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2020年3月25日 (水)

入院顛末記

先日、盲腸を発症して入院する羽目になった。以下はその顛末記。
 

明け方3時ごろ、胃がチクチクと痛んで目が覚めた。
何だろう?昨日変なもの食べたかな?
昨晩食べたアジにアニサキスでもついていたのだろうか、でもアニーちゃんならこんなものでは済まないはず。
ひょっとして、こないだ食べたアラゲキクラゲが、実は知らない毒キノコで、時間差で発症したのだろうか?
あれこれ考えてみるも、思い当たる節はない。

朝まで眠れず、そのまま起床し普通に朝食をとる。
痛みは胃から少し左下に移動し、左の肋骨の下あたりがシクシクと痛む。
下痢や吐き気は無いので食あたり系ではなさそう、熱も無い。
市販の胃腸薬を飲んで様子を見たが、改善しそうも無いので今日は休養して様子を見ることにした。
 
時間が経っても状況は良くならず、それどころか悪化している感じ。
鼓笛隊の太鼓が腹の中で鳴っているように、一定のリズムで痛む。
10時まで我慢したが、どうもこれはただの腹痛ではなさそう。
腹を壊した時のような波のある痛みではなくて、一か所が続けて痛む。しかもだんだん痛みが強くなる。これは絶対におかしい。

意を決して医者に行く事にする。
 
10時過ぎ、近所のかかりつけ医に。
かかりつけ、と言っても実の所、私はこの医者を全面的に信頼しているというわけではない。
ここの先生はちょっとクセがあって、以前、高熱が出てインフルエンザを懸念して受診した時など
「予防接種受けたの?なら検査なんかしなくてもいいんじゃない?オレならしないなあ」
なんてことを平気で言う。
検査は陰性で「ただの風邪ですね、暖かくして安静にしてください。はい、良いですよ」と薬も処方しない。
「あの、薬は出ないんですか?」
「薬なんか飲んでも無駄だよ、風邪に効く薬なんて無いから」とにべもない。
「でも喉痛いんですけど。」
「じゃ喉の薬だします」
「咳も出ます」
「咳止めね、他には?」
「解熱剤もお願いします。」
「解熱剤ね、以上で?」
寿司屋で注文しているような錯覚を覚えながら薬を処方してもらった。 

大体いつもそんな感じなので、ネットの口コミを見ても概して低めの評価が目立つ。
ただ、そのおかげで、いつ行っても空いている。
評判の良い近くのクリニックが、下手をすると2時間待ちとかになるのに、ここは待っても30分くらい。
待たされるのが大嫌いな私は、ほぼそれだけの理由でここを利用している。
 
この日も受付をして15分ほどで診察室へ呼ばれた。
症状を説明し、触診。お腹をあちこち押される。
痛みの強い左側は押されてもさほど痛まないが、右の下腹部を押されると奥の方でわずかに鈍重な痛みがある。

う~ん、何だろう?と首をひねりながら
「とりあえず検査しましょう。レントゲンとエコーをします。あ、ちょっとお金かかっちゃうけど大丈夫?」などと言う。
まあ仕方ないので検査してもらう。
レントゲンを撮り、超音波検査。
左が痛いと言ってるのに、右側ばかり探っている。
「胆石かと思ったけど、石は無いね、左は・・・腎臓に小さな石があるけど、これかな?」
レントゲンの所見も異常がなく、原因不明。
「ちょっとわかりませんね、ひょっとすると盲腸かも知れないので、隣町のクリニック行ってCT撮ってきてくれますか?」
 
なんか面倒な事になったな、CTとかお金かかりそうだし、それで何も無かったら馬鹿馬鹿しいな、と思い
「一日様子を見させてもらってもいいですか?」と聞くと
「構いませんよ、ただ緊急性の高い病気だったら重症化するかもしれません。」
「検査を先延ばしにするのは自由だけど、カルテには自己責任で検査延期と書かせてもらいます」と例によって突き放したような物言いをする。

何もなければいいけど、もし夜中に我慢できなくなったりしたら困る。
悩んだ末、検査を受けることにして紹介状を書いてもらう。
 
「はい、じゃ連絡しておいたのでこれ持ってすぐに行って下さい、結果はFAXで送ってもらうので、画像データのCDだけもらって午後からまた来てください」と言われて指定のクリニックへ行く事に。
診察料と検査代で6000円ちょっと。
ガソリン一回満タンに出来たなあ・・・

