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2019年8月

2019年8月26日 (月)

大持山

 8月24日 大持山へキノコ探しに行ってきた。
今回は浦山側から登って西尾根を下る周回ルート。
 
ルート図
 
冠岩への分岐の先のスペースに車を停め、朝7時過ぎにスタート。
最初は林道歩き。
Img_1604

例によって人と違うルートで登りたいので、鳥首峠へは行かず、冠岩の集落跡を過ぎ、沢を渡った先で尾根に取りつく。
Img_1606
結構な急坂、ここは鉄塔巡視路を使った方が楽だったかも知れない。
 
安曇幹線の鉄塔跡に到着。
Img_1609
ここで小休止、今日は秋の空気が入ったのか、日なたでもさほど暑さを感じない。
 
ここから少し傾斜が緩み、雑木林になった。
Img_1611
キノコ目で登ってゆく。
 
先週に引き続き、あまりキノコが見当たらない。
 
あった!
Img_1612
・・・ヤマドリタケモドキだが・・何か・・微妙にアヤシイ造形・・
タケリタケに寄生されたのかな?

残念ながら虫食いが酷く、食用になりそうもなかった。
 
登山道に出た。
Img_1614
この辺はアカマツが多い、キノコはさっぱり。
 
展望が開けて、大平山と長沢背稜の山並み。
Img_1615 
 
天神山に到着。
Img_1616
 
ここでようやく本命のヤマドリタケモドキ発見。
Img_1618
 
これも。
Img_1620
ちょっとお疲れ気味だけど、虫食いも無くなんとか食べられそう。
ここで3本採れた。 

ウノタワに到着。
Img_1624
この辺では珍しいカラマツの林があるのだが、ハナイグチは出ていなかった。
 
ここから急坂をひと登りで広い稜線に出る。
Img_1630
  
相変わらず、キノコはさっぱり。
それでも先週よりはまだ出ていた。
 
チチタケ
Img_1625
 
アメリカウラベニイロガワリかな?
Img_1628
かなり痛んでいた。
 
東側の展望が開けて、伊豆ヶ岳と古御岳。
Img_1632
 
不明イグチ。
Img_1634
 
アカヤマドリ幼菌
Img_1636
虫食いがひどい、こんな小さなうちから食われてしまうのか。。
 
富士見の丸太?こんなのあったっけ?
Img_1646
 
大持山に到着。
Img_1649
ここは結構人気のルートなのだが、この日は誰にも会わなかった。
みんなもっと高い山に登っているのだろうか。
 
ここから西尾根を下る。
 
予想通り、こちらも今一つ。
あちこち寄り道しながら探してみたけど、今年は少し遅れているみたい。 

不明イグチ。
Img_1653
 
ウラグロニガイグチかな?
Img_1643
 
ツルタケ?
Img_1656
 
チチタケはちらほら出ていたので状態の良いものだけいくつか持ち帰った。
Img_1637
 

13時過ぎに下山。
今日の収穫、ヤマドリタケモドキ3本、チチタケ5本。


チチタケの料理法は、油で炒めてうどんの具、というほぼ一択である。
コクのある非常に美味しい出汁が出る。

ただ、このキノコ、本体はボソボソして致命的に不味い。
出汁だけ取ってキノコは捨ててしまっても良いのだが、それもちょっと勿体ないし、栃木県の人に怒られそう。
何かいい方法はないか?とググってみたら、細かく刻んで入れれば気にならない、とあったので試してみた。
 
うん、確かに食感が気にならず、美味しくいただける。
 
ただし、これをやるとまな板がまっ茶色になって、しかもなかなか落ちないので要注意である。
 

2019年8月19日 (月)

お盆休み

お盆休みに色々遊んだ記録をまとめて記事にしてみた。
 
8月11日は子供を連れてアジ釣りに行ってきた。
いつも行っている蒲谷丸さんの親子割引きを利用するつもりが、まさかの満席。。
仕方なく他の船宿を探してみると、同じ金沢漁港の進丸さんがちょっと高いけど親子ペア割引をやっていたので、今回はそちらにお世話になることにした。

6時に船宿に着くと、すでに親子連れの釣り人が多数。
少々焦り気味で受付に行くと、みなさんキス船に乗るようで、アジ船はまだ誰も手続きしていなかった。
出船直前になってようやく全員が揃って、7時半に出船。
 
