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2016年6月14日 (火)

水晶谷

 源流部会の山行で奥秩父の水晶谷へ行ってきた。

メンバーはなんさん、川獺庵さん、紅一点のセキトモさん、私の4名。

秩父在住の川獺庵さんを除く都内組3人は前夜に現地入りし、軽く?入山祝いをしてから仮眠。
  
話し声で目を覚ますと、すでにみんな出発の準備を終えて待っていた。
起こしてよ・・(^^;
 
梅雨の晴れ間で天気は上々、ハルゼミの合唱の中を歩きだす。
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3時間弱の歩きで入渓点に到着し、遡行開始。
雨が少ないため、川は渇水、普段より10センチくらい水位が低い。
 
釣橋小屋跡。
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かなり崩壊が進んでいた。
  
最初にここに来た頃は、荒れてはいたがまだちゃんと建っていた。
うす気味悪くて泊まる気にはなれなかったものの、雨宿りに利用したことがある。

今でも泊まっている人がいると聞いたが、とても寝泊り出来る状態ではなくなっていた。
 
 
最初は退屈なゴーロの河原歩き。
先行者がいるのかいないのか、イワナは全く走らない。
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右から三本桂沢が出合うと、いよいよゴルジュ帯へ。 
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水量が少ないのと川床が埋まってしまっているのとで以前の迫力がない。
 
最初の狭間を過ぎた所から竿を出して遡行。
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先行者はいないようだが、前日に人が入ったみたいで、イワナの反応は今ひとつ。
 
それでもポツポツと釣れる。
型は7~8寸と、源流域にしては小型が多い。
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この川は過去、上流のブドウ沢にアメマスを源頭放流した輩がいて、体色がおかしい個体が混じる。
良かれと思ってやったのだろうが、おかげで純粋な在来種が交雑によりいなくなってしまった。
遺伝子レベルで汚染されてしまうと取り返しがつかない。
  
明らかに変なイワナは夕食用にキープしながら釣りあがる。
焼け石に水だが、しないよりは良いと思う。
 
沢のUターン。
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廊下を抜けると 
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8m滝がかかる。
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ここは6年前に遭難者の救助に来た防災ヘリが墜落した事故の現場。 
事故後も取材の記者が相次いで命を落としている。

脇の岩壁に慰霊碑が建てられていた。
合掌。
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横の台座にはお地蔵様がいたとの事、落石か何かで落ちてしまったようだ。
 
 
滝横の岩場を残置を頼りに登って、滝頭を渡渉。
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釜が土砂で埋まっていて簡単に通過できた。
以前は落ち口を渡らなくてはならなくて、水量が多い時はかなり怖かった。
件の事故の遭難者もおそらくここで滑落したと思われる。
 
次の4m滝を左の岩壁から登ると、この区間最大の難所。
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滝壺の横を残置を頼りにヘツる。
前に来た時よりロープが増えて、クモの巣のように張られていた。
 
本数が増えても難度が下がる訳ではなく、最後は足がかりが無くなって全体重を預けて通過する。
ハーケンを引っこ抜く方向に体重を掛けなければならないのが嫌らしい。
 
腕力が必要になる場所で、女性のセキトモさんにはちょっと厳しいかな?と思っていたら、なんさんがザイルを投げてザックを引き上げた。
空身になって無事通過。
   
この辺の的確な判断と指示はさすがベテランの沢屋だと感心させられる。
なんさんと一緒に行動すると学ぶ事が多い。
 
その先も小ゴルジュがあるが、難なく通過。
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もう今日のテン場までそれほど距離もないので、ゆっくり竿を出しながら遡行・・・
と思った矢先に竿を折ってしまった。。

実は、その前にも1本折ってしまっていて予備竿で釣っていたのだが、それまでやってしまった。
一日に2本も竿を折るとは・・・orz

転んだりしたわけではなく、1本目は合わせ折れ、2本目は伸ばしている時にポロッと折れた。
多分見えないような小さな傷が入っていたのだろう。
 
そんな訳で今回の釣りはここで終了。
まあ、あまり釣りには重点を置いていなかったので良しとする。
 
きれいなキノコが出ていた。
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川獺庵さんによるとアカヤマタケらしい。
 
古礼沢出会いを過ぎ、沢が伏流する手前で今日の行動を終了。
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左岸に良い台地があったので、タープを張ってテン場を設営する。
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夜は河原で宴会。
 