この頃にはさらに痛みが増して、大きめの太鼓がディンドン鳴って、その周りで小さな太鼓が細かく鳴っているような感じになった。
このリズム聞き覚えがあるな。あ、そうだ。清水エスパルスのゴール裏で太鼓叩いてるサンバ隊のリズムだ。

車で10分ちょっとの真新しいクリニックに着き、受付を済ませるとすぐに検査室へ案内された。
簡単な問診の後、人間ドックの時に着るような検査着に着替えて検査台へ。
CTなど初めてである、なんか大事になってきたなあ。

あっという間に撮影は終わり、少し待っていると検査結果の書類の入った封筒とデータCDを渡された。
今時こんなものメールとかで共有できないのだろうか。
ここでの費用は6,000円ちょっと。
アジの船一回乗れたなあ・・・・
 
時間は昼を回ったところ、午後の診察は2時からなので一度家に帰った。
痛くて昼食をとる気にもならないので、電話で所用を済ませてから横になって痛みをこらえる。
 
午後、少し早めに医者に行くと、待っていたかのように先生が玄関まで出てきた。
「どう?痛みは良くなった?」
「いえ、さっきより酷くなりました。」
「うん、そうだろうね、やっぱり盲腸だったよ。検査受けといてよかったねえ。」

まじか!? 盲腸って右側じゃなかったっけ?
 
「大きな病院紹介するからすぐに行ってください、下手すると緊急手術になるかもしれないから家族の連絡先教えて。」
久しぶりに重症患者を診たためか、妙に張り切って手配を始め、家内の勤務先にも自ら連絡を取ってくれた。
保険関係の仕事をしている家内の勤め先とは以前から仕事上のつながりがあったようで「ああ、あそこね」と知った風に電話をする。
電話を受けた家内は家内で、「また営業の人間が何かやらかしたか?」と思ったらしい。

市内の大きな病院を紹介してもらい、まず入院になるので車では行かないように、着替えなどは必要ないので着の身着のまま行くように、急を要するのでバスなど使わず必ずタクシーを呼ぶように、と注意を受ける。
言われた通り家に車を置き、タクシーで病院へ。
 
紹介状を持って受付に行くと、総合病院の常であっちへこっちへとたらい回しを受ける。
その都度「そちらにかけてお待ちください」とそれぞれ待たされる。
ようやく診察券を受け取り、「あちらの受付機を通して発券された紙を持って外来〇番へ回ってください。」と言われたが、機械の不具合か、どうやっても発券されない。

この頃には痛みはさらにひどくなり、お腹の中で石原裕次郎が狂ったようにドラムを叩いているような感じになっていた。
お腹を押さえながら悪戦苦闘していると、近くにいた係員が見かねて助けてくれた。
どうも診察券の方の処理が済んでいなかったようで、また「少々お待ちください」と待たされる。
もう痛みを我慢して平静を装うことが出来なくなっており、椅子の上でお腹を抱えてうずくまりながら待つ。 

ようやく処理が済んで診察券を持ってきた係員が「大丈夫ですか?車いす持ってきましょうか?」というのをお断りして外来の受付へ。
歩くとお腹にズンズンと振動が響く。

外来の待合にはざっと10人ほどの患者がいた。
このぶんじゃ1時間くらいは待つようか?と軽く眩暈を覚える。

しかし、連絡が行っていたのか、5分ほどで呼ばれて診察室へ。
処置台に仰向けに寝かされ、お腹を押される。相変わらず左が痛いが、右腹を押されると反射的に体を丸めてしまうくらい痛い。
「ああ、これは入院してもらうようですね、とりあえず痛み止めを打ちますから、最初に検査を受けてください」と言われる。

点滴の管を差し込まれ、車いすで検査室へ。
自分で歩けますと言ったのだけど、炎症が酷いので歩かない方が良いと言われた。
最初はレントゲン。今日2度目・・・だからこういうの共有してよ、被曝するんだし。
次に心電図、そういえば去年の健診で心電図引っかかってたな、何だっけか。