15分ほどで横須賀沖へ。
Dscf4165

今回は我々以外、全員貸し竿という状況だったのでちょっと不安。
アジ釣りは船中で頑張ってコマセを撒かないと釣果が伸びないのだ。

合図と同時に仕掛けを降ろすとすぐにアタリがあって15センチくらいの小アジが釣れた。
型はともかく活性は高そう、子供もすぐに釣り上げる。
 
パタパタと数匹釣ったところで痛恨のライントラブル発生!
リールが糸噛みしてラインが出なくなってしまった。
この修復に10分ほど手間取ったら、朝一の入れ食いが終わってしまった。。
 
ちょうど潮止まりで食いが止まったのかと思ったが、それから1時間全くアタリなし。。
この時点で私が3匹、子供が5匹という貧果。
隣の団体さんは釣りをやめてビールを飲み始めた。
 
移動しないという事は魚の反応はあるのだろうけど、ここまで口を使わないとどうにもならない。
船長は「入れっぱなしにしないでコマセ振ってくださーい!」と呼び掛けているけど、もう無理っぽい感じ。
 
いい加減見切りをつけて移動してくれないかな?としびれを切らしかけたところでようやく移動。
Dscf4166

ちょっと走って富岡沖へ。
 
この移動が正解で、一投目からすぐにアタリが出て釣れた。しかも20センチちょっとの食べごろのアジ。
その後もほぼ一投ごとに釣れる。
一荷も何度か。
Dscf4167c

ここで数をのばして、沖上がりまでに私が25匹 子供が17匹とまあまあの釣果になった。
Dscf4170
 


 
 
8月16日は台風の影響が残る中、半日だけ山歩き。
ウノタワから大持山までキノコの偵察に行ってきた。

ルート図
 
朝8時に登山口に着くと土砂降りの雨。。
予報では午前中に上がるというので、合羽を着て歩き出しても良いのだけど、スタートから雨と言うのはモチベーションが下がる。
時間はあるし、1時間ほど車の中で仮眠をとる。
9時になって少し雨脚は弱まったがまだ止まない。
さらに小一時間待機したところでようやく雨が上がったので、準備をして出発。
 
木の枝からポツポツと水滴が落ちてくる中を歩き出す。
最初は沢筋を行くので涼しかったが、沢を外れて斜面を登り始めた途端、ムッとした空気に包まれて一気に汗が噴き出してくる。
 
40分ほどの急登でウノタワに到着。
Img_1570  
稜線に乗ると、南西の強い風が吹き付けてきて汗をかいた体を冷やしてくれる。
 
ここから大持山方面へ急坂を登ると、傾斜が緩んで尾根が広がる。
Img_1573
この辺りからキノコポイントになるのだが、この日はさっぱり出ていなかった。。
 
今回の台風はあまり雨を降らせなかったようで、雨後のくせに山が乾燥している感じ。
時期も少し早かったのだろうか、ベニタケ系やテングタケ系のキノコが呆けているだけ。
 
たまに見かけるイグチ類は不明菌ばかり。
Img_1575
 
Img_1585
 
Img_1588  
 
この日唯一見かけた食菌。
Img_1592

横倉山まで歩いたところで偵察中止、大持山まで行っても状況は変わらないと思われたのでここで引き返す。
Img_1578  
帰り道は登山道わきの斜面を覗きながら歩いてみたが、こちらもさっぱり。。
キノコは何故か道沿いの方がよく出ていたりするので、道を外れて探しても空振りすることが多い。

12時半に下山、ここのキノコは今月末くらいかな?





8月18日は浦安方面にハゼ釣りに行ってきた。
今回は一人なので電車で向かう、6時前の京葉線はディズニーランドへ行く人で結構混んでいた。
 
新浦安駅から20分ほど歩いて釣り場へ。
この時間は満潮からの下げ始めで、釣り場はまだほとんど水没している。

一段高いテラスから釣り始める。
Dsc_1279
全く反応なし・・
 
先客が2人いたが、そちらも見たところパッとしない様子。
 
潮の色は悪くないし、時間的にもいい潮時なんだけどなあ。。
 
ここまで来る間の堤防から釣っていた人たちはポツポツと上げていたので、全く魚が居ないわけではないはず。
 
しばらくすると、水没していた下流のテラスから水が引いたのでそちらに移動してみる。
 
こちらも全く反応なし・・
 
あちこち探ってみたら、ようやくアタリがあって、5センチくらいのハゼが釣れた。
Dsc_1280  

どうしよう?これから劇的に状況が好転するとは思えないし、思い切って船橋方面に転戦しようか?
でも、この炎天下を駅まで歩いて電車に乗って、さらにまた釣り場まで歩いて。。という事を考えるとどうも踏ん切りがつかない。 

