イワナの採卵
土曜日、荒川水系渓流保存会のイワナの採卵作業に参加させてもらった。
ほとんど幽霊会員の私は、恥ずかしながら作業に参加するのは10年ぶりくらい。
飼育池に行くのも本当に久しぶりである。
今回は、会長のご好意で子供にも採卵を体験させてもらえることになったので、家族揃って出かけた。
朝9時過ぎに池に着くと、会長とTさんはすでに作業を始められていた。
ご挨拶してから我々もお手伝いさせてもらう。
まずは下の飼育池の掃除。
水を抜いて、残った魚を捕まえて移動し、底に溜まったヘドロを取り除く。
私は子供と2人で池に残ったイワナを捕獲する。
これが終わると、いよいよイワナの採卵。
まずは成魚池のイワナを捕まえて、10匹づつ網袋に入れる。
この池の魚は4~50センチに育っているのでかなりの迫力。
それを1袋づつ作業場に運んで採卵する。
この運搬が一苦労。。
40センチ以上に育ったイワナはすごいパワーがある。
今回は、会長のご好意で子供にも採卵を体験させてもらえることになったので、家族揃って出かけた。
朝9時過ぎに池に着くと、会長とTさんはすでに作業を始められていた。
ご挨拶してから我々もお手伝いさせてもらう。
まずは下の飼育池の掃除。
水を抜いて、残った魚を捕まえて移動し、底に溜まったヘドロを取り除く。
私は子供と2人で池に残ったイワナを捕獲する。

これが終わると、いよいよイワナの採卵。
まずは成魚池のイワナを捕まえて、10匹づつ網袋に入れる。

この池の魚は4~50センチに育っているのでかなりの迫力。
それを1袋づつ作業場に運んで採卵する。
この運搬が一苦労。。
40センチ以上に育ったイワナはすごいパワーがある。
暴れられたら、とてもじゃないが押さえきれないので、麻酔をかけておとなしくさせる。
それをオスとメスに分け、メスからは卵を採る。
真水に浸かると卵の表面に膜が張って受精しなくなってしまうので、イワナの体の水分を丁寧にふき取ってから、お腹を押さえるようにして卵を搾り取る。
容器に入っているのは等張液。
オスからは同じようにして精子を採る。


それをオスとメスに分け、メスからは卵を採る。

真水に浸かると卵の表面に膜が張って受精しなくなってしまうので、イワナの体の水分を丁寧にふき取ってから、お腹を押さえるようにして卵を搾り取る。
容器に入っているのは等張液。
オスからは同じようにして精子を採る。

採精中に糞が混じってしまうと使えなくなってしまうので、慎重に精子だけを採取する。
私も手伝わせてもらったが、なかなか難しい。
採取した卵は等張液で洗って
割れた卵を丁寧に取り除く。
孵化盆に死卵が混じっていると、腐って水質が悪化してしまう。
そしていよいよ精子をかける
複数のオスから採った精子を混ぜてやると孵化率が上がるそうだ。
やさしく混ぜて受精させて
私も手伝わせてもらったが、なかなか難しい。
採取した卵は等張液で洗って

割れた卵を丁寧に取り除く。

孵化盆に死卵が混じっていると、腐って水質が悪化してしまう。
そしていよいよ精子をかける

複数のオスから採った精子を混ぜてやると孵化率が上がるそうだ。
やさしく混ぜて受精させて

20分ほど水に漬けておくと、表面に膜が張り、手で触って判るくらいに硬くなる。
この状態になれば、その後は多少手荒く扱っても大丈夫だそうだ。
あとは水が満遍なく循環するように、隙間を空けながら水槽の中に孵化盆を重ね、水温や水質が変化しないように注意しながら孵化を待つ。
最後まで手伝いたかったが、子供も作業に飽きてしまったし、家内も寒さに耐えられないようなので、途中で失礼させてもらった。
久しぶりの採卵作業で、あまり戦力になれなくて申し訳なかった。
子供は始めての体験で、会長に一つ一つの作業の内容と意味を説明してもらったので、いい勉強になったのではないかと思う。
この状態になれば、その後は多少手荒く扱っても大丈夫だそうだ。
あとは水が満遍なく循環するように、隙間を空けながら水槽の中に孵化盆を重ね、水温や水質が変化しないように注意しながら孵化を待つ。
最後まで手伝いたかったが、子供も作業に飽きてしまったし、家内も寒さに耐えられないようなので、途中で失礼させてもらった。
久しぶりの採卵作業で、あまり戦力になれなくて申し訳なかった。
子供は始めての体験で、会長に一つ一つの作業の内容と意味を説明してもらったので、いい勉強になったのではないかと思う。
次は年明けにでも、孵化した稚魚を見に来ようかな。
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コメント
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おはようございます。
ご無沙汰しておりますm(_ _)m
岩魚の採卵の手順を初めて知りました。
ただ絞り出して受精させられるものだと思っていましたが、とんでもなかったです。
手間をかけて、とても大切に育てられるのですね。
息子さんにとっても、良い経験になりましたね!^^
投稿: しげ | 2015年11月 4日 (水) 07時39分
こんにちは。
しげさん同様にこういう事に参加される事自体、私の中には内もの。
尊敬します。
自然界で魚自身で生命とつなぐことがいかに大変なことなのかとつくづく感じます。
魚にも敬意をもって釣りをしないと。。。と感じました。
息子さんはとてもよい経験していますね。
投稿: ジョニー | 2015年11月 4日 (水) 12時29分
しげさん、こんにちは。
イワナの養殖はかなり難しいようで、最初のうちは水産試験場に通って、ノウハウを教えてもらったそうです。
本当に手間のかかる仕事なので、私ももっとお手伝いしなければいけないのですけど。。
出来れば、今回受精させた卵が発眼して孵化する過程を子供に見せてやりたいので、また近いうちに行ってこようと思います。
投稿: JICKY | 2015年11月 4日 (水) 22時23分
ジョニーさん、こんにちは。
私なんか全然尊敬されるような事はしていませんよ。
会長はじめ毎回作業に参加されている人たちからすれば、ただの野次馬みたいなものです。
イワナの採卵、受精の作業を経験してみると、自然河川での産卵って受精率も孵化率もかなり低いんだろうなあと実感します。
おっしゃる通り、魚に敬意を持って釣りをしなくてはいけませんね。
投稿: JICKY | 2015年11月 4日 (水) 22時33分