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2014年6月 3日 (火)

想い出の渓

 土曜日、入梅前最後の好天かも?と秩父へ行ってきた。

源流部はまだ雪が残っていると考えて、安楽な下流部に入ろうと朝5時に現地着。
入渓点に車が停まっていないのを確認して、川への踏み跡を下る。

ところが、最後に川へ降りる急斜面で、明らかについさっき降りたばかり、という痕跡を発見。
どう見ても鹿のつけたものではない。
川に降りてみると、渡渉点にまだ水の滴る足跡が。。。

どうやら別ルートで入渓したらしい。
紛らわしい事をするなよ!と思ったが、こちらがもう少し早く着いていれば良かっただけの事。
腹を立ててもはじまらない。

今からこの急斜面を登り返して他に転戦する気にはなれない。
かといって、後追いで釣るのは空しすぎる

仕方なく、支流を釣り上がることに。。

この支流、渓相は悪くないのだけど、落差があって遡行が楽ではない上に大きな堰堤があって釣趣に欠ける。
ずいぶん前に一度だけ釣った事があるが、チビイワナが2匹ほど釣れただけで、「もう二度と来ない!」と思った記憶がある。

かなり落胆しながら遡行開始。
最初の釜を覗き込むと、イワナが悠然と定位しているのが見えた。
毛鉤を振り込むと、疑う様子も無くゆっくりと浮上して毛鉤を咥えた。

7寸ほどだが、いきなりの釣果。
Res07088
この沢のイワナはちょっと体の色や模様がおかしい。
 
すぐに現れる通らずを巻くと、平坦な渓相になって釣り易くなる。
Res07093
が、魚の反応は全く無し。
 
「ここで出なけりゃこの沢にイワナ居ないだろ!」というポイントも沈黙。。
 
やはりここでも雪渓が残っていた。
Res07098
下をくぐるには低すぎるし、上に乗るには薄すぎる。
岸沿いを慎重に乗り越す。
 
このところの高気温で、すごい勢いで溶け始めていた。
Res07100
この分なら梅雨明け前になくなりそうだ。
 
堰堤を巻く。
Res07101
ガレた斜面を這い登るので神経を使う。
滝を巻くのは苦にならないが、人工物を越えるのに労力を使うのは非常にストレスが溜まる。
 
相変わらず魚は釣れない。
 
2段の滝。
こんなきれいな滝があったっけ?
Res07115
 
ヤマツツジが見ごろ、この花が咲くと秩父の源流もようやくシーズンインという感じがする。
Res07122
 
なんでもない瀬で、派手な水音を立てて毛鉤にイワナが飛びついてきた。
Res07096
8寸弱かな?この沢にしては良型。
ほとんどあきらめかけていただけに、良い出方をして楽しませてくれた1匹に感謝である。

もうこの1匹で十分満足、来た甲斐があった。
 
最後の堰堤。
Res07119
 
これを越えると、懐かしい河原に出る。
 
Res07137
 
10年以上前になるが、瀬音の仲間達とここに木を植えた。
荒廃した河原に渓畔林の再生を試みたのだ。

 
近くの山で採集した苗を畑に植えて育てた。
暑い中、草取りをしたり、移植し易いように根切りをしたり。
大切に育てた苗を、みんなで担いで運び、石だらけの河原に苦労して穴を掘って植えた。

最初に植えた苗木は鹿の食害にあって全滅。
 
翌年は鹿避けのツリーシェルターを用意して再挑戦。
支柱がなかなか刺さらなくて苦労したっけ。
活着し易いように、客土も大量に担いだなあ。
 
大変だったけど、楽しかった事が次々と思い出される。
本当に充実した時間だったと思う。
 
 
その時に植えたカツラの木がこんなに大きく育っていた。
Res07134
感無量。
来て良かった。
 
植えた木よりも、自生したオオバアサガラの方が優勢で、被圧されて枯れてしまった木も多かったが、しっかりと森を形成しつつあるようだ。
当時の苦労が多少でも報われたのであれば、こんな嬉しい事はない。

ゆっくりと感慨に耽っていたかったが、ここは何故か目つぶしがすごい!(笑)

足を止めるとすぐに4~5匹がまとわり付いて、払う手を止めるとすぐに目に飛び込んでくる。
とても落ち着いていられないので、逃げるように脱渓した。
 
 
釣りとしては物足りなかったが、想い出の場所を見る事ができただけでも来た甲斐があった。
次はツリーシェルターの撤去にまた来るようかな。
 

 

