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2022年9月

2022年9月18日 (日)

ラスト釣行

おそらく今シーズンの最後となる釣りに行って来た。

夏の間、天気が悪かったり、家の事でバタバタしたりして、なかなか釣りに行く機会がなかった。
もう9月も半ばを過ぎて、台風も来ているので、このチャンスを逃すともう次は無いと思い、無理やり出かけたのである。

今年は何度か釣りに行ったのだが、増水していたり、先行者がいたりして満足な釣りが出来なかった。
さらに、7月に槙ノ沢に行った時に、何でもない河原で転んで左手を突き指してしまった。
骨に異常は無かったが、しばらくは中指と薬指が動かせなくて、ヘツリや高巻きを伴う沢には行けない状況だったのだ。

ようやく痛みは消えたのだけど、まだ完全ではない。
最後だし、安楽な渓でのんびりと釣りを楽しみたい、と考え、2年前に尺ヤマメを釣った川に行くことにした。
柳の下にドジョウはいないはずだが、最後は小さくてもヤマメの顔を見たかった。

朝一から行くつもりが少し遅れてしまい、6時半に車止めに着いた時にはすでに5台の車が停まっていた。
なんかもう絶望的に釣れる気がしなかったが、他の川に転戦しても状況は変わらないだろう。
予定している区間に先行者が入っていない事を祈りながら自転車を走らせる。

30分ほど林道を走って入渓点へ。
Dscf6001
河原を注意深く観察しながら釣り上がる。
とりあえず足跡は見当たらない、すぐに最初の瀬でチビが走った。
どうやら先行者はいないようで一安心。

とはいえ、激戦区なので反応は無し。

30分ほど行った辺りで何故か足跡を発見!?
おかしいな、ここまで釣り人が歩きそうな所は注意して見ていたのに。。 
Dscf6002
頭はねられた?いや、途中から入るには結構無理をしなければならないからそれはない。
おそらく気が付かなかっただけだろう。

どうしたものか。ここはただでさえ魚影薄いのに、先行されてたら釣りにならない。
もっと奥まで歩くか?日帰りだと時間的にキツいな。
ヘツりや高巻きをこなすにも左手が心許ないし、人が入ってたら終わる。

考えた末、一度戻ってさらに下流に入ることにする。

林道を戻って、適当なところから川に降りる。
あまり下りすぎると堰堤の乗り越しに苦労するので、ほんの短い区間だけの釣り。

ここは幸い先行者は無し。準備して釣り再開。 
Dscf6003
 
少し行ったこのポイント。対岸のタルミに置いた毛鉤の下で魚影が動いた。
Dscf6004
アワセを入れるとズッシリとした手ごたえ。
あっ!これは結構デカいぞ!

久しぶりの魚の感触、グリングリンと首を振るような抵抗はイワナかな。

慎重に寄せてきて、もう少しでラインを掴める、というところで岩に引っかかった。
竿を倒して交わそうとした瞬間、首を振られてバレてしまった。。

一瞬見えたオレンジの魚体はやはりイワナだったか。
惜しかったな、逃がした魚係数を割引いても9寸はあった。
勿体ないことをした。

とはいえ、魚の反応があっただけでも良かった。
今日はあわやの完全ボウズも覚悟していたので、少し救われた。

この区間、確か渓流釣りを始めたばかりの頃に釣ったことがあるが、その時もいいイワナが出た記憶がある。
意外と穴場的に人が入らないのかも知れない。

今日唯一の小ゴルジュ。昔は大巻きで越えた気がするが、埋まっていて水線で通過できた。
Dscf6008

ゴルジュを抜けた先のこのポイント。大岩の横の白泡の脇で出た。
底から浮かび上がって毛鉤を咥え、反転するところまではっきり見えた。
Dscf6020

小気味よい引きで上がってきたのは7寸のヤマメ。 
Dscf6010c
ボウズ回避の嬉しい一匹。
大したことない型だけど、理想的な出方で掛けることができたので満足感が大きい。

さらにその先、ここでも出た。残念ながら一瞬毛鉤を触っただけで掛けられなかった。 
Dscf6021
 
なんか意外と良い釣りが出来てるじゃないか、と思ったがその先は沈黙。

魚は出ないが、開けた川で伸びのびと竿を振れるのは気持ちがいい。
Dscf6022
いつも井戸の底みたいな溪で窮屈な釣りをしているけど、本来テンカラってこういう川の釣りなのだと思う。
 
