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2018年1月22日 (月)

三合落

 日曜日、両神の三合落(さんごうつ)という山に登ってきた。

ルート図
(*リンク先のURLが違ってました、スミマセン)

この山、昭文社の山と高原地図では両見山と記されている。
かの原全教氏も著書でそう記しているとの事だが、地元の両神村では昔から三合落と呼ばれていたそうで、両見山はそこから北北東に延びる尾根上の748ピークの事を指すそうである。
昔から住んでいた人たちがそう呼んでいたのに、後から余所者が勝手に呼び名を変えてしまうなどというのはヒドイ話である。
なので、この記事では三合落とさせていただく。

 
朝6時45分、薬師の湯バス停で日向大谷行きのバスを待つ。
Rimg4191_640x480  
・・・・・
またしてもバス来ないんだけど・・・(汗)
 
正月の事があったので、まさか日曜日は始発が無いなんて事はないよなあ?と時刻表を見るが何も書いてない。
スマホでネットを再度調べてみるもそんな事は書いていない。
電話して確認しようか、と思っていたら4分遅れでバスが来た。
ああ、良かった。
 
乗客は私一人。
浦島口で降車ボタンを押すと、運転手さんが怪訝な顔で「浦島口で良いんですか?」と聞いてきた。
山登りの恰好をしていたので、当然終点の日向大谷から両神山に登るものと思っていたようだ。
「ここから両神山に登るの?」と聞くので、「いえ、三合落から四阿屋山の方に戻ります」と答えたが、よく分からなかったようで不思議そうな顔をしていた。
 
バス停から沢沿いの林道で浦島を目指す。
Rimg4192_640x480
 
林道を延々と歩くのはかったるいので、この辺から適当に尾根に取り付いてしまっても良かったのだけど、昔の修験者たちは浦島の両神御嶽神社から両神山に登ったらしいので、その道を辿ってみたい。
 
氷点下の冷え込みの中、林道を歩いてゆくと三合落と思しき山が見えてくる。
Rimg4194_640x480
奥の稜線上の双耳峰が三合落。その手前に見えるのが両見山と思われる。
 
林道沿いの集落から薪を燃やす煙の匂いが漂ってくる、なんとも良い雰囲気である。
・・などと気分よく歩いていたのも最初のうちだけで、しばらく行くと林道は斜度を上げて山腹を登り始める。
山道と変わらないような急坂を登るうちにうっすら汗をかいてきた。一度ザックをおろして中に着ていた薄手のフリースを脱ぐ。
 
林道の終点の集落でちょっと迷いながら両神御嶽神社の里宮(金剛院)に到着。
Rimg4197_640x480  
登山の無事を祈願してから、登り口を探す。
 
民家の敷地のような所を通らせてもらって、神社の裏手に出ると小さな墓地があり、その上に藪に埋もれかけたブル道が上に続いていた。
これを使って尾根を目指す。
Rimg4200_640x480
 
予想通りこの道は林道の支線につながっていた。
Rimg4201_640x480
林道に上がった所でアウターシェルも脱ぐ。
気温は低いが風が無いので今日は薄着で歩いても問題なさそうだ。
 
ここから尾根に取り付いたが、
Rimg4202_640x480
 
尾根に上がってみたら、すぐ先のカーブから簡単に上がれる道が付いていた。
Rimg4203_640x480
 
大きなコナラの木。
Rimg4204_480x640
 
主尾根に乗るとちょうど二つのピークの鞍部に出る。
南側の748ピークに両神神社の奥の院が建っていた。ここが本来の両見山。
Rimg4206_640x480
 
ここからは明確な道が尾根上に続く。
Rimg4209_640x480
 
順調に歩いて、8時40分892ピークに到着。
ここで小休止。風が無いので日差しのぬくもりが感じられる。

目の前に見える三合落まではかなりの急坂。
Rimg4214_640x480
 
最初はこんな感じで普通に歩けたが・・
Rimg4215_480x640
 
二次曲線的に傾斜がキツくなり・・
Rimg4216_480x640
 
最後はほとんどクライミングになる。
立ち木や根っこに掴まりながら三点確保でなんとか登る感じ。
尖った尾根の右側は切れ落ちた崖で、落ちたらまず助からない。
正直、恐ろしくて写真を撮っている余裕も無かった。
 
「秩父藪尾根単独行」ではここを下っており、ネットでも下った記録が見られたが、マトモな神経でクライムダウンできるような所ではない。
高所平気症の人以外はここを下ろうなどと考えない方が良い。
 