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釣り」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
まだまだ大きなスノーブリッジがありますね。
そちらの地域は、例年の一月遅れくらいですか?
見事に育った桂の木、読んでいて嬉しくなりました。
ほんとに、すぐに土砂に埋まる堰堤なんて作る意味があるのでしょうか?
それよりも、JICKYさんたちのように広葉樹を植えたり、山を虐めない方が効果的に思えます。

しげさん、こんばんは。
今回の沢ではもう大分消えていました。
秩父はもともとそんなに雪が降らないので、例年なら4月中に消えてしまうのですが、今年は特別ですね。
雪渓以外はほぼ例年並みに戻りつつある感じです。
 
カツラの木が予想以上に順調に育っていたのは嬉しかったですね。
他にもシオジやサワグルミ、トチなども植えたのですが、こちらの方は上手く行かなかったようです。
自然相手に人の浅はかな考えでは思うようになりませんね。
 
砂防堰堤ですが、これは土砂で埋まる事により、沢を階段状にする事が目的ですので、秩父のような傾斜の急な川では一定の効果があるかも知れません。
たしかに山に木を植えるのも効果的ですが、それでも崩れるときは崩れてしまうので、土石流災害の防止という観点では仕方がないのかな、と思います。
もっとも、この沢の堰堤は下流のダムが埋まらないようにするのが主目的ですけどね。。

ちなみに、我々のように河原に木を植えるなどという事は、川を管理する役人にとっては暴挙としかとらえられなかったようです。
当時、国交省との交渉に当たった仲間からは、許可を取るのに大変な苦労をしたと聞かされました。

こんにちは(^o^)/
魚は釣れなくとも、充実した釣行でしたねぇ(^_^)。
植栽した苗があんなに大きくなってるなんて、感動で言葉を失いますね。
お疲れ様でした!

こんばんは。
JICKYさんは植林をされていたんですね。私は偉そうなこといってもなんにもして来なかったなぁ。と恥ずかしくおもいます。
ふとしたことで昔を思い出すことって最近多くなりました。
なにか人のためにできることを少しでもと。
ボヤケタイメージで感じています(苦笑)

JICKYさん、こんにちは。
見事に育ったカツラの樹を眺めつつ感無量のJICKYさんを想像して、更に、昔にたくさんの荷物を担いだ若かりしJICKYさんのご苦労も想像しつつ・・・、何だかこちらまで感無量になってしまいました。JICKYさんの何十分の一くらいのレベルかもしれませんが・・・ (^^ゞ
きっと、カツラの樹を手でトントンと触っていたのかな・・・と想像しながら読ませて頂きました。

farwaterさん、こんにちは。
最近は釣果よりも渓や自然を楽しむ方がメインになりつつあります。
本当は貧果で満足していてはいけないんですけどね。(^^;
意に反して、という形でしたけど、大きく育った木々を見れたのは良かったです。

ジョニーさん、こんにちは。
植林をしていた、と言っても、まともにやったのはここくらいです。
あとは人工林の枝打ちや間伐といった地道な作業がほとんどでしたね。
最近はすっかりご無沙汰してしまってますが。。

ちなみに、その当時、私が活動に参加していたのは「森を整備して豊かな川を作り、魚を沢山釣りたい!」という実に自分勝手な目的のためでした。(^^;
恥ずかしながら、人のためなんて立派な事は全く考えてませんでした。。

Green Cherokeeさん、こんにちは。
カツラの木はかなり育った段階で植えたので成績が良かったのかな、と思います。
私の背丈よりも大きかったので、芽を傷つけないように運ぶのが大変だったのを思い出しました。
ほとんどの木は自生した木に混じって、辛うじて残っているという感じでしたけど、この木は予想以上に大きく育っていて嬉しかったですね。
ただ、当時設置したツリーシェルターの残骸が見苦しかったので、近いうちに撤去を考えなければならないなあと思いました。

苗を背負って谷を歩いた思い出、想像できるものではありませんが、その苦労と喜びは解る気がします。
いいお話でした。

fukudaさん、こんばんは。
すみません、記事の文章だと誤解をまねきそうですね。
木を植えた河原=脱渓点は車道からほど近い場所でして、苗を担いで沢を遡行した訳ではないのです。
まあ、道から近いと言っても、標高差で100m以上はありますので、それなりに大変でしたけど。

当時の活動にどれだけの意味があったのか、正直いって良くわからないのですが、森の再生を少しでも手助け出来ていたとしたら嬉しいですね。

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