釣果の無いまま、あっという間に終了点が見えてきた。

ここがほぼ最後のポイント。瀬尻に近いところで出た。
反転するのを見て合わせたがスッポ抜けた。咥え損なったか?
Dscf6032
もう最後なのでなんとかアイツは釣りたい。

一度離れてタバコに火をつける。
どうしようか?もう一度出てくれるかな、毛鉤替えた方がいいかな?
あれこれ思案をめぐらせる。

私は普段、あまり考えずに釣りをして「出なければ次」というスタンスなのだが、本当はこういう魚を釣れるようにならないと腕は上がらないのだと思う。

5分ほど休ませてから、再びポイントに近づく。
毛鉤はそのまま、これで出なければカディスに替えてみよう。

ラインで水面を叩かないよう、慎重に振り込む。
息を殺して毛鉤の行方を追っていたら・・・出た!

予想より良い型、掛けた瞬間に猛烈に奥に走る。
最初のダッシュを矯めて、遊ばせないようにちょっと強引に寄せる。

顔を見せてくれたのは8寸ほどのヤマメ。パーマークが薄れて秋の色に染まっていた。 
Dscf6029
この一匹で十分満足。もうこれ以上は望むべくもない。

まだ昼前だが、良い感触が残っているうちに竿を畳み、川を後にした。


2022年9月 7日 (水)

ワークマン

なかなか山に行けないのでウエアの話。

私は山用の服はほぼモンベルでまかなっている。
他のメーカに比べて安いし、機能も私の用途なら必要にして十分で、コストパフォーマンスが一番いいからである。

一方で、デザインが今一つだったり、ブランドイメージが初心者向けなせいか、山歴が長い人には嫌われる傾向があるようだ。
が、私は普段着る服も含めて、その辺のことは全く気にしない。
タンスの中はモンベルとユニクロばかりである。

そんなアウトドア業界に、近年殴り込みをかけてきたのがワークマンだ。
すでに多くの登山者が使用して、みんな高評価をつけているので、昨年私も購入してみた。

買ったのはエアロストレッチクライミングパンツ。
Img_6951

タイトなシルエットで結構カッコいい。ファッションセンスゼロの私の眼にはかなりオシャレに映る。
始祖鳥のマークが入っていても違和感がない。

機能も、売りにしているだけあって、ストレッチ性は素晴らしい。
沢でクライミング的な動きをしても全くストレスがない。
生地も、撥水性は無いが水切れは良い。薄手なので速乾性もいい。耐久性も今のところ問題なし。

何より、これで1900円という低価格である。
モンベルどころかユニクロもビビる。対抗できるのはしまむらくらいだ。

この値段なら、焚火の火の粉もトゲトゲのヤブ漕ぎも怖くない。
ファイントラックでは焚火に近寄れないが、ワークマンなら余裕だ。
アークテリクスにカギ裂きを作ってしまったら2日は寝込むが、ワークマンなら秒で立ち直れる。
安さは行動の幅を広げてくれる。

そんなワークマンだが、良い事ばかりではない。
まず気になったのが、このパンツ、ウエストにゴムは入っているが、ベルトをしないとズリ落ちてしまう。
厚手のモデルにはベルトがついているので、多少価格が上がってもつけてほしい。

次に、裾が細いので落ち葉や小石が靴に入ってきてしまう。
沢では逆に都合がいいのだが、荒れた山道を歩く時はスパッツが必要になる。

そして、作業服屋の性か、腿にポケットがついているのだが、これが全く使えない。
ピッタリしているので、物を入れると足に当たって歩きにくい、というかマトモに歩けない。
こんなものつけるくらいなら、ベンチレーションのスリット入れて欲しかった。

あと、これはこの製品に限らないのだが、入手がしづらい。
ワークマンってそこら中に店舗があるけど、品ぞろえが店ごとに違っていて、アウトドア系の製品をあまり置いていない店が多い。
実際、これを買う時も3店舗回ってようやく入手した。

オンラインショップがあるので、サイズがわかっていればそこで買えるが、実物を試着したい場合はかなり困る。
ネットで店ごとに在庫の有無を確認できるようだが、逆にどこの店になら有るのか、という検索ができないのも不便だ。

とはいえ、この値段でこれはかなりお買い得である。
商品の供給体制さえ何とかしてもらえば。今後の新製品にも期待したいところだ。





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