どうにか三合落に辿り着いてホッと一息。
Rimg4218_640x480
拭った汗の半分は冷や汗だったかもしれない。
 
両神山が間近に見える。
Rimg4222_640x480
あのギザギザの稜線をあそこまで歩くのはまさに修行である。
あんなヤバい場所が出てくるようだと、私には絶対に歩けない。
山岳信仰恐るべし。
 
小休止の後、来た道を少し戻って四阿屋山に続く尾根を下ってゆく。

地形図ではかなりのヤセ尾根に見えるが、思ったほどではない。
950m圏の小ピークから下った鞍部に標識と石祠があった。
Rimg4226_640x480
ここが外山峠らしい。
尾根の両側に結構明確な踏み跡が下っていた。
 
その先、ピンクテープがやたらと付けられた鹿よけネットが出てきた。
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何のためにこんなにテープ付けてんだろ?と思いながら進み、あれ?ちょっと下り過ぎでは?とコンパスを見たら北に下っていた。
危ない危ない、ネット沿いに付けられた踏み跡に騙されるところだった。
正しいルートはネットの手前で右に下っていた。
 
相変わらずミスが多いが、多少はリカバリーが早くなったかも知れない。

その先、850m圏の小ピークで早めの昼食休憩。
植林帯であまり気持ちの良い場所ではないが、この先でちょっと面倒な場所があるのでその前に一服したかった。
 
小さな陽だまりに腰をおろしてコンビニおにぎりとカップうどんの昼食。
食後にインスタントコーヒー。
久しぶりにのんびり昼飯を食えた。
 
歩き出すとすぐに鈴の音が近づいてきた、こんな道を歩く物好きがいるのか?と思ったら猟犬である。首に発信機を付けた甲斐犬で、しばらく私の周りをウロウロしていたがいつの間にかいなくなった。やたらと吠え掛かってくるバカ犬じゃなくて良かった。
 
さて、ここからのルート取りがちょっと難しい。
この先で主尾根を外れて東の四阿屋山方面に向かう尾根に乗り換えなければならない。
Photo  
 
慎重に左側の斜面を見ながら歩いてゆく。
と、落ち葉に埋もれた踏み跡を発見。
Rimg4229_640x480
赤いプラ杭があったが、これはどうやら好事家がつけたマーキングらしく、この先正解尾根までの道筋に点々と設置されていた。
 
おかげで簡単に難所を通過、あとは尾根に付けられた明確な道を辿って行くだけだ。
Rimg4230_640x480
 
昼過ぎに四阿屋山に到着。
Rimg4231_640x480
 
入れ替わりで年配のパーティが下って行ったので静かな山頂でゆっくりと一服。
 
ここからの下りでまた膝が痛み出した。
前回までは右ひざが痛んだのだけど今日は左ひざ。
両方いっぺんに痛くなったらしばらく山には行けないなあ。などと弱気になる。
 
出来るだけ楽そうなルートで下ってゆくと、保護柵で囲まれた斜面に一輪だけフクジュソウが咲いていた。
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色の少ない冬の山で花に出会えると嬉しくなる。

膝をかばいながらゆっくり下って薬師の湯に下山。 
Rimg4237_640x480

 
春を感じさせるような陽気で気持ちのいい山行だった。
ただ、明日は関東でも雪が降るようなので、当分は残雪の様子を見ながら安楽な山を歩くことになりそうだ。
 
 




 


 

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コメント

JICKYさん、こんにちは。

三合落に登られましたか。
あの辺りはとんとご無沙汰しておりまして、記録を拝見して山頂直下の急傾斜を思い出してしまい、ぞくぞくしてきました。
主尾根と四阿屋山方面へのびる尾根との分岐点。ここは下りだと迷うだろうな、と思いつつ上ったのを覚えていますが、特に問題はなかったようですね。

一昨日の雪はほどよい具合に積もったようです。サラサラ雪が残っているうちに、どこかゆるゆると下れるような場所を歩こうと思っております。大持山西尾根にしようかな。

十津川村さん
三合落への最後の急登、よく十津川村さんここを下ったなあ、と驚嘆しながら登りました。私だったら絶対にロープを出します、できればハーネス付けて懸垂下降したいところです。
四阿屋山への分岐点はネットで踏み跡があることを確認していましたので、それを見落とさないように、と気を付けて歩きました。
まさかプラ杭のマーキングまであるとは思いませんでしたけど、落ち葉の上からでも道型が確認できるくらい踏まれていましたので、今は歩く人も多いみたいですよ。
 
雪は秩父方面はさほど降らなかったみたいですね。ラッセルにならないくらいの積雪でしたら雪の山も面白そうです。
大持山西尾根の上の方は気持ちの良い森ですよね。私はまだ南に分かれる支尾根を下ったことがないので、貴著に書かれていた奥巣山沢右岸尾根と合わせて近いうちに歩いて見たいと思っています。

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