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2018年2月

2018年2月25日 (日)

品刕 兎岩から白久へ

 24日の土曜日、秩父で荒川水系渓流保存会の総会があった。
総会は午後からなので、その前に半日だけ山歩き。
先々週も登った品刕に別ルートで歩いて見た。

ルート図
(長若中学校から登山口までの車道歩きは記録ミスにより省略)

朝8時20分西武秩父駅発の小鹿野町営バスで長若中学校へ。
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以前は法性寺まで行くバスもあったみたいだが、今は廃止されてここから歩かなければならない。
この学校も数年前に廃校になったと聞く。

ほとんど車も通らない静かな朝の道を歩いてゆくと、地元のおばあさんがニコニコと話しかけてきた。
「観音様に行くんかい?こっからじゃ結構あらいな。まぁ気ぃつけて。」
心の中がほっこりする小さな邂逅も里山歩きの楽しさだ。        

分岐を長若山荘方面へ。
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釜ノ沢五峰への登山口を過ぎてしばらく行くと、養豚場だろうか異臭が漂う畜舎が見えてくる。
今の時期でこれでは夏に歩いたら窒息してしまうだろうな。
 
布沢峠への分岐を過ぎると小さなキャンプ場があり、ここから山道に入る。
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取り付きは実に頼りない踏み跡だが、少し登ると明確な登山道になった。
雑木の斜面をゆっくりと登って行く。
 
すぐに体が暖まり、アウターを脱いでスキンメッシュのインナーと長袖Tシャツ1枚になる。
今日は暖かく、これでも汗ばむくらい。
 
一登りで兎岩に。
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この山域の岩場はとてもグリップが良いのだが、この手すりが無いとさすがに怖い。
 
釜ノ沢五峰の尾根が真横に望めた。
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あれは三ノ峰かな?

 
登り切った尾根の末端で小休止。タバコを1本。
木々の合間から熊倉山方面が見える。 
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そろそろあちらの方の山にも行かなくては。
 
その先は植林帯の登り。
 
岩窟があった。
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安曇幹線の鉄塔を越えて。 
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竜神山へ。
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一度下ってからまた登りが続く、この辺は少々退屈な歩きになる。
 
中ノ沢分岐。
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ここからは前回歩いたルート。
 
すぐに文殊峠。
前回はパスした天体観測所に上がってみる。
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ここはなかなか良い展望スポットだった。
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両神山を眺めながら早めの昼食休憩を取る。

前回は一度林道を下って尾根に取り付いたのだが、ここからも尾根伝いに踏み跡が続いていたのでこれを辿ってみる。
細かいアップダウンがあってあまり歩きやすい道ではなかった。やはり林道経由が正解かもしれない。
 
100m弱の登りでまたまた品刕へ。
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冷静に考えてみると、このピークを踏むのは今年早くも3度目である。
ピークハントを目的に山を歩いてる人から見たら、信じられない愚挙なのだろうと思う。
実際、自分でも何やってんだか良く分からなくなってきた。
 
ここからはいつも通り南へ、小さなコブを越えて登り返すと644の小ピーク。
 
「続・秩父藪尾根単独行」ではここから東へ市町境の尾根を歩いた記録があった。
時間に余裕があればそのルートを歩いて仏岩経由で柴原に下りたかったが、今日は2時までに影森に行かなければならない。
こうして宿題を残してしまうとまた来なければならないが仕方ない。
 
ここからは鉄塔巡視路で小ピークも全部巻いて歩けるので楽である。
82号から天宮尾根への分岐を過ぎ、そのまま南に進む、ここも巡視路として整備されており良い道が続く。
 
白久の町が見えてきた、ちょうどお昼のチャイムが聞こえてくる。
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ここまででだいぶ時間に余裕が出てきたので、日当たりの良い尾根の台地で小休止。
 
私は人より水分摂取量が少ないみたいで、冬だと500㎜のペットボトルすら半分くらい余してしまうのだけど、今日は汗をかいたせいかすでに2本目も半分空いてしまった。
 
ゆったりとタバコを吸っていると、下の方からガサガサと落ち葉を踏む音が聞こえてきた。
規則的に聞こえるのでケモノの類ではなさそうだな、と思ったら登山者だった。
こんな山域を歩く物好きがいるとは思わなかったが、相手も同じだったらしく驚いた様子だった。
 
