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2017年1月 4日 (水)

黒ドッケ

 1月3日、新年初山行はドッケシリーズ第3弾、黒ドッケ(酉谷山)に登ってきた。
 
 
※注 今回のルートには2017年1月の時点で立入り、通行が禁止されている区間が含まれています。
今回、私の不注意により、これを無視する形で入ってしまいましたが、現在このルートは通れないものと考えてください。

 

 
ルート図
Toritaniyama
 
コースタイム
東谷ゲート(7:20)-榊山取り付き(7:35)-榊山(9:00)-長沢背稜(10:25)-酉谷山(12:20)-小黒(13:00)-大血川分岐(13:15)-クイナ沢橋(14:30)-駐車地(15:05)
 
朝7時過ぎに駐車地を出発し、東谷林道入り口のゲートへ。
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この時、気付かず通ってしまったが、立ち入り禁止の看板が掛けられていた。
 
林道をしばらく歩いてケンカ平歩道へ。
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ここはauの電波が入るらしい。
 
橋は通行止めになっており、下流の岩を飛んで対岸に渡る。
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この歩道は樹木園になっていて、いい季節にゆっくりと歩いて見たい道だった。
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この辺りから榊山に登る尾根に取り付く。
 
最初からとんでもない急登が続く。
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木に掴まりながらじゃないととても登れない。
 
下はこんな感じ。
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下りはロープなしでは下れそうもない。
 
この手の尾根歩きでは、取りつきが急でも主尾根に乗れば傾斜が緩むのだが、ここはひたすらこんな感じの急登が続く。
 
1時間ほど登った所で息が上がって一休み。
 
元日、2日とダラダラ飲み食いしていて、空腹を感じることが無かったのだが、今日は早くもお腹が減って行動食を取る。
 
今回は新しい登山靴を履いてきた。
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スカルパのクリスタロGTX
昨日秀山荘に寒冷地用ガスを買いに行った際、新春セールで10%引きだったので衝動買いしてしまったもの。
買ったばかりの靴をいきなり山に履いていくのは不安だったが、全く問題なく歩くことが出来た。
逆に、新品のソールのエッジが締まっていない斜面でも引っ掻くようにグリップしてくれたのでずい分楽だった。
 
休憩後再び急登。
 
東側が新しい植林帯になると
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展望が開けて酉谷山が見えてきた。
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右が酉谷山(黒ドッケ、大黒)、左の平らな山が小黒。
 
ここから一登りで榊山へ。
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山名板が無ければ気が付かないような地味なピーク。
 
ここから長沢背稜までも、多少緩急があるが急登が続く。
 
途中から曇ってきて、北寄りの風に乗って風花が舞いだした。
 
ようやく長沢背稜に到着。
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風が強くて寒い。
ちょっと早いがここで昼食を取ることにした。
お湯を沸かしている間に冷え切った体に、暖かいカップラーメンが最高に美味しかった。
 
食べ終えて一休みといきたかったが、じっとしていると寒くてたまらないのですぐに出発。
 
尾根道を東へ向かう。
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この道は尾根筋を辿るのかと思っていたが、基本的に斜面をトラバースするように道が付けられていて、気が付かないうちに水松山と滝谷ノ峰は巻いてしまった。
 
尾根筋を辿ろうと思えば行けそうだったが、体力的にちょっとキツかったので、これはこれで助かった。
 
奥多摩側の斜面を歩いていると雲が切れて日が差してきた。
尾根の南側なので風も無く、暖かくて気持ちが良い。

広いヘリポートを過ぎると
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木々の間から酉谷避難小屋が見えてきた。
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巻き道の分岐を過ぎ、山頂への登りにかかるとモミなどの針葉樹が目立ってくる。 
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常緑の木が多くて黒く見えるので黒ドッケと呼ばれるようになったらしい。
昔の人は良く山を観察していたのだなあと思う。
 
山頂に到着。
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以前は眺望の無いピークだったらしいが、東京側が伐採されて素晴らしい展望が広がっていた。
 
富士山
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木々の向こうに雲取山方面 
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遠く丹沢方面の山々まで望めた。
 
