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2018年8月

2018年8月19日 (日)

夏キノコを求めて大持山

 8月18日、大持山へキノコの様子を見に行ってきた。

Rimg4267  

昨年もこの時期にウノタワから大持山まで歩いたのだけど、その時に結構な数のキノコが出ていた。
特に美味なヤマドリタケモドキがそこそこ採れたので、今年もそれを狙って出かけてみることにしたのである。
同じルートではつまらないので、どこから登るか迷った末、冠岩沢の南側の尾根から登ってみることにした。

ルート図

この尾根、位置的に微妙でどう呼んでいいのか迷う所だが、あえて言えば冠岩沢左岸尾根という事になるのだろうか?
ネットで歩いた記録も見つからなかったが、地形図を見る限りでは問題なく歩けそうな感じである。

6時20分、冠岩の分岐を過ぎて少し行った駐車スペースから歩き出す。
秋の空気が入って過ごしやすいという予報だったが、朝は涼しいというより肌寒いくらい。
 
尾根末端を目指して歩いてゆくと、いい具合に斜面を登る踏み跡があった。
Rimg4191
これを使って尾根に取りつく。
 
尾根に乗るといつも通り植林帯の急登。
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すぐに南側が開ける。
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日当たりの良い南側は伐採後放置されているようで、藪が結構うるさい。
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有馬山方面。
Rimg4198
 
登るにつれ立ち枯れが目立ってくる、鹿の影響だろうか。
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どうも山が乾燥気味で、ほとんどキノコっ気が無かったのだが、800m付近で初めてのキノコ。
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不明菌、何だろう?

続いて立派なイグチ。
Rimg4205
ヤマドリタケの背を高くして赤くした感じ、管孔は青変しない。
帰ってから調べてみたら、どうもベニイグチのようだ。
優秀な食菌だったら後悔すると思って持ち帰ったが、食毒不明との事。
食べた記録も見つかったが、不安を感じながら食べても美味しくないので止めておいた。
 
しかしこの尾根は障害物が多くて歩きにくい。
Rimg4209
この先で鹿よけネットが現れ、それに沿って登る。
 
テングタケ科の幼菌。
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ようやく期待が持てるようになってきたところでタマゴタケ発見。
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これは孵化したばかり、まさに卵茸。
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群生。
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このキノコは足が早くて、開くとすぐに虫が入ってしまうのだが、今回は良い状態のものが多く採れた。
 
とあるサイトでタマゴタケは生で食べるととても美味しい、と書かれていたので試しに一つ食べてみた。
 
う~ん、不味くはないけど味も薄くて菌臭が気になるかな・・
個体差や発生場所、時期にもよるのかも知れないが、加熱調理した時の暴力的とも言える強烈な味とうま味は無い。
やはりキノコは生で食べるものではないな。
 
尾根が平たんになり、一度軽く下って登り返すと登山道に出た。
Rimg4228
なるほど、ここに出るのか。
位置的には滝入ノ頭の肩(ややこしい)になるのかな。
 
展望も良いのでここで休憩、都県境の尾根がきれいに見えた。
 
蕎麦粒山から三ツドッケ。
Rimg4229  
尾根をまたぐ送電線の鉄塔は左から新秩父線55、56、57号。
いつの間にか鉄塔同定までできるようになっている自分に驚く。

3000mからの展望も素晴らしかったが、1000mの景色も捨てたもんじゃない。
私的にはこちらのほうが落ち着ける。
 
休憩後、登山道で大持山を目指す。
 
まずは勿体ないくらい下って鳥首峠へ。
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ここから急登が続く、日も高くなり汗が噴き出してくる。
 
本命発見!
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光線の加減で柄が赤く見えるが間違いなくヤマドリタケモドキ。
出ていてくれて良かった~。(笑)
 
アメリカウラベニイロガワリかな?
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私は青変するイグチは採らないのでスルーしたが、持ち帰って食べてみても良かった。
 
シロオニタケ。
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再びヤマドリタケモドキ。
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見ると、このまわりに一杯出ていた。
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結構採れてザックが一気に重くなる。
 
アカヤマドリ。
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直径30センチほど、ちょっと育ちすぎ。
 
この稜線の道はいつ歩いても気持ちいい。
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ウノタワに到着。
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この辺はカラマツの林。
Rimg4250
ハナイグチが出ていないか探してみたけど、空振り。
まだ若い林だから出ないのだろうか。
 
大持山への道沿いにもチラホラ。
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これはコガネヤマドリかなあ?
Rimg4258
傘の表面がザラついていたので違うかも。
 