逡巡しながら竿を出していたら、対岸ではポツリポツリだけど釣れている様子。
ここで粘るより、少しでも魚のいる所で釣った方がいいか、と橋を渡って対岸へ。
 
こちらはまだ多少アタリが出る。
あちこち探っていたら強烈な引きで良型が釣れた。
Dsc_1281  
少しやる気が出てきた。
 
仕掛けを落として、底がカツっと感じるところは牡蠣殻が沈んでいるので、ストンと落ちる砂底の場所を探して釣る。
細かく動かして誘ってやると、なんとかアタリが出て釣れるようになってきた。
・・と、言っても時速10匹くらい。(笑)
全然ハゼ釣りのペースではない。
 
潮が引いてくると、底にいるハゼが見えるようになってきた。
ハゼを探しながら、目の前に餌を落としてやる。
魚を見ながらの釣りはあまり面白くないのだけど、勉強にはなる。
 
餌を食う様子を見ていると、鉤掛かりする時は高い確率で勝手に掛かっている事がわかる。
塙式の仕掛けだと、オモリの上に3センチくらいの短いハリスを直結しているので、ハゼが餌を咥えて首を振った瞬間に向こうアワセで鈎に掛かってくれるのだ。
逆に掛からない時は、餌の端しか咥えてないか、咥えた瞬間にペッっと吐き出している。
 
吐き出すのは違和感を感じているからで、餌の中の異物(釣り鈎)か糸のテンションを嫌っているのだろう。
私は袖2号の鈎を使っているが、一般的なハゼ仕掛けに使う5号とか6号の鈎だとさらに吐き出す傾向が強い。
糸のテンションに関してはハリスを長くすれば良いのだけど、感度と先述の向こうアワセ率との兼ね合いで、私は短ハリスを選んでいる。
 
吐き出す前にアワセを入れれば掛かる、という人もいるかも知れないが、コンマ数秒でアワセるのは神業に近い。
ただ、咥えてしばらくモグモグしてから吐き出すハゼもいるので、アワセは入れた方が良い。

暑さに耐えながら11時まで釣ってどうにか40匹くらい釣れた。
明らかに小さいものはリリースして30匹ほど持ち帰り。
 
小型のハゼを頑張って捌いて天ぷらに。
Img_1598
苦労して釣った分、ビールが美味い!(笑) 
 
今年はあと何回食べられるかな?





2019年8月 6日 (火)

八百谷からミョウキ尾根

 8月3日~4日、一泊で奥秩父の沢を歩いてきた。
滝川支流の槇ノ沢から八百谷を遡行し、ミョウキ尾根で西仙波に登った。下山は曲沢を下降し、滝川右岸道で高平に戻る周回ルート

ルート図
 
朝6時過ぎに出会いの丘に着くと、どこかで見た車が停めてあった。
荒川水系渓流保存会のAさんの車だ、すでに出発した後のよう。
きっとどこかの沢に入っているのだろう。

準備をして出発。
Dscf4055
 
林道を歩き、 黒岩尾根登山道に入る。
Dscf4056
 
少し行った分岐から釣橋小屋への道に入る。
Dscf4059_20190805220101
この道、所々倒木や崩落があり、年々歩きにくくなって行く。
一般登山道ではないため、整備する人もいないので、このまま荒れるに任せていくのだろう。
 
火打ち石で休憩。
湿度の高い森の中は風も通らず蒸し暑い、汗びっしょり。
 
川への下降点で踏み跡を失って少し迷った。
何度となく歩いている道だが、スズタケが枯れた後、ショートカットルートが出来たりして、わかりにくくなった。
 
急坂を下り、無事に滝川本流へ降り立つ。
心配していた水量も遡行に支障が出るほどではなく一安心。
沢装備に履き替えて本流を下る。
 
すぐに槇ノ沢出合い。
Dscf4061
 
下降路にスリップ痕があったので予想はしていたが、河原には真新しい足跡がつけられていた。
おそらく釣り人だろう、面倒な事にならなければ良いが。

ゆっくりと遡行していったつもりがすぐに追いついてしまう。
 
年配の2人組の釣り人。
挨拶して話を聞くと、日帰りで大樋の滝まで釣るそうだ。
「八百谷まで行きてえけど、あそこまでいったんじゃ帰ってくんのが容易じゃねえかんな。」
 
