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2016年3月

2016年3月22日 (火)

ノポット

 昨年末の忘年会で、安谷さんにその名前を聞いてからずっと気になっていた「ノポット」という里山を歩いてみた。
  

何を勘違いしたか飯能駅に6時半に着いてしまい、40分ほどバス停で待つ事になってしまった。

だが、7時10分発の湯ノ沢行き始発バスが来た時には、登山客の長い行列が出来ていたので早く着いて正解だったかも知れない。

30分ほどバスに揺られ、原市場中学校で下車。
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今回初めて「ヤマノススメ」のラッピングバスに乗ることが出来た。
外装だけでなく、内部もラッピングされていてなかなか華やかだった。

バス停から飯能方面に少し戻り、尾根の入り口となる周助山へ。
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犬に吼えられながら民家の脇を抜けて、
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植林帯を急登すると
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20分ほどで山頂に着く。
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ここから明確な尾根道を西へ向かって
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15分ほどであっけなくノポットに到着。
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地形図の表記はノポットだが標識はノボット。
  
地図に描かれていないが、ここまでは完全に整備された登山道だった。
 
さらに西方向に尾根を進む。
道は多少悪くなるが、目印もあちこちにあって迷うような事は無い。
 
展望のない道を進み、急坂を登ると林道に出る。
  
道路脇にキブシの花が咲いていた、もう春だなあ。
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林道を越えてさらに西へ。
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雑木林が混じりだす。標高が低いせいか、アセビやカシなどの常緑の潅木が少々藪っぽい。
 
ノポットから1時間少々で奥秩父線47号鉄塔に到着。
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ここからは登山道を進む。
 
と、いきなりルートミス。。
何も考えずに歩いて仁田山峠方面に下ってしまった。
車道が下に見えるまで気がつかなかった。
  
これだけ下ったら途中で気がつくだろう、普通・・・
 
登山道に出た途端に気が緩んでしまったらしい。
自分の注意力の無さに呆れ返りながら来た道を登り返す。
このミスで30分ほど余計な時間と体力を使ってしまった。
 
正規ルートに戻り、送電鉄塔を数えながら竹寺方面へ。
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44号鉄塔でこの日初めて展望が得られた。
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正面に武甲山と武川岳。
  
1月に登った西平山と蕨山。 
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鳥居観音と金比羅尾根。その奥に蕎麦粒山の尖ったピークが見える。
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冬の間にこの辺の山を歩いていたおかげで、かなり正確に山座同定が出来るようになった。
 
ここから北へ歩き、580ピークを越えた鞍部が竹寺方面の分岐。
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道を越え、そのまま尾根を直進すると、竹寺の鐘撞堂に出る。
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日当たりの良いベンチに座って小休止。
時間は10時20分、ルートミスをしたが結構良いペースで歩けている。

謎の標識 
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たまに登山道沿いでこの手の宗教系?の標識を見かけるのだが、誰が何の目的で付けているのだろう?
 
電波塔のある天王山という小ピークを過ぎ
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再び登山道を横切って
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豆口山へ。
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ここから豆口峠に下りて子の権現に行っても良かったのだが、昨年も行ったので今回は途中から北東方向に伸びる尾根に入ってみた。
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案の定途中で道を失い、植林帯の踏み跡をたどって中藤川沿いの林道に下りた。
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今回は早い時点で気が付いたので引き返しても大した事は無かったのだが、薄いながらもちゃんと踏み跡が続いていたし、地形図を見てもこの先は尾根が広がって緩い傾斜のまま林道に出られそうだったので、そのまま下ってしまった。
  
道に迷って遭難する人の多くが、状況を自分に都合の良い方向に解釈して行動し、取り返しのつかない事態に陥るのだ、という事は頭では分かっていたが、ダメなら引き返せばいいや、という考えと、この踏み跡がどこに続いているのか確かめてみたい、という好奇心が勝ってしまった。
 
