奥武蔵ハイキング
来るべき渓流シーズンに備えて、足慣らしにハイキングに行って来た。
行ったのは奥武蔵の伊豆ヶ岳から子の権現に至るハイキングコース。
このルートのショートカット版。
正丸峠には寄らず、直接五輪山から伊豆ヶ岳に登った。
一応健脚向けとなっているが、ここは小学校の遠足で行った事があるので、それほど大変ではないはず。
最初は沢沿いの道を登る、禁漁区と書いてあるけど魚影は見られない。
この水量では魚はそもそも棲めないのでは?
ここから車道を離れて登山道に入る。
少し先にソロの若い女性ハイカーが歩いていた、今回はゆっくりと歩きたかったので、しばらく時間を潰して間を空ける。
女の子に抜かれるのは悔しいので。。(笑)
途中の沢に水場があった。
この先は給水できないらしいので、ここで水筒に2リットルほど沢水を汲んで行く。
少し飲んでみたら、柔らかい水でとても美味しい。
沢沿いでは早くもフサザクラが花を咲かせてていた。
地味な花だけど、真っ先に渓流を彩ってくれる。
杉林の中をゆっくりと沢沿いに歩く。
ちょっとひんやりとした空気が歩くのにちょうど良い。
気分よく歩いていたら、うっかり先ほどの山ガールに追いついてしまった。
結構いいペースで歩いていたので、そのまま後を付いていっても良かったのだけど、山の中で見知らぬ男に後ろに付かれては気持ちが悪いだろうと思い、ちょっとペースを上げて追い抜かせてもらう事にする。
茶髪の垢抜けた感じの女の子だった、普通の服を着て渋谷辺りを歩いていたら、とても単独で山に入るようには見えないだろう。
時代は変わったのだなあ。。
追い抜いたのはいいが、ここから登りがかなり急になって来た。
追いつかれないようにペースを上げたまま歩いていたので少々キツい。
心臓バクバク、息ハアハア。
女の子に抜かれては格好悪いと、頑張って歩いたけどさすがに限界。
ちょっとザックを降ろし、一息いれて給水する。
体力も無いくせに良い格好しようなどと考えてしまう自分の根性が情けない。。。
なんとか追い付かれずに五輪山に到着。
ここまでくれば伊豆ヶ岳までもう一息。
急な岩場の男坂と巻き道の女坂の分岐。
小学校の遠足の時、この男坂にある鎖場を登るはずだった。
当時、私たちの担任だったM先生は、教室に槍ヶ岳の写真を飾ってしまうようなバリバリの山男で、遠足のコース設定もこの先生が担当した。
ところが、当日ここまで来たところで、何故かしばらく待たされた後、有無を言わさず全員女坂を登らされる事になってしまったのだ。
おそらく他の先生達から、危険すぎると言う事で待ったがかけられたのだろう。
これにはかなりガッカリして、みんなでM先生に詰め寄ったのだけど、当の先生が一番落ち込んでいて、普段は顔を真っ赤にしながら小学生と本気で口論するような人だったのに、この時ばかりは「ごめんな・・・」と口数少なく謝るだけだった。
多分、学年主任あたりにかなり厳しく叱責されたのだと思う。
先生はその日一日元気がなかった。
そんな訳で、私としては40年越しの男坂挑戦。
岩場自体はクライミングとしてみればさほど難しくなくて、鎖に頼らなくてもなんとか登れるくらいだけど、傾斜も急で高度もあるので、鎖が無ければほとんどのパーティがザイルを出すはずである。
小学生の遠足には少々無理があるかも知れない。
でも、山の楽しさはリスクに比例する部分が確かにあるし、危険と隣り合わせの緊張感と、無事に登りきった時の安堵感や満足感を体験させる事で、先生は山登りの面白さを僕らに教えたかったのだと思う。
M先生、まだ山に登っているかなあ。。
男坂を登りきって、岩場を越えるとようやく伊豆ヶ岳の頂上に到着。
曇っているし、木が邪魔であまり眺望は良くない。
風が無くて寒くも暑くもないちょうど良い気温だけど、かなり汗をかいて、ここまでで500mlのペットボトルが空になってしまった。
ここからはアップダウンのある稜線の歩きになる。
新兵器のトレッキングポールを出す。
最初はこんなものに頼るのは年寄りくさいかな?と思ったのだけど、ちょっと膝に不安があるので少しでも負担を減らせれば、と思って持ってきたのだ。
実際、その効果は素晴らしくて、特に下りで大いに役に立ってくれた。
これからは釣りに行く時にも持って行こうと思う。
稜線の道ではアセビが咲きはじめていた、早いなあ。
壊れた丸太階段、もう障害物でしかない。
古御岳
高畑山と小さなピークを越えながら歩く。
杉林の中で味気ない道だけど、道そのものは歩き易くて快適。
途中でトレイルランニングの人が何人も追い越して行った。
話には聞いていたが、ずいぶん人気があるようだ。
山道走って何が楽しいのか?と思うが、彼らからしたら「のたくら山道歩いて何が楽しいんだ」と思っているのかも知れない。
杉林の中に突然現れたモミの大木。
3本ほど並んで立っていた。
なんで彼らは伐採をまぬがれたのだろう?