検査を終えて戻ってくると、痛み止めが効いたか少し痛みが和らいできた。
病室の準備が出来るまで処置台で寝かされ、4時くらいにやっと病室に連れて行かれた。
折悪しく、消化器内科のベッドは一杯で、仕方なくという形で術後回復室のベッドをあてがわれた。
 
もう痛みもだいぶ消え、でんでん太鼓が鳴っているくらいになった。
担当の看護師に入院の説明を受け、かかりつけ医が必要ない、と言っていた着替えなどが必要である事を知らされる。
やっぱり・・父の入院の手続きをさんざんやってきたので、そうだと思ったんだよ。

通話はダメだがスマホは使っても良いと言うので、家内に連絡して必要な物を持ってきてもらう。
どうやら緊急手術と聞いて会社を早退してきたらしく、それほど遅くならずに来られるらしい。
 
ちょうど家内が着いたタイミングで、担当の医師が病状と治療方針を説明してくれた。
病名は虫垂炎、いわゆる盲腸で虫垂が細菌感染などで炎症を起こしている状態。
治療法は抗生剤で炎症を抑える、俗にいう「薬で散らす」治療と、手術による切除の2通り。
症状が進んで腹膜炎をおこしたり、穴が空いたりしている場合は手術しかないが、炎症がある状態での手術はリスクを伴うので、とりあえず抗生剤で様子を見ましょうという事になった。

一番端のベッドのばあさんが、麻酔が切れたのだろうか、人のものとは思えないようなうめき声をあげていて夜中に何度か目が覚めた。

一晩寝たら痛みも治まり、普通に行動できるようになった。
病室が空いたので移るように言われ、一般の病室へ移動する。
移ったのは大部屋ではなく個室で、本来は差額ベッド代がかかるのだが、今回は病院側の都合なので差額は発生しませんと言われた。

保険の代理店をやっている弟から連絡があり、加入している医療保険で差額ベッド代が出るので、遠慮なく使うように言われた。
医療保険?そういえば数年前に家内に言われて入ったっけ。
健診で引っかかっていると入れないから肝機能なんとかしろ!と強く言われて一か月ほど禁酒させられたのだった。

さらにこの保険で入院中の院内着や下着、タオル類などのレンタル料や入退院時のタクシー代まで賄えるらしい。
当然ここまでの診察料や検査料も出るという事で、金銭的な心配からは解放された。
 
しばらくは絶食という事で、ブドウ糖の点滴だけ。
初日は空腹感があったが、すぐに慣れた。
胃が空っぽなのに、こんな砂糖水みたいなものだけで腹が減らないのだから不思議である。
山に行く時の非常用にブドウ糖のタブレット多めに持っていくかな。
 
痛みが治まると、とにかく暇である。
毎朝血液検査があり、日に数回検温と血圧などを測るだけであとは何もすることがない。
外には出られないし、院内にコンビニと売店はあるけど、特に買う物もない。
さらに、この病院には今を時めく接触者・帰国者外来があるので、下手に出歩かない方が良さそうだ。

入院時に持ってきた文庫本はすぐに読み終えてしまい、家内に頼んで本を何冊か持ってきてもらった。
家内の趣味は今一つ私と合わないので、つまらないを通り越して苦痛に感じる本もあったが、暇には代えられない。
入院中、ほぼ一日中本を読んで過ごした。
 
個室に入った次の日、大部屋が空いたので移るように言われた。
この個室の差額ベッド代は16000円/日だそうで、保険で出るのは10000円/日までなので6000円足が出てしまう。
ただ、父の時の経験で、この辺の値段は意外と融通がきくことを知っていたので、一応交渉してみた。
病院としても、空けておくくらいなら多少値引きしても入ってもらった方が得のはず。
しかし、残念ながら交渉は不調。
入院した時はベッドが全部埋まっていたが、退院する時には三分の一くらいの空きが出来て、逆に個室は1つしか空きが無いという状況だったので、タイミングも悪かったのかも知れない。
 
