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2019年9月

2019年9月29日 (日)

キノコ狩り

 9月28日、家内といつもの山にキノコ狩りに行ってきた。
 
朝7時前に現地に着くと、いつも道路わきに並んでいるキノコ狩りの車が見当たらない。
まだ時期が早かったかな?と思いつつ森に入ってみる。
 
危惧した通り、キノコが無い。
不明菌や不食菌がちらほら目につくだけ。

ドクベニタケ幼菌。
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ムラサキフウセンタケかな?
Img_2138

ベニヤマタケ。 
Img_2141
 
アミタケが少し出ていたので、状態の良いものだけ採取。
Img_2140
 
少しづつ標高を上げて、移動しながら探してゆくが、どこも全くダメ。
カラマツ林でもハナイグチは全く出ていなかった。
 
一番上の森。
Img_2149
ここも全然。。
カノシタが出ていたので拾いながら歩いてゆく。
Img_2147
もっと良いキノコが出ていれば目もくれないのだが。。
 
ハナホウキタケ、毒。
Img_2144
 
ホコリタケ
Img_2150
 
クロラッパタケ。
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死者のトランペットなどと呼ばれる不気味な形のキノコ、ヨーロッパでは食用にされるらしい。

上から下ってきた人がいたので聞いてみたら、ショウゲンジが少し出ていたとの事。
ならば上に行って見ようと、斜面を登って行く。

あった!
Img_2154
ちょっと古いけど、本命のショウゲンジ。

これも。
Img_2155
 
こちらは食べごろ。
Img_2156  

クロカワ、残念ながら虫に食われてボロボロだった。
Img_2151

一通り探しまわり、パッとしないまま下ってゆくと、大きなキノコが目についた。 

えっ!これはもしかして!?

マツタケ!
Img_2161

半信半疑で手に取ると、間違えようもないマツタケのいい香り。
ツガに出るマツタケは香りが今ひとつ弱いと思っていたが、ここまで開き切ると香りが凄い。

ちょっとくたびれていて、もう1本は溶けかけていたが、これはぎりぎり食べられそうだ。
ほかのキノコならともかく、マツタケ様を見捨てられるほど裕福ではない。丁重に持ち帰った。
 

家に帰り、痛んでいる所を除いたら半分くらいになってしまったけど、スライスした途端、キッチン中にマツタケの香りがひろがった。

秋の香りいっぱいのお吸い物にして、美味しく頂きました。

 

2019年9月23日 (月)

北アルプス 黒部源流を縦走 3日目

3日目
 
朝3時、まだ暗いうちから準備して出発する人の物音で目が覚めた。
もうひと眠りしたかったが、ここは早出の人が多く、ご丁寧に鈴を鳴らしながら出て行く人もいたりして、もう寝付けなかった。
窓の外が明るくなってきた4時過ぎ、私も起きて外に出てみた。
 
三俣山荘の黎明。
Img_1989
 
Img_1987
鷲羽岳の陰に隠れてご来光は拝めなかった、もう少し早起きして山頂まで行けば良かった。
 
朝食
Img_1990
塩鮭がすごく美味しく感じられた、塩分とタンパク質が不足しているのだろうな。

なんだか顔が熱いな?と思って鏡を見ると、真っ赤に日焼けしていた。
昨日はずっと太陽に向かって歩いていたので、モロに紫外線を浴びてしまったようだ。
高山は下界より紫外線が強く、日焼け止めは必須なのだとか。
そもそも山で日焼けするなんて考えもしなかった。

6時過ぎに小屋を出発して三俣蓮華岳に向かう。寒い!
 
