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2018年7月16日 (月)

鉄砲沢から新山沢

 7月14日大血川の沢を歩いてきた。

 
西谷の支流鉄砲沢(桶木沢)を詰めて東谷支流の新山沢を下降するルート。
 
ルート図
  
早々に梅雨が明けて連日の猛暑。
この暑さの中、低山の尾根歩きは熱中症が怖い。
やはり夏は沢だろう。
 
本当は釣りがてら奥秩父の沢を歩こうと思っていたのだけど、好天の連休はどこの沢も人が入っているはず。先行者を気にしながら窮屈な沢歩きはしたくない。
ならば、釣り人の入らないマイナーな沢を歩こうと考えたのである。

朝7時に林道の駐車スペースを出発。
 
車道を少し歩いてから西谷に降りる。
取水施設の橋を渡ると対岸に滝が落ちているのが見える。
Dscf3688
一見、沢に見えるが、これは東谷で取水した水の放水口。
 
そこから少し上流に歩いた所が鉄砲沢の出合い。
ここから沢を遡行する。
Dscf3690
すぐにでも流れに浸かりたくなるが、左岸の作業道を辿ってもう少し上流へ。
 
支沢に拓かれたワサビ田跡がある。
Dscf3693
ここから沢に降りる。
冷たい水が気持ちいい。
 
最初の小滝は右から越える。
Dscf3698_2
 
この辺は植栽地、昭和20年に広葉樹を植えるというのは実験的な意味合いがあったのだろうか。
Dscf3701
 
日が差してきた。
Dscf3704
まだ気温も低くて快適。
 
ゴルジュの入り口。
Dscf3708
倒木を使って登れそうだが、右から巻く。
 
次の滝。
Dscf3710
釜をヘツって突っ張りで登れるようだが、ここも左から巻く。
 
ゴルジュ出口のスダレ状滝。
Dscf3712
ここは巻くと大変そうなので右から登る。
簡単だが、上が滑りやすいナメになっていて緊張した。
 
その先は平坦な渓相。
Dscf3715
上流からヒンヤリとした風が流れてきて涼しい。
休憩していると汗が冷えて寒さを感じるほど。やっぱり夏は沢に限る。
 
Dscf3717
 
滝も簡単に越せるので超安楽。
Dscf3718
 
Dscf3720
気持ちよく遡行していると、かすかに生臭い匂いが流れてきたような?
念のためホイッスルを・・・・
 
あぁっ、いけね~!ホイッスル忘れた!
・・というか、先日大ドッケに行った時に紛失してそのまま忘れてた。。

仕方なく手を叩きながら遡行する。
なんかあまり効果なさそう。。
 
少し行ったところで上から落石の音。
慌てて木の陰に身を隠すと、10mくらい先をガラガラと石が飛んで行った。
大きいものは漬物石くらいあった、あんなのが直撃したらタダでは済まなかった。
 
ひょっとして、さっきの匂いはカモシカだったのだろうか?過去にも何度か石を落とされた事があるが、沢ではクマより性質が悪いかもしれない。

炭焼き小屋の跡。
Dscf3727

徐々に水が細くなってゆく。 
Dscf3729
 
日が高くなるとハルゼミが鳴きだした、そろそろ終わりが近いようで今一つ元気がない。
Dscf3731
 
二股を右へ。
Dscf3734
この辺で水が枯れる。
 
次の二股、水は無いが沢型は右。
Dscf3737
 
また分岐、左の沢床が低いが地形図を見てこれも右。
Dscf3738
 
すぐに枯れ滝。
Dscf3742_2
楽勝で登れる、と思ったら最後の1mでホールドがグラついた。
ビビってしまい、戻って右から巻く。
 
その上で一瞬水が復活、この先取れるかわからなかったので一応汲んでいく。
Dscf3744
 
この日はあちこちでウスヒラタケが腐っており、これは唯一マトモな個体。
Dscf3750
量が少ないので採らなかった。
 
こういう感じのガレた登りが延々と続く。
Dscf3753

退屈な上に、水が枯れてからは暑さがこたえる。
Dscf3754
直接日が当たらない分多少はマシだが、風も通らず湿度も高くてツラい。
 
本筋は右だが、ガレを歩くのに疲れたので左の窪から尾根に逃げる。
Dscf3755  
 
ひと登りで長沢山の北東尾根に乗った。
Dscf3756
予定通り、1590を過ぎて最後の登りにかかる手前の平坦地に乗ることができたようだ。
我ながら上出来。(笑)
 
時間は11時、長沢背稜に登るつもりはないのでここで早めの昼食。
 
・・しかし、ここはハエが凄い!
羽音がうるさく感じるくらいの数がいる。顔の前で手を振ると簡単に2~3匹のハエが捕まる。
去年和名倉山に行った時もすごかったがここも負けていない。
どうやらこの時期の秩父の尾根はハエが大発生するらしい。

あわただしくおにぎりを食べて、タバコに火をつけたら3分の1ほどに減った。
タバコの毒性って相当なものなんだろうな、と改めて思う。
 
休憩の後、尾根の反対側を下ってゆく。
Dscf3758
いい具合に斜面を斜めに下って行く踏み跡があった。
これを拾って電光形に斜面を降りてゆく。
 
広い斜面を下ってゆくと
Dscf3759
 
緩い窪状に導かれ
Dscf3760
 
そのまま沢になった。
Dscf3762
 
こちらもガレ気味だが、すぐにしっかりと水が流れ出した。
Dscf3765
水が出てくると急に涼しくなる。
 
傾斜も緩くて快適に下れるが、浮石が多いので足を捻らないよう慎重に下った。
 
支流を合わせると水量が増えて
Dscf3767
 
最初の滝。
Dscf3771
 
特に危険なところも無く、簡単に下って本流との出合いに到着。
Dscf3773
 
この下からは演習林の作業道が拾えるのでこれを辿る。
Dscf3777
 
堰堤で沢を渡るとすぐに林道に出て
Dscf3780
 
あとは林道を下ってゆくだけ。
Dscf3781
この道で今年初めてヒグラシの声を聴いた。
 
林道入り口のゲートに「立ち入り禁止」の札がこれでもか、と貼られていた。
これは通行禁止になった酉谷山への登山道に入らないように、との事だと聞いたが、釣りなどで通る際も注意した方が良いかもしれない。あくまでも自己責任で。
 
14時すぎに車に帰着。
思ったより簡単なルートで、沢登りとしてはちょっと物足りないかな。
保険で持っていったザイルもハーネスも全く出番がなかった。

それでも、この時期に低山で涼をとれるのは沢ならでは。
この夏は安楽な沢をいくつか歩いてみようと思う。
 
 


 

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