日当たりの良い斜面に腰を下ろし、展望を楽しみながら一服。
やっぱり山は良いなあ。
 
長めの休憩の後は山頂から北へ、小黒方面へ下る。
ここから先は破線路、道迷い遭難が多いルートなので慎重に進む。
 
一度下って登り返した小さなピークが小黒。
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ここからの下りで迷うらしい。
 
地図を見ながら方向を確認していると、熊倉山方面からトレランの人が登ってきた。
今日初めて人と会った。
 
小黒の下り、間違って入り込まないようロープが張られていた。
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なるほど、ここで主尾根(に見える)を外れて西側に降りるように道が続いているのだが、これが無ければうっかり真っすぐ進んでしまう人も多いはずだ。
この辺りは地形図に表示されない2重山稜のような地形になっていて、確かにわかりにくい。
 
その先で尾根が広がると、見慣れた標識がある。
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ここが大血川分岐。
 
ここから熊倉山方面への尾根を外れて西側に下る。
と、降り口にこんな看板が!
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うそでしょ!?
 
さて困った。
この道が下れないとなると、この先どうしよう?
 
熊倉山まで行って武州日野に下るか?
車はタクシーを拾って回収するとしても、もう13時過ぎ。
日没まであと3時間ちょっと、おそらく熊倉山からの下りで日が暮れてしまう。

酉谷山まで引き返して黒ドッケ沢左岸の尾根を下るというルートもあるが、時間が限られている状況で、未踏の尾根を下りに使うのはリスクが大きい。
 
一応ビバークできる装備はあるので、酉谷避難小屋に泊まって翌朝下山するという方法もある。
ただ、家内には日帰りと伝えてあるので、今日中に下山しないと多分騒ぎ出してしまうだろう。
ただの下山遅延で捜索隊が出動するような騒ぎに発展してしまうと面倒だ。
正月早々捜索に駆り出される人たちにも申し訳ない。
 
しばし考えた末、やはりこの道を下ることにした。
通行禁止を破って進入する事に関して、もし咎められるようであれば事情を話して謝罪するしかない。
 
この道も一応破線表示のルートになっているが、結構分かりにくいと聞いた。
禁を犯して歩く以上、絶対に事故を起こすわけにはいかないので、慎重に下る。

最初は明確な道が続いて問題なく歩けたが、斜面が崩落した所を恐る恐る巻いたり、膝下まで埋まるような落ち葉の吹き溜まりに道が埋まっていたり、植林帯の作業用目印に惑わされて道を失ったり、と私のスキルではかなりギリギリのルートだった。
 
途中で2回ほど道に迷って右往左往しながら、14時過ぎに無事クイナ沢橋に到着。
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張りつめていたものが一気に切れて、へたり込んでしまった。
 
このルート、通行禁止なので是も非もないが、初級者が歩ける道ではない。
特に下りは過去に歩いたことがあるか、この手の道に慣れたベテランの人以外は入り込まない方が良い。
これから人が歩かなくなればさらに荒廃が進んで、いずれ廃道になってしまうだろう。
 
登山口の入り口付近を探してみたが、通行禁止の看板は見当たらなかった。
上にあって下に無いなんてことは無いはずなので、ゲートの所にあったのだろうか?
 
煙草を1本吸って落ち着いたところで林道を歩き出す。
 
演習林のケヤキの植林。
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大正時代の植林と書かれていた。
 
30分ほどの歩きでゲートに帰着。
はたして、ゲートには「関係者以外立ち入り禁止」の看板が付けられていた。
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このゲートは何度かくぐっているので、良く見もせずに通ってしまった。
いつの間につけられたのだろう?去年来た時には無かったと思うのだが。。
 
いずれにせよ気が付かなかったのは私の過失である。
東大演習林の関係者の方々、申し訳ありませんでした。
 
 

 
あとがき
 
正直な話、今回の山行記事を公開して良いものかどうかかなり逡巡しました。
立入り禁止、通行禁止を堂々と「入りました、通りました」と公言して問題にならないのか?と。
当然、批判は覚悟の上ですし、今回の件に関して関係筋から何らかの処分があれば甘んじて受けようと思います。
 
それでも、黙っていれば分からないものをあえて公表しようと考えたのは、私のように気が付かずに入ってしまう人が今後も少なからず居るだろうと思った事。(釣り人などは気が付いても入ると思いますが・・)
またこの事を知らずにルートを設定して、現地で混乱してしまう人もいるだろうと思った事があります。
このルートが現在このような状況にあることを伝えておくべきだと考えました。
 