沢登りと知ると、快く先行を許してくれた。
「出来るだけ荒らさないように歩きますので。」と言うと「気にする事ねえから好きな所歩いて行きない。」と言ってくれた。
良い人たちで良かった。

一応竿も持ってきたのだけど、今回はもともと真面目に釣りをする気はなくて、余裕があれば上の方でちょっとだけ竿を出してイワナの顔を見れればくらいに考えていた。

しばらくは広い河原が続くので、出来るだけ川から離れて歩いてゆく。
Dscf4062

ゴーロの河原が尽きると川幅が狭まって、川が右に直角に折れる。
ゴルジュの奥に大樋の滝。
Dscf4063_20190805212201
水量が多くて迫力がある、やっぱりあの倒木は邪魔だなあ。
 
右から大巻き。
その先の狭間もまとめて巻く。
 
少し渓相が落ち着いてきたところで、竿を出してみた。
Dscf4070 
すぐに7寸が出て、その先のトロ場でも反応があった。
アワセが早すぎて掛け損なったが、ちょっと間をおいて毛鉤を流すと、今度はずっしりとした手ごたえ。
根がかりかな?と思ったらゆっくりと底へ潜って行く。デカイ!
岩の下に入ろうとするのを堪えて、引っ張り出してはまた潜られというやり取りの後、ようやく水面に顔を出したのは余裕の尺上。
 
足元の瀬に寄せて、写真を撮ろうとラインに手をかけた途端にプツンとハリスが切れた。。
ずっと交換していなかったので、結び目が出来て強度が落ちていたのだろう。
逃がしてしまったのも残念だが、それ以上に鉤付きのイワナを作ってしまったのが心苦しい。
 
新しいハリスに替えて再開。
ほぼポイント毎に出て、8寸。
Dscf4073
  
9寸と立て続けに釣れた。
Dscf4076
ここで釣りは終了、もう十分に満足した。
釣れるのが分かっている釣りは面白くない。
もしかしたらもう一回尺がでるかも知れないが、ここまで来て尺上釣ってもなあ・・という気になった。
自分でも驚くほど、イワナ釣りに関しては淡泊になってしまった。
 
竿を畳んで遡行再開。
 
八百谷出合。
Dscf4081

本流に掛かる木橋はだいぶ朽ちていたが、まだ辛うじて残っていた。
Dscf4082

八百谷に入るとすぐに滝。
Dscf4085
右から巻くが降り口が分からず迷う。
滝上の連瀑帯の先にもうひとつ滝が見えるが、地形的にまとめて巻くのは無理。
なので一度沢床に降りなければならないのだが、どこから降りたものやら?
 
支点に手ごろな木もあるし、懸垂で降りちゃおうか?とザックを降ろしかけてふと不安になる。
懸垂下降して、万一この先の滝が登れなかったりしたら進退窮まってしまう。
過去に一度遡行しているので絶対にルートはあるはずだが、状況が変わっていないとも限らない。
 
再度、ルートを探してみると、一段下にトラロープが渡してあった。
少し戻ってここをヘツる。
しかし、このロープかなり古い、中間支点の木が腐り落ちてぶら下がっている。。
出来るだけ体重をかけないよう、慎重に降りた。

ここを降りているときに、次の滝にもロープが下がっているのが見えた。
これも古いが、ここはさほど頼らずに登ることができた。
 
その先でまた登れない滝。
Dscf4089
どちらから巻こうか?滝上で沢が右に曲がっているので、定石は右巻きだが、そちらはガレたルンゼで沢側は岩壁。かなり上まで追い上げられそう。
左は草付きの泥壁で、なんとなく登った痕跡があるのでこちらを選択。
できるだけ低く巻こうと思ったが登り過ぎ、下のバンドから二段目の上に降りた。
Dscf4090
上段は左側の水流を登る。水流は強いがグリップは良い。平水ならなんてことないと思われる。
 