もう霜柱が立っていた、寒いはずである。
Img_1998

ガレた急登で三俣峠へ。 
Img_1999
そうか、三俣って双六方面の尾根との三又という意味だったのか。
ここに来るまで気が付かなかった。
 
さらに少し登って
Img_2000
 
三俣蓮華岳に到着。
Img_2001
ここは富山、長野、岐阜、3県の県境になる。

山頂からの槍穂高。
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笠ヶ岳の横に富山湾と能登半島が見えた。
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風があって寒いので早々に下りにかかる。
Img_2009

樹林帯に下ると、ミネカエデが色づいていた。
Img_2018
 
ナナカマドも。
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ダケカンバ黄葉。
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チングルマの綿毛
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花の後も美しいね。

小屋までもう少し、という森の中で空身の女の子が2人スマホをいじっていた。
小屋番の子かな、ここはスポット的に電波が入るらしい。

黒部五郎小屋
Img_2030  
小屋前の水槽には大量のビールが冷やされていた。
しかも、スーパードライの他にエビスまで!
頑張ってここまで歩いておけば良かった。。
 
ビールの誘惑を振り切って黒部五郎へ。
Img_2035
ようやく青空が広がってきた。
 
広大なカールを登って行く。とても気持ちの良いルート。
Img_2041
黒部五郎の五郎は大きな岩がゴロゴロしている事からついた名前だそうだ。
 
カールの側面を九十九折れで登って
Img_2045
 
稜線へ。
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ひと登りで肩に到着。
Img_2073
ここにザックをデポして、空身で山頂へ。
 
黒部五郎岳山頂。
Img_2050
 
頂上から見る雄大なカール、吸い込まれそう。
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Img_2067

正面に水晶岳と雲ノ平の台地。 
Img_2070
 
ここで、一昨日の薬師沢小屋から同宿だったオジサンに追いついた。
この人、四国の松山から車を運転して来たそうで、それだけでも驚きなのに、先週は立山、その前は・・と毎週アルプスに通っているという。
もう壊れているを通り越して廃人である。
しかもすごい健脚で、私の歩いたコースに加え、初日は薬師岳の往復、2日目は水晶岳の往復というアルバイトをこなしていた。
 
今日は三俣蓮華岳を巻いて行くと言っていたので、絶対に追いつけないだろうなと思っていたが、三俣山荘でテン泊していた若者と山頂で長居していたようで、私と入れ替わりで下って行った。
 
山頂は風があるので、肩まで下って休憩していると、トレランの人が下ってきた。
折立から黒部五郎を日帰りで往復するのだとか。
すごい脚力だとは思うが、そんな勿体ない山行はしたくないな。

休憩後、太郎平への稜線を歩いてゆく。 
Img_2075
所々ハイマツの深い所もあるが、概ねなだらかな見通しの良い道で、気持ちよく歩けた。
 
見た目より急な登りで赤木岳へ。
Img_2081
 
沢屋さんに人気の赤木沢源頭部。
Img_2082
 
赤木平の台地。
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道のように見えるのは、薬師沢左俣の源流。
この沢を詰め上がったら、最後がお花畑の散歩になって気持ちいいだろうなあ。
 
振り返って歩いてきた稜線、黒部五郎があんなに遠くなった。
Img_2085
 
北ノ俣岳に到着。 
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ここで先行の2人に追いついた。
 
山頂から最後の槍。
Img_2097
いまさらだが、鋭く天を突くその姿は、美しいを通り越して神々しい。
今回は槍の写真だけで何十枚も撮ってしまった。

今日は太郎平小屋で泊まる予定だったが、ここで2人と話していたら、このまま折立まで下ってしまおうか、という話になった。
とりあえず太郎平小屋まで行って考える事にして、なんとなく一緒に歩いてゆく。

一緒と言っても、私は人のペースに合わせるのは苦手なので、途中で写真を撮ったりしながら付かず離れずで歩いてゆく。
 
ホシガラスのお食事あと、結構な量だな。 
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草紅葉の湿原。
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今回のルート、花の時期に歩いたら、帰りたくなくなるくらい素晴らしい景色が広がっていたと思う。
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太郎山から、3日かけて歩いた黒部の山々を望む、名残惜しい。
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太郎平への下り。
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折立へ下る道、下界は雲の中かな?
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小屋着が14時半。折立までの下りが3時間弱とみても、十分明るいうちに下山出来そう。
明日は天気が崩れる予報だし、雨の中下って高速の渋滞に巻き込まれるより、今日中に下山して夜中に仮眠しながら帰った方が楽そうだ。

