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2014年9月22日 (月)

秋の恵み

 久しぶりに秩父の渓へ。

この時期になると、もう毛鉤釣りではあまりいい釣りができないので、ここ数年はすっかり秋の渓流釣りはご無沙汰していた。
今回は釣果はともかく、とにかく渓を歩きたかったので、今年のシーズンの締めくくりとして出かけてみた。
 
本当はいつものホームリバーに、と思っていたのだけど、夏の間の不摂生で体重が増えてしまったのと、しばらく歩いていないので脚力も落ちていると思い、無理せずに安楽な渓に入ることにした。

朝4時に入渓点に到着すると、2人組の釣り人が準備をしている。
話を聞くと、私の入ろうとしていた川とは別の支流に入るそうだ。

まだ真っ暗だが、とりあえず準備をして川に降りる。
ヘッデンの明かりを頼りに踏み跡を下っていたら、足を滑らせて2mほど滑落してしまった。
大きなダメージはなかったが、左手の薬指を突き指してしまったようで、ちょっと痺れている。

どうにか川に降り立ち、明るくなるのを待っていると先ほどの2人組も降りてきた。
夜明けを待つ間、しばし立ち話で時間をつぶす。
秩父の渓の情報交換、○○沢は良かった、□□川はさっぱりなど等。。
最近、決まった川ばかりしか足が向かなくなった私には貴重な情報である。

5時半ごろになり、ようやく遡行が出来るくらいまで明るくなってきた。
お互いの好釣を祈りつつ、其々の目的の沢へ向かう。
Res07949

予想通り、最初は全く反応が無い。
先行者はもちろん居ないのだが、砂地に真新しい足跡が残っていたので、昨日か一昨日あたりに誰かが入ったのだろう。
この時期は皆ラストスパートで釣りに行くのか、どこの沢も競争が激しい。
 
シラヒゲソウ。
Res07984

1時間ほど遡行して、ようやく瀬尻で魚の反応。
Res07951

6寸ほどのちびイワナ。
ボウズだけは逃れて一安心。

ここは落差の少ない瀬が続き、毛鉤で釣るにはいいポイントが続く。
Res07955

再び沈黙を守る川を、毛鉤を振りつつ遡行する。
最初の沢を過ぎた辺りで、熊鈴の音が!?

見ると上流にエサ釣りの先行者がいた。
間違いなく朝一番で歩き始めたはずなので、おそらく途中まで道を歩いてから入渓したのだろう。
こちらに気が付くと、バツが悪そうに竿をたたんで下ってきた。
 
「どこから入りました?」
責めるつもりは無かったのだが、無意識のうちに口調が厳しくなっていたらしい。
咎められていると思ったのか、「すみません、道を歩いて途中から入りました」と申し訳なさそうに言う。
「車には気が付いたのですが、沢に入っているかと思って・・・」
 
山道で先回りしたからと言って、頭をハネてはいけないという道理もないのだが、まだ若い釣り人はすっかり恐縮してしまって、どうぞ先に行ってくださいと、先行を譲ってくれた。
少しの間、立ち話をしてから、礼を言って先行させてもらう。
 
しばらくは竿を振らずに、出来るだけポイントを荒らさないよう気を付けながら遡行に専念する。
やはりこの時期はどこの沢も厳しいのだなあ。。
Res07972
 
再び竿を出して遡行。
すぐにイワナが出た。
ちょっとサイズアップ。
Res07959
底から浮かび上がってきて、大口を開けて毛鉤を咥え、反転するところまではっきりと見えた。
水面直下を自然に流す私のテンカラ釣りでは、まさに会心の1匹。
もうこれで十分満足である。心置きなく納竿できる。
 
倒木にキノコ発見。
Res07974
ツキヨタケの幼菌だった、残念。

気温が上がって虫が飛び始めると、少しづつ毛鉤への反応も良くなってきた。
 
落ち込みの巻き返しで、毛鉤をひったくる様な反応。
イワナにしてはよく走るな?と思ったらヤマメだった。
Res07960
 
8寸弱の精悍な顔つきのヤマメ。
こんないいヤマメは何年ぶりに釣っただろうか。
この体色は、もう産卵期が近い事を感じさせる。
 
その先でもまた7寸ほどのヤマメが出た。
これは撮影前に逃走してしまった。
 
大岩を乗り越えた所で、倒木に再びキノコ発見。
ナラタケ。
Res07979
 
美味しいキノコなので、これは嬉しい出会い。
秋の渓はこれが楽しみの一つでもある。
 
チャワンタケ。
Res08985
食毒不明。
 
ダイモンジソウ。
Res07986
禁漁間近の渓を彩る花。
 
これもいい出方をしてくれた。
Res07989
 
6~7寸のイワナを数匹追加したところで、最後の沢の出合いの淵。
Res07991
この淵は開けた場所にあるせいか、天気が良い日はエメラルドグリーンに輝いてとても綺麗なのだが、この日は生憎の曇り空で水色は今一つ。
 
その先はちょっと両岸が迫って、狭間が続く。
Res07995
急流に足を取られないよう、倒木の下をへツリ・・
  
Res07997
残置を頼りに右の大岩を這い登る。
 
楽しい~!(笑)
 
