棒ノ嶺へ
連休後半の22日、棒ノ嶺に登ってきた。
今回歩いたのはこのハイキングコース。
ちょっと寝坊してしまい、飯能駅に着いたのは8時半すぎ。
駅前のバス停で名栗方面へのバスを待っていると、山登りの格好をした人が続々とやってくる。
この時間でもこんなに人が乗るのか!?と驚いたが、日帰りハイキングではこれくらいの時間が普通なのかもしれない。
あっという間に、様々なファッションに身を包んだハイカーの長い行列が出来た。
ピカピカのシューズにおろしたてのウエアの家族連れ。
年季の入ったザックと登山靴の山慣れた感じの夫婦。
すっかり見慣れた山スカートにカラフルなタイツの山ガール、細い足にちょっと不釣合いなスカルパの登山靴が妙にカッコ良かったりする。
なんとなくヲタクっぽい学生風のグループもいた。
いかにも「山歩きは初めてです!」といった感じで、GパンTシャツスニーカーに街用リュック。
彼らも山に登るのだろうか?
程なくバスが到着し、定刻の8時55分に出発。
道中、折々に「ヤマノススメのあおいからお願いです、優先席付近では・・・」と萌え声のアナウンスが入る。さすが聖地飯能。(^^;
そういえば国際興業バスはヤマノススメのラッピングバスを運行していたっけ。
あ!ひょっとして、あのヲタク風の若者達は新手の聖地巡礼者かも?
バスの旅もなかなか楽しい。(笑)
40分ほどで「さわらびの湯」バス停に到着。
あおいちゃんが「棒ノ嶺方面へのハイキングはこちらが便利です」と教えてくれた。(^^;
もしかしてみんな同じコースへ行くのだろうか?
まずは名栗湖の堰堤を渡り。

白谷沢登山道へ。

沢沿いの杉林の道を登る。

途中から道が沢に下りる。
沢筋は涼しくて快適、早くも休憩している人が多数。

ここからは沢登り風に渡渉(ほとんど靴は濡れないが)を繰り返しながら登る。
ちょっとしたゴルジュもある。

次のゴルジュ。

手強そうに見えるが、水線通しで簡単に通過できる。
しかし人が多い。。
所々で渋滞が起きる。
ちょっとストレスの溜まる登山道
沢から離れて、しばらく登ると岩茸石の分岐点。

ここからは尾根沿いの道。
15分ほど登るとゴンジリ峠に着く。

広い尾根道を進んで。

荒れた急坂を登る。

登り切るといきなり展望が開ける。

棒ノ嶺山頂、涼しい風が渡って気持ち良い。

山頂はものすごい人!
ざっと見ても100人くらいはいそう。
何かのイベントか?と思うくらい人が多い。
ちょうどお昼時だったので、広い山頂は大ランチパーティ会場の様相。
あちらこちらで思い思いにお弁当を広げていた。
私も隅の方に開いているベンチを見つけて、おにぎりを頬張る。
コンビニおにぎりだが、山で食べると実に美味しい。
ふとまわりを見ると、みんな笑顔でお昼を食べている。
100人の人が全員、幸せそうに食事をしているって、考えてみたらすごい事だ。
人の多さに辟易としていたのだが、この一時は私も笑顔になっていたと思う。
帰りは岩茸石から滝の平尾根を下る。

奥武蔵でよく見る、片側が人工林で、もう一方が自然林の尾根道。
何故かこの道はあまり人が歩いていない。
みんな来た道を下っているのだろうか?
人が少なくなって、周りを見る余裕が出てきた。
ホトトギスの花。

ササクレシロオニタケ。初めて見た。

ミヤマシキミかな?

柄も傘もしっかりしたキノコ。
多分ウラベニホテイシメジだと思ったが、自信が無いので採らなかった。

不安を感じながら食べると美味しくない。
最後はヒノキ林の急坂を下って河又のバス停へ。

頂上から1時間半でバス停に到着。
思ったよりも早く下ってこれた。
実質半日のハイキング、変化に富んだ面白いコースだった。
連休中だから仕方ないとはいえ、もう少し人が少なければなあ・・
*帰りのバスのアナウンスはかえでちゃんだった。(笑)
便によってキャラが違うらしい。
このバス、なかなか楽しいかも。。(^^;
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