ワークマン
なかなか山に行けないのでウエアの話。
私は山用の服はほぼモンベルでまかなっている。
他のメーカに比べて安いし、機能も私の用途なら必要にして十分で、コストパフォーマンスが一番いいからである。
一方で、デザインが今一つだったり、ブランドイメージが初心者向けなせいか、山歴が長い人には嫌われる傾向があるようだ。
が、私は普段着る服も含めて、その辺のことは全く気にしない。
タンスの中はモンベルとユニクロばかりである。
そんなアウトドア業界に、近年殴り込みをかけてきたのがワークマンだ。
すでに多くの登山者が使用して、みんな高評価をつけているので、昨年私も購入してみた。
買ったのはエアロストレッチクライミングパンツ。
タイトなシルエットで結構カッコいい。ファッションセンスゼロの私の眼にはかなりオシャレに映る。
始祖鳥のマークが入っていても違和感がない。
機能も、売りにしているだけあって、ストレッチ性は素晴らしい。
沢でクライミング的な動きをしても全くストレスがない。
生地も、撥水性は無いが水切れは良い。薄手なので速乾性もいい。耐久性も今のところ問題なし。
何より、これで1900円という低価格である。
モンベルどころかユニクロもビビる。対抗できるのはしまむらくらいだ。
この値段なら、焚火の火の粉もトゲトゲのヤブ漕ぎも怖くない。
ファイントラックでは焚火に近寄れないが、ワークマンなら余裕だ。
アークテリクスにカギ裂きを作ってしまったら2日は寝込むが、ワークマンなら秒で立ち直れる。
安さは行動の幅を広げてくれる。
そんなワークマンだが、良い事ばかりではない。
まず気になったのが、このパンツ、ウエストにゴムは入っているが、ベルトをしないとズリ落ちてしまう。
厚手のモデルにはベルトがついているので、多少価格が上がってもつけてほしい。
次に、裾が細いので落ち葉や小石が靴に入ってきてしまう。
沢では逆に都合がいいのだが、荒れた山道を歩く時はスパッツが必要になる。
そして、作業服屋の性か、腿にポケットがついているのだが、これが全く使えない。
ピッタリしているので、物を入れると足に当たって歩きにくい、というかマトモに歩けない。
こんなものつけるくらいなら、ベンチレーションのスリット入れて欲しかった。
あと、これはこの製品に限らないのだが、入手がしづらい。
ワークマンってそこら中に店舗があるけど、品ぞろえが店ごとに違っていて、アウトドア系の製品をあまり置いていない店が多い。
実際、これを買う時も3店舗回ってようやく入手した。
オンラインショップがあるので、サイズがわかっていればそこで買えるが、実物を試着したい場合はかなり困る。
ネットで店ごとに在庫の有無を確認できるようだが、逆にどこの店になら有るのか、という検索ができないのも不便だ。
とはいえ、この値段でこれはかなりお買い得である。
商品の供給体制さえ何とかしてもらえば。今後の新製品にも期待したいところだ。
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