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2018年6月11日 (月)

ヤマメに遊ばれる

 6月9日、ヤマメ釣りに行ってきた。

例年この時期はもう源流域のイワナ釣りがメインなのだけど、何故かふと「源流のイワナばかり釣っていたのではイカン!釣り師のはしくれとしてはシビアなヤマメを相手に腕を磨くべきだ。」などと偉そうな事を考え、あえて激戦区のヤマメ域に出かけたのである。

結論から先に書けば見事に撃沈した。
やはり秩父のヤマメはそんなに甘くなかった。

朝5時に車止めに着くと先行者の車は無し。
この時点で、「しめしめ、今日は爆釣間違いなしだ。」などと浮かれてしまう。

小1時間歩いて入渓。
 
倒木にマスタケが出ていた。
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ちょっと育ち過ぎて硬く、食べられそうもない。

しばらくは全く反応無し、だがあきらめて立ち上がるとそこここからチビヤマメが走る。
丁寧に流したはずなのに、こんなチビにまで見切られるとは。。
 
「まあ、まだ時間も早いし良型は出勤していないのだろう。」と楽観して釣り上がる。
 
しかし、その後も苦戦が続く。
魚の反応はそこそこあるのだけど、出ても見切られたり、掛け損なったりといつものパターンでヤマメに遊ばれる。
 
毛鉤のサイズも落として、ポイントへのアプローチも振り込みも細心の注意を払って釣っているのに全く歯が立たない。
 
1時間ほどして、ようやく釣れたのは5寸ほどの赤ちゃんヤマメ。
かろうじてボウズは免れた・・・

毛鉤の流し方に問題があるのだろうか、出方が早すぎて合わせられない事が多い。 
「ここで出るはず」と予想通りに出ても掛けられないのだから話にならない。
 
しかもヤマメは一度掛け損なうと、もう2度と出てくれない。
イワナのように落第点を取った生徒に追試をしてくれるような優しい先生ではないのだ。
 
行程の半分ほど来たところでようやく2匹目。
Sdscf3674
6寸のチビヤマメがこんなにうれしく感じられた事は無い。
結果的にはこの1匹が今日最大にして最後のヤマメになった。
 
4時間釣って予定の脱渓点に到着。
時間も早いのでさらに奥まで歩いてイワナに癒してもらうことも出来たが、なんとなくそんな気になれなかった。
スポーツで言えば、強い相手にチンチンにされた憂さ晴らしに、弱い相手を選んで試合をするようなもので、屈辱的な感じがしたのだ。
 
今日のところはおとなしく負けを認めて素直に帰ることにしよう。
 
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天気が良くて、ハルゼミの声を聴きながら竿を振れたのが唯一の収穫だった。
 

 

2018年5月28日 (月)

酉谷山 檜尾根から立橋尾根

 5月26日、長沢背稜の酉谷山に登ってきた。
 
川浦谷左岸の檜尾根から登り、右岸の立橋尾根を下るというルート。
ちょうど川浦谷の源流部をぐるっと周回する形になる。

ルート図

先週末に父親が倒れて入院してしまい、何かとバタバタして週末の予定も立たなかったのだが、1週間経ってようやく少し落ち着いてきた。
とりあえず容態も安定しているし、家にいても気が滅入るだけなので1日だけ山に行くことにした。
 
金曜の夜に思いたって急きょ決めたので、事前の情報収集がほとんどできず、行き当たりばったりの山行。
いつもは取りつきと下降路だけはしっかり下調べをしていくので不安もあったが、多少迷走するのもまた楽しかろうと楽観的に考えて車を走らせる。

林道のゲート前スペースはいつの間にか駐車禁止になっていた。
釣り人と思われる車が1台停まっていたけど、便乗して停めるのも気が引けたので少し戻った路肩に停めて歩き出す。

最初はひたすら林道歩き、自転車を持ってくるのだった、と後悔する。
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営林署小屋を過ぎて
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少し行った沢沿いの踏み跡を登る。
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明確な道を辿り。
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植林帯に入る。
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すぐに明確な道が斜面を横切るようにつけられていた。
これが川浦谷林道だろう。
この看板の地図には秩父林道と書かれているが、現在地の位置が全然違うような?
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この道を辿って檜尾根を目指すが・・・
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道は小尾根を回り込んで沢に降りたところで消えた。
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ここまで点々とつけられていたテープもぱったりと途切れる。
水平方向は崖で進めない、沢沿いに登るか下るかの選択を迫られる。
 
地形図の破線はもう少し下を通っているようだが、これはあまりアテにならない。
地図的にはこの沢を登って、適当な所から左の斜面に取りつけば尾根に乗れそうである。
廃道化した川浦谷林道を探すのはまたの機会にして、今回は行けそうなルートで登ってみることにする。