ここでビールを飲んでゆっくりしたいのは山々だが、お二人について頑張って下ることにしよう。

長めの休憩をとって下りはじめる。
 
登りはガスで視界ゼロだったが、今日は剱と立山が見えた。
Img_2129
ここまで来ただけで、ずいぶん近くなったと感じる。

途中で休憩をはさみ、17時半前に無事に折立へ下山した。
退屈な下りも、3人で話しながら歩いたので苦にならなかった。
 
連休前とあってか、駐車場はさらに車が増えていた。
Img_2130
 
ここでお二人と別れ、家路についた。
 
高速に乗る前に、四国のオジサンに教えてもらった湯神子温泉に寄り道。
やはりというか、ここでもまたオジサンと一緒になった。
オススメするだけあって、広くて綺麗で空いていて、しかも500円という安さ。実にいいお風呂だった。
 
3日分の汗を洗い流し、体が軽くなったように感じるくらいさっぱりした。
湯上りに、この近辺で一番安い、というガソリンスタンドも教えてもらい、お礼を言ってお別れした。本当にお世話になりました。

途中のPAで仮眠をとり、日付が変わった1時過ぎに無事家に帰りついた。
 


2019年9月22日 (日)

北アルプス 黒部源流を縦走 2日目

北アルプス2日目
 
朝5時に起床、久しぶりにぐっすり眠った。
 
薬師沢小屋の朝食。
Img_1780
家では朝はあまり食欲がないのだが、外では何故か腹が減る。
ご飯をおかわりして腹いっぱい食べてしまった。
 
6時過ぎに出発、小屋前の吊橋を渡る。
Img_1782
このところ吊橋を渡る山行が続くな。
 
対岸から見た薬師沢小屋。
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最高のロケーション、よくこんな所に小屋を建てたなと思う。
 
川を渡るといきなりの急登。
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水が枯れた沢のような道をひたすら登って行く、400m少々高度を上げるので結構キツい。
 
マスタケが出ていた。
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ナラタケも。
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傾斜が緩むと木道が現れる。 
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一度木道が途切れて、もうひと登りすると再び木道に出る。
樹林帯を抜けて一気に空が開けた。
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朝方曇っていた空も晴れ上がり、昨日はガスに隠れていた薬師岳も姿を見せてくれた。

ここから雲ノ平の広大な台地。
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奥に見える双耳峰は水晶岳。

標高2500m、まさに雲上の庭園。鳥肌が立つような景色の中を歩いてゆく。
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最高に気持ちいい!無理してでも来て良かった。
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雲ノ平山荘。
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湿原を彩る花々、もう花の季節は過ぎ草紅葉が始まっていたが、名残の花がいくつか残っていた。 
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キャンプ場への分岐。夏は大混雑らしいが、今の季節は閑散としていた。
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湿原に別れを告げて奥に見える祖父岳(じいだけ)に向かう。 
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祖父岳への登り。
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歩いてきた道を振り返る、薬師岳が優雅な山容を見せてくれた。 
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明日登る予定の黒部五郎岳。
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祖父岳山頂。
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ようやく槍と穂高がはっきり見えた。
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槍ヶ岳は裏から見ても格好いい。
 
赤牛岳の奥に剱岳と立山も見える。
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これから向かうワリモ岳と鷲羽岳。 
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岩苔乗越を過ぎ、ワリモ岳への稜線に乗ったら、急に風が強くなってきた。
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ワリモ岳の肩で小休止、風が強くて寒い!
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よろけそうな風に耐えながら鞍部へ下り、鷲羽岳へ登り返す。
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山頂に到着。 
Img_1922
うまい具合に風が弱まってくれたので、ここで大休止。

話に聞いた通り、この山頂は360度の大展望。
北アルプスの主だった山々が一望できた。

槍ヶ岳が目の前。残念ながら少し雲が出てきてしまった。
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槍の手前の赤い稜線は硫黄尾根、下に見えるのが鷲羽池。手前右側が樅沢岳。
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北アルプスの表銀座。燕岳方面。
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大天井と常念。奥に見えるのは北八ツかな。
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こちらは裏銀座、野口五郎岳方面。
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その奥に後立山連峰、左から旭岳、白馬岳、中央手前よりが針ノ木岳、右奥の双耳峰が鹿島槍。
Img_1942
詳しい人がいて、丁寧に山座同定してくれたのがありがたかった。

北鎌尾根の横にかすかに富士山も。
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たっぷり一時間も展望を堪能して、三俣山荘に下る。
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三俣蓮華の山腹にはまだ小さな雪渓が残っていた。
 
降りたら雲が切れた、なんとも間の悪い。。
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三俣山荘。 
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早速受付を済ませ、お待ちかねの一杯。
 
・・と思ったら、あろうことかビールが売り切れ!

