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2018年7月

2018年7月23日 (月)

猛暑のハゼ釣り

 週末は山をお休みしてハゼ釣りに行ってきた。

殺人的な猛暑の中、昼間に釣りなんかしていたらぶっ倒れてしまうので、早朝から出撃して暑くなる前に帰ってこようと4時に家を出た。
 
1時間ほどで釣り場に到着。
Dscf3783
京浜運河の大井ふ頭海浜公園はぜつき磯。

なんか釣り人少ないな?と不安を感じつつ竿を出すと全然アタリが無い。。

少しづつ移動しながら探って、ようやく最初の1匹。
Dscf3782
これを釣るまで10分もかかった、かなりシブい。

赤潮のようで水が濁っていて、周りを見ても釣れていない様子。
ダメな場所で粘っても仕方ないので、夕焼けなぎさに移動する。

少しは状況が良くなったが、5センチくらいのチビが多くて今ひとつ。
 
デカいのが掛かった!と思ったら・・
Dscf3785
セイゴ。。
 
2時間ほどやって諦めて撤収した。
 
とはいえ、そのまま帰るのも悔しいので、車で他の場所に行ってみる。
湾岸線を走って30分ほどで浦安へ。
 
ここは以前は何度も通った釣り場、昨年は青潮の影響で全然ダメだったらしく一度も来なかった。
今年はどうだろうか?
Dscf3787
釣り人少ない、やはり今年もダメか。。

日も高くなり炎天下の釣りを覚悟したが、ここは海風が吹いてあまり暑さを感じない。
 
期待が持てないまま仕掛けを投入すると、一投目から釣れた。
Dscf3789
おお、いいじゃん!
その後も続けて釣れるが、数匹釣るとアタリが止まる。
 
移動しながら探ってゆくと、竿先を絞り込むような引きで良い型が釣れた。
Dscf3791
このサイズが掛かると横走りして楽しい。
 
その後もポイントを探りながら拾い釣り、飽きない程度に釣れる。
10匹に1匹くらい12~3センチの良型が混じった。
 
今日一番。
Dscf3793
 
風が涼しくて気が付かなかったが、いつの間にか腕と足が日焼けして真っ赤になっていた。
これ以上やってると大変なことになりそうなので11時くらいに納竿した。
 
3時間ほどで50匹くらい。
良い時はもっと釣れたけど、まあこれくらい釣れれば充分かな。
 


 

2018年7月16日 (月)

鉄砲沢から新山沢

 7月14日大血川の沢を歩いてきた。

 
西谷の支流鉄砲沢(桶木沢)を詰めて東谷支流の新山沢を下降するルート。
 
ルート図
  
早々に梅雨が明けて連日の猛暑。
この暑さの中、低山の尾根歩きは熱中症が怖い。
やはり夏は沢だろう。
 
本当は釣りがてら奥秩父の沢を歩こうと思っていたのだけど、好天の連休はどこの沢も人が入っているはず。先行者を気にしながら窮屈な沢歩きはしたくない。
ならば、釣り人の入らないマイナーな沢を歩こうと考えたのである。