沢沿いに登ってゆくと、マーキングが現れて右岸の薄い道型に誘導してゆく。Rimg4201

途切れ途切れの道をどうにか拾いながら登ってゆくが、あまりにもいいかげんなマーキングに嫌気がさしてきた。

ここまでくれば、左側の斜面を強引に登って尾根を目指した方が早いだろう、と斜面に取りつくと、ふたたびマーキングの道型が現れる。
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道なのか今ひとつ確信が持てないまま進んで、どうにか檜尾根に乗ることができた。
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予想以上に手間取ってしまった。
やはり取りつきくらいは事前に調べておいた方が良かった。

尾根を登ってゆくと、古ぼけた財布が落ちていた。
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失礼ながら中を覗かせていただくと、ボロボロに破れた一万円札が入っていた。
おそらくこれまでにも何人かの人が目にしているはずだが、だれも中身には手を出さなかったという事になる。少し安心した。
(持ち帰って警察に届けろよ、という話なのだろうが、状況的にその必要も無いと思われた。) 

檜尾根の名前の通り、檜の植林帯を登って行く。
放置されて荒れ放題の森であまり気持ちが良くない。
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10時15分、檜岳に到着。
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ここで小休止。
出だしで手間取ったが、この分ならなんとか昼までに酉谷山に着けそうだ。
少し余裕ができたのでタバコを1本。
 
ここからは一般登山道で快適な道が続く。

広葉樹林帯ではハルゼミの合唱。
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ずっとこのまま歩いていたいような気持ちいい道を進む。

大血川分岐。
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東谷への降り口が厳重に塞がれていた。

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ここはもう本当に歩けないようだ。

以前下りで歩いた時はあっという間に感じられたが、ここから小黒までが意外と長かった。
こんなに登りがキツかったんだ。。
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かなりバテ気味で小黒に到着。
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一度下ってから酉谷山への登り、ここもキツかった。そろそろ足がヤバい。
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11時40分、山頂に到着。
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トレランの人が休んでいた。
短パンTシャツにペラペラのリュック、この山域にしてはあまりの軽装備で、見ているこちらが不安になってしまう。
  
曇っていて展望は今ひとつだったけど、ミツバツツジが満開だった。
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ここで昼食休憩。
静かな山頂でなかなか気持が良い。
安谷さんの話では以前は木に囲まれて展望もないピークだったらしい。
 
休憩後、さらに歩きやすくなった道を東に進む。
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酉谷避難小屋。
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ちょっと覗いてみようかと思ったが、2人組が小屋の前にいるのが見えたのでやめた。
何でここまで人を避けてしまうのだか自分でもよく分からない。
  
ここから登山道は稜線の南側を巻いて続いている。
北の矢岳方面へ行くには尾根を乗り越さなければならないので、行き過ぎないように注意して進んで行くと、明確な道が稜線へ向かっていた。
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標識の類は無いが、これなら間違いようもない。
  
ちょうど矢岳尾根との分岐点に出た。ここから北へ下る。
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踏み跡は思ったより明瞭。
 
急斜面を下った所が
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牛首と呼ばれる鞍部。
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川浦谷林道はここまで通じていたらしく、それと思しき道型も確認できたが、私の技量では到底辿れそうもない。
いつかビバーク覚悟で歩いてみたい気もするが、まず無理だろうなあ。。
 
岩がちの尾根道を登り下りしながら進んで行く。
私は尾根の起点となる1500m圏峰が立橋山だと思っていのだが、どうもその手前の1568峰が立橋山だったようだ。
  
立橋尾根の入り口。
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目印というより、「ここを下るな!」という事なのだろう。
 
ここを下る。 
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薄い踏み跡がある、マーキングも要所に付けられているが、ほぼ1本尾根で1400付近の分岐さえ注意すればまったく問題無い。
  
傘の忘れ物、山に持っていく傘ではないような?
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1200m圏からは地図通りの急坂。
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前向きに下れるギリギリの斜面、所々で木や根っこに掴まりながら降りる。
幸いあまり痩せていないのでさほど怖くは無い。
 
急斜面を降りると枯れスズタケの平坦な道になる。
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あまりに歩きやすいので、うっかり1183点まで行ってしまった。
地図を見る限り、その先はどうやっても降りられない感じなので引き返す。
明確な踏み跡が続いていたが、下手に下って行き詰ると取り返しがつかなくなる恐れがある。(川浦谷方面には降りられるらしい)
 
 
少し戻った東側にブル道が見えたのでこれを下る。
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藪に埋もれた道を下ると沢音が聞こえてきて
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ほどなく矢岳登山道と合流し、登山口に下降。
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あとは林道を下ってゆくだけ。
  
ガクウツギが満開で、むせ返るような香りが漂っていた。
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林道から見た烏帽子岩と立橋尾根末端。
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あそこを下るとかありえない気がするが、植林帯に逃げれば道があるのかも知れない。
 