マジか。。

これには到着した人みんな激しく落胆していた。

ここは最近ヘリの業者が撤退して、荷揚げが追い付かないという話を聞いた。
小屋の存続も危ぶまれているとか。。(※この件に関して追記しました)
 
メニューには載っているのに。。
Img_1959
 
仕方なく焼酎を購入。背に腹は代えられない。
Img_1960
ビールが650円で焼酎が550円なので、費用対効果はこちらの方が高い。(効果って何だろ?)
でも、やっぱりビール飲みたかったなあ。。

日が傾いて寒くなってきたので、小屋の中で飲み直し。
Img_1961
槍ヶ岳を眺めながら贅沢な一杯。
同宿の人たちが思い思いに酒を持って集まり、山の話に花が咲いた。

この小屋は新穂高から登ってくる人も多く、この時期の平日なのに40人近くも宿泊者がいた。
ピークの時は2枚の布団に5人で寝るのだとか。。
 
夕食は鹿肉を使ったジビエシチュー。
Img_1963
美味しかったけど、味付けにもう一工夫欲しいかな。

夕食後、槍ヶ岳が赤く染まった。
Img_1973
 
鷲羽岳も。
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言葉を失ってしまうくらい感動的な光景だった。
寒さも忘れて見入ってしまった。

アルプスばかり登っている人には珍しくも無いのだろうが、私は多分この景色を一生忘れないと思う。


 


※追記
下山してから知ったのですが、山小屋の荷揚げ問題に関しては、現状かなり危機的な状況だそうです。
三俣山荘の経営者の伊藤氏の記事に詳しく書かれています。

ビールが欠品程度の事で愚痴っている場合ではありませんでしたね、反省します。



 


2019年9月21日 (土)

北アルプス 黒部源流を縦走 1日目

 9月になって少しまとまった時間が取れたので、2泊3日でかねてからの念願だった北アルプスの山々を歩いてきた。
富山県の折立からスタートし、太郎平~薬師沢小屋~雲ノ平~三俣蓮華~黒部五郎~折立という周回ルート。
 
ルート図

17日の夜に家を出発、関越自動車道を北に向かう。
登山口の折立までは500㎞弱の道のり。山に登るために富山まで行くなんて、オレもずいぶん壊れてしまったな、と自嘲気味に車を走らせる。
しかし、よほど普段の行いが悪いのか、上信越道は上越高田-上越JCT間が工事で通行止め・・・
しばし考えた末、関越道経由で行く事にする。富山に行くのに長岡を経由するとかありえない遠回りだが、それが最速ルートなので仕方ない。
 
眠気に耐えながら運転し、3時に亀谷のゲートに到着。
折立までの有峰林道は夜間通行止めなので、ゲートが開く6時までここで仮眠をとる。
夜中に雨が降ったが、朝には上がっていた。
 
6時に林道に入り40分ほどで折立へ。途中からまた雨が降り出し、着くころには土砂降りになった。

無料の駐車場は8割がた埋まっていた、この時期の平日でこれではシーズン最盛期はどんな騒ぎになるだろう?
Img_1740
 
車から出る気になれなかったが、見ていると雨の中合羽を着て歩き出す人がちらほら。
いつもの秩父だったら中止という選択も有りうるが、ここまで来てそんな事は出来ないので私も思い切って歩き出す。
Img_1741
幸い、歩き出すと小降りになってくれた。
 
しばらくは樹林帯の急登。
太郎坂のアラレちゃんってこれか。
Img_1744
この辺で雨も上がって暑くなってきたので合羽を脱ぐ。

掘り返されたような泥濘の道を登ってゆく。
Img_1745
 
稜線に上がると広い道、ガスで視界なし。
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この辺からまた霧のような雨が降り出し、合羽を着るか迷っているうちにびしょ濡れになってしまった。
 
3時間半ほどで太郎平に到着。
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雨は上がったが、風が冷たくて寒い。
小屋前のベンチで震えながら遅い朝食をとる。
 