その人が上ってきたのは地形図の破線が西に下ってゆくルートで、鉄塔巡視路の明確な道が尾根を下っていたが、今回は尾根をそのまま下る破線を追ってみる。
 
すぐに三峰線の小さな鉄塔があり、その先も薄い踏み跡が尾根筋に続いていた。
でもなんかヤバそうな感じ。
下に見える町の位置からすると斜度が緩すぎる、しかも下るにつれて前方が開けてきた。
嫌な予感通り、やはり尾根が切れ落ちていた。
 
引き返そうか迷ったが、降りられないような傾斜でもない。
イザとなったら登り返せばいいや、とそのまま下る。

左側は崖で、右の斜面寄りに下りたいところだが、意味不明の古い金網が水平に延びてそれを阻んでいる。
仕方なくやせた尾根筋を木に掴まりながら恐る恐る通過。
尾根筋には踏み跡のようなものが見えるが、怖いのでそこからは西側の樹林帯の斜面を下る。
 
落ち葉と藪に埋もれた切れ切れの道型をつなぎ、藪をかき分けながら下ってゆくと民家の裏庭のような所に降りてしまった。
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こういう終わり方は好きではない、自分的には失敗である。

「スミマセンちょっと通らせてください」と心の中で謝りながら民家の横を通って道に出た。
 
国道へ下ってゆくと庭先に植えられたロウバイが満開だった。
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雪シロの影響か、少々増水気味の荒川を渡って
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白久駅へ到着。
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その後、影森に移動して総会に出席した。
ここ数年、会員の減少と高齢化が進み、飼育池の維持管理などの難問が山積で存続も危うい状況になりつつあるのだが、秩父在来種のイワナを守るために私も微力ながら何かお手伝いできればと思っている。

総会終了後は懇親会。
焼肉一番館でホルモン焼きを堪能した。
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山歩きの後のビールと肉は本当に美味い。
 
山の話、渓の話に花が咲き、ついつい飲み過ぎてしまった事は言うまでもない。
 
 



 
 

2018年2月12日 (月)

伊豆沢右岸尾根

 日曜日、またしても品刕の山域を歩いてきた。

前回ルートミスしたリベンジをかねて、十津川村さんオススメの武州日野に下る尾根を歩いて見たかったのだ。
前回は左岸尾根を歩いたので、今回は対岸の右岸尾根で品刕を目指す。
 
ルート図

朝7時西武秩父発のバスで小鹿野へ。
小鹿野警察署でバスを降り、赤平川を渡って小判沢の集落へ向かう。
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この時間でもほとんど寒さは感じない、今日は穏やかに山歩きが出来そうだ。

集落の外れにある神社にお参りして
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その裏の踏み跡で尾根を目指す。
が、踏み跡はしばらく沢沿いを辿った先で消えた。
仕方なく、いつも通り斜面をテキトーに登って尾根を目指す。
たまにはちゃんとしたルートで尾根に乗ってみたいものだ。
 
尾根に乗ってすぐの465ピークに祠があった。
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どこからか踏み跡が上がって来ていたが、この道はどこから来ているのだろう?
集落の中から上がれる道があったのだろうか。
 
この踏み跡を追って尾根を進む。
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登りの北向き斜面には雪が残っていたが、滑り止めを付けるほどではない。
 
この先、450m圏の破線分岐は慎重に。
分岐のピーク手前に巻き道があり、上手い事南に下るルートに乗る事が出来た。
 
小さなアップダウンを繰り返して南に進むと、右手に送電鉄塔が見え、ほどなく西から鉄塔巡視路が上がってきた。
これが地形図上の破線の道だろう。ここからは急に道が良くなる。
東電ポールのおかげで502ピークの分岐も迷わず南西に進み、黒部幹線651号鉄塔に到着。
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ここで小休止。
歩いていると暑いくらいの陽気で、春山の服装でも汗をかいた。
給水して、目の前の両神山を眺めながらタバコを1本。
 
先ほどから秩父市方面でヘリの音が続いている、何かあったのだろうか。
 
その先の小ピークに小鹿野町の図根点があり、伐採されて好展望。
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春霞に浮かぶ武甲山と子持山大持山。
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ここから先、522峰で東に下る巡視路を分けると、今まで残雪に付けられていた足跡が無くなった。
どうやら足跡の主は鉄塔関係の人だったようだ。

521峰への登りは小動物のトレースを追う。 
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こちら側はまだ安曇幹線のバンザイ鉄塔が残っていた。
 
その先は単調な1本尾根。
何故かこの尾根上は所々皆伐されていて、無駄に展望が良い。
 
両神山と二子山。
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布沢峠への分岐。
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ここからはハイキングコースになる。
 