その上は登れる小滝やナメで結構気持ちよく遡行。
Dscf4094  

尾根まで届く山抜け。
Dscf4095

右岸に造林小屋跡の台地が見えてきた。
Dscf4098
ここで泊まる予定だったが、まだ2時すぎ、もう少し上まで行っておけば明日が楽だ。
と、歩き出したところで雨が降り出した。
 
一度小屋跡まで戻って雨宿り。
 
一旦上がったと思ったらまた降り出した、今度は雷を伴っての土砂降り。
1時間ほどでおさまったが、もうこれ以上遡行する気になれなかった。
今日はここで泊まることにする。
古い一斗缶とか一升瓶の破片が散乱しているが、広くてそこそこ快適なテン場である。
 
タープを張って準備完了。
今回の荷物の中で一番重くて嵩張る8㎜30mが初めて役に立った。
Dscf4104_20190805213501  
濡れた木を集めて火を起こす気にもなれず、焚き火は断念。
服を乾かすことが出来ないが仕方ない。
 
着替えてビールを飲みながら、対岸の尾根を眺めていたら、急にあそこを登ってみたくなった。
Dscf4102_20190805213501
八百谷と槇ノ沢を分けるミョウキ尾根の支尾根で、これを登れば西仙波に上がれるはず。
見た感じ末端はさほど急ではないし、地形図を見ても難所は無さそう。

ただ、登った記録を見たことが無いので、上まで登れる確証は無い。
まあ、今夜一晩ゆっくり考えてみよう。
 
夕食は米を炊いてレトルトカレー。
Dscf4101
子供が小さいころに食べていた妖怪ウォッチカレーの残り物。
賞味期限は2年前に切れているが、「こんな物腐るわけないから山で消費して来い」と家内に言われて持ってきた。
 
辛くない以外は普通に美味しかった。ま、山で食べれば大概のものは美味しく感じるのだけど。
Dscf4107
夕食を済ませて酒を飲んでいたら急速に眠くなって、6時過ぎにシュラフに入ったらそのまま眠ってしまった。
 
夜中にトイレに起きると、木々の合間から満点の星空が見えた。
明日は良い天気になりそうだ。
どこかで鵺が鳴いているのを聞きながら再び眠りについた。
 
 
二日目。
 
目が覚めるとすっかり明るくなっていた、時計を見ると5時半。
夜中に一度目が覚めたと言え、たっぷり10時間も寝てしまった。

 
インスタントラーメンに昨日の残り飯をぶっこんだ炭水化物だけの朝食を摂り、タープを撤収して出発。
 
やはり、今日は尾根を登ることにした。
沢を詰めた方が時間的にも体力的にも楽だと思われたが、この沢の源頭はかなり荒れていて、最後はザレの詰め上がりになると聞いていた。
ならば回り道になっても尾根から登りたかった。
ミョウキ尾根なんて沢がらみじゃなければまず登れないので、いい機会だと思ったのである。
 
沢を渡って対岸の斜面に取りつくと、上手い具合に踏み跡が残っており、これを使って簡単に取りつくことができた。
Dscf4109

過去の作業道と思われるが、意外としっかりしており、尾根筋にも道が付けられていた。
Dscf4112
よしよし、これは思ったより楽ができそうだ。と揚々と登って行く。
 
途中から枯れスズタケの中の道になる。
Dscf4117  
ここは大洞川の栂ノ沢出会いから仙波尾根に登る支尾根に雰囲気がよく似ていた。
 
下の方は明確な道があって楽だったが、1656の小ピークを過ぎると急に藪っぽくなってきた。
アセビの藪を漕いだり避けたりしながら進む。

1700M圏で北からの支尾根を合わせた辺りで、藪の向こうに開けた場所があった。
Dscf4118  

小径を分け入ってみるとちょっとした岩場になっており、素晴らしい展望が広がっていた。
Dscf4119  
樵路巡遊というサイトに記述のあった、ミョウキ尾根の岩場というのがここのようだ。
自分レベルの登山者が辿りつける所ではないと思っていたので、感慨深かった。
 
展望を堪能した後、再び藪尾根を登って行く。
ここから先はアセビに加えてシャクナゲまで加勢してきて、とてもじゃないが太刀打ちできない藪になってきた。
尾根筋を左に見ながら、藪を避けて登って行く。
Dscf4131  
この辺りから足がキツくなってきた。
やはり沢を詰めた方が良かった、と後悔しながら歩く。