アカヤマドリ、こちらは食べごろ。
Rimg4259
結構出ていたけど、こんなもの全部採っていたらザックに入りきらなくなってしまうので一つだけ。

 
ムラサキヤマドリタケ。ちょっと古い。
Rimg4263
 
大持山に到着。
Rimg4268
あちこちで道草食っていたせいで鳥首峠から2時間近くかかった。
 
ここから西尾根を下る。
Rimg4271  
 
早速発見。
Rimg4270
 
だが、ここではこれ1本だけしか出ていなかった。
他のキノコも少なくて、山がお休みしている感じ。
 
春に下った南西の支尾根を下って昼過ぎに車に帰着。
西尾根が不発だったとはいえ、そこそこの収穫があって、気が付いたらザックが一杯になっていた。
 
このルートは夏の定番になりそうだ。
 
 
 
 

2018年8月 5日 (日)

仙丈ケ岳

 8月4日、南アルプスの仙丈ケ岳に登ってきた。

Rimg4242  

アルプスの山歩きなんて自分には縁の無い世界だと思っていたのだけど、一応山を趣味にしている以上、一生に一度くらい3000m級の山を体験してみたいという気持ちはあった。
記録的な猛暑で低山歩きが躊躇われ、秩父の沢も台風以来増水続きの様子で行き先を決めかねた週末、この機会を逃すともう行く気になれないような気がして、思い切って行ってみる事にした

ルート図
  
仙丈ケ岳への登山口となる北沢峠までは一般車の通行が禁止されているため、伊那か芦安からバスで行くしかない。
東京からだと芦安の方が近いのだけど、ここからは直通のバスは無く、途中の広河原で乗り継がなければならない。
時間もかかるし面倒なので、今回は伊那側からアプローチすることにした。
 
夜中の高速を走り、バスの発着場がある仙流荘に3時過ぎに到着。
広い駐車場はこの時間で7割がた埋まっていた。

始発の5時半まで車の中で仮眠をとる・・・
つもりだったが、30分ほどウトウトしたところで回りの車がドアを開け閉めする音で起こされた。
見ると、早くも準備してバス停に向かう様子である。
それを見たら不安になってしまってもう寝付けなかった。
これだけの車の人が全員バスに乗るわけで、モタモタしていたら朝一番のバスに乗りそびれてしまうのではないか?と気が気ではなくなったのだ。
 
私もあわただしく準備を済ませてバス停へ。
4時前の時点ですでに100mほどのザックの列ができていた。
列は見る間に伸びてゆき、すぐ後ろで折り返したと思ったらあっという間に最後尾が見えなくなった。
アルプス登山恐るべし。。

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4時半になると切符売り場が開き、こちらにも列が出来る。
並ぶという行為が大嫌いな私には耐えがたい事だが、3000mに登るためにはこういう苦行も必要なのだ、と腹をくくって列に並ぶ。
 
5時になると臨時バスが出始めた、マイクロバスなので補助席を使っても30人くらいしか乗れないためなかなか列が進まない。
Rimg4198
 
1時間前から並んだおかげで、なんとか4台目のバスに乗ることができた。
バスは10台ほどあるらしかったが、後ろのほうに並んだ人は乗り切れなかったのではないだろうか?
 
狭いバスの中、荷物は膝の上なので大きなザックの人はかなり窮屈そう。
3000mは楽ではない。
 
1時間ほどバスに揺られて北沢峠に到着。
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ここに来るだけで早くも疲れた。。

そうこうしている間に次々とバスが到着し、人が増えてくる。
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広河原行きのバスに乗る人や甲斐駒に登る人もいるが、ほとんどの人が仙丈ケ岳を目指すようだ。
人の切れ目を狙って歩くなんて事はできそうもないので、準備を済ませて早々に歩き始めた。
 
最初は樹林帯の登り。
Rimg4204
ここですでに2000mちょっとあるのでかなり涼しい。
それでも歩き始めるとすぐに汗が噴き出してきた。
 
前後に人がいるので最初のうちはかなり窮屈な歩きを強いられたが、4合目あたりからはだいぶ間隔も空いてきた。
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モミやシラビソの森でなかなか気持ちがいい。
 
5合目、ここで1本立てている人多数。
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私は給水だけして先へ。

登るにつれ上が明るくなってくる。
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そろそろ森林限界が近い。

木々が低くなってきて。
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樹林帯を抜けるとハイマツの稜線。
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アルプスに登っているという実感が湧いてくる。

後ろを見ると、甲斐駒ヶ岳と鋸岳。
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中間の鞍部にうっすら八ヶ岳。

鳳凰三山。
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左寄りのトンガリが地蔵岳のオベリスクかな。
 
小千丈に到着。
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バックは甲斐駒と栗沢山~アサヨ峰。
栗沢山は宇多田ヒカルがCMの撮影で登って有名になったらしい。
 
