小持山のアカヤシオ
小持山にアカヤシオを見に行ってきた。
浦山口からコブ栃ノ沢の旧登山道を登り、下山は大持山から西尾根を下った。
ルート図
今日は午後から天気が崩れる予報。
ならば早めに歩き出そうと、始発電車に乗った。
飯能で西武秩父行きに乗り換え、6時24分西武秩父着。
ダッシュで御花畑駅29分発の電車に滑り込む。
時間ギリギリの乗り継ぎだが、いつの間にか秩父鉄道がICカード対応になっていて助かった。
いつも切符買ってるうちに電車が来てしまって焦るのだ。
浦山口駅を6時45分に出発。
鍾乳洞を過ぎて、橋立川沿いの林道を進む。
この林道歩きが意外と長くて疲れる。
川沿いにウワミズザクラの花が咲いていた。
武甲山への登山道を分けると、道が悪くなる。
前に来た時よりも道の崩壊が進んでいて、沢に降りて渡渉しながらの遡行を強いられた。
この日は水が多くて少々難儀した。増水していたら行けなかったかもしれない。
なんとかコブ栃ノ沢出合に到着。
道標にはスゲ沢と記されているが、正しくはここはコブ栃ノ沢で、スゲ沢は一本下流の沢である。
出合のコゴミ畑はもう育ちすぎ。期待していたのに残念。
開けた沢沿いの道を登ってゆく。踏み跡はかなり薄いがなんとか辿れる。
水が枯れると左手に鹿よけネットが出てきた。
・・・と、柵内の藪の中から人の声?
山仕事の人かと思ったが、話してる内容からして登山者っぽい。
どうも、道を失ってヤブ漕ぎをしているように思われた。
人のことは言えないが、物好きな人がいるものである。
開けて明るい林床には春の花がいっぱい。
ニリンソウ。
ヒトリシズカ。
不明ネコノメ。
藪に埋もれて消えかけの道を追ってゆくと、小屋跡があった。
最後は沢型が消え、広い斜面の登りで、長者屋敷からシラジクボへのトラバース道に出た。
マーキングがなければ見逃しそうな薄い道。
「本当に登山道か?」と半信半疑で進むと、古い道標があって一安心。
コガネネコノメかな?
ニッコウネコノメ。
植林帯に入ると明確な道になり。シラジクボへ出た。
あとは、しっかりした縦走路で小持山へ登ってゆく。
天気が良くて、日なたを歩いていると暑い。
振り返って武甲山。ちなみに私はまだ一度も山頂を踏んだことが無い。
道はしっかりしているものの、酷い急登の道。
大汗をかきながら山頂へ。もう足が攣りそう。。
今回は一番楽なルートを選んだはずだったのだが、小持山はどこから登ってもキツかった。
山頂はアカヤシオが真っ盛り。
大当たりという程ではなかったけど、なかなかの花付きだった。
山頂は大勢の人でごった返しており、写真だけ撮って早々に退散。
雨乞岩から高ワラビ尾根を望む。
都県境の稜線、蕎麦粒山から三ツドッケ。
大持山へ。
木々が芽吹き始めた西尾根を下る。
雑木林の明るい斜面にはカタクリの葉っぱが一杯出ていて、足の置き場に気を遣うほどだったが、花はチラホラ。
葉だけのものは、まだ花をつけるほど成長していないのだとか。
全部順調に育ってお花畑になってくれれば、春の楽しみが増えるのだけど。
ブナの芽吹き。この季節の森は本当に気持ちがいい。
バスの時間まで余裕があったので、ゆっくりと春の山を楽しみながら下った。
最後、川俣集落の手前に落石防止ネットが出来て、道がわからなくなっていた。
適当に降りたら民家の横に出てしまい、不審な顔をされてしまった。
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