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2016年3月 6日 (日)

高ワラビ尾根から大持山西尾根へ

 早くも渓流シーズンが開幕、今年も秩父の年券を購入したのだが、私はまだ竿を振る気になれず、先週に引き続き秩父の山を歩いてきた。
 
実際、自分でもどうかしてしまったんじゃないか?と思うほど山に足が向いてしまう。

今回は浦山口から高ワラビ尾根を使って小持山に登り、大持山から西尾根を下って浦山大日堂に下山するコースを歩いてみた。
  
ルートはこんな感じ。
Takawarabione

コースタイム

浦山口駅(8:00)-登山口(8:20)-城山(9:10)-伊勢岩ノ頭(10:35)-タワ尾根分岐(11:05)-小持山(12:15)-大持山(12:45)-焼山(14:00)-浦山大日堂(15:00)
 
家を出るのが少々遅れ、所沢からレッドアローを使うという贅沢をしてしまった。
8時過ぎに浦山口駅を出発。
Res05193
 
赤い鳥居の石段を登って車道に出て、橋立川にかかる橋を渡る。
Res05194
これから登る高ワラビ尾根が見えてきた。
スギの枝先が赤茶色に色づき、花粉症の人は顔をしかめてしまいそうな光景。
 
この階段から尾根に取り付く。
Res05196
  
杉林の中に見える鞍部を目指して登ると
Res05197
 
尾根にはしっかりした踏み跡が続いていた、これをひたすら登る。
Res05200
地形図で予想してはいたが、最初から厳しい急坂が続き、汗が吹きだしてくる。
 
植林帯と雑木林が入り混じった尾根道をひたすら登る。
Res05205
 
1時間ほど歩いてようやく城山のピークに到着。結構キツかった。
Res05206
昔の城跡だったのだろうか、人が整備したように平らな場所。
  
ここで小休止、給水しチョコレートとブドウ糖でエネルギーを補給する。
今日は気温が高いので水の消費量が増えそうだ。
 
地図で見るとまだ尾根の4分の1も歩いていない、まだまだ先は長い。
 
浦山ダムの湖水が見えた。
Res05214
 
ネットで事前にこの尾根の山行記をいくつかチェックしてきたのだが、どの記事を読んでもここから先、タワ尾根分岐までの行程がほとんど書かれていなかった。
 
実際に歩いてみてその理由が分かった気がした。
緩やかに下って登り返し、785ピークを越えた後は延々とやせた尾根の登りが続く。
傾斜は緩くなったりキツくなったりの繰り返しだが、ちょっと嫌気がさすほど単調な登りで、ほとんど展望も無いので写真を撮ったりする気になれないのだ。
Res05216
所々で現れる岩稜がアクセントになるくらい。
 
気分転換に途中で見かけた変な木の写真を撮る。
 
一つ目小僧。
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これはどういう成長をしたのだろう?
Res05220
 

足の筋肉に乳酸が溜まって来たところで東側の展望が開けた。
  
春霞にかすむ武甲山。 
Res05222
 
小持山。まだまだ遠い。
Res05223
 
ここで休憩していた登山者としばし会話。
 
この先の尾根から登ってきたというので、タワ尾根を登ったのかと思ったら、もっとマイナーな尾根だという。
聞くと、普通の人が歩かない尾根を選んで登っているらしい。
人の事は言えないが、世の中には物好きな人がいるものである。
  
大持山から西尾根を下るつもりだと言うと、少し心配そうに表情を曇らせて「尾根が広がって分かりにくい所があるので気をつけて」「途中で尾根が2つに分かれて、左の倒木の方に下ると冠岩の方に行ってしまいますが、尾根筋はそちらの方が分かり易いかもしれません。」とアドバイスしてくれた。
 
お礼を言ってさらに先へ。
  
伊勢岩の頭。
Res05225
さっきの人はここから西方向に下りる尾根を登ったのだろうか。
 
この辺りから、そろそろ足が悲鳴を上げてきた。
  
「小持山まで行ったらシラジクボから長者屋敷尾根で浦山口に降りてしまおうか?」
とか、もっと軟弱に「タワ尾根から大谷に下ろうか?」などとエスケープルートの事ばかり考えてしまう。
 
タワ尾根分岐に到着。ここからは破線路の道になる。
Res05230
かなり消耗しているが、とりあえず小持山までは歩こう。
 
覗き岩。
Res05232
切り立った崖の上の小さな岩場、南側の展望が素晴らしい。
かすんでいるが、長沢背稜の山や大ドッケ方面の山々が見えた。
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少し早いが、ここで昼食にする。
カップラーメンを作り、遠くに続く山並みを眺めながら30分ほどゆっくり休憩したら気力が回復してきた。
 
さあ、もうひとふんばり頑張って歩こう!
 
小持山から武甲山に続く稜線の道に出る。
Res05245_2
 
このコースはハイカーが多い、この区間だけで10人以上とすれ違った。
  
ここから南に向かう道は、北向きの斜面に結構雪が残っていた。
Res05246
雪が解けてグチャグチャの斜面。
泥だらけの服で帰りの電車に乗るのは憚られるので、転ばないように慎重に歩く。
こちらからだと登りなのでまだいいが、逆方向に歩く人はかなり神経を使ったと思う。
 
小持山を越えて
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しばらく行くと雨乞岩という展望の良い岩場がある。
  
歩いてきた高ワラビ尾根と
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これから下る大持山西尾根がよく見えた。
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さらに歩いて大持山に到着。
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頂上から妻坂峠方向にちょっと下った所に南西方向に伸びる尾根の入り口がある。
ここから西尾根を下る。
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落ち葉を蹴散らしながら下り始めると、山頂で休憩していた夫婦が「あの人、あんな所を歩いてる!」と話しているのが聞こえてきた。
 
