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2018年1月 4日 (木)

品刕

 3日、品刕(しなしゅう?ひんしゅう?)という山に登ってきた。
 
ルート図

朝5時に家を出て6時48分西武秩父駅に到着。
7時発の小鹿野車庫行きのバスを待つ。
 
・・・・あれ?バス来ないけど。。

停留所の時刻表をよく見ると、今日までは特別ダイヤで小鹿野行の始発は8時25分なのだった。。
そういえばネットで乗り継ぎを確認した時に「年末年始の時刻表は運行会社に確認してください」って書いてあったっけ。
うっかりしていた、なんでこんな大事なことを確認しなかったのだろう。
 
後悔しても仕方がない。駅の待合室で時間をつぶして8時25分のバスに乗る。
 
9時に原町バス停着、ここから歩き出す。
 
風殿(ふっと)大橋で赤平川を渡る。
Rimg4194_640x480_2
目指す伊豆沢左岸尾根が見えてきた。
 
「続・秩父藪尾根単独行」の記述を頼りに突き当りを右に行くと、すぐに擁壁に付けられた階段があった。
Rimg4195_640x480_2
ここから尾根に取り付く。
 
藪っぽい踏み跡を登るとすぐに墓地があり、ここで道が消える。
右手のけもの道のようなうすい踏み跡を辿るが、すぐにこれも消えた。
大した傾斜でもないので、無理やり斜面を直登して尾根に乗る。
Rimg4196_640x480_2
尾根上には明確な道があり、一登りで立派な祠の立つピークに着いた。
Rimg4198_640x480_2
多分、もう少し尾根を回り込んだ所に正規の入り口があったのだろう。
ただ、この手の無駄足は嫌いではない。
 
その先も明確な道が続き、快適に歩ける。
Rimg4201_640x480
スタートで出遅れたので少しペースを上げて歩く。
日が短い時期なので、下山が遅くなってヘッデンで下降するような事だけは避けたい。
 
安谷さんはこの対岸のルートを半日コースだと言っていたが、鬼のような健脚を持つ人の話なのであまり信用しないほうが良い。
 
黒部幹線の鉄塔に到着。
Rimg4202_480x640
 
10時に安曇幹線の鉄塔跡地に到着。
Rimg4203_640x480
ここは大平戸山と言うらしい。
 
白く化粧した両神山が見えた。
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展望は良いのだけど、北西の季節風が強くて寒い。
休憩する気にもなれず先を急ぐ。
 
この尾根は里が近いので、かつてはかなりの往来があったのだろう。
小ピークや、かつての峠道だったらしい鞍部にはそこここに山の神が祀られていた。
これもその一つ。雨避けの波板で覆ってあって、今も大事にされている事が分かる。
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壊れたアンテナ。
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これは麓の集落の共同アンテナだったのだろうか。
 
矢印の刻まれた石標。
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屋根が無くなった石祠。
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山日神と読むのだろうか?
Rimg4214_640x480
 
道は明瞭だが、支尾根にも同レベルの道が付けられているので間違えないように慎重にルートを取る必要がある。
特に東方向に延びる尾根には何度か騙されそうになった。
今回は道に迷っている時間は無いので、怪しそうな分岐では必ず地図とコンパスで方向を確認したが、場所によっては5分おきに地図を見るようで忙しい。
その都度、強い風に地図を飛ばされそうになる。
 
11時半、空腹に耐えられず、天狗堂山と呼ばれるらしい616ピークの手前で小休止。
風裏になる斜面に寄り掛かるようにしておにぎりだけの昼食。
お湯を沸かして暖かいものを口にしたかったが、ストーブを置ける平地がない。

ここまで、急がなくてはという気が先に立って、一度給水しただけでほぼ歩き通しだったが、あらためて地図を眺めると品刕までもういくらもない。
気持に余裕が出て、今日初めてのタバコを1本。
 
昼過ぎに品刕に到着。
Rimg4216_640x480
風はさらに強くなって、冷たい風がこれでもかと吹き付けてくる。
 
寒いので地図で方向を確認しただけで出発。
あとは地図上の破線路を辿って白久まで降りるだけだ。
道を間違えなければ2時過ぎには駅に着けるだろう。
 
ところが、気が緩んだのかこの先でルートミス。
 
644ピークからの下りで東電ポールを見つけて、あとはこれを追っていけば良いと勘違いしてしまった。
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鉄塔に着いて地図を見ると方向が全然違う。
南に下っているはずが西に向かって歩いている。
軽く混乱して現在地が分からなくなった。
仕方なくスマホのGPSを見る。
やはり全然違う尾根に乗ってしまっていた。
 
ここまでしつこいくらい地図を見て方向を確認していたのに、なんでここで間違えてしまうかなあ・・
 
さて、どうしたものか。
時間はあるので引き返しても問題ないが、地図を見るとすぐ下に林道が通っている。
このまま下って林道に降りられれば、そのまま贄川に下山出来そうだ。
毒を食らわば皿まで、とそのまま進んでみる。
 
