中尾根から日向沢ノ峰
子供の日、都県界尾根の日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)を歩いてきた。
山域としては、丁度奥武蔵と奥多摩と秩父の境目辺り。
以前にも歩いた事があるのだが、今回は有馬林道から中尾根を使って登ってみた。
ルート図はこちら。
同じ山を、重箱の隅をつつくようにルートを変えて何度も登るというのは、ピークハントを目的に山に登る人には理解しがたい行為かも知れない。
今回は中尾根ルートを歩いてみたいというより、今年おそらく最後のチャンスだと思われるアカヤシオが目的だった。
朝8時半に有馬林道の栃の木入沢出合に車を停めて歩き出す。
大水で流されてしまったのだろうか、寸断された林道を少し登って尾根に取り付く。
尾根に乗ると踏み跡が現れるが、ここはあまり歩かれていない感じ。
目にまぶしい新緑と、散り始めた山桜が舞い落ちて最高に気持が良い。
この時期に山に行かないというのは大きな損失である。
標高900m付近まで登ると足元にアカヤシオの花が落ちていた。
もう少し登ればまだ咲いているはず、期待が高まる。
さらに登るとようやくアカヤシオに出会えた。
この辺はもう盛りを過ぎてしまったが、とりあえず咲き残っていてくれて良かった。
ほどなく有馬峠からの林道に出て、これを左に進む。
ミツバツツジが満開。
林道から山道に入り、日向沢ノ峰へ登ってゆくと・・
来たー!(笑)
去年はもう終わってしまっていたけど、今年は丁度見ごろに当たった。
本当に来てよかった。
アカヤシオを十分に堪能して、日向沢ノ峰へ。
かすかに富士山が見えた。
蕎麦粒山、三ツドッケ。
去年はミツバツツジとシロヤシオの競演が見事だったなあ、今年もまた歩いて見ようか。
ここで早めの昼食を取って棒の折方面に向かう。
この尾根道から駐車地へ下るのが少々難しい。
バリエーションウォーキングの地図ではクロモ山の先、927の小ピークの手前あたりから下の林道に下る道があるらしいのだけど、探してみても見当たらない。
それらしい赤テープのマーキングから下ってみると、林道に降りる所がコンクリートの擁壁になっていた。
少し右に行けば擁壁が切れるが、結構な急斜面でズリ落ちるようにしか降りられそうもない。
どうしたものか?と思案しながら眺めていると、コンクリの壁の傾斜が緩い所からなんとか降りられそうだ。
ただ、降り口がちょっと危ないのでお助け紐を使う。
登りなら紐無しでも行けるけど、道ではないよなあ・・
位置的にはここで間違いないはずだけど、やはりこの人のルートは甘くない。
どうにか林道に降り立ち、少し左に進んだ尾根から降りる。
こちらも踏み跡は無く、作業道とケモノ道のかけらを拾いながら下る。
その先で林道に向かって左にトラバースする所はやはり道が無い。
ただの斜面をむりやり横切ってどうにか林道に出た。
やれやれ・・
行けば行けるけど、このルートはちょっと無理かな。。
後は林道を歩いて車に戻った。
最後にちょっと難儀されられたけど、アカヤシオに出会えて良い山行になった。
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