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2022年6月28日 (火)

棒杭尾根からグミの滝

奥多摩から秩父の山を歩いてきた。
倉沢バス停から棒杭尾根を登り、グミの滝へ下るルート。

ルート図

急に太平洋高気圧が勢いを増して、猛暑日予報の週末。
本来なら山ではなく沢を歩きたいところである。

ただ、記事にはしなかったが、実は先週秩父の沢に釣りに行って来たのだ。
増水した渓で散々な目に遭い、しばらく釣りは良いかな、と思ったのである。

とは言え、マトモに尾根を歩くと暑さにやられそう。
沢沿いで少しでも涼しそうなところを探して、今回のルートを選んでみた。


朝9時に倉沢バス停をスタート。
Img_6812
この時間ですでに酷い暑さ。。こんな日に林道歩いてたら倒れそう。

ところが、林道に入ると上流から涼しい風が吹いて、実に快適。 
沢筋の冷気は天然のクーラーである。
Img_6813
 
途中崩落があったが、問題なく魚留橋に到着。 
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橋の手前に塩地谷右岸道の取りつき。
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ここからヨコスズ尾根に乗るというルートでも良かったかな。

これが魚留の滝か? 
Img_6819
 
橋を渡り、長尾谷沿いにさらに進むと
Img_6821_20220626104901
 
棒杭尾根の取りつきに着く。
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沢から離れ、尾根を登り始めると急に暑さが迫ってくる。

 
しばらくは藪っぽかったが、尾根に乗ると道が良くなった。 
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予想通り植林帯の鬼急登。道が切ってなければとても登れない急斜面が続く。
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こまめに給水し、汗を拭いながら登ってゆく。
 
1000mを越えた辺りから自然林になり、ハルゼミの合唱が始まった。
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この辺は風が抜けて気持ち良い。

ブナの大木。この尾根の主かな。
Img_6829
 
1時間半ほどの急登でやっと登山道に出た。
Img_6832
 
林道崩落の注意書き。
Img_6833

道を横切ってそのまま登り、岩っぽい尾根を進むと 
Img_6835
 
1449の棒杭ノ頭に到着。
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夏は背中にかいた汗でズボンまで濡れてしまうので、腰にタオルを挟んで歩くのだけど、この時点でもう絞れるくらい汗をかいた。

ピークから下った所で昼食休憩。コバエが煩い。
 
ここからが今日のメイン。グミの滝目指して無名の尾根を下る。
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長沢背稜からグミの滝のルートは、もっと西の一杯水分岐から下るのだが、ヤマレコの記録を見ると、最近はここから下る人が多いようだ。
 
切れ切れに薄い踏み跡があるが、ほぼ鹿道。コンパスを見ながらボンヤリとした尾根型を追って下る。
Img_6840
写真より傾斜がキツく、何度かスリップした。

100mほど下ると尾根がはっきりしてきて、踏み跡も明瞭になる。 
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思ったよりいい尾根。マーキングの類が一切無いのもいい。
Img_6842
 
なんだ、思ったより楽勝じゃん。と、油断したら最後にミスった。

尾根型を追っていたら滝寄りに下ってしまい、崖で行き詰った。
右手に正解尾根が見える。くそ~あっちだったか。。

乗り換えようと泣く泣く急斜面を登り返していたら、謎の踏み跡が斜面を横切って続いていた。
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これを辿って正解尾根に復帰。
鹿道だったのかな?それにしては踏まれている感じだけど。

踏み跡はそのまま尾根を下るように見えたが、途中で藪に埋もれて見失う。 
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コアジサイ、花が咲いていると藪も癒される。
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最後は草と低木の藪を分けて、強引に沢に降りた。 
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ミスはしたが、うまい具合に滝のすぐ下に降りることができた。
 
ちょっと遡行してグミの滝。久しぶり。
Img_6850_20220626105401
ヤブ漕ぎで汗をかいた体に瀑風が気持ち良い。
この時点で1時50分。バスは4時まで無いので、30分ほどゆっくり涼をとった。

休憩後、道を下る。ワサビ小屋跡。 
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仙元谷左岸の道は崩落が進んでいると聞いていたが、なんとか歩けた。
ヤマレコだと、一度沢に降りるとあったが、そんな所は無かった。多分右岸の道で巻いてしまったのだと思う。

最後は1時間の林道歩きで川俣へ。
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時間があったので大日堂にお参り。
Img_6860

4時のぬくもり号を待って、帰路に着いた。





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