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2019年2月

2019年2月25日 (月)

品刕 長若山荘から柴原へ

2月23日、久しぶりに秩父の山を歩いてきた。
 
このところ珍しく仕事に追われてしまい、山に行く時間が取れなかった。
私など山や釣りに行くために働いているようなものなのに、仕事のせいで山に行けないというのでは本末転倒である。

ようやく仕事も一段落し、今年初めて土曜日に休む事ができた。
ちょうど荒川水系渓流保存会の総会が秩父で開かれるので、例年通りその前に半日だけ山を歩くことにした。
昨年から宿題として残っていた品刕の山域、644のピークから柴原に下る尾根を歩いてみた。

ルート図
 
西武秩父駅を8時20分発の小鹿野町営バスに乗る。
実はこのバスに乗るために所沢からレッドアローに乗るという贅沢をしてしまった。
 
普通列車は秩父着が8時18分で、これだと下手をするとバスを乗り逃がしてしまう可能性がある。
その前の電車は7時19分着で、1時間も駅で時間をつぶさなければならない。
仕方なく特急料金を奮発したのだが、結局バスが出たのは定刻より遅れて8時25分くらいだったので普通で来ても十分間に合ったことになる。
 
昨年と同じ長若中学校でバスを降り、30分ほど車道を歩く。
Img_0757
沿道の民家で梅の花がほころび始めており、秩父の里もようやく春めいてきた。
この日は風が強かったが、先月の突き刺すような冷たさから少し角が取れてきたように感じられた。

長若山荘の先から登山道に入る。
Img_0758
今回は釜の沢五峰ではなく、その隣の尾根を登ってみた。

亀ヶ岩展望台より亀ヶ岩を望む。
Img_0761

その先が岩場になっており、ここを登ると
Img_0763

二子山と先月登った毘沙門山が見えた。
Img_0766

ここからも亀ヶ岩が見えるが、下から見上げた方が亀っぽいかな。
Img_0764

400m付近で右に下って行く登山道と別れて尾根をまっすぐ登って行く。
薄いが踏み跡もあり、そこそこ歩かれている様子。

小鹿野町の図根点で農工新道の尾根に乗った。
風を避けられる切株に腰かけて一服。
久しぶりに山で吸うタバコが妙に美味しく感じられる。

そのまま稜線の道を西から南西へと進む。
Img_0770
この辺は小鹿野町の地籍調査をしているせいか、所々伐採されている。

文殊峠に到着
Img_0772

一度林道を下って尾根に取りつき、最初の550m圏の小ピークで昼食休憩。
すぐ先に品刕が見える、右奥の山並みは三峰方面かな。
Img_0773_2

ここで11時、ちょっと時間が心配になってきた。
14時までに影森に行くためには、武州日野駅を13時2分発の電車に乗らなければならない。
下山地点から駅まで1時間はかかるとみて、12時には柴原峠に降りておきたい。
最後の尾根の下りで道を失うと間に合わないかも知れない。

少し焦り気味で品刕へ。
Img_0774

さらに急ぎ足で南に下る。

やや?なんか開けてきた、と思ったら644ピーク(ヤマレコでは柴原山とされている)が伐採されて丸裸になっていた。
Img_0775
地籍調査ってここまでやる必要があるのだろうか。

ともあれ、ここから東に秩父市と小鹿野町の境界を下って行く。
Img_0776
思ったよりも明瞭な踏み跡があり、市町境の杭に加えて調査用と思われるピンクリボンが点々とつけられていた。
これには少々がっかり。こんな事をされては地図読みの楽しみが無くなってしまうではないか。
 
とはいっても、仕事用に付けられたものなので、遊びで山を歩いている分際では文句も言えない。

マーキングが無くても迷いようもない明確な道を追って下って行くと、岩場の小ピーク。Img_0778

 

ここは好展望。
Img_0779
ここからマーキングの道は尾根の右側を下って行く。
地形図で見ると末端付近で尾根が二つに分かれているので、そちらが境界の尾根と思われた。

ここで、持ち前のへそ曲がり根性が出た。
あえて道を外れて直進してみる。

踏み跡と言えるほどではないが、一応人の歩いた痕跡の残る尾根筋を下って行くと、またまた伐採地に出た。

ここが柴原峠と呼ばれる鞍部だろう。Img_0781
しかし、ここを越えて南北に続いているはずの道は、刈り捨てられた木に埋まってしまって歩けなくなっていた。
鞍部の左側も右側も尾根が切り立っていて、あそこに乗るためには倒木を乗り越えて行かなければならない。
しまった~、素直に道を辿っていれば問題なく鞍部に降りられたのに、と後悔しても後の祭り。

分岐まで登り返している時間は無いので、覚悟を決めて倒木アスレチックに突っ込んでゆく。

と、上手い具合に尾根に向かって倒木が掛かっていた。
Img_0782
これに乗って行けば労せずに尾根に乗れそう。
ただし、真ん中辺りは結構な高さがあるので、落ちたらただでは済まない。
 
ただの丸太じゃおっかなくってとても渡る気になれないが、いい感じに枝が残っている。
ほぼ生木だし、杉と違ってヒノキの枝は簡単には折れないので大丈夫だろう。
ストックをザックに仕舞い、安定を確認してから四つん這いでこの倒木を登る。

慎重に登り切って、どうにか尾根に乗った。やれやれである。
Img_0784

 

ここからはちゃんとした道を下って行くとすぐに林道に出た。Img_0786

林道はほどなく舗装路に変わり、柴原鉱泉に着く。
あとは県道をひたすら歩いて武州日野駅へ。
無事に予定の電車に乗ることができた。
 

総会では、会長が昨年急逝した事で会の存続について話し合いが行われたが、みなさん会を残したいという意見で一致したので安心した。
今後の活動についてはまた詰めていく必要があるが、とりあえず解散という事態にならずに済んだのは良かった。 

総会の後はいつも通りホルモン焼きで懇親会。
Img_0787
山歩きの後の冷たいビールとホルモンはこたえられない。
たらふく飲んで食って、楽しいひとときを過ごさせていただいた。
 
電車の時間には余裕があったが、少々寝不足気味だったので、2次会は失礼して帰路に着いた。
 
電車に乗った途端に意識が飛んで、気が付いたら飯能だった。
運よく目が覚めたので良かったが、危うくそのまま秩父まで折り返してしまうところだった。
レッドアローに乗っていたら間違いなく池袋まで行ってしまっただろう。


 
 

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