道は良くなるのだが、尾根筋を巻くルートは雪の残った斜面のトラバースで逆に歩きにくい。
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こんな道も動物がしっかり辿っているのが面白い。
 
大きなモミの木があった。
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すぐに神社があり文殊峠に到着。
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ここで一旦林道に出て少し歩いてから再び尾根に乗る。
一登りで日当たりの良い小ピークに上がり、品刕が目の前に見える場所で昼食休憩をとった。
今日は風も無くて本当に暖かい、このままここで昼寝をしたい気分である。

根が張る前に歩き出す。
ヤセ尾根を登って
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品刕に到着。 
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ここから先は慎重に。
 
先日間違って下ったルート。
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正解ルート。
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思い出した、ここでコンパスを見て一度は正しい方向に下ったのだった。
 
その後でこれを見て。
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82号を目指さなければいけないのに83号方面に向かってしまったのだ。
 
あれ?でも降りたの84号じゃなかったかなあ?
 
今回は正しいルートを辿って。
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82号へ。
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そのまま巡視路で81号へ。 
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安楽に行けるかと思いきや、この道は巡視路にしては荒れている。 
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この桟道、腐っていて渡れないし。。
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仕方なく尾根で巻くと祠があった。
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真新しいワンカップがひっくり返っていた、獣に飲まれたかな?
 
ここまでは問題なかったが、この先は本当に難しかった。

まず、すぐ先の小ピークで北東に延びる尾根に引き込まれそうになる。
が、ここは展望が良く、東の方に見えるゴルフ場と南東に下る尾根型が確認できたのですぐに修正。
正解方向のぼんやりした尾根型を下る。
 
こまめに周りの地形と地図を見て現在地を確認しながら進み、小さなピークに登る。
南西に下る明確な道をかろうじて見切り、東へ。
かすかな踏み跡を追って鞍部に下り、軽く登り返す。ここが521のピークのはず。
 
しかし、ここからの下りはほとんど迷路。
 
とりあえず南東方向の尾根にはどうにか乗れたが、そこからさらに南南東に下る所が難しい。
もうホントわかんない・・(泣)
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目的のルートへの下り口が分からずに末端まで行ってしまう。
気が付いて引き返したまでは良かったが、戻ってみてもどこから降りていいのかさっぱり。。
 
もしかして全然違う場所にいるのでは?とGPSを見たくなるがガマン。

下に延びているはずの尾根型を探して、南側の斜面を覗きながらさまよった末、一番はっきりした踏み跡を信じて下ってみる。
結構な斜面、これ登り返すの大変だよ・・
 
もう、間違っててもこのまま行って地形図の破線を辿って下っちゃおう、という覚悟で降りてゆくと、やはり踏み跡は消えてフカフカの斜面になった。しかも沢に向かっている。
うわー、これ無理だ、ここは降りらんねー。
と左手を見ると、いつの間にか尾根型が現れて目的方向に続いているじゃないの!
 
くそー、あっちだったか。。
ちょっとトラバースできそうも無かったので泣く泣く登り返す。
と、10mほど登った所で正解尾根に向かって伸びる踏み跡を発見、これを辿って尾根に乗った。
 
ちょうど尾根の鞍部に乗って、そこから少し登った所がまた分岐。
これはコンパスを見て東へ。
 
その先はもう迷う事は無く、三峰線の41号鉄塔に到着。
ホッとしてへたり込んでしまった。
81号鉄塔からここまでの区間で何十回地図見ただろう?歩いている時間より地図とにらめっこしてる時間の方が長かった。難しすぎる。

このルート、初見で間違えずに歩けたら神だな。

鉄塔からは迷う事もなく、無事に麓の稲荷神社に下山。
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車道を越えて荒川左岸の歩道を東へ歩き、
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日野鷺橋で荒川を渡って武州日野駅に帰着。
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いやはや、予想通り手強いルートだった。
正直言って私の読図力では一杯いっぱいだった。

ただ、難しかったけど本当に面白かった。
何とも言えない充実感に浸りながら駅のベンチに座っていると、いくらも待たずに登り電車がやってきた。
 
 

 

2018年2月 6日 (火)