このブログなど、アクセス数もたかが知れているので大した意味は無いかと思いますが、この山域への登山を予定している人の目に留まり、参考にしていただければ幸いです。
 
 
 

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コメント

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m

最後の下山ルート、ご無事でなによりです。
先日、私も登山道ではないルートをショートカットして下りてきたことがありましたが、落ち葉に埋もれた急坂(崖?)で、いつ滑落してもおかしくないようなところでした。
精神的に激疲れしました(^_^;)
登りはキツイけど、下りに比べると危険度は高くなりますよね。
方角も間違えると違う方面に行ってしまいますし…

上のコメント、「下りの方が危険度高し…」の書き間違えでした(^_^;)

しげさん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
 
久しぶりに緊張感のある道を歩かされました。
地図やGPSで現在地と目的地は確認できても、道がどこを通っているかまでは分からないので、拙い経験と五感六感をフルに働かせながらなんとか道を探しながら下りました。
本当に無事に下山できて良かったです。
 
よく「下山するまでが山」と言われますが、山での事故は下山中に起こることが多いです。
これは登頂した後で気が緩んでいたとかの話ではなく、基本的に山は下りの方が難しい、という技術的な問題が関係しているのだと痛感しています。
 
お互い、気を付けて安全に山歩きを楽しみましょう。(^_^)v

 こんなルートがありましたか。
 通行禁止は、「登るなら自己責任でお願いします」という意味だと(忘年会のときに)聞いたような記憶があります。
 酔っ払ってたので、空耳かも。

 奇遇ですが、私が今日登った佐久の山も、榊山でした。

吉瀬さん
今回のルートは酉谷山を周回するのにちょうど良いコースだと思ったのですが、榊山への登りが急すぎてちょっと危ないかも知れません。
通行禁止の件は私も多分、何かあったときに責任を問われないように、という事で禁止という形をとったのだろうと思いました。
ただ、たとえ形式的なものであったとしても、無視して通るのは憚られます。
今は日原からも直接は登れませんし、あのルートが通れないと酉谷山は1泊コースになってしまいますね。
榊山、信州にもあるのですね。やはりマイナーな山なのでしょうか。

こんばんは。
無事にもどれて何よりです。私には想像もできないようなコースですが超初心者の私にも山の怖さを教えてくれる記事でした。
これに懲りてもう・・・ということもないのだろうと想像しますが、あまり無理はしないように気をつけてくださいね。

windknotさん
少々大げさに書きましたけど、実際にはそんなに危険な目には遭ってません。(^^;
今回下りで手こずった道も、歩いたことがある人にしてみれば、ちょっと荒れた登山道くらいの感覚だと思います。
でも、山では何が起こるか分かりませんから、無理は禁物ですね。
お心遣いありがとうございます。

JICKYさん
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!!
年始の初登山の記事、むしろJICKYさんの潔さを心地良いくらいに感じました。JICKYさんの緊迫感を一人でも多くの読者に伝えるために、ブログって警鐘の場としてもとても意味のあるものだと思っています。それにしても、百戦錬磨のJICKYさんがへたり込むくらいの行程・・・、とにかく、ご無事で良かったです。
ちなみに、愛車は元気そのもので、早くもあれから2000kmを超えました。今年も大活躍してくれそうです。もちろん、こちらも安全第一で愉しみたいと思います!!

Green Cherokeeさん
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
緊迫感のある記事かどうか、いささか自信がありませんが・・(^^;
ほとんど人の目にとまらないような過疎ブログに書いたところで大した意味は無いと思いますが、物好きな人の目にでも留まってくれれば、と思ってアップしました。
windknotさんのレスにも書きましたが、さほど危険な目には遭ってません。(^^;
久しぶりに道に迷って右往左往してしまったのと、絶対に事故は起こせない、という気負いから必要以上に緊張していたみたいです。お気遣いありがとうございます。
XR、もう2000kmも走りましたか。やはりお譲りして正解でしたね。
多分私が所有していたら200kmも走っていなかったと思います。
バイクには厳しい季節ですが、気を付けて楽しんでください。(^^)

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