花見山行
春の花を探しに奥武蔵から東秩父の低山を歩いてきた。
正丸駅から白石までの安楽ハイキング。
お目当ては、ツツジ山のアカヤシオと白石集落の花である。
奥武蔵でアカヤシオを見るなら蕨山だが、好天の休日は鬼混みが予想される。
山道で人が多いのは我慢するとしても、名郷まで鮨詰めのバスに乗るのは勘弁してほしい。
ならば、花は少なくても、人のいないツツジ山に行こうと思ったのである。
下山路の白石集落も、今の時期は花の里になっているはずである。
ルート図
朝8時に正丸駅をスタート。ハイカーが大勢いたが、みんな伊豆ヶ岳方面に歩いて行った。
十津川村さんがおっしゃっていた通り、駅前の売店は昨年9月で閉店したとの張り紙があった。
立地は悪くないと思うのだけど、車で通る人を呼び込めないと厳しいのかな。
駅前の喧騒を離れ、一人で国道に降りてゆく。
国道を渡り、すぐ先の階段から尾根に取りつく。
このルートは駅からすぐに山に入れるのが良い。
最初は藪の急坂の登り。
踏み跡は薄いが、植林の尾根に乗ると、しっかりした道になる。
植林の切れ目にミツバツツジ
芽吹き始めの森に薄紫の花が映える。
林道脇にキブシの花。
今年は花が少ない感じ。
三田久保峠からはとんでもない急登。
ここは奥武蔵で一番キツい登りだと思う。
息を切らしながら小ツツジ山に到着。
良かった!アカヤシオ咲いてた。
花付きは今一つだけど、見れてよかった。
これで今回の目的の半分は達成。
大ツツジ山を越え、刈場坂山は怪しい踏み跡で巻いて刈場坂峠へ。
このルートで気に入らないのは、こんなキツい坂を上り切った先が車道である事だ。
ヒイヒイ言いながらたどり着いた所に、車やバイクがたむろしているのは腹立だしい。
早々に大野峠への縦走路に逃げる。
車道を下に見ながらの道であまり快適ではないが、雑木林も多くてそこそこ気持ちのいい道。
トレランの人が多いのが難点か。
大野峠のパラグライダー場から堂平山。
ここから林道をショートカットしながら、高篠峠へ。
峠から848ピークへの登りで足が攣った。
久しぶりの山歩きと、季節外れの高気温でかなり汗をかいたせいだろうか。
874の川木沢ノ頭はパスして、車道で白石峠へ。
あとは登山道でゆっくり白石車庫バス停まで下るだけ。
ゆるゆると下ってゆくと、雑木林には咲き始めのカタクリがチラホラ。
ヨゴレネコノメかな?
ヒトリシズカ
一輪だけのニリンソウ
白石の集落に降りると、花真っ盛り。
桜もちょうど満開。
ツツジにレンギョウ、ハナモモ、ユキヤナギ、まさに春爛漫の山里。
東秩父村の花と言えば、大内沢のハナモモや、上古寺の桃源郷が有名だが、あの辺はすっかり観光地になってしまった。
ここは花の種類も多いし、観光客も来ないので、ゆっくりと花を楽しめる穴場的な場所である。
うららかな陽気の中、春を満喫した一日だった。
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