朝7時に林道の駐車スペースを出発。
 
車道を少し歩いてから西谷に降りる。
取水施設の橋を渡ると対岸に滝が落ちているのが見える。
Dscf3688
一見、沢に見えるが、これは東谷で取水した水の放水口。
 
そこから少し上流に歩いた所が鉄砲沢の出合い。
ここから沢を遡行する。
Dscf3690
すぐにでも流れに浸かりたくなるが、左岸の作業道を辿ってもう少し上流へ。
 
支沢に拓かれたワサビ田跡がある。
Dscf3693
ここから沢に降りる。
冷たい水が気持ちいい。
 
最初の小滝は右から越える。
Dscf3698_2
 
この辺は植栽地、昭和20年に広葉樹を植えるというのは実験的な意味合いがあったのだろうか。
Dscf3701
 
日が差してきた。
Dscf3704
まだ気温も低くて快適。
 
ゴルジュの入り口。
Dscf3708
倒木を使って登れそうだが、右から巻く。
 
次の滝。
Dscf3710
釜をヘツって突っ張りで登れるようだが、ここも左から巻く。
 
ゴルジュ出口のスダレ状滝。
Dscf3712
ここは巻くと大変そうなので右から登る。
簡単だが、上が滑りやすいナメになっていて緊張した。
 
その先は平坦な渓相。
Dscf3715
上流からヒンヤリとした風が流れてきて涼しい。
休憩していると汗が冷えて寒さを感じるほど。やっぱり夏は沢に限る。
 
Dscf3717
 
滝も簡単に越せるので超安楽。
Dscf3718
 
Dscf3720
気持ちよく遡行していると、かすかに生臭い匂いが流れてきたような?
念のためホイッスルを・・・・
 
あぁっ、いけね~!ホイッスル忘れた!
・・というか、先日大ドッケに行った時に紛失してそのまま忘れてた。。

仕方なく手を叩きながら遡行する。
なんかあまり効果なさそう。。
 
少し行ったところで上から落石の音。
慌てて木の陰に身を隠すと、10mくらい先をガラガラと石が飛んで行った。
大きいものは漬物石くらいあった、あんなのが直撃したらタダでは済まなかった。
 
ひょっとして、さっきの匂いはカモシカだったのだろうか?過去にも何度か石を落とされた事があるが、沢ではクマより性質が悪いかもしれない。

炭焼き小屋の跡。
Dscf3727

徐々に水が細くなってゆく。 
Dscf3729
 
日が高くなるとハルゼミが鳴きだした、そろそろ終わりが近いようで今一つ元気がない。
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二股を右へ。
Dscf3734
この辺で水が枯れる。
 
次の二股、水は無いが沢型は右。
Dscf3737
 
また分岐、左の沢床が低いが地形図を見てこれも右。
Dscf3738
 
すぐに枯れ滝。
Dscf3742_2
楽勝で登れる、と思ったら最後の1mでホールドがグラついた。
ビビってしまい、戻って右から巻く。
 
その上で一瞬水が復活、この先取れるかわからなかったので一応汲んでいく。
Dscf3744
 
この日はあちこちでウスヒラタケが腐っており、これは唯一マトモな個体。
Dscf3750
量が少ないので採らなかった。
 
こういう感じのガレた登りが延々と続く。
Dscf3753

退屈な上に、水が枯れてからは暑さがこたえる。
Dscf3754
直接日が当たらない分多少はマシだが、風も通らず湿度も高くてツラい。
 
本筋は右だが、ガレを歩くのに疲れたので左の窪から尾根に逃げる。
Dscf3755  
 
ひと登りで長沢山の北東尾根に乗った。
Dscf3756
予定通り、1590を過ぎて最後の登りにかかる手前の平坦地に乗ることができたようだ。
我ながら上出来。(笑)
 
時間は11時、長沢背稜に登るつもりはないのでここで早めの昼食。
 
・・しかし、ここはハエが凄い!
羽音がうるさく感じるくらいの数がいる。顔の前で手を振ると簡単に2~3匹のハエが捕まる。
去年和名倉山に行った時もすごかったがここも負けていない。
どうやらこの時期の秩父の尾根はハエが大発生するらしい。

あわただしくおにぎりを食べて、タバコに火をつけたら3分の1ほどに減った。
タバコの毒性って相当なものなんだろうな、と改めて思う。
 
休憩の後、尾根の反対側を下ってゆく。
Dscf3758
いい具合に斜面を斜めに下って行く踏み跡があった。
これを拾って電光形に斜面を降りてゆく。
 
広い斜面を下ってゆくと
Dscf3759
 
緩い窪状に導かれ
Dscf3760
 
そのまま沢になった。
Dscf3762
 
こちらもガレ気味だが、すぐにしっかりと水が流れ出した。
Dscf3765
水が出てくると急に涼しくなる。
 
傾斜も緩くて快適に下れるが、浮石が多いので足を捻らないよう慎重に下った。
 
支流を合わせると水量が増えて
Dscf3767
 
最初の滝。
Dscf3771
 
特に危険なところも無く、簡単に下って本流との出合いに到着。
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この下からは演習林の作業道が拾えるのでこれを辿る。
Dscf3777
 
