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2012年12月10日 (月)

忘年会

 週末は瀬音源流部会の忘年会に参加した。

毎年秩父の安谷さん のお宅に集まって飲み食いさせてもらっていて、年末の忙しい時期に大勢で押しかけてさぞやご迷惑だとは思うのだが、安谷さんも奥様のうらべにさん も気持ちよく迎えてくれるのでついつい甘えてお邪魔させていただいている。

今年の参加者は川獺庵さんご夫妻、なんさん、鵜住居さん、みきちゃん、私に安谷さんご夫妻の8人。

みきちゃんは電車の都合でちょっと遅れるそうなので先に飲み始める。
 
安谷さんは仕事の傍ら田んぼと畑を耕していて、自給自足の生活をされている。
毎回手作りの野菜や穀物を使った料理を振舞ってくれるのだけど、どれもすばらしく美味しい。
 
自家製の漬物。
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蕪の色素だけでこんなに鮮やかな色になるのだそうな。
 
熊鍋。
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すぐ近所で罠に掛かっていた熊の肉を分けてもらったそうだ。
親子連れの母熊で、子熊の方は山に逃げて行ったらしい。
うらべにさんが最初に掛かっているのを見つけたそうで、もし掛かっていたのが子熊だったら、間違いなく母熊に襲われていたよ、と言われたのだとか。
 
半日煮込んだ熊肉は柔らかく、かみ締めるほどに肉の味が染み出してくるような美味しい肉だった。
野菜も味噌も手作りで、やたらと太いゴボウが熊肉の風味と相まってしみじみと美味しい。
 
今回私が持っていったお酒。
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初めて飲んだ、フルーティーだけどさっぱりして美味しかった。
 
 
川獺庵さんが持ってきた榧の実。
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ちょっと渋みが残るけど、それがまた美味しい。
酒のつまみにピッタリ。
  
  
酔いがまわってきた頃に「すごく星がきれいだよ!」とみきちゃんが到着。
 
みんな揃ったところで再度乾杯!
 
 
 
手作りのこんにゃく。
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市販品と比べ物にならないくらい味が濃くて歯ごたえもある。
芋をこんにゃくにするには大変な手間が掛かるそうで、こうしてご馳走していただけることに感謝しなければいけない。
手作りの柚子みそも香り高くて美味しい。
 
陸稲のお餅。
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水稲のお餅よりも歯ごたえがあるように感じた。
 
エゴマ和え。
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エゴマをこうやって食べたのは多分初めて。
コクがあって美味しい。
 
 
手作りの小豆餡とネズミ大根
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ネズミ大根の辛味餅はものすごい辛さ。
舌が痺れた。(笑)
 
ちょっと日本酒をお休みして、手作りの果実酒を味見させていただく。
   
川獺庵さんが漬けたチョウセンゴミシの果実酒。
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口に入れた途端に強烈な酸味が広がるが、後口は爽やかでとても美味しい。
 
こちらはオオズミのお酒。
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秋に生の果実を食べた時は酸味と渋みに悶絶したが、果実酒にするとそれがまろやかな独特の風味に変わってなかなかイケる。
 
記憶があるのはこの辺まで。。(笑)
  


 
翌朝、安谷さんがパンを焼いてくれた。
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焼き加減も完璧で小麦の香りが口中に広がる。
 
ヤマナシのジャム。
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ナシの歯ざわりと風味が何ともいえない。
 
出されるもの全てが美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまった。
 
驚かされるのは、今回戴いた食材のほとんどが自分たちで調達した物ばかりであるという事。
自分で作った野菜や穀物と、野山で収穫した木の実やキノコを使った料理で食卓を飾れるというのは、素晴らしい事だと思う。
 
もちろん、そのためには大変な手間と労力がかかる訳で、そういった苦労をせず、当たり前のように買ったものだけ口にしている自分の毎日の生活というものが、実に薄っぺらなものに感じてしまう。
 
私も安谷さんのように地に足の着いた生活に憧れはするのだが、実際に出来るか?と問われたら。。。まず無理だろうなあ・・・・

  
ともあれ、安谷さん、うらべにさん。美味しい食事と面白いお話をありがとうございました。
 
 

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コメント

JICKYさん、こんばんは。
完全にノックアウトされました・・・ やられました・・・ これぞ、私が求める世界です。羨ましいです!
カヤの実、生っているところは見るのですが、食べたことないんです。香ばしい・・・と噂に聞いているのですが、食べてみたいー!

こんにちは。
素晴らしい!こんな料理を前に今年の釣りの思い出話に花が咲かない訳ありません(^_^)
こんな魅力的な料理を一度正味してみたいです♪

Green Cherokeeさん、こんばんは。

野菜のみならず、味噌にする大豆も餡子の小豆もパンの小麦も自家製、今度は醤油も自作するそうです。
私より大分年上なのですけど、そのバイタリティと知見はただただ脱帽させられますj。
 
カヤの実、美味しいですよ、ちょっと渋みのあるナッツって感じですね。
ただ、木によってはアクの強いものもあるそうなので注意したほうが良いみたいですけど。
身近な木の実では椎の実も美味しいですね。

 スローライフさん、こんばんは。
 
本当に贅沢な料理をいただいて来ました。
料理もさることながら、食材を育てて食べられるまでにする手間とか、昔ながらの工夫や知恵といった山里の生活に関する興味深い話を多く聞けた事も収穫でした。
そんな訳であまり釣りの話は出ませんでしたね。
一応釣り人の集まりのはずだったのですが。。。(笑)

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