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2021年4月23日 (金)

新緑のヤマメ釣り

 今年の初釣行に行ってきた。

直前まで熊倉山にアカヤシオを見に行こうか迷ったのだが、渓流の誘惑に負けてしまった。

釣りには少々遅い朝8時、車止めに着くと幸い先行者は無し。
ゆっくりと準備をして川に降りる。

久しぶりの沢歩きは緊張する。どの岩も踏んでも滑りそうで恐々としながら歩を進める。
幸い水はさほど冷たくなくて、足がしびれるほどではない。

入渓してすぐ、小さな淵に毛鉤を浮かべると、派手な飛沫を上げてヤマメが飛びついてきた。
Dscf4464

4寸ほどのチビヤマメ、びっくりしたような顔で上がってきた。
Dscf4462
チビとはいえ今年の初釣果。とりあえず解禁釣行でボウズは避けられた。

その後、すぐに出たがすっぽ抜け。
さらにその先でも掛けそこなう。出方からしてチビヤマメが遊んでいる様子。

どうもこの辺りは小型しかいないようなので、一度林道に上がって少し上流に移動することに。

山が嗤っている。この時期に山に行かない奴は馬鹿だ。
Dscf4470

堰堤を越えた所から入渓。

しばらくは魚の反応は無し。河原の花に癒されながらの遡行。

ヒトリシズカ
Dscf4484

ヨゴレネコノメかな?
Dscf44851

眩しい新緑のトンネル。魚は釣れないが、歩いているだけでも気持ちがいい。
Dscf4486


釣果が無いまま次の堰堤が見えてきた。
高巻き前の最後のポイント。
Dscf4481
手前のかけあがりの辺りで水面の色が微妙に変わった。
魚は見えなかったが、手が勝手に動いてアワせるとずっしりとした手応え。

良い引き!これは結構デカそう!
走りまわるのではなく、底の方で体をくねらせながら抵抗している。
黄色っぽい魚体はイワナかと思ったが、寄せてくるとパーマークが見えた。

8寸強の良型。
Dscf4480
シーズン1発目でこんなに良いヤマメが釣れるとはなんという僥倖。
今年はいい年になりそうだ。

すっかり満足して「もう今日はこれでいいや」という気になったが、まだ時間も早いのでもう少し先へ。
というか、この渓は先まで歩かないとそもそも脱渓出来ないのだ。

少し上流のこんなポイント。
Dscf4497
三角の岩の横で、底から浮かび上がった魚が毛鉤を咥えて反転するのが見えた。

7寸くらいだけど綺麗なヤマメ。
Dscf4489
毛鉤への出方も魚体も文句なしの会心の一匹。

その後、同じサイズを2回掛けたが、2匹とも足元に寄せた所でバレた。
今日はいつもよりもラインを長めにしたので、手元で糸を手繰るのに手間取り、テンションが緩んだ瞬間に外れてしまったのである。
返しのついたハリを使えばいいのだけど、リリースを前提に釣っているので無駄に魚を傷つけたくない。

ちなみに私は同じ理由でランディングネットも使わないし、写真を撮る時も出来るだけ水から揚げず、鉤を外す時も魚に触らないようにしている。

以前テレビで、有名なフライフィッシャーが手を濡らしただけで魚を掴んでいたが、冷水魚は人の体温でも火傷をしてしまう事を知らなかったらしい。
渓魚に触る時はただ濡らすだけでなく、手を水温まで冷やさなくてはいけない。

・・まあ、かくいう私も、食べもしない魚をハリにかけて遊んでいる分際で、あまり偉そうな事は言えないのだが。。



今日は天気も良く、魚の反応も良くて気持ちがいい。
Dscf4466

このポイント、2つの岩の合間に2匹のヤマメが定位していた。
Dscf4502

そっと近づいて、水面を叩かないよう慎重に毛鉤を振り込む。
ちょっと距離が足りずに魚の後ろに落ちてしまったが、反転して追いかけて毛鉤を咥えてくれた。
Dscf4501
6寸くらいの小型だけど、見えている魚を掛ける事ができたのは嬉しかった。
見え鱒を釣ったの何年ぶりだろう?

「もしかしてオレ、釣り上手くなってね?」

と、いい気になったのも束の間で、同じ場所にいたもう1匹の方は振り込みに失敗して逃げられた。
さらに、その先のプールで派手にライズしていた魚も取る事が出来ず、高くなりかけた鼻は一瞬でへし折られた。

その後はしばらく沈黙の時間が続き、だんだん集中力が切れてきた。
こうなると悪循環で、釣り方が雑になってさらに魚が遠くなる。

漫然と釣り上って、いい加減飽きてきた所で最後の堰堤が見えてきた。
あの堰堤巻いたらそのまま脱渓点まで飛ばして歩こう、と決めて最後のポイントへ。

瀬尻も流れ出しも反応は無かったが、落ち込みの白泡に毛鉤を沈めたらすぐにアタリが出た。

ギュンギュンと力強く竿を絞ったのは幅広の8寸。
Dscf4509
午前中に釣ったのより若干小さいが、体高があって良く引いてくれた。

これで満足して納竿。

最高のロケーションで最高の釣りが出来て大満足の一日になった。





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