下山してから思うには、やはり気が付いた時点で引き返すべきだった。

この辺の尾根には大概踏み跡が付けられているので、注意していないと簡単に迷い込んでしまう。
踏み跡を外さなければどこかには出られるので、致命的なトラブルになる事はまず無いと思うが、自分の考えたルートを正確にトレースできないようでは、いずれ痛い目に遭うはずである。
もっと読図力を高めなければいけない。
 
もっとも私の場合、読図力以前に注意力と集中力にも相当問題があるのだが。。

  
予定よりかなり上流に降りてしまったので、川沿いに車道を10分ほど下って久々戸沢林道へ入る。
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沢沿いに登る林道がUターンする所を、そのまま真っ直ぐ山道に入るはずだが・・
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どうみても民家の庭先。(^^;
怒られやしないかドキドキしながら進むと、沢に沿って道が続いていた。
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この道を登ってスルギ尾根に取りつく。
 
ここまで一人も会わなかったのに、尾根道に乗った途端5人ほどのハイカーとランナーにすれ違った。
一応この道は破線路なのだが、結構歩いている人が多いのに驚かされた。
 
四本松という522の小ピークを過ぎ、北側が切れ落ちた崖沿いの道を恐る恐る下っていたら、ダンコウバイの花が咲き始めていた。
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早春の花が山を彩り始めると歩く楽しみが増える。
この日は北よりの風が冷たかったが、日差しはずいぶん力強く感じられた。
 
吾野に下る道で最後の冒険。
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登山道は右に下るが、そのまま尾根を直進してみると
 
昔の索道の残骸があった。
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その下に廃道化した作業道があり、倒木を乗り越えながら下って
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登山道に戻る。
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下りた所は吾野の霊園。
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ちょうどお彼岸でお墓参りの人が多数。
一面に線香の香りが漂っていた。
 
ガードをくぐって、1時20分に吾野駅に到着。
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ほとんど展望の無い藪尾根歩き。
単純なピークハントよりも神経を使うが、不思議な面白さがある。
相変わらずルートファインディングに課題が残ったものの、春の足音を感じられて良い一日だった。

 

 

 





2016年3月 6日 (日)

高ワラビ尾根から大持山西尾根へ

 早くも渓流シーズンが開幕、今年も秩父の年券を購入したのだが、私はまだ竿を振る気になれず、先週に引き続き秩父の山を歩いてきた。
 
実際、自分でもどうかしてしまったんじゃないか?と思うほど山に足が向いてしまう。

今回は浦山口から高ワラビ尾根を使って小持山に登り、大持山から西尾根を下って浦山大日堂に下山するコースを歩いてみた。
  
ルートはこんな感じ。
Takawarabione

コースタイム

浦山口駅(8:00)-登山口(8:20)-城山(9:10)-伊勢岩ノ頭(10:35)-タワ尾根分岐(11:05)-小持山(12:15)-大持山(12:45)-焼山(14:00)-浦山大日堂(15:00)
 
家を出るのが少々遅れ、所沢からレッドアローを使うという贅沢をしてしまった。
8時過ぎに浦山口駅を出発。
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赤い鳥居の石段を登って車道に出て、橋立川にかかる橋を渡る。
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これから登る高ワラビ尾根が見えてきた。
スギの枝先が赤茶色に色づき、花粉症の人は顔をしかめてしまいそうな光景。
 
この階段から尾根に取り付く。
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杉林の中に見える鞍部を目指して登ると
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尾根にはしっかりした踏み跡が続いていた、これをひたすら登る。
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地形図で予想してはいたが、最初から厳しい急坂が続き、汗が吹きだしてくる。
 
植林帯と雑木林が入り混じった尾根道をひたすら登る。
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1時間ほど歩いてようやく城山のピークに到着。結構キツかった。
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昔の城跡だったのだろうか、人が整備したように平らな場所。
  
ここで小休止、給水しチョコレートとブドウ糖でエネルギーを補給する。
今日は気温が高いので水の消費量が増えそうだ。
 
地図で見るとまだ尾根の4分の1も歩いていない、まだまだ先は長い。
 
浦山ダムの湖水が見えた。
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ネットで事前にこの尾根の山行記をいくつかチェックしてきたのだが、どの記事を読んでもここから先、タワ尾根分岐までの行程がほとんど書かれていなかった。
 