天目指峠に到着。
恥ずかしながら、すっと「てんもくし」だと思っていた。。
熊、出るんだ。。
峠と言っても、稜線歩きではいわゆるコルの部分になるわけで、峠を過ぎるとまた登りになる。
ここでミスコース。
車道を渡ってすぐの登り口を見逃して林道をしばらく進んでしまった。
行き止まりで伐採作業中の人に指摘されて後戻り。30分ほどロスしてしまった。
結構間違える人が多いようで、戻るときにも一人下って来た。
ここから子の権現まではすぐだと思っていたが、意外とアップダウンが急で結構歩き応えがあった。
膝がそろそろヤバそうな感じ。。
先に行ってもらって音が消えてから歩き出す。
このコース、かなりの人気だと聞いていたが、みんな同じ方向に歩いているようで、すれ違う人はほとんどいない。
逆に、長く休んでいると次から次に追い抜かれる。
途中で見かけた謎の手のオブジェ。
予備知識無しで見たらかなり不気味な感じがする。
ようやく子の権現に到着。
名物の鉄の草鞋。
ここは足腰にご利益があるそうなので、今年一年無事に沢を歩けるように祈願しておいた。
時間は11時半。
今回は昼食を買い損ねてしまっていたので、ここの茶店で山菜うどんを頂いた。
手打ちうどんと書かれていたが、多分手打ちではない。(^^;
でも汗をかいた体に塩分がとても美味しく感じられた。
休憩中にふと見たら、靴のソールが剥がれかかっていた。
もう20年ほど前に5000円くらいで購入した安物のトレッキングシューズ。
以前に八ヶ岳に行った時にも剥がれてしまい、その後補修したのだけどやはりダメだったようだ。
安物だけにあまりフィット感も良くなくて、長時間歩くと足の裏が痛くなってきてしまう。
そろそろ買い替え時かも知れない、次はもう少し良い物を買おう。
小一時間休んでから出発、最初は車道を少し下って山道に入る。
山道を下ると子の権現の入山口。
降魔橋ってなんかいわくありげな名前。
その後は再び車道に出て、ここからは川沿いにテクテクと下ってゆく。
川を見るとどうしても魚影を探してしまうのが釣り人の性。(笑)
ライズを見つけて覗き込んだら、ヤマメではなくてカワムツだった。
結構良い型、15センチくらいある。
沢筋に咲いていたアブラチャンの花
この辺もすっかり春だなあ。
最後は線路沿いの歩道をダラダラと歩かされて、13時過ぎにゴールの吾野駅に到着。
スタートしてからちょうど6時間かかった計算。
最初をショートカットしたのにほぼコースタイム通りと言う事は、かなりペースが遅かったと言う事になる。
最後の車道の下りでも女性ハイカーに抜かれたし(しかも2人も)、自分の脚力の弱さをあらためて痛感させられてしまった。
結構疲れたが、思ったよりも楽しい山歩きだったと思う。











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