尾根の末端で真下に林道が見えた。
だがそこはザレた斜面でコンクリの擁壁もある。
落ちて死ぬような高さではないのでそのまま降りてしまおうかと思ったが、念のためにロープを使った方が良さそうだ。
 
ところが、ザックに入っているはずのロープが無い!
この所毎週のように山に行っていたので、中身を入れっぱなしで確認していなかった。
今日はうっかりが重なるなあ。。
 
無理して怪我をしては元も子もないので、登り返す。
と、右側の斜面の先、林道が右にカープする所は擁壁も切れて傾斜も緩そう。
そこまでは急斜面のトラバースになるが、幸い樹林帯なので立ち木に掴まりながら行けばさほど危険は無さそうだ。
 
慎重に斜面をヘツって進んでみると、藪に埋もれかけた踏み跡が下っており、難なく林道に降りることが出来た。
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ホッと一息。
林道を南に歩いてゆく。
地形図通り、その先少し行った尾根で林道は途切れていた。
 
地図には破線の表記があるがこれは使えるのだろうか?
とりあえず左手の尾根に乗ってみると、尾根には明確な道が付いていて、緩い傾斜で下に続いている。
破線は沢を上流から回り込むように斜面をトラバースしているが、ここは尾根道を下った方が早そうだ。
はたして少し下った先に沢を渡る橋が見えてきて、遊歩道のような道に降りることが出来た。
 
こんな標識があった。
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江戸巡礼古道?こんな道があったのか。
御岳山に続く道だろうか?
辿ってみたい気もしたが、これはまたの機会にとっておこう。
 
沢を橋で渡って舗装路に出ると、入り口にも同じ標識が立っていた。
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やはり一度歩いて見たい道だ。
 
時間も無いので今日のところはこのまま下山する。
 
道を下り始めてふと気が付いた。
「ストックが無い!」
どこで落としたのだろうか?記憶をたどってみる。
どうもロープを探してザックをおろした時にそのまま忘れてきたようだ。
つくづく今日はうっかりが続く。
 
戻って取りに行く気にもなれず、あきらめる事にした。
あの林道に車で入ることが出来れば近いうちに回収に行こう。
 
車道を歩いて三峰口駅に着くと、入れ替わりで電車が行ってしまった。
 
ここまで上手くいかないと、今日はそういう日なのだ、と開き直る余裕も出てくる。
駅前のベンチでシャツを着替え、のんびりタバコを吸いながら40分後の電車を待った。

 
散々な一日だったけど、久しぶりに地図を読みながらの面白い山歩きが出来た。
ここはいつかまた歩いてみたいと思う。
 
 
 







 

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コメント

明けましておめでとうございます。
今年もJICKYさんの記録を楽しみにしております。よろしくお願い致します。

品刕山行、大変な一日だったようでお疲れ様でした。
実は私も2日に家族で、伊豆沢右岸尾根を歩いてきました。2日か3日か迷ったあげく2日にした次第で、場合によっては品刕辺りでばったり行き合ったかも、ですね。

品刕の1キロほど南の地点から南東へのびる尾根がある(JICKYさんのご友人のサイトに詳しい)のですが、この尾根は下りで使うと読図が難しく、本当におもしろいです。私は初訪時は当然のように間違えてしまいました(笑)。お暇な時にぜひ下ってみて下さい。

 いつも札所に行ってしまうので、こっちの尾根に行ったことがないのです。
 展望のきく季節に、この一連の尾根を横断してみたいものだと思っています。
 要注意箇所は、伊豆沢文殊堂から地蔵峠を越えて大指集落へ抜けようとすると、最奥の家で数頭の犬が放し飼いされている点です。

十津川村さん
明けましておめでとうございます。
貴著の記述をもとに同じルートを辿るつもりでしたが、出足で躓いたので白久へ下山に変更し、それすらもかないませんでした。(笑)
なんと、前日に歩かれていたのですね。本当にばったり出会っていたかもしれませんでしたね。
次に行くときは伊豆沢右岸尾根からアプローチしてみようと思います。その際はぜひ南東尾根で迷走してみたいです。(笑)
今年もよろしくお願いします。

安谷さん
地図読み山行としてはなかなか面白いルートでした。次は対岸の尾根を歩いて見ようと思います。
釜ノ沢の方から横断しても面白そうですね、大指の犬には注意します。(笑)

 猛犬群棲地は、大指ではなく、伊豆沢文殊堂の奥です。こちら
http://www.yasutani.com/Yamaniki/kitaccbu/20060401.htm
にテキストとトラックログがあります。
 このログに記載の旧荒川村からの取り付き点にはイノシシよけの網が張られてしまい、今は通れません。

安谷さん
なるほど、猛犬がいるのは文殊堂側ですか。
今でも同じような状況だと、ちょっと通るのは憚られますね。
行くときは気を付けます。
昨日、釜ノ沢五峰を歩いてきましたが、この辺の里山はなかなか面白いですね。
近いうちにまた歩いて来ようと思います。

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