雪の低山縦走

 4日の日曜日、奥武蔵の低山を歩いてきた。
アップするのが遅れたのは飲んだくれていたからである。

ルート図

今回は直前まで行き先が決められなかった。
雪が残っているだろう中、ルート探しに難儀しそうな尾根歩きは躊躇われる。
あまり標高の高い山に登る装備もない。

なので今回は大人しく奥武蔵のハイキングコースを歩くことにした。
天覚山から飯能アルプスと呼ばれる稜線を歩いてスルギまで行き、ついでに子の権現で足腰の健康を祈願して来ようと思う。

今回は安楽なコースなのでゆっくり出発。
山歩きとしては遅すぎる9時過ぎに東吾野駅に降り立った。

駅前では高齢者の団体が準備運動中。
雪でハイカーも少ないだろうと踏んでいたのだが関係なかったようだ。
 
幸い団体さんは国道の方に歩いて行った、ユガテから北向地蔵の方に行くのだろう。
天覚山方面に行くのは私一人、とりあえずは静かな山歩きが出来そうだ。
 
思ったより雪は少ない。
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5分ほどで尾根ルートと沢沿いルートの分岐、なんとなく沢沿いルートに入ってみたが、どうも両ルートの中間に延びる尾根が気になる。
簡単に取り付けそうな緩い斜面が「こっちにおいで」と誘っているように見える。
すぐ先で尾根に向かう作業道を見つけ、吸い込まれるように入り込んでしまった。
 
今日は大人しく登山道を歩くつもりがいきなりの挫折である。
 
作業道は尾根を回り込んだところで消え、適当な踏み跡を拾いながら尾根に乗った。
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枯れススキが少々うるさいが雪も少なくて問題なく登れる。
 
少し登った所で鉄塔巡視路が右から上がってきた。
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71号鉄塔。
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さらに72号への道が続いており、これを辿るとすぐに尾根ルートの道と合流する。
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1時間で天覚山に到着。
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さほど広くない山頂は5人ほどのパーティに占領されており、写真を撮っただけで出発。
 
再び植林の尾根道を歩き
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大高山に。
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やけに立派な標識の裏で小休止。
タバコを1本吸っている間に少し雲が出てきた。
 
ここから北斜面の下りで雪が現れる。
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ここまでほとんど雪が無かったのでちょっと緊張する。
 
西に向かうにつれて雪が多くなってゆく。
標高は大して変わらないのにどういう訳だろう?
 
前坂に到着。
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ここからスルギ方面は誰も歩いていない様子。
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まっさらな雪の上にザクザクと足跡を残しながら歩くのは気持ちが良い。
 
林道に出る。
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車の轍の横に一人分の足跡が現れ、スルギへの破線路に向かっていた。
いつの間にか雲が厚くなり、チラチラと雪が舞いはじめる。
 
林道を外れて山道に入った所で長靴のオッチャンが下ってきた。
この先の雪の様子を尋ねると結構あるとの事。
まあ、長靴で歩ける程度なら問題ないだろう。
 
オッチャンのスパイク長靴の跡を逆に追いながら進む。
気が付くと林道から続いていた足跡は消えていた、途中で引き返したのかな。
ん?でも入り口には入って行く足跡しかなかったよなあ?

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次第に雪が強くなってきて合羽を着る。
予報では一日晴れのはずだったのに・・
 
あられ状の雪がパラパラと合羽を叩く。
気軽なハイキングのはずが修行のようになってきた。
出来ればどこかでエスケープしたい状況だが、スルギまで行かないとマトモなルートは無い。
途中から中沢の方に下るルートがあるにはあるが、そっちに降りると帰りが面倒だ。
仕方なく修行を続ける。
 
黙々と歩いてスルギに到着。
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時間は1時過ぎ、修行に専念していて昼飯を食っていなかった。
腹は減っているが、腰をおろせる乾いた場所が無い。
仕方なく立ったままエナジーバーを齧って空腹をしのぐ、ますます修行色が濃くなる。
 
ここから吾野の方に下ることも出来るのだが、それだと車道歩きが長くなってしまう。
もう子の権現までいくらも無いのでそのまま進む。
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多少空が明るくなり、雪も小降りになってきた。
 
最後の林道の手前が吹き溜まりになっていた。
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なんとか子の権現に到着。
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いつの間にか仁王像が派手になっているような?
 
無事に足腰の祈願も済ませ、お守りも購入。
これで今年一年無事に山歩きが出来るはず。
 
西吾野への下山路はたいした雪もなく、問題なく下ることが出来た。
 
国道から駅への坂道を歩いている途中で上り電車が出て行ってしまった。
前にも同じような事があった、どうもこの駅とは相性が悪いようだ。



 

 

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