山頂が見えてきた。
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アルプスに登りたいと思った理由の一つに、森林限界を超えた稜線を歩いてみたいと思った事がある。
天気も良くて最高の条件の下、実に爽快な歩きである。
苦労して来た甲斐があった。
 
北岳と間ノ岳。あの稜線を歩いたら気持ち良いだろうなあ。
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運が良ければ富士山も並んで日本の標高トップ3が一度に望めるらしい。

チングルマ、初めて見た。 
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ガレた登り。下界より日差しが強く、ジリジリと肌が焼かれるようだが、時折抜ける風は涼しいを通り越して冷たいと感じるくらい。
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山頂が近くなってきた。
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大勢の人がいるのが見える。
 
こういったカール地形を見るのも初めて。
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次々に展開される風景すべてが雄大で、鳥肌モノである。

最後の登り。 
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空が青い、さすが3000m。

山頂に到着。
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凄い人でごった返していた、この写真撮るのも順番待ちである。(笑)

大仙丈ケ岳方面、いつの間にか雲が下に見える。
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こちらの稜線は誰も歩いていない。
地図をみるとこの尾根は塩見岳まで続いているらしい。
本当はこういうマイナーな尾根歩きの方が性に合っているのだが。

ほとんど風がなかったおかげで暑くも寒くもなくて快適だったが、おそらく気温は10度ちょいくらいだったと思う。風が強かったらこの天気でも震え上がってしまうはずだ。
 
30分くらい居ただろうか、充分に3000mの世界を堪能した後、下山にかかる。
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帰りは千丈小屋から藪沢重幸新道を下る。
 
千丈小屋。
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ここでビール飲めたら最高なんだけど。(笑)
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小屋の下の水場は枯れていると聞いたが普通に出ていた。
手で掬って飲んでみたら恐ろしく冷たい水で、2回目で手の感覚がなくなりかけた。
ほぼ氷水である。
 
下るにつれてハイマツが濃くなり、山頂があっという間に遠くなっていく。
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樹林帯に入ると鹿よけネットが張られていた。
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高山植物保護のためらしい。
 
馬の背ヒュッテを過ぎると、
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道は沢沿いを辿るようになり、甲斐駒に向かって下ってゆく。
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沢筋を歩くのは気持ちがいい。帰路をこちらにとって正解だった。
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ハクサンフウロかな?
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ナデシコ?
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こちらのルートは花が多く、往路とは別の山を歩いているような感じ。

大滝の上で道は対岸に渡り、樹林帯のトラバースになる。
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行きに使った道に比べて人は少ないが、それでも結構な人が登ってくる。
この道は正直登りで使いたくないな。
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道も荒れ気味だし。。 
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山頂から2時間少々で大平山荘に到着。
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本来ならここからバスに乗ることもできるはずだが、おそらく北沢峠で満員になってしまうと思われたので、さらに山道を10分ほど登って、
 
北沢峠に帰着。
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時間は12時。ちょうど6時間で往復できた。
景色を眺めたり写真を撮ったりで結構休憩を多く挟んだけど、ずいぶん早くあるいてしまったらしい。ちょっと勿体なかったかな?

どうやらこの時期は時刻表に関係なく、定員になり次第バスが出ているようで、待合室に並んでいたら12時半にバスが出た。
 
前夜2時間ほどしか寝ていないので走り出してすぐに意識が飛んだ。。
と、思ったら隣のオヤジの熊鈴の音で起こされた。
バスの中では仕舞えよ!とムッとしたところでほかの乗客が注意してくれた。
1日中鳴らして歩いていて感覚がマヒしていたのだろう。
数百人単位で人が入る山で熊鈴鳴らして歩くという感覚も私には理解できないが。。
 
1時間で仙流荘に到着。
降りた途端、うだるような暑さで一気に現実に引き戻された。
 
本当は夕方に下山して仮眠してから帰るつもりだったが、まだ2時前なのでそのまま帰路についた。
予想通り帰りは渋滞にハマって4時間かかってしまった、往復で7時間以上の運転。
山を歩くより運転している時間の方が長かった。やはりアルプス登山は甘くない。
 
 

初めての3000m峰、仙丈ケ岳は聞きしに勝る素晴らしい山だった。
こんなに簡単にあの景色が楽しめるのだから、人が多いのも納得である。
 
ただ、「山に登った」というより、どこかのテーマパークに行ってきたような印象が強かった。
山頂付近の絶景が現実離れしていたせいか?高速代や燃料代、バス代などで大枚はたいたせいか?はたまた人出が凄かったせいか?

もう一度行って見たいかと言われると・・・ちょっと考えてしまうかな。
 
 


 

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