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2017年4月17日 (月)

夏日の解禁釣行

 早いもので4月ももう半分が過ぎてしまった。
今月は仕事やら家の雑事やらに追われ、さらに悪天候にも邪魔されてなかなか釣りに行けなかったのだけど、ようやく今期の初釣行に行くことが出来た。

今回は初めての沢に入ってみた。
20年も秩父に通っていながら、まだまだ竿を出したことのない渓が多い。

 
ようやく空が白み始めた4時半、ヘッデンを点けて車止めを出発。
20分ほど歩いて入渓点に降り立つ。
 
まだ薄暗くて毛鉤も見えないので、パンをかじり、ゆっくり釣り支度を整えながら夜明けを待つ。
今日はこの時期としては気温が高く、夏の服装でも寒さは感じない。
 
明るくなった5時過ぎに釣り開始。
毎年の事だが、朝一番最初に冷たい水に足を漬ける時は勇気がいる。
 
最初は巨岩と小滝の連続で、落差のある釣りにくい渓相が続く。
魚の反応もないのでこの辺は飛ばして遡行。
 
連瀑帯を過ぎ、渓相が落ち着いたあたりからじっくりとポイントを探りながら釣りあがる。
Dscf3083_640x480  
 
散々釣り人に攻められて魚影が薄いのか、まだ魚が水面をみていないのか、全く反応がない。
 
それでも、久しぶりの沢歩きは気持が良い。
ミソサザイのけたたましい囀りに渓に立っている喜びを感じる。
 
1時間ほど遡行したこのポイントで最初の反応があった。
Dscf3087_640x480
 
岩の脇でオレンジ色の魚体が反転!
 
・・・・・が、空振り。。
 
今のは多分イワナ。
タイミング的にはドンピシャだったはずなので、咥え損なったのだろう。
毛鉤操作が上手くいかず、自然に流れていなかったのだと思う。
 
いつも源流のイワナ釣りで使う10番とかの毛鉤と違って、16番の小さな毛鉤は水を噛む力が弱いので、ラインの重さで引きずられてしまうのだ。
ドライフライでは不自然な流し方をすると魚が出ないが、水面下に毛鉤を沈めていると逆に誘いになるのか、関係なく出る。
ただ、出ても掛からない事の方が多いので、私は出来るだけ自然に流すように心がけている。

 
少し行ったポイントでまた反応があった。
派手に飛沫が上がったのでチビが飛びついてきたのだろう。
Dscf3094_640x480
 
1歩進んでその奥に毛鉤を振り込むと、水面下で銀色の魚体が反転するのが見えた。
 
今度はしっかり掛けることができた。
6寸ほどの小型だが今年の初ヤマメ。
Dscf3091_640x480
とりあえずボウズは回避できた。。
今日初めてのタバコに火をつけて満足感に浸る。
 
この辺りからは飽きない程度に反応が出るようになった。
ただ、どれも小型ばかりのようで、派手に飛びついては来るがなかなか掛からない。
 
ちょっと水深のある緩い瀬で、流芯の脇からゆっくりと浮かび上がって毛鉤を咥える魚が見えた。
落ち着いて合わせると、結構いい引き。
手尺で20センチほどのヤマメ。
Dscf3103_640x480
理想的な出方で釣れた今日会心の1匹。

その先でも同サイズ。
Dscf3112_640x480
大きな魚にでも食われかかったのだろうか、尾びれが半分ちぎれていた。
 
標高が上がると、まだ日陰に雪が残っていた。
Dscf3108_640x480
 
遡行するにつれ反応は良くなっていくが、水量が減ってポイントも小さくなる。
慎重にアプローチして丁寧にポイントを探ってゆく。
Dscf3122_640x480
 
絶好のポイントで一度毛鉤を見切られた。
いつもはあきらめて先に進むのだが、もう魚止めが近い。
毛鉤をカディスに変えて再度流してみる。
 
先ほど出た場所を毛鉤が通過し、ダメか・・と思ったところでバシャ!と出た。
やはりこのサイズのヤマメ。
Dscf3119_640x480
私はテンカラらしく釣りたくて、水面下を流す釣りにこだわってしまう傾向があるが、やはりドライフライを使った釣りはスリリングで面白い。
 
その先で何度かチビが出たが掛けられずに魚止めの滝に到着。
 
底が見えるほど浅い滝壺を覗き込むと、25センチほどのイワナがゆっくりと岩の下に逃げ込んでいった。
 
今日はここまで。
 
型も数も出なかったが、まあ良い釣りが出来た。
まだ10時前なので他の渓に転戦してもいいのだが、なんだか満足してしまってそんな気になれない。
 
帰路、日当たりの良い斜面でハシリドコロが花を咲かせていた。
Dscf3123_640x480
 
この日は夏のような陽気で、早春の花どころかハルゼミが鳴き出すのではないかと思うほど。
 
芽吹き始めた山の木々ときれいなヤマメに癒された一日だった。
 

 

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