堰堤で沢を渡るとすぐに林道に出て
Dscf3780
 
あとは林道を下ってゆくだけ。
Dscf3781
この道で今年初めてヒグラシの声を聴いた。
 
林道入り口のゲートに「立ち入り禁止」の札がこれでもか、と貼られていた。
これは通行禁止になった酉谷山への登山道に入らないように、との事だと聞いたが、釣りなどで通る際も注意した方が良いかもしれない。あくまでも自己責任で。
 
14時すぎに車に帰着。
思ったより簡単なルートで、沢登りとしてはちょっと物足りないかな。
保険で持っていったザイルもハーネスも全く出番がなかった。

それでも、この時期に低山で涼をとれるのは沢ならでは。
この夏は安楽な沢をいくつか歩いてみようと思う。
 
 


 

2018年7月 3日 (火)

栗原川 ツバメ沢からケヤキ沢へ

 フライング気味に梅雨明け宣言が出された6月30日~7月1日、一泊で足尾の沢を歩いてきた。

栗原川を遡行し、支流のツバメ沢を詰めてケヤキ沢を下降する周回コース。

ルート図

今回はなんさん、Sさんと3人での山行、Sさんとは以前井戸沢でご一緒させていただいた事がある。お二人ともベテランの沢屋で、私は2人に連れて行ってもらう形。
 
金曜の夜に東京を立ち、白沢の道の駅で入山祝いをしてから仮眠して早朝に出発。
栗原川林道を走って入渓点へ。

ちょうど下降点にある駐車スペースから沢への踏み跡を下って行く。
00180001
この道、尾根伝いに下ってしまうと末端が崖になっているらしい。なんさんは昨年来た時に3ピッチの懸垂を強いられたそうである。
今回は尾根の左側の広い斜面につけられた踏み跡を辿って問題なく沢へ降り立った。

急斜面を下った先は意外に広い河原。
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毛鉤を振ったら気持ちよさそうなゴーロと、白い岩盤のきれいなナメが続いていた。
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明るいナメ床の沢を気持ちよく遡って行く。
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天気も良くて実に気持が良い。

いつも秩父の井戸の底のような沢ばかり歩いているので、こんなに明るく開放的な沢は異次元の世界である。

美しいナメを堪能しながら歩いてゆくと右岸の台地に石垣が見えた。源公という集落の跡だそうだ。
 
源公の滝。
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遡るにつれ、川幅が狭くなって落差が出てくる。
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不動沢出会いが近くなるといよいよゴルジュ帯の入り口。
ここは手前から大高巻きになるのだが、せっかくなので大膳の滝を見にゆく。
 
大膳の滝。
Dsc_0016  
胸まで浸かって左から取りつけば登れるそうだが、その先にも難しい滝があるらしい。
我々はゴルジュ突破が目的ではないので、大人しく戻って右岸の斜面に取りつく。
00360002  
結構な急斜面をヒイコラ登ってゆくと古い道が現れて集落跡へ導かれた。
ここが円覚集落の跡。かなり大きな集落であった事がしのばれる。
 
そこから尾根を少し登ると右手に大きな滝が見えてくる。
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これが円覚の滝。地形図では不動滝と記されているが円覚滝が正しいようだ。
 
滝の上が円覚停車場跡の平地。
ここに索道の基地があったとの事、なんでも水車の動力で索道を動かしていたのだとか。
作られたのは明治の頃だそうだが、よくそんな技術があったものだと思う。
昔の人はすごい。