そんな訳で大部屋に。
4人部屋で、思ったよりゆったりしている。
入った次の日に一人退院して行き、その次の日にもう一人出て行った。

入院から3日目の夜にようやく点滴が外されて食事が出た。
おかゆに薄味の副菜がついただけの病人食だが、しみじみと美味しかった。
口から物を食べるって素晴らしい事なのだな、と改めて思い知らされた。
昨年他界した父が、最後は管からの栄養だけで命をつながれていたが、あれは本当に可哀そうな事をしてしまったと思う。
 
6日目にようやく退院の許可が出た。
 
その日の朝、隣のベッドの人が高熱を出し、検温に来た看護師が大慌てで医師の指示を仰いでいた。
このご時世なので、熱発の患者への対応は殊更慎重になっているようだった。
すぐに検査に連れて行かれたが、私が荷物を整理して事務手続きが終わるのを待っている間に戻ってきた。
医師が「肺炎ですね、でも新型コロナではありません」と説明していたけど、そんなに短時間で判定出来るのだろうか。


そんな訳で今回は無事に退院したが、薬で散らすと再発の可能性が高く、さらに再発した時に重症化しやすいという事で、すこし時間を空けて手術しましょうという話になった。
私も2度とあんな痛い思いをしたくないし、万一山の中で再発したりしたら大変な事になってしまう。
もう一度入院するのは面倒だけど、まあ仕方ないか。



 

2020年3月16日 (月)

スカリ山

奥武蔵の低山を歩いてきた。
武蔵横手からスカリ山を往復する周回ルート。
 
ルート図
 
本当はこの週末、一泊で越後の雪山に行く予定だったのだが、荒天が予想されたため中止になってしまった。
ならばどこか近場の山を歩こう、と思っていたら土曜日は雪。東京では積もらなかったが、1000m以上の山はそこそこ積もったはず。
雪があると道探しの歩きは難しいし、昼間は溶けた雪でグチャグチャになってしまうと思われたので、今週はお休みするつもりだった。

ところが、土曜日の夜に酒を飲んでいたら無性に山を歩きたくなって、考えた末、雪のなさそうな低山を歩いてみる事にしたのである。
行き先を探しながら地図を見て、ふと武蔵横手という駅を起点に歩いたことが無かったなと気が付いた。
 
ここから適当に尾根をつないでスカリ山まで行って、帰りは一つ西の尾根を下って歩いて見よう。
急に決めたのでロクに下調べもせず、地形図だけ持って出かけた。

朝8時50分、武蔵横手駅をスタート。
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トレランの人が一杯いた、この辺は有名なコースがあるのだろうか。
 
国道から脇道に入り、北向地蔵に向かう人達と別れてここから尾根に取りつく。
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尾根の末端に古い寺。 
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墓地の裏から尾根沿いに道が続いていた。 
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吾野線の鉄塔を過ぎて最初のピーク、長尾根山と言うらしい。手製の山名版がやかましい。 
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北に進むと、朽木にアラゲキクラゲが出ていた。
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キクラゲの一種で、キクラゲよりも肉厚。炒め物にすると歯ごたえがあって美味しい。

裏側を見たらビッシリと生えていた。 
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このキノコはよく見かけるけど、量が少なかったり乾燥して固かったりして、なかなか採る機会が無かった。
この日は雨の後で良い状態。
食べ頃のものだけ選んで採取していいお土産になった。

さらに北へ、尾根筋の道は明瞭。 
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305のピークは五常山。
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下った鞍部で破線の道が横切る。古い標識は残っているがほぼ廃道の様子。
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390圏のピークを越えて 
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登山道に出た、意外と多くの人が歩いていた。
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人が多いので北向地蔵はパスすることにして、途中から鉄塔巡視路でショートカット。
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少し林道を進み、スカリ山へ。
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山頂は相変わらずの好展望。
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武甲山から有馬山にかけては結構雪が付いていた。
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山頂から伸びる尾根を南に下る。
地形図の等高線を見ると結構急で、下れるか不安だったが、よく見ると尾根筋にわずかに踏んだ跡があった。
これを信じて下ってみる。
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案の定、末端が切れ落ちていたが、左側の斜面からなんとか林道に降りた。
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そのまま林道を横切って尾根を下ると、西道庭という小ピーク。
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さらに尾根を下る、薄い踏み跡がある。 
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ユガテから北向地蔵へ続く登山道を横切って、藪の斜面を急登し
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奥秩父線81号鉄塔。
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ここは無理に登らず、道で巻いた方が良かった。
 