西の方の空が明るくなってきた。
Img_1747

頼むからそのまま晴れてくれ、と祈りつつ薬師沢小屋に向けて歩いてゆく。
Img_1750
濡れた木道はやたらと滑って歩きにくい。

勿体ないくらい下って薬師沢へ。
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良い流れ、竿を振りたくなってしまう。
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沢沿いに下って行くうちに青空が広がってきた。
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太陽が出ると途端に暑くなってきた、汗をかきながら今日の目的地薬師沢小屋へ到着。
受付を済ませ、濡れた服とザックを乾かしながら到着祝い。
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沢水で冷やされたビールが最高に美味い!生きてて良かった!(笑)
 
黒部川上流部の流れ。
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渓流釣りを始めた若い頃、薬師沢は憧れの場所だった。
まさか竿も持たずにここに来ることになろうとは夢にも思わなかった。
話では小屋の辺りでも普通に釣れるらしいので、黒部のイワナの顔を見ておいても良かったかな。
 
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下界までほぼ1日かかるのに、担いで持ち帰る物好きがいるのだろうか?
 
夜まで暇だなあ、と思っていたが、同宿の人たちと話していたらあっという間に時間が過ぎた。
 

薬師沢小屋の夕食。
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品数も多くて美味しかった。山の中でこれだけ手間をかけた食事を用意するの大変だろうなあ。
 
昨夜2時間ほどしか寝ていなかったので、食後はすぐに爆睡。
沢の音が心地よかった。
 

2019年9月10日 (火)

ヒルメシ尾根から二瀬尾根

 9月7日、和名倉山を歩いてきた。
今回は川又からヒルメシ尾根を登り、二瀬尾根で秩父湖へ下るルートを歩いて見た。
しかし、迷いまくって予定のコースを歩く事は出来なかった。

迷走図
 
朝7時半に秩父湖に到着。
Img_1691
準備を済ませ、川又行きのせせらぎ号を待つ。
 
閉鎖された駒ヶ滝トンネル。
Img_1693
懐かしい、かつては奥秩父に釣りに行く時、必ずこの入り口の長い信号で待たされた。
夜中に信号待ちをしているのはまず釣り人だったので、前に車がいると「あの人はどの川に向かうのだろうか?」と心配しながら待ち時間を過ごしたものだ。
釣り人は皆同じ事を考えるようで、一度、車の外でタバコを吸っていたら、後から来た車の人に「どちらに行かれますか?」と聞かれたことがある。
 
定刻の7時53分に到着したバスに乗る。
ハイカーの先客が一人。
 
バスは山間の集落を抜けて進む、この道を通るのも久しぶり。
大峰トンネルが開通する前、湖岸道路が通れない期間が続き、ここを通って入川や滝川に通っていた。

8時すぎに川又に到着。
同乗の人は雁坂に向かうそうで、和名倉山に登ると言ったら「道あるんですか?」と驚いていた。
 
バスの都合で仕方がないとはいえ、和名倉山に登るのにこの時間からのスタートというのは少々遅い。迷わずに歩いてギリギリ、それも山頂を踏みに行っている余裕はないかも知れない。
本当ならこんな時間に余裕のない歩きはしたくなかった。
それでなくたって道に迷うのに、余裕が無ければさらに道迷いの危険が増す。

 
バス停から道路を渡り、ゲートの横の階段から川に降りる。
Img_1694
 
川には古い吊橋がかかる。
Img_1696
話には聞いていたが、腐ってボロボロ。ここを渡るとかありえないように見える。
無理せず川を渡渉した方が良いかな?としばし逡巡してから覚悟を決めて渡りだす。
 
真ん中を歩くと間違いなく踏み抜くので、ワイヤーに掴まりながら端の根太を踏み、慎重に横ばいで進む。
丁度橋の中央付近まで来たところで踏んだ板がメキッと割れた。
全身が凍り付いたが、割れただけで落ちることも無く無事に渡り切った。
 
よく危険な賭けの事を危ない橋と言うが、この橋はまさに賭けである。これまでの人生で一番ヤバい橋を渡った。

(※注、ここは渡らない方が良いです、どうしても渡る場合は、ハーネスを着けてセルフビレイを取りながら行く事をお勧めします。)