滝上、ここに水車があったのだろうか。
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この不動沢から尾根越えで本流を目指す。
対岸に古いロープが下がっているが、ここから上ると1105のピークに登らなければならないので、不動沢を少し遡行し、1105峰の南東のコルを乗り越して本流に降りる事にする。
 
その前に、ここまで良いペースで来れているので、不動沢を釣り上がってみた。
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そこそこ反応は良いが、釣れてくるのは7寸平均で少々物足りない。
ここは釣り人が多いのでかなり抜かれているのだろう。
 
適当なところで切り上げて本流へ移動。
 
左岸の斜面を上がって尾根に乗ると、明確な道が通っていた。
道は栗原川本流の右岸沿いに斜面をトラバースしており、これを少し辿った先の広い尾根を下って沢床に降りる。
降りたところが滝の上のテン場適地。

早速ビールを冷やしてタープを設営。
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その後、なんさんと2人で、夕食用のイワナを釣りに行く。
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すぐに7寸クラスが続けて釣れた。
これは楽勝だと余裕ぶっこいてたら、その後はバラしたり掛け損なったりで、結局なんさんが釣った良型1匹だけしかキープできなかった。。

貴重な1匹はSさんが刺身にしてくれた。
 
夜は焚き火を起こして、飯を食い酒を飲む。
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火を囲んで酒を飲むという至福の時間、やっぱり沢は楽しい。
 
日が暮れた頃から雷鳴が聞こえてきて、一雨来るかな?と思ったら猛烈な雷雨に見舞われた。
タープに避難して飲み続けたが、外が白く見えるほどの雨で、帰って聞いたらこの辺りは時間100㎜級の豪雨だったらしい。
 
明らかに大きくなった沢音を聞きながらシュラフに入るとすぐに眠ってしまった。
 
翌朝は5時起床。昨夜の雨もすっかり上がって青空が広がっている。
 
早起きしてSさんが焚いてくれたご飯を食べて7時に出発。

すぐに右から入るツバメ沢を遡行する。
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広い二股を右へ、特に難所も無く順調に遡る。
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上部はV字状の狭い谷。
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地形図を見て現在地を確認しながら歩くが、沢は尾根を歩くのとは勝手が違って難しい。
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稜線が見えてきた辺りから左手の尾根状に逃げ、最後は低い笹の繁る斜面を登ってあっけなく林道に出た。
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ちょうど9時。
予定通り林道ツバメ沢支線の入り口付近に出ることができた、いつもながら沢屋さんの読図力はすごい。
 
小休止の後、林道を少し下ってケヤキ沢へ。
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広い窪を下ってゆくと沢型が現れ
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水が出てきて沢になる。
 
この沢も所々でナメがある、下りは滑りやすいので注意しながら歩く。
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水量が増えてきた沢を下り、視界が開けたところが大滝。
 
ここは一度右に巻いてから懸垂で右岸のガレたルンゼに降りた。
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(なんさん撮影)

30mの大滝、下部がナメになっていてなかなかの美瀑である。
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さらに下ってゆくと水が消える、ゴルジュやナメ床も涸れていて、さっきまでの水はどこを伏流しているのだろう?と不思議に思う。
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しばらく涸れ沢を下ると突然といった感じで水音が聞こえてきて、一気に流れが復活する。
ここから全水量が流れ出ていた。
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ここからは特に悪い所も無く、最後はきれいなナメを下って、
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本流に出合う。
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昨日の下降点まで美しいナメを楽しみながら歩いて
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踏み跡を登って駐車地点に帰りついた。
 
まだ14時半、予定より早く下山できたが、帰りは関越の事故渋滞にハマって、家に着いたのは19時を過ぎてしまった。
 
 
夜に雷雨があったが、行動中ずっと好天に恵まれたのは良かった。
関東髄一と言われるきれいなナメを堪能した2日間、実に楽しい沢旅だった。
 
 
連れて行ってくれたなんさん、Sさん、どうもありがとうございました。



 

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