南東方向が開けて気持ちがいい。
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少し早いけど、日当たりも良いのでここで昼飯にしようかと思ったが、山菜取りだろうか、ススキの藪をかき分けて何かを探しているおっさんがいたので先に進む。
 
一度登山道に降り、薄い踏み跡を登って373峰へ。
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ここで昼食休憩。
食後にタバコを吹かしていたら、雲が出てきて風も冷たくなってきた。
 
休憩後、踏み跡を追って尾根を下って行くと、末端付近で踏み跡は乱れて消えた。
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方向は合っているので適当に下る。
 
無事200m圏の沢の二股に降りた。
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沢の右岸に古い道があり、これで沢沿いに下る。
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すぐに東から支沢が出合う。ここはかつては橋が架かっていたようだ。
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この支沢の左岸の尾根に乗りたいのだが、傾斜がキツくて取りつけそうもない。

登れそうな所を探して、この支沢沿いの古い道を登ってゆく。 
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北東から入る枯れ沢を分けた先で、対岸の斜面を登って行く踏み跡があった。
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踏み跡はすぐに鹿道と交錯して霧消した、あとは適当に藪を避けて登る。
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尾根が見えたところで、右手の鞍部に向かう踏み跡を見つけ、これで尾根に乗った。
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尾根上には薄い踏み跡がある。

よしよし、この山域にしては、なかなか面白い歩きが出来ているではないか、と喜んでいたらまさかのルートミス。。

少し行ったところから南西に下る尾根を、深沢山へ続く尾根と勘違いして下ってしまった。 
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あれ?なんか下りすぎてないか?と高度計とコンパスを見て気が付き、慌てて登り返す。
うっかり50mも下ってしまった、なんでもっと早く気が付かなかったかなあ。。
 
戻って尾根を東に進むと、しっかりとした道に出た。
この道を南に下って深沢山へ到着。
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帰ってから昭文社マップを見たら、この尾根は実線の登山道だった。そうと知っていればあんな尾根を下る事なかったのに。。
 
まだ時間も早いので三角点のある西峰へ寄ってみる。
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三角点と手製の山名版があるだけの地味なピークだった。
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三角点に腰かけてタバコをを1本。
世の中には三角点を神聖化して、足で踏んだり腰かけたりしてはイカン、という人がいるらしいが、意図的に傷つけたりしなければ問題ないと思う。私は他に人が居なければ普通に腰かけに利用している。
 
戻って道をすすむ。
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水晶山を過ぎて
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小さな社の建つ愛宕山へ。
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ここは高麗川沿いの集落が真下に見える、ちょうど新型特急が下を走り抜けていった。
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そういえば、もうレッドアローはここを走る事が無いのだな。

白子の集落に下ると、梅や栗が植えられた広い原っぱに出た。
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梅の花はもう終盤。
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お寺の墓地に植えられたツツジがもう咲いていた。
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長念寺から道に出て、20分ほどの歩きで武蔵横手駅に着いた。
ちょうどダイヤ改正の直後で、駅の時刻表の交換が間に合わなかったらしく、調整中の張り紙がしてあった。
天下の西武鉄道もこの辺まで来るとローカル線である。
 

採ったキクラゲは卵と一緒に中華風に炒めてみた。
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生のキクラゲは歯ごたえがすごい、コリコリというよりジャキジャキという感じ。(笑)
ビールのつまみのつもりが、家族にほとんど食べられてしまった。
 

2020年3月 9日 (月)

フクジュソウ

秩父にフクジュソウを見に行ってきた。
あまり詳細な事を載せない方が良さそうなので、花園の様子だけ。

今年は開花が2週間ほど早いようで、ちょうど見ごろを迎えていた。
山の斜面が黄色い絨毯の様に染まる、というほどではなかったけど、自生の群落としてはなかなかのものだと思った。

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春の花は生命の力強さに溢れて、じつに美しい。
ゆっくりと30分ほど癒され、次々に人が登って来るのを見て帰路についた。
 
この日は恐ろしく人が多くて、下山すると駐車スペースからあふれた車が路上に並んでいた。
もう、ここは静かに花を愛でに行く場所ではなくなってしまったのかも知れない。


 


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