渡ったはいいが、いきなり道が不明瞭。
右に行く踏み跡が有力に見えたが、これはすぐに消えた。
戻って左の沢沿いに進んでみる。
Img_1697

すぐに斜面を登る踏み跡を見つけ、これを登る。
Img_1698
 
Img_1699
 
植林帯の明確な道を登ってゆくと、傾斜が緩んで小平地に出た。
ここで踏み跡は途絶える、どうやら山仕事用の作業道だったようだ。
 
地図を見ると、もう少し沢沿いを進んでから斜面に取りつくのが正解らしい。
戻るのも勿体ないので、取り合えず左方向を目指して鹿道程度の踏み跡を登ってみる。
 
地図を見ながら斜面を登っていると、すぐ横の藪の向こうに獣の気配。
「鹿だろう」と気にもせず地図読みをしていたら、黒い影が斜面を降りてゆくのが目の端に入った。
Img_1701c
うわっ!?熊じゃん!
何で植林帯で熊が出るんだ?とあわててカメラを取り出す。
 
この熊、こちらに気付いて逃げ出したのかと思ったら、止まって地面をほじくり返している。
むむ?まさか気付いていないのか?とホイッスルを吹くと、面倒くさそうに下って行ったが、また少し先で止まって何か探している。
もう一回ホイッスルを鳴らすと、今度は20mくらい横の藪からもう一頭飛び出してきた。
Img_1704
 
Img_1705
 
Img_1706
こいつも同様に、遠ざかっては行くものの、何かを見つけては止まって匂いを嗅いだり、地面を掘り返したりしている。
この辺の熊は人を見たら一目散に逃げてゆくものだと思っていたが、そういう訳ではないらしい。
 
おかげで写真を撮る余裕ができたが、最大ズームで撮ったのでブレまくり。
Img_1708
 
熊が行ってしまったのを確認して再び道探し。
左寄りに斜面を登ってゆくと、テープのマーキングのつけられた道に出た。
やれやれ、やっと道に乗れたか、とこれを登ってゆく。

・・が、いつの間にか道を失った。
マーキングが全体的に古く、色が褪せて目立たなかったり、朽ちて地面に落ちてしまっていたりするので、追うのが難しい場所がある。
下って探すのも面倒になり、そのまま斜面を登ってゆく。
無理して道を追わなくても、この正面の尾根に乗れば1173辺りで道に出るはず。 
Img_1712
尾根上は薄い踏み跡があり。演習林の境界標が打たれていた。
 
尾根を辿って無事に道と合流。
振り返って見ると、よく目立つマーキングと明確な道が斜面を下っていた。
Img_1713
ここは下りで歩いた方が迷わないかも知れない。
 
道は一度尾根を外れて南側をトラバースし
Img_1714
 
再び急斜面を電光型に登ってゆく。
Img_1717
 
1500付近から枯れスズタケ帯の登り、この辺が一番キツかった。
Img_1718
 
1762の小ピークで休憩、タバコを1本。
ちょっと時間遅れてるなあ、もう山頂は絶対無理だなと思いつつ、すぐにスタート。
 
ところが、何をとち狂ったかここから西へ下ってしまった。
「あれ?ちょっと下りすぎてないか?」と地図を見てあわてて引き返す。
道が薄くなってマーキングも消えてるのに、何ですぐに気が付かなかったのか。。
 
その先、1800圏のトラバース道でも道を失う。
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何とか道に復帰して桃源郷に到着。
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赤いノコギリ。
Img_1720
そういえば、ヤマレコで見るやじろべえとかの標識があったはずだが、見かけなかった。
ちょうど道を外していた時だったのか、気が付かなかっただけなのか?
 