嫌というほど林道を歩かされて15時25分車に帰着。
 
最初と最後がぱっとしなかったが、良い気分転換になった。
川浦谷林道の奥もいずれ探索してみたい。
 

 
 



 
 

2018年5月13日 (日)

新緑の源流へ

 5月12日、今年初めての源流釣りに行ってきた。

朝4時半、車止めを出発。
もうこの時間でもヘッデンが必要無いほど夜明けが早くなった。

ヤマツツジは早くも散りかけ。
アオバトの目の回りそうな鳴き声が夜明けの森に響いている。
 
尾根への急登でコルリの囀りを聞いた。
スズタケが枯れてからあまり耳にしなくなったような気がしていたのだけど、ここ数年は毎年この時期に声を聞けている。
 
2時間少々の歩きで入渓点へ到着。
予想通り水が多い、10センチくらい高いだろうか。
遡行に手こずりそう。
 
最初のゴルジュは竿を出さずに遡行する。
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やっぱり沢歩きは面白い。
ツルツルの岩のわずかな弱点を探し、ギリギリのフリクションでヘツリ、登る。
適度な緊張感がこの沢の醍醐味だ。
 
山道では汗をかくほどだったが沢筋はヒンヤリとして少々寒い。
出来るだけ水に入らないように、と飛び石で渡渉しようとして滑った。
見事に半沈、パンツまで濡れて震えあがる。
 
どうせ濡れるのだから最初から水に入ってしまえばいいのに、毎回同じことを繰り返してしまう、どれだけ学習能力が無いのだか。。
ただ、一度濡れてしまえばもう怖いものは無い、ざぶざぶと沢に浸かり、飛沫を浴びながら小滝を登る。
楽しくなってきた、やっぱり沢はこうでなくっちゃ。
 
なんだか釣りをするのが面倒になってきたが、せっかく竿を持ってきたのでイワナの顔を拝んで行かなければ勿体ない。

渓相が落ち着いてきた所から竿を出す。
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水量が多くて毛鉤で狙えるポイントが少ないが釣りにならないほどではない。

しかし、まったく反応が無い。
しばらくはただ竿を振っているだけの遡行が続く。
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いつもはこの滝までで数匹は出ているのだけど。。
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水量が多いと、普段は水線で歩ける所も巻いたりヘツったりしなければならない。
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こうなると釣り竿が邪魔になってくる。
 
釣り始めて1時間くらいたってようやく最初の1匹。
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6寸のおチビちゃんが今年の初イワナだった。
 
こんなポイントで出た。
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いつもは飛ばしてしまう小場所だけど、今日はポイントが少ない。
 
ようやく谷に日が差し込んで、すこし暖かくなってきた。
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水生昆虫が飛び始め、やっと瀬尻から走るイワナを見るようになってきた。
 
2匹目。
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少しサイズアップしたけど7寸。

上流から生暖かい風が流れてくるようになった、気温が上がって来れば魚の活性も上がるはず。
 
このポイントで左のタルミに毛ばりを漂わせると、岩の下からイワナが浮かび上がって反転するのが見えた。
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8寸、ようやくこの沢らしいサイズが釣れた。
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滝に到着。
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奥秩父でも有数の美瀑、この滝を見るためだけでもこの沢を遡行する価値がある。

水量が多いので迫力満点、振動を感じるほどの瀑音と瀑風を浴びていると鳥肌が立ってくる。
 
滝を堪能し、巻きにかかる。
ここ数年、ここまでで満足して納竿することが多く、この上に行くのは久しぶり。
 
巻き道にひっそりとシャクナゲが花を咲かせていた。
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ここから魚の反応が良くなってきた。
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このサイズを数匹追加。
 
最後の悪場、ゴルジュの奥に2つの滝が懸かる。
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以前、友人と中央突破を試みた事があるが、2つ目がどうしても越えられなかった。
 
左岸から大巻き。
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なんかすごく怖いんだけど・・
巻き道薄くなった?
いや、年を取ったせいか。若い頃はこんな所鼻歌交じりで越えていた。
 
ここからは平坦な渓相になる。
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昔はひどく荒れた印象を受けた区間だったけど、現在は落ち着いていい感じ。
 
ここでまた数匹追加。
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今日最大、9寸にはちょっと足りないか。
この沢らしいきれいなイワナ。
 
支流が滝で出合う。
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今日は支流の方が水量が多そう。
 
この上は流れが細くなってポイントも小さくなる、少し釣り上がって納竿した。
 
最終的には十数匹釣れただろうか、型は8寸止まりで今ひとつ。
まあ贅沢は言えないか、条件を考えれば上々の釣果だと思う。
 
帰路は怪しい踏み跡を使って下山。
ミツバツツジが満開だった。
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最後の林道で今年初めてハルゼミの声を聞いた。
一年で一番いい季節がやってきた。

 
 

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