食事当番を担当してくれたセキトモさん、実に手際よくツマミとおかずを作り、ご飯を炊く。
さすがに沢慣れしているなあと感心した。
  
ありがとうございました、美味しかったです。
  

 
翌日は5時起床、7時出発。
伏流した河原を進む、水は復活したが少なくて釣りにはなりそうもない。
 
最初のゴルジュ
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しばらく行くと岩の割れ目の奥に滝がかかる。
面蔵の滝。
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左から乗り越すとすぐに次の滝。
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滝上には巨大な人工物が建つ。 
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雁坂トンネルの排気塔。
 
前は左から簡単に登れたのだが、コンクリの法面が崩れていて取り付けなくなっていた。
仕方なくガレたルンゼを登ったら、こんな所まで追い上げられてしまった。
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最後は懸垂下降で排気塔に降りる。
人工物で苦労させられるのはいい気がしない。
 
その先は荒れた河原。こういう歩きは疲れる。
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10m滝。 
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右側から登る、 意外とグリップが良い。
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その先はまた荒れた河原。
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倒木アスレチック、体力を余計に使う。
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(川獺庵さん撮影)
 
水は復活するたびに細くなってゆく。
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最後の難所、25m3段滝。
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2段目までは簡単に登れるが、その上が手ごわい。
  
ギリギリ行けそうなのだが、もし滑ったら一番下まで転落してしまう。
そう考えると怖くて登れない。
 
先に登ったなんさんに確保してもらってどうにかクリア。
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(川獺庵さん撮影)
 
岩壁にイワカガミが咲いていたが・・・Dscf2855_640x480
正直、花を愛でていられる状況ではなかった。
ここは本当に怖かった、一人では絶対に登れなかったと思う。
 
滝上で一息。帰路の黒岩尾根が目の前に見える。
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さらに詰めあがり、二股を迷った末に右に行く。
  
沢形が薄くなってきた。 
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倒木がうるさいので右の尾根に逃げて、笹に覆われた斜面をひたすら登る。
  
空が見えてきた、もうすぐ稜線。 
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ようやく主脈縦走路に出た、空が見えてからがやたらと長く感じた。
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本当は水晶山に詰めあがる予定だったが、こちらに出た方が100mほど標高を省ける。
ピークを踏んでも大して意味が無いので、これで正解だった。
 
ここからは登山道を下り、雁坂小屋へ。
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小屋前で昼食を取り、黒岩尾根を下降。
  
3時間半の歩きで無事車に帰還。
疲れた~。。
 
  
2日間天気にも恵まれ、楽しい沢歩きが出来た。
  
参加された皆さん、どうもありがとうございました。
 
 

 


  

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コメント

こんばんは。
沢の名を聞いて、「たしかとっても険しい事で有名だったような…?」という記憶を思い出しながら読み始めました。

読み進むうちに、アメマスだったり、沢が埋まったり、水量が少ないことなど、人間による放流や気候変動がこんなところにも影響しているのかと複雑な心境になりました。
少しでもダメージを減らして、子どもたち、その先の世代につなげていきたいですね。

こんばんは。
超ハードな沢登りお疲れ様でした。
私じゃ命がいくつあっても足りないような遡行風景です。絶句・・・(^_^;)。
変なイワナ、気になりますね。あと山の中の雁坂トンネルの排気口も驚きました。

しげさん、こんばんは。
水晶谷は、釣り目的で行く沢の中では奥秩父で一番険しいと思います。
ただ、私も10年ぶりくらいに遡行したのですが、渇水を差し引いてもずいぶん埋まって楽に行けました。
アメマスはその頃からいて、行く度に間引いてますが、これはもうどうにもなりませんね。
 
でも、途中何度も流れが消えながらも、源頭近くまで水が枯れなかったのは奥秩父の山の底力を感じました。
この自然を是非後世に残したいですね。

farwaterさん、こんばんは。
久しぶりのゴルジュ突破、結構緊張しました。
やはり体力が衰えているのでしょうね、「あれ!?おかしいな?」という場面が何度もありました。(笑)
トンネルの排気塔は、管理通路でここまで車で来られるみたいです。
工事中は何台もトラックが停まっていて、異様な光景だったらしいですよ。


楽しそう!(笑)

fukudaさん
楽しかったですよ!(笑)
機会があったら是非行ってみてください。

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