時間は12時を少し回ったところ、ここで遅い昼食休憩。
もう9月だというのに蒸し暑く、小ハエが煩い。
 
そろそろ時間が厳しくなってきた、この先順調に行っても間に合いそうもない。
 
焦りがミスを呼ぶのか、ここから先でまた道を失った。
 
鹿道を辿って沢を渡り、開けた尾根型に出る。
どうも道より上を歩いているような感じだったのでこの尾根を少し下ってみた。
が、道は見つからず。あまり下ると登り返すのが大変なので引き返し、再び鹿道を追ってトラバースして行く。
無理やり曲沢まで行けば、下って道に出られるはず。

藪を漕ぎながら進み、ふと時計を見ると13時。ここでタイムアップ。
下山に4時間かかるとみて、この時間にはもう下り始めていなければならない。
 
道探しは諦め、ルートをショートカットするべくこの急斜面を直登する。
地図読みを誤っていなければ、ここを登り切れば北のタル付近で二瀬尾根登山道に出られるはず。
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100mほどの急登で稜線に出た。
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いい雰囲気の森。ようやく和名倉山に来たという実感が湧いてくる。
 
ほどなく登山道に出た。
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時間は13時20分、なんとか明るいうちに下山できそうだ。
 
ようやくキノコを撮る余裕もできた。
この日はまだ山は夏の様子で、テングタケ系とベニタケ系のキノコしか出ていなかった。

チチタケはちらほら。
Img_1726
山頂まで行けばハナイグチが採れたかも知れない。
 
良いペースで下って、造林小屋跡へ。
この日初めての水場、あてにしていた曲沢にたどり着けなかったので、冷たい沢水が実に美味しく感じられた。
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ここから森林起動跡を延々と歩く。
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マスタケが出ていた、もう食べごろは過ぎて硬い。
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反射板に到着。
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ここからの下りがキツかった。
800m近くを一気に下って膝がガタガタになった。
 
秩父湖の吊橋に到着。
Img_1736
こちらの吊橋は安心して渡れる。
 
秩父湖は水が少ない。
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台風シーズンに備えて調整しているのだろうか。
 
埼大の寮の脇から車道に出て
Img_1738
 
二瀬ダムを渡る。はじめてここを歩いて渡った。
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ちょうど17時にゴール。
 
今回は道を失いすぎた。
ネット上で歩いた記録を多く見かけるので、少々ヒルメシ尾根をナメていた。
いつか下りでリベンジしたいけど、川又のあの吊橋を渡るのはもうゴメンだな。
 

2019年9月 4日 (水)

鳥屋戸尾根から仙元尾根

 9月1日、奥多摩から秩父へ尾根越えで歩いてきた。
川乗橋から鳥屋戸尾根を登り、仙元尾根で浦山大日堂に下るルート。
 
ルート図
 
もう何度も歩いているルートで、特に目新しい事も無いのだが、キノコを探しながら歩いて見た。
 
7時40分に川乗橋をスタート。
川苔山を目指すハイカーの列から離れて、植林の急斜面に取りつく。
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杉林はキノコがなくてつまらないが、いくつか出ていた。
 
綺麗な色の不明菌
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美味しそうな不明菌
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植林が切れ、雑木林に入るとようやくキノコが出てくる。
 
食べごろのアカヤマドリ
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ツチガキ。
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ちょっと貧相なヤマドリタケモドキ
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やたらと派手なタマゴタケ
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これは?
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アカジコウかと思ったが・・
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傷つけても青変しない、何だったのだろう?
 
ハナホウキタケ。
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森のサンゴのように美しいが、これは有毒らしい。
 
蕎麦粒山の巻き道に到着。
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何度も登ってるし、別に山頂を踏むこともないか、と巻き道に入ってみた。
急斜面をトラバースする細い道は、注意書き通り所々崩れていて悪かった。
ここは素直に蕎麦粒山を経由した方が良いと思う。

仙元峠はガスの中。
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下って大楢。
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登山道はここから尾根を外れて杉林の中のトラバースになるが、今回はそのまま尾根を辿ってみる。
 
尾根筋には踏み跡があった。
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右側の植林帯にも尾根に並行して作業道が通っており、小ピークは巻きながら歩く事も出来る。
正規の道に比べるとアップダウンはあるが、暗い杉林の中を歩くよりずっと気持が良い。
次回からはこちらを歩くことにしよう。

シロオニタケ幼菌。 
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1004峰手前の鞍部で、すぐ下を通る登山道に乗り換え。
13時半に大日堂に下山した。
 
14時のぬくもり号は私の他にトレランの人1人と沢屋さん3人、地元のおばあちゃん2人、観光客2人と大盛況だった。


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