実際に歩いてみてその理由が分かった気がした。
緩やかに下って登り返し、785ピークを越えた後は延々とやせた尾根の登りが続く。
傾斜は緩くなったりキツくなったりの繰り返しだが、ちょっと嫌気がさすほど単調な登りで、ほとんど展望も無いので写真を撮ったりする気になれないのだ。
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所々で現れる岩稜がアクセントになるくらい。
 
気分転換に途中で見かけた変な木の写真を撮る。
 
一つ目小僧。
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これはどういう成長をしたのだろう?
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足の筋肉に乳酸が溜まって来たところで東側の展望が開けた。
  
春霞にかすむ武甲山。 
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小持山。まだまだ遠い。
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ここで休憩していた登山者としばし会話。
 
この先の尾根から登ってきたというので、タワ尾根を登ったのかと思ったら、もっとマイナーな尾根だという。
聞くと、普通の人が歩かない尾根を選んで登っているらしい。
人の事は言えないが、世の中には物好きな人がいるものである。
  
大持山から西尾根を下るつもりだと言うと、少し心配そうに表情を曇らせて「尾根が広がって分かりにくい所があるので気をつけて」「途中で尾根が2つに分かれて、左の倒木の方に下ると冠岩の方に行ってしまいますが、尾根筋はそちらの方が分かり易いかもしれません。」とアドバイスしてくれた。
 
お礼を言ってさらに先へ。
  
伊勢岩の頭。
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さっきの人はここから西方向に下りる尾根を登ったのだろうか。
 
この辺りから、そろそろ足が悲鳴を上げてきた。
  
「小持山まで行ったらシラジクボから長者屋敷尾根で浦山口に降りてしまおうか?」
とか、もっと軟弱に「タワ尾根から大谷に下ろうか?」などとエスケープルートの事ばかり考えてしまう。
 
タワ尾根分岐に到着。ここからは破線路の道になる。
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かなり消耗しているが、とりあえず小持山までは歩こう。
 
覗き岩。
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切り立った崖の上の小さな岩場、南側の展望が素晴らしい。
かすんでいるが、長沢背稜の山や大ドッケ方面の山々が見えた。
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少し早いが、ここで昼食にする。
カップラーメンを作り、遠くに続く山並みを眺めながら30分ほどゆっくり休憩したら気力が回復してきた。
 
さあ、もうひとふんばり頑張って歩こう!
 
小持山から武甲山に続く稜線の道に出る。
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このコースはハイカーが多い、この区間だけで10人以上とすれ違った。
  
ここから南に向かう道は、北向きの斜面に結構雪が残っていた。
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雪が解けてグチャグチャの斜面。
泥だらけの服で帰りの電車に乗るのは憚られるので、転ばないように慎重に歩く。
こちらからだと登りなのでまだいいが、逆方向に歩く人はかなり神経を使ったと思う。
 
小持山を越えて
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しばらく行くと雨乞岩という展望の良い岩場がある。
  
歩いてきた高ワラビ尾根と
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これから下る大持山西尾根がよく見えた。
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さらに歩いて大持山に到着。
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頂上から妻坂峠方向にちょっと下った所に南西方向に伸びる尾根の入り口がある。
ここから西尾根を下る。
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落ち葉を蹴散らしながら下り始めると、山頂で休憩していた夫婦が「あの人、あんな所を歩いてる!」と話しているのが聞こえてきた。
 
傾斜も緩やかで歩きやすい尾根。
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踏み跡はあるような無いような・・・
  
テープの目印もあったり無かったり。
まず間違えないような所にベタベタと付いていたかと思えば、尾根が広がって間違いそうな場所には見当たらなかったりと、実に無責任な付けられ方をしている。
  
先週、漫然と歩いていて道を失ったので、気を引き締めて小まめに地図で現在地と方向を確認しながら下る。(正確にはほとんど地図とコンパス片手に歩いていた(^^;)
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この尾根はなかなか立派なブナやミズナラなどもあって、とても良い森だった。
 