尾根の右側がミヤコザサの気持ちのいい斜面になり、ここに鹿道と思われる踏み跡が通っていた。
だが、これを辿ると尾根を外れてしまうので、所々で交錯する鹿道を乗り換えながら尾根筋を追って登って行く。
Dscf4138  
稜線が近づいて、藪の向こうに西仙波のピークが確認できたが、藪を突っ切って直登は出来そうもないので、南方向に斜面をトラバース気味に進む。
 
仙波のタルと思われる鞍部が見えてくると、いつの間にか下に良い道が現れた。どうやらこれが槇ノ沢林道の跡らしい。
稜線に近づくにつれ道はさらにしっかりしてきて、ほぼ登山道と変わらなくなった。
おそらく間違って入り込んでしまう登山者がいるのだろう。
 
合流点は入らないよう通せんぼされていた。
Dscf4143  
無事に登山道に乗れて一安心、ここから和名倉山方面に進む。

西仙波を過ぎると、大展望の稜線。じつに爽快な道が続く。やはりこのルートをとって正解だった。
Dscf4147  
 
東仙波、山名版が無くなっていた。
Dscf4148   
ここで一瞬電波が入ったので家内にLINEを入れる。
 
ちょっと予定より遅れ気味なので、先を急ぎたいところだが、足がキツくてペースが上がらない。
 
和名倉山に近づくにつれ、広い尾根上の道は倒木に塞がれて所々分かりにくくなっていた。
私も何度か道を失いかけた。
 
道の脇でのんびり休憩中のキツネを発見。
Dscf41521  
こちらに気付くと飛び上がるように逃げていった。
 
こんなに遠かったっけ?と思いながら川又分岐へ。
Dscf4154  
川又道は以前歩いた時より荒れていて、いずれ消えてしまいそうな感じだった。
 
かなり消耗して曲沢下降点。
Dscf4155   
ここで軽く昼食をとり、沢を下って行く。
Dscf4157  
 
脚に力が入らないので、一歩一歩慎重に下って行くが、何度も滑って尻もちをついた。
Dscf4159  
この下りはもう全然余裕がなくなっていた。
これから右岸道を歩いて、さらに国道までの急坂を登って、またさらに出会いの丘までの車道歩きが待っている事を考えると気が遠くなりそうだ。
 
ヘロヘロになって右岸道渡渉点へ。
Dscf4160  
沢タビからトレランシューズに履き替える、荷物がさらに重くなってキツさが増す。
 
この滝川右岸道も崩れたり埋まったりで、所々危険な場所があった。
この辺りは東大演習林だが、ここまで管理しきれないのだろう。
 
途中、何を血迷ったか沢小屋沢へ下る道へ引き込まれて、余計な体力を消費してしまった。
疲れてくると判断力まで低下してしまう。 

滝川にかかる吊橋に着いた時には心底ほっとした。
Dscf4161  
ここから国道までの登りが鬼キツかった。
いつもなら一気に登る道を、10回以上足を止めて休み休み登った。
国道に出たら出会いの丘までタクシー呼んじゃおうかと真面目に考えたくらい。
 
残り体力数ポイントでどうにか高平へ。  
Dscf4162
すでにザックを背負って歩く体力は残っていない。帰りに回収しようと、道路わきの広場にデポして歩き出す。
思考が停止していて、危うく車のキーを置いてきてしまうところだった。
 
誰か親切な人が、出会いの丘まで乗せて行ってくれないかな?などと妄想しながら国道を歩き、当然そんな奇跡に恵まれる事も無く、30分歩いて出会いの丘に帰り着いた。
 
汗でドロドロの服を着替えていたら、ちょうど保存会のAさんとSさんが車に戻ってきた。
話を聞くと、ブドウ沢に入っていたらしい。
こんな増水している日に、よくもまああんな恐ろしい所へ入ったものである。
あの人たちは絶対どこか壊れている。

 

もう家まで運転するのも面倒だったが、帰って汗を流してビールを飲みたい、という一心でなんとか運転して帰宅した。
翌日が仕事じゃなければ、大滝の道の駅で温泉に入って泊まっていたと思う。

 


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