傾斜も緩やかで歩きやすい尾根。
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踏み跡はあるような無いような・・・
  
テープの目印もあったり無かったり。
まず間違えないような所にベタベタと付いていたかと思えば、尾根が広がって間違いそうな場所には見当たらなかったりと、実に無責任な付けられ方をしている。
  
先週、漫然と歩いていて道を失ったので、気を引き締めて小まめに地図で現在地と方向を確認しながら下る。(正確にはほとんど地図とコンパス片手に歩いていた(^^;)
Res05261

この尾根はなかなか立派なブナやミズナラなどもあって、とても良い森だった。
 
朝のうちは雲が多かったが、すっかり晴れて南から生暖かい風が吹いている。  
急いで下らなくてもバスの時間まではまだまだ余裕があるので、ゆっくりと森を楽しみながら歩いた。
日当たりも良くて、実に気持ちの良い尾根歩き。
 
ここがさっきの人が話していた支尾根のようだ。
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機会があったらこちらの尾根も歩いてみたい。
 
特に迷うような事も無く、植林帯に入る。
Res05264
ここからは明確な踏み跡が続いていた。
 
地図に「赤杭24KS」と書かれていた支尾根分岐。
何の事かと思っていたらこの杭の事らしい。
Res05265
 
ここで右方向に尾根が分かれていた。
Res05266    
テープ目印があるので下れるのかも知れないが、このピンクのリボンは他にも変な所に付けられていたので、今ひとつ信用出来ない。
 
焼山の小ピークを過ぎたあたりから雲が出て、風が冷たくなってきた。
Res05268
 
少し下ると安曇幹線342号の鉄塔が見えてくる。
Res05270
送電線はすでに撤去されていた。
これが安谷さんのブログに書かれていたバンザイ鉄塔のようだ。
 
たしかにバンザイしているような鉄塔だ。
Res05272
 
さらに下った所に奥秩父線16号鉄塔。
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ここから先は東電の鉄塔巡視路が付けられていて迷いようも無い。
  
朽ちた作業小屋。 
Res05281
 
この先で道は尾根から外れて右の斜面を下っている。
  
事前に右が正解と知ってはいたが、まだバスの時間まで1時間以上あるし、テープ目印も付けられていたので、どうせなら最後まで尾根を下ってみようと直進してみた。
  
途中までは降りられたが、車道が真下に見えた所で斜面が切れ落ちていて、マトモに下れる道ではなかった。
どう見ても人が歩けそうもない場所なのに、誰が付けたかピンクのリボンが数箇所あって、タチの悪いトラップのように斜面に誘っている。
 
落ちて死ぬような高さではないが、無傷で降りられそうな斜度ではない。
 
ここは素直に断念して分岐まで登り返す。
 
無駄足を踏んでしまった形だが、ネットの情報だけでなく自分の目と足で確かめてみるのも大切である。・・・と、いう事にしておこう。(^^;
 
ただ、この手の山歩きをするのなら細引き1本でもザックに入れておいたほうが良さそうだ。
山登りは無事に下山してなんぼである。
 
正規の道に戻り、つづら折れの斜面を下ると川俣の集落が見えてきて
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民家の脇を通って巡視路入り口へ出た。
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まだバスの時間まで1時間近くある、時間と体力に余裕を持って下山できたのは良かった。
 
昨年末のように拾ってくれる車が現れる事も無く、冷え込んできた中バスを待っていると、普通のワゴン車が!?
Res05289
あれ?たしかハイエースじゃなかったっけ?
 
聞いたら車検で代車なのだとか。
人数多かったらどうするのだろう?と思ったが、おそらくこの車ですら満員になる事はないのだろう。
結局この便に乗ったのは出発間際に乗り込んできた登山客と私の2人だけだった。
 
「ぬくもり号」と名づけられたこのコミュニティバス、運転手さんが話好きで秩父までの道中、色々と興味深い話を聞かせてもらった。
 
「この奥のワサビ田のおじさん、(鹿避け)ネットに引っかかった鹿を殺して食ったら、ウイルスに感染しちゃったとかで亡くなっちゃったんだよ、多分良く火を通さないで食っちゃったんじゃねえかなあ。」 
 
「○○のおばあちゃん、街に出るのに良く乗ってたんだけど、最近ボケが始まっちゃったみたいなんだよね。どこ行っちゃうかわかんねえから乗せねえでくれって息子さんに言われてんだけどさあ、ばあちゃんボケてっから乗せらんねえよ、とは言えないもんな、困っちゃうよなあ。」
 
等々、実に楽しい時間を過ごさせて頂いた。
このバス、秩父までの運賃は300円だが、倍の料金を払っても乗る価値がある。

あっという間に市内に着き、4時半に西武秩父駅に到着。
直通の急行池袋行きで帰路に着いた。 
  
かなり疲れたが、実に充実した一日だった。
  
  

  




 

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コメント

 ここの前半は、見るものがあまりないですね。
 大持山西尾根のブナ林は心安らぎます。
 もう少しすれば、早春の花たちが咲き始めると思います。
 渓はようやく、雪解けの風情ですが、私は現在、どこにしまったんだか、行方不明のテンカラ竿を探し中です。

吉瀬さん。
高ワラビ尾根はとにかく長くて疲れました。(笑)
西尾根の上の方はいい所ですね、新緑の時期に歩いてみたくなりました。
これから花が咲き始めると山を歩く楽しみも増えますが、そろそろ釣りの方の準備もしなくてはですね。
この日は暖かかったので、道路から覗き込んだ川にも虫が結構飛んでました。
来月あたり、どこかで竿を出してみようかと思います。

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