館川右岸尾根から笠山~タカハタ
小川町の里山を歩いてきた。
館川の右岸尾根から笠山を超えてタカハタまでのルート。
ルート図
今回のルートは4年前に途中まで歩いたことがある。
その時は道を外しまくって、最後まで歩けなかったので、いつかリベンジしなくては、とずっと気になっていた。
久しぶりに東上線に乗ると、朝の電車内は制服姿の中学生が多数。
参考書とにらめっこしたり、母親に付き添われて緊張気味の子も。
この日は高校の入学試験日だったらしい。
小川町駅から白石車庫行きのバスに乗り、パトリア小川で下車。
イーグルバスがICカード対応になっていた。
バス停から槻川にかかる橋を渡ると、すぐに目指す尾根の末端。
適当な踏み跡で尾根に取りつく。最初はちょっと藪っぽい。
藪の中の薄い踏み跡を追って
最初のピーク古寺山。
その先、林床を整備したのだろうか。
刈り捨てられた灌木で道が埋まっていて、少々歩きにくい。
何て読むのだろう?
289点には畠山重忠の墓が建つ。
ここからは南方向に下る踏み跡が有力。前回はミスったが、今回は無事にクリア。
その先は道が良くなる。
マーキングも点々とつけられているが、テープだったりビニール紐だったり、統一感が無い。
色んな人が好き勝手につけているので、こういうのに頼って歩いていると痛い目に遭う。
さらに、ちょっとした尾根には大抵踏み跡がついているので、うっかりすると引き込まれてしまう。
何度も地図を見て、現在地を確認しながら進む。
途中から笠山が右手に見えてくると、もう方向を間違えることもない。
無事に金嶽に到着。
前回はここまでに何度か道を間違えたが、今回はちゃんと歩けた。
多少は読図力が上がったかもしれない。
その先は登山道。
マツダランプの道標。前は転がっていたけど、ちゃんと固定されていた。
七重峠に到着。
堂平山は面倒なので車道で巻いた。
と、ここまで順調に行っていたのだが、車道から笠山峠への破線ルートでミスった。
前回は沢沿いに登って苦労したような記憶があったので、その手前の踏み跡に入ってみた。
すぐに道は不明瞭になり、古い作業道と交錯して消えた。
やはりダメだったか、と右手の沢に戻ってみたけど、道が見つからない。
上の方にテープが見えたので、追ってみるが道はなし。
不審に思って地図を見たら、あさっての方向に登っていた。
しまった、これ左に詰めあがる支沢じゃん・・
登りはとにかく高いところを目指して行けば良いので、つい油断してしまった。
尾根と逆で、沢は登りが要注意なのに、なにやってんだか。。
もう下って登り返す気になれず、そのまま荒れた沢を詰めあがる。
所々に謎のテープがついているのが、嫌がらせのようで腹が立つ。
登るにつれて傾斜がキツくなって、右手の尾根に逃げると、ブル道の残骸に出た。
藪がうるさかったが、これでどうにか登山道に出ることができた。
思わぬところで酷い目に遭ってしまった。これなら普通に堂平山登ったほうが楽だった。
そんなこんなで笠山へ。
日光方面、男体山と女峰山が見えた。
せっかくなので神社に寄ってお参り。
ちょっと時間が遅れ気味なので、この先は急ぎ足で下る。
登山道を一気に下って、車道で616ピークを巻いたところから尾根に入る。
思ったよりもいい道。
踏み跡も明瞭で歩きやすい。
ただ、マーキングがベタベタつけられていて、ちょっと煩い。
注意していた570m圏の分岐もあっけなく通過。
その後も問題なく進む。
330を越えた先で左側が伐採されて展望が開けた。
あれが竜ヶ鼻というピークだろうか?
ここからの下りは直進しないように気を付けていたけど、テープがつけられていてあっさり通過。
少し踏み跡が薄くなったかな。
鞍部から100mほど登り返してタカハタへ。
この人の山名版、奥武蔵でよく見かけるけど、上品な感じで好感が持てる。
その先は進むにつれて踏み跡が薄くなって行き、
末端付近で落ち葉に埋もれて消えた。
最後は無理やり尾根型を追って下ってゆく。
こういう事をすると、高い確率で民家の敷地に出ちゃうんだよなあ・・
と思っていたら、案の定民家の裏手で行き詰った。
仕方なく少し戻って、降りられそうなところから強引に降りたが、やはり民家の敷地を通る形になってしまった。
家の横を通らせてもらって、なんとか車道へ。
本当は、この奥の道から下ってくるのが正解なのだと思われる。
途中から尾根を外れる踏み跡を見逃してしまったのだろう。
最後の着地でミスったけど、なんとか最後まで歩き通せた。
低山とはいえ、なかなか歩きごたえのあるルートだった。
マーキングがなかったら、もっと面白苦労させられたと思う。
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