解禁釣行2018
4月7日土曜日、今年初めて渓流釣りに行ってきた。
朝7時、入渓点に到着。幸い先行者の車は無し。
予報では午前中から晴れるとの事だったが、山間には雲が低く垂れこめて今にも降り出しそう。
ただ気温は思ったより高く、釣りをするにはちょうど良い天気。
準備をして川への踏み跡を下って行くと、前夜の雨で湿った斜面でスリップして尻もちをついてしまった。
忘れてた、今日は沢靴だったのだ。
川に降りるともう木々が芽吹き始めていた。今年は季節の進みが早い。
渓はもうすっかり春本番の装いである。
ミソサザイの囀りを背中に、久しぶりの竿の感覚を確かめながら釣り開始。
最初のうちは毛鉤が思い通りに流せずに苦労したが、練習のつもりで10分ほど同じポイントで振っていたら大分感覚を取り戻してきた。
すると、次のポイントでいきなり水面に飛沫が上がった。
が、これは空振り。
多分チビヤマメが咥えそこなったのだろう。
それでも魚の反応にテンションが高まる。
すぐ先の小さなポイントでまた出た。
流心の脇を流れる毛鉤に派手に飛びついてきた。
今度はしっかり掛かった、一瞬魚の手ごたえを感じた途端チビヤマメがすっ飛んできた。
ヤマベサイズ。(笑)
それでも今期の初ヤマメ、ボウズだけは回避できた。
瀬尻だけでなく、流心の脇、落ち込み横の巻き返しや岩影のタルミなど、どこを流してもこのサイズが飛びついてくるのでどうにもならない。
大きいのは全部抜かれているのだろうか。
まあ、全然反応が無いよりはいいか。
気分転換にちょっと竿を置いて一服。
それにしても良い季節になった。
芽吹き始めた木々の淡い色が目に染みる。
草木染のパッチワークのような山肌にヤマザクラやツツジが彩を添えて、まさに山が嗤っているよう。
そろそろアカヤシオの便りも聞かれるようになり、釣りなんかしていて良いのだろうか?という気もするが、今日は年に一度のヤマメ釣りを楽しもう。
どうせ上に行けば誰かが入っているはずなので、あまり先を急がずじっくりポイントを探りながら釣り上がる。
谷が狭まって落差のある区間を過ぎると再び瀬が続く。
この辺から少しサイズアップしてきた。
と言っても6寸くらい。(笑)
これでもここでは標準サイズかな、車道沿いの激戦区なので贅沢は言えない。
少し広いポイントに慎重にアプローチし、水面を叩かないよう丁寧に毛鉤を振り込む。
白泡の消える辺りで銀色の魚体が反転するのが見えた。
落ち着いてアワせると、今日初めて竿先を絞り込むような引き。
寄せてみたら7寸くらいで思ったほどではなかったが、今日一番のヤマメだった。
これは残念ながらカメラを出している間に逃げられてしまった。
ネットがあればこういう事は防げるのだけど、撮影のためだけにネットを持ち歩くのも面倒だし、そもそも私はネット自体所持していない。
10年以上前にどこかの渓で失くし、全く必要の無いアイテムである事に気が付いたので再購入する気になれなかったのだ。
その後、また6寸クラスを追加。
さらに釣り上がったところで先行者を発見して納竿した。
3時間ほどの釣りだったけど、予想以上に反応が良くて楽しめた。
型は出なかったけどこれは腕のせいだろうと思う。
今日掛け損なったり、見切られたり走られたりした魚も、上手い人ならしっかり釣っていたはずである。
源流のイワナばかり相手にしていると釣りの腕は絶対に上達しないのだ。
わかってはいるけど・・次はやっぱりイワナ釣りかなあ。(笑)
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こんばんは^ ^
私も先週末解禁してきました。
ヤマメばかりでしたが釣れただけでも楽しかったです。
私も次回はイワナを釣りに行きたいですf^_^;
投稿: ジョニー | 2018年4月 8日 (日) 20時36分
ジョニーさん
ヤマメ釣りは面白いですね。
純粋に釣りを楽しむのであればヤマメを相手にした方がいいのですが、秩父のヤマメ域は釣り人が多くて落ち着いて釣りが出来ないんですよねえ。。
今年は季節の進みが早いので連休前にイワナ釣りに行こうと思います。
投稿: JICKY | 2018年4月 8日 (日) 21時34分