もう竿を出すのが面倒になってしまい、そのまま脱渓点まで沢歩き。
 
今日の終了点、ヤマメ止めの大渕に到着。
Res07998
時間はちょうど昼前、ゆっくりと昼食を取って大休止。
日差しはほとんどないが、暑くもなく寒くもない快適な気候。
大きな倒木の上に仰向けになって、自然の中に身を置く喜びを全身で感じる。
やっぱり渓流はいいなあ。 

ここから車までは約2時間の山歩き。
最初に尾根を急登するのだが、鈍った脚が増えた体重に悲鳴を上げる。
標高差にすれば250mほどの登りが、遥かな道のりに感じられた。
 
へろへろになりながらなんとか登り切り、あとは山道を下る。
 
倒木にブナハリタケが出ていた。
Res08008
乾燥して固くなっていた、食用にはなりそうもない。
 
ヒラタケ!と思ったが・・・
Res08011
違うキノコだった。。
傘の裏にひだが無い。
Res08013
不明菌、これはなんだろう?
 
途中の林道で見つけた山ブドウ。
Res08010
黒く熟した実を口に含んでみたが、恐ろしく酸っぱい。
これは果実酒にでもするしかない。(ブドウの果実酒は違法らしいが・・)
 
結構生っていたので、少し採って行こうかと思ったけど、鳥や動物たちの貴重な食料を横取りするのもどうかと思い、残しておいた。
 
林道に落ちていたサルナシの実。
Res08014
サルの落し物かな?
よく熟していたので、これも口に入れてみた。
甘くて美味しい。
一粒で幸せになれるような甘味だった。
  
 
キノコに野の花、木の実など。
魚はあまり釣れなかったが、秋の渓流を堪能した一日となった。

  
  
 

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コメント

こんにちは。
渓はすっかり秋の佇まいですね。
この時期になるとなかなか毛鉤をくわえてくれる魚に出会えなくなってきますが、きれいな渓魚と山の恵みにこちらも癒されました。

こんばんは。

チャ、チャワンタケ!?
こんな冗談のようなキノコがあるんですね(^-^;
なぜこの形に・・・?不思議でなりません!

今までヒダの有る無しなんて考えたこともありませんでした。

ツキヨタケ、名前だけは知っています!
最近、間違えて売られて食中毒を起こしたアレですね(*_*)

JICKYさん、こんばんは。
まさに私が理想とする秋の釣行の姿・・・ 一緒に釣行した感じの幸せな気持ちになれました。ありがとうございます!!
ヒイロチャワンタケなら食べてみたことあります。美味しくなかったです・・・ (^^ゞ
最後のキノコは、妙に硬いキノコではなかったですか?アシグロタケにしては足が黒くないのですが、そっくりに見えます。
イワナも素敵ですが、ヤマブドウもサルナシも・・・、もうこんな時期なんですね。一粒で幸せになれる甘味・・・なんて素敵な表現!! 嬉しくなってしまいました!!
ブナハリタケ、惜しかったですね。私はまだ採取したことない憧れのキノコです!!

windknot さん、こんばんは。
いよいよ今年の釣りもお終いですね。
来シーズンに向けて、魚たちには元気な子供を残して欲しいです。
魚は釣れませんでしたが、秋の恵みに癒されました。

co-dropさん、こんばんは。
キノコは不思議で面白いですね。
私の知っている限りでも、もっと不可思議な菌もあります。

キノコの同定の基本は、生えている場所、傘の色、形、裏のヒダや柄などの特徴と、あとは触感ですね。
ツキヨタケとヒラタケやムキタケでは、触わった感じが全然違います。
あの事故はおそらく、ほとんど経験の無い人が採取したのではないかと思います。

Green Cherokeeさん、こんばんは。
予想通り、魚は釣れませんでしたけど、秋の渓を満喫できました。(^_^)
最後のキノコ、それほど硬くなくて、ヒダがあればヒラタケと見分けがつかないくらいでした。
でも、このキノコ、多分以前にも引っかかった事があって、その時はかなり硬くて触った瞬間に分かるくらいでしたから、多分、仰る通り、多孔菌の仲間だと思います。
ブナハリタケは渓流沿いの倒木に良く出ていますが、実を言うと私はあまり好きではなかったりします。(^^;
甘ったるい香りがどうも食欲をそそられなくて・・
ヤマブドウもサルナシもこれからがいい時期ですね、甘さも味も市販のフルーツとは比べものになりませんけど、不思議と美味しく感じられますよね。

JICKYさん、こんばんは。
山、渓、森、釣、茸、山菜…
JICKYさんのブログを拝見していると、本当に幅広く楽しまれているな…と感じます。
四季を通じて、その時の旬をとらえて満喫していますよね。

僕はどちらかというと色々できない性格で、今は自作ロッドのテストも含めて釣りの比重が高いかもしれません^^;
写真を撮るのが好きなので、もう少しそちらも頑張ろうかな…と思いました。

しげさん、こんばんは。
花鳥風月を語るようになったら、人間が枯れてきた証拠だそうですが、私もいよいよそういう年なのかも知れません。(^^;
確かに若い頃は、魚だけを追いかけて毎週のように出かけてましたけど、今はそんな気力が湧きません。釣りの比重も年々低くなってきていると感じます。
色々な事に興味を持つと、どれも中途半端になってしまいますが、性格的に求道者には向かないと思ってますので、気ままに楽しもうと思います。(^_^)


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