人も減ってやっと静かに歩けるようになる。
道から逸れる踏み跡に入って休憩していると、地元のハイカーが下って行った。
下れるのか聞くと、下でまた道と合流するという。
せっかくなので行ってみる。
点々とマーキングがつけられていて、結構踏まれた道。
途中の尾根から南にお寺が見えた。もしかして清水寺?と思ったが違うようだ。
特に迷うこともなく道に戻り。日向神社へ下山。
人が多かったけど、結構面白かった。
火床からの展望は、下手な観光地行くよりずっと良いと思う。
もう少し時間があれば、如意ヶ岳まで足を伸ばして大津に下ってみたかった。
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