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2012年8月26日 (日)

ホームリバーが・・・

 朝4時、まだ暗い道をヘッ電の明かりを頼りに歩き出す。

今日は前回先行者が居て諦めた川に再挑戦しようと少し早めに出てきたのだが、すでに駐車スペースには1台停まっていた。
目的地が同じでないことを願う。

歩き始めてすぐに電池が弱ってきた。交換しようかと思ったが、もう東の空は白み始めているのでそのまま歩く。

次第に木々の輪郭がはっきりして、モノクロームからセピア色に変わり、少しづつ元の色を取り戻してゆく。
久しぶりに歩く夜明けの山道、この時間は自分が生物であることを再認識させてくれる。

急坂を上りきった尾根を朝日が照らす。

Res03592
涼しい風が汗をかいた体を冷やしてくれる。

さらに小一時間歩いて目的の川に降り立つ。
幸い先行者は別の川に行ったようだ。

一安心しておにぎりを食べていると、川の様子がおかしいことに気がついた。

川底が泥で埋まっている・・・
水の色もわずかながら白っぽく濁っている・・・

この源流で工事などしているはずもないので、上流で大規模な土砂崩れかなにかあったのだろうか?

5月に来たときには変わりなかったので、その後、おそらく6月の台風で崩れたのだろう。

動揺しながら遡行開始。
一応竿を振りながら歩くが、どうにも釣れる気がしない。

少し行ったところで、大きな倒木が川を堰き止めていた。
Res03595
ここが原因だろうか?

上には土砂が堆積していた。
Res03596

Res03597

この辺は崩れた様子もないので、元凶部はもっと上のようだ。

以前36センチを上げた淵。
一応狙ってみるが魚の気配なし。
覗き込むと吸い込まれそうな深淵だったのだが、底も泥で埋まり水も濁って見る影もなくなっていた。

Res03600

高巻いてさらに上流へ。

川に下りてすぐに腰までの渡渉を強いられる瀞場があって、シーズン初めはあまりの冷たさに奇声を発しながら渡ったものだが、今は膝下を濡らすだけで渡れるほど埋まっていた。

いつも走って逃げるイワナの姿もなし。

ポイントも減って、釣れる気配がなくなってしまった渓の姿。
かなりやる気を無くしながら毛鉤を振っていたら、思いがけず良型のイワナが食いついてきた。

Res03602

オレンジ色の綺麗な秩父イワナ。

魚が健在だった事にすこし元気づけられてさらに上流へ。

少しづつ反応は良くなってきた。

Res03604

川底も埋まってはいるが、遡行するにつれて泥から砂に変わってゆき、水の濁りも薄れてきた。

淵も
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瀬も
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無残に埋まってしまったが、イワナは元気に毛鉤を追ってくれた。
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遡行するにつれて反応はどんどん良くなる。
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今日最大の9寸
Res03633

ポイント毎にイワナが出るという天国状態。(笑)
Res03636

立て続けに10匹ほど釣り上げたところで本日の脱渓点に着いてしまった。

この状況で竿をたたむのは勿体無いという気持ちと、崩壊現場を確認したい思いでかなり逡巡したが、午後から山沿いは天気が崩れるという予報だったので予定通りここで終了。

登山道に上がると一気に汗が吹き出てくる。
所々にある沢で水分補給、この時期、冷たい沢水はなによりも美味しく感じられる。

チチタケが出ていた。
Res03645

油で炒めて汁物に入れるとコクのある美味しいダシが出る。
栃木の人はうどんの具として珍重しているが、私はキノコ自体のぼそついた食感が好きになれないのと、肉質が脆くてザックに入れておくとボロボロになり、名前の由来である傷ついたところから出る乳液が時間がたつと変色して、家に着くころには見た目も汚らしくなってしまうので採らない。


ツエタケ。美味しいらしいが、単発でしか見たことがない。
1本だけ採っても仕方ないのでこれもスルー。
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ウスタケ、乾燥してカチカチになっていた。
有毒だが、茹でこぼすと食べられると聞いた。
私は臆病なので試したことはない。(笑)
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ヒラタケも出ていたが、雨が少ないせいかバテ気味のような感じだった。

ゆっくりと3時間かけて下山。


慣れ親しんだ渓の変貌はショックだったが、元気なイワナたちの姿に少し救われた。

山が崩れる、というのは自然の摂理で、我々にはどうしようもない。
次の大水で少しは回復するかもしれないし、更なる崩落を引き起こすかもしれない。

せめてイワナの産卵に及ぼす影響が最小限であって欲しいと思う。

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釣り」カテゴリの記事

コメント

こんにちは^^
暗いうちからヘッドライトをつけて歩き出すとは、JIKCYさん只者ではありませんね(笑)。
秩父イワナきれいですね^^。特に9寸イワナ(縦の写真)なんてワイルドでカッコイイですね^^。

川が大変なことになったと言う悲劇的なレポートかと思いきや、爆釣報告でした。

farwaterさん、こんばんは。

釣り場まで2~3時間歩くので、どうしても暗いうちから歩き出さなければなりません。
以前は夜中の2時くらいに歩き始めたりしてましたけど、さすがに今はもう無理です。(笑)

秩父のイワナはいわゆるニッコウイワナですが、沢によって微妙に特徴が違ってたりします。
この沢の個体は特にオレンジ色が強く出ていて綺麗ですよね。

 鵜住居さん、こんばんは。

沢の壊滅レポートになると思ってたら、爆釣しちゃいました。(笑)

でもこの影響は数年後に必ず出てくると思われます。
源流部までしっかりした森に囲まれて、今まで大きな撹乱もなかった川なんですけどね。

いずれ崩落箇所も確認したいと思います。

JICKYさん、こんばんは。
綺麗なイワナの爆釣、凄いです! 環境が悪化しても、イワナ達はたくましく生きているんですね・・・
チチタケの印象、同感です! けど、味は良いので、私はついつい採取してしまいます・・・ ^^;; ちなみに、長野でも人気のキノコです。

Green Cherokee さん、こんばんは。

とりあえずイワナが無事で何よりでした。
産卵期までに状況が多少でも改善されて、影響が最小限で済む事を願ってます。

チチタケ、もう少し食感が良ければいいんですけどねえ。。(笑)
長野でも人気でしたか、東北の人は蹴飛ばして歩いてるので、栃木以外では喜ばれないものだと思ってました。

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