朝のうちは雲が多かったが、すっかり晴れて南から生暖かい風が吹いている。  
急いで下らなくてもバスの時間まではまだまだ余裕があるので、ゆっくりと森を楽しみながら歩いた。
日当たりも良くて、実に気持ちの良い尾根歩き。
 
ここがさっきの人が話していた支尾根のようだ。
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機会があったらこちらの尾根も歩いてみたい。
 
特に迷うような事も無く、植林帯に入る。
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ここからは明確な踏み跡が続いていた。
 
地図に「赤杭24KS」と書かれていた支尾根分岐。
何の事かと思っていたらこの杭の事らしい。
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ここで右方向に尾根が分かれていた。
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テープ目印があるので下れるのかも知れないが、このピンクのリボンは他にも変な所に付けられていたので、今ひとつ信用出来ない。
 
焼山の小ピークを過ぎたあたりから雲が出て、風が冷たくなってきた。
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少し下ると安曇幹線342号の鉄塔が見えてくる。
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送電線はすでに撤去されていた。
これが安谷さんのブログに書かれていたバンザイ鉄塔のようだ。
 
たしかにバンザイしているような鉄塔だ。
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さらに下った所に奥秩父線16号鉄塔。
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ここから先は東電の鉄塔巡視路が付けられていて迷いようも無い。
  
朽ちた作業小屋。 
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この先で道は尾根から外れて右の斜面を下っている。
  
事前に右が正解と知ってはいたが、まだバスの時間まで1時間以上あるし、テープ目印も付けられていたので、どうせなら最後まで尾根を下ってみようと直進してみた。
  
途中までは降りられたが、車道が真下に見えた所で斜面が切れ落ちていて、マトモに下れる道ではなかった。
どう見ても人が歩けそうもない場所なのに、誰が付けたかピンクのリボンが数箇所あって、タチの悪いトラップのように斜面に誘っている。
 
落ちて死ぬような高さではないが、無傷で降りられそうな斜度ではない。
 
ここは素直に断念して分岐まで登り返す。
 
無駄足を踏んでしまった形だが、ネットの情報だけでなく自分の目と足で確かめてみるのも大切である。・・・と、いう事にしておこう。(^^;
 
ただ、この手の山歩きをするのなら細引き1本でもザックに入れておいたほうが良さそうだ。
山登りは無事に下山してなんぼである。
 
正規の道に戻り、つづら折れの斜面を下ると川俣の集落が見えてきて
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民家の脇を通って巡視路入り口へ出た。
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まだバスの時間まで1時間近くある、時間と体力に余裕を持って下山できたのは良かった。
 
昨年末のように拾ってくれる車が現れる事も無く、冷え込んできた中バスを待っていると、普通のワゴン車が!?
Res05289
あれ?たしかハイエースじゃなかったっけ?
 
聞いたら車検で代車なのだとか。
人数多かったらどうするのだろう?と思ったが、おそらくこの車ですら満員になる事はないのだろう。
結局この便に乗ったのは出発間際に乗り込んできた登山客と私の2人だけだった。
 
「ぬくもり号」と名づけられたこのコミュニティバス、運転手さんが話好きで秩父までの道中、色々と興味深い話を聞かせてもらった。
 
「この奥のワサビ田のおじさん、(鹿避け)ネットに引っかかった鹿を殺して食ったら、ウイルスに感染しちゃったとかで亡くなっちゃったんだよ、多分良く火を通さないで食っちゃったんじゃねえかなあ。」 
 
「○○のおばあちゃん、街に出るのに良く乗ってたんだけど、最近ボケが始まっちゃったみたいなんだよね。どこ行っちゃうかわかんねえから乗せねえでくれって息子さんに言われてんだけどさあ、ばあちゃんボケてっから乗せらんねえよ、とは言えないもんな、困っちゃうよなあ。」
 
等々、実に楽しい時間を過ごさせて頂いた。
このバス、秩父までの運賃は300円だが、倍の料金を払っても乗る価値がある。

あっという間に市内に着き、4時半に西武秩父駅に到着。
直通の急行池袋行きで帰路に着いた。 
  
かなり疲れたが、実に